「ブッチギレ!(TVアニメ動画)」

総合得点
58.2
感想・評価
58
棚に入れた
146
ランキング
6568
★★★☆☆ 2.9 (58)
物語
2.5
作画
3.0
声優
3.1
音楽
3.0
キャラ
2.8

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ネタバレ

いるかん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

見ている方が息切れ

本当は、見ている方が「ブチギレ」としようかと思ったんですが、そこまで情熱もわかなかったので、やめましたw

前評判無しに見た一話は正直悪くなかったんですよ。
「抜刀しようとしている時に鐺を上げると刀が抜けなくなる」がTwitter界隈で話題になってたほどですし。

ですが、新選組というか幕末オマージュと気づいてから、悪いところばかり目に付くようになってしまいました。
(個人的には幕末オマージュとしての銀魂は大好きです。)

作画はちょいちょい粗が目立ちます。
・藤堂平助の絵面が、いくらキャラクター原案が武井宏之さんとはいえ「シャーマンキング」+厨二設定感が強すぎて、平助を見るたびに雑念。
・咎人組がただ走るシーンが何度か出てくるが、ことごとくしょぼい。一番ひどいのは、新選組詰所から主人公たちが画面上方に向かっていくシーン。他も、アングルに工夫がなく、動きの使い回しだけが悪目立ちする。

あとは、ストーリーがしょっぱいですね。
・全般的に薄っぺらい厨二病感(外連味に説得力がない、あるいは、こすられすぎた設定に発展性がないものも多い※)
 ※「陰陽といえば安倍晴明」とか、五芒星とか
・河上彦斎にそこそこ強敵感を感じさせつつ、結局使い捨て。
・時たま方言を使おうとする反面、生粋の関西人である内山彦次郎とその妹はまったく方言なし。
・池田屋番頭が、主人は「居らはりしません」という、ちょっと変な京言葉(そのままの意味でも「居らはらしません」だけど、そもそも外部の者に答える時に店主をさして敬語を使うのもどうなんですかね)。
・大火の後の復興の一幕で、何故か突っ立っていた丸太を倒しただけで褒められる某。
・アキラが紅一点だからって、桂小五郎との恋愛要素、必要?
・坂本龍馬は、無意味に名前だけ登場。
・安部晴明という名前を聞いて、即座に理解できた咎人組メンバーのうち、「闇殺し」だった朔夜は、いくら武家の出とはいえ少々無理がある。

そして、堺港での黒船強奪からのくだりが、一番ひどい。
・踪玄が英語を使えるのは蘭学からの派生ということでまだ納得できるが、羅生丸が流暢に英語を話せる背景は、流石に想像できない。
・堺から「右舷の岸に沿って」進んでいるので、船の右手側にしか陸は存在しないはずなのに、何度か左手側にも陸がある。というか、船の向き自体が怪しい時がある。
・佐久間象山がモーターボートを作っていたのはいいが、「亜鉛が足りない」を、電気でカバーできると知っている踪玄。
・大砲の攻撃を受けた直後は水平を保っていた黒船が、徐々に傾く演出ーンはないまま、あるシーンからいきなり斜めに傾いている。その後も、沈没に向けて傾く、あるいは、沈んでいく過程の演出は一切なし。

ラスト2話は、ただ消化するためだけに流してたので、終わる前から息切れしてました。

投稿 : 2022/10/03
閲覧 : 135
サンキュー:

5

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