「虐殺器官(アニメ映画)」

総合得点
74.2
感想・評価
251
棚に入れた
1843
ランキング
910
★★★★☆ 3.8 (251)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.6

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camuson さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

印象度:60

2017年公開の劇場アニメ。netflix視聴。
伊藤計劃による原作小説は既読。

原作小説を読んだ時は、
緻密に構築された近未来的世界の社会情勢のディテールそのものに、
いたく感銘を受けた反面、
主題であるジョン・ポールや虐殺器官に関わる話が、
あまり心に響かなかったというのが、正直な感想になります。

本映像化作品も、当たり前なのですが「虐殺器官」がテーマで、
私が原作で感銘を受けた以外のところにフォーカスを当てているので、
丁寧につくったアニメーションであるにもかかわらず、
奥まで刺さってこなかった気がしました。

原作では、内戦現場の血と土が混ざった匂いが鮮烈に鼻を突き、
主人公からはそこはかとない悲愴が感じられたような気がしていたのですが、
10年以上前の遠い感覚的記憶なので定かではありません。
これを機に原作を読み直してみたい気にはなっています。

キャラクターデザインが、劇場版攻殻に近いリアル志向で、
かつキャラクターにあまり特徴が無いこともあって、
凄く薄味に感じられてしまうのですよね。
だからと言って、キャラを立たせるのが正解とも思えず、
なかなか難しいものだなと。

投稿 : 2022/10/12
閲覧 : 129
サンキュー:

4

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