「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 (アニメ映画)」

総合得点
68.3
感想・評価
61
棚に入れた
192
ランキング
2080
★★★★☆ 3.6 (61)
物語
3.4
作画
3.9
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ワタシでは物語の意味が分からなかった。

公式サイト;https://g-doan.net/

まずキャラ絵が私の好みから遠いです。ひどい言い方をしたらジャガイモwっぽいです。それが故か幼い子供たちには合っているかもしれませんが、それ以外には合わない気がします。それに眼の描き方がワタシ的に納得いかないです。
 お話の方ですが、これもいくつか不可思議な点があります。まず、既に撃破されている機体が複数出ているのに何故単機でうかつに行動するのか、です。お話の都合上、どうしてもアムロが孤立する展開に持ち込みたかった、と解釈することにします。
 次にドアンは、何故自ら隠したガンダムを探す許可をアムロに与えたのでしょうか。見つけられては困る筈です。見つからないと高を括っていたのでしょうが、食料や水が貴重な土地で、意味不明の探索をさせる意味がまるで分かりません。
 最後に結末ですが、武装放棄がこの状況で最善策だとはとても思えません。確かにもう使いものにならない機体なのかもしれませんし、防衛すべきICBMもなくなってしまいましたが、お話の流れから、兵器を捨てることが平和につながるようなニュアンスを感じます。時代や地域を選ばず、交渉決裂後の侵略への対処の有効手段として大勢を占める意見は、戦力の均衡、不可能でも抑止力増強でしょう。
 本作元ネタが放送されていた時代では、戦力の不保持が最善というイデオロギーがマスコミ等で喧伝されていました。本作の物語の主張は、旧い時代の名残以外の意味はないのでしょうか?もしそれをこの時代にリバイバルさせたいと思うのならば、ほとんどの人は違和感を感じる筈です。このシリーズの総称タイトルがガンダムという架空の兵器で、その活躍が描かれる戦記物の中で武装放棄を推すというのならば、場違いと解釈せざるを得ません。

投稿 : 2022/12/07
閲覧 : 85
サンキュー:

5

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