Ｂハウス さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

セガ田三四郎もヒーローだった

アニメ化決定のＣＭで聞いた

「辛いことだらけの１７年間でも最終的に消えたのは１分くらい」

このフレーズを初回見た時に腑に落ちたと同時に
なんちゅ〜もの作るんだという思いもしている

物語を書くと交通事故で１７年間昏睡状態だったおじさんが目覚めた
その間は異世界グランバハマルに転送されていて
精霊魔法を使いこなす冒険者をしていた

現世ではおじさんの処遇が原因で一家離散
唯一の血縁関係を持つたかふみが病室に

異世界転生お決まりの生き血トラックだが
いい加減全日本トラックドライバー協会からお叱り受けるだろ

物流を支えている命綱なんだから
今度から轢かれるのはヤ◯ザのベンツか藤原豆腐店でｗ

たかふみは自立支援プログラムの資料を渡すつもりだったが
おじさんが異世界で使っていた精霊魔法見せると一変

同居してユーチューバーとしておじさんの精霊魔法で
広告収入を稼がせる

ある時たかふみが異世界について尋ねると
おじさんは記憶を映像化する「イキュラスエルラン」を使い
追体験することに

ぶっちゃけて言うとおじさんの回顧録が主線と言う
強烈な出落ち

しかしこの作品は現世・異世界とも
おじさんのキャラに負けないクセを持っている

たかふみはおじさんの回顧録を
純粋に楽しむ一方でオークションのパシリに使ったり
ところどころサイコパス的な言動や行動が出てくる

たかふみの小・中のクラスメイトの藤宮さんは
女の子の初恋の相手として思い出を持っていたが
実際に小学生時代の記憶をイキュラスエルランすると

見た目はただのガキ大将の姿でたかふみをいじめていて
思い出補正の残酷さを見せた((((；ﾟДﾟ)))))))

異世界ではおじさんはオークと間違われて
出会う人全てに攻撃をされる

転送初日に銅貨３枚(日本円換算で５銭)で
見世物小屋に売られたことで記憶消去の
「イキュラスキュオラ」も使うことになる

異世界で最初に出会うエルフ(スイ)
ツンデレ属性で魔炎龍になったおじさんを
一人で倒して戻せるほどの凄腕

いい雰囲気になるものゲーム以外は無知である
おじさんなので貰った指輪を即換金されたり
いきなり服を脱がされたりと災難に遭っている

凍神剣の守護者として登場するメイベル
おじさんと同じ日本から転移した武士の子孫
魔炎龍を剣なしで倒したおじさんによって村を追われ
冒険者を始めるものの怠け癖があって思うようにいかない

ＣＶは「初恋はソニック」と公言している悠木碧さん
公式コメントは先輩につられて頑張ったとしているが
明らかに他作品と熱の入れ方が違うｗ

私の知る限り朝１０前に出演したおぎやはぎの深夜ラジオで
まどか役として「スカートに(金万福の)チャーハンがチャーハンが」
とアドリブかまして以来の迫力
ニコ生のコメントが「碧ちゃん仕事しろｗ」定期だったし

ゴブリン退治がきっかけで出会う神聖魔導士アリシア
９歳までの記憶がなく保護してもらった村で知り合った
エドガー、ライガーとパーティーを組んでいる
おじさんと共闘したが記憶操作と陰謀により勇者になった

２度目の共闘で古代魔道具「救世のワンド」を手に入れ
それにより魔力と共に共有する者のスキルを得ることに

先日久しぶりに顔出しみたが愛生さんは
平沢唯ちゃんやっていた頃と全く変わっていないね
アリシアは久しぶりの萌えキャラだが
初春と迷うくらい脳がとろけるぅ〜ｗ

おじさんの取り敢えず怪しいのは壊してしまえ精神により
うっかり３つの祠を破壊してしまったため
ヤベェ精霊系モンスター召喚してしまい大ピンチ
おじさんも一時精神魔法で操られるほど

氷属性相手とあって封印していた魔炎龍を呼び出し
モンスターの属性を相殺させようと試みる

魔炎龍と融合したモンスターをおじさんがフォローして
スイの一撃でとどめを刺す展開は素晴らしく

全ての戦闘が終わった後で誰からも信用されていなかったおじさんが
素直に頭を下げてありがとうと言うのは成長と共に
この作品が出落ちじゃない部分を存分に見せた

魔力を使い果たしたスイをそっと抱き抱えるイベントもあり
メイベルがチャチャ入れてアリシアにも同じことさせる
この作品らしいハッピーエンドだったなと

ＯＰのゲーム映像ですぐメガドライブとわかった
後からの情報で「ＭＫー３」から「ドリームキャスト」までの
歴代セガハードの画面を入れていたんだとか

子安さんはゲーマー声優の第一世代であり
「ゲムドラナイト」と言うゲーメストも入っていた
ラジオ番組を勤めていたから適任

ゲーマー＝ゲームからの知識で全てが構成されているのは
僕ら世代はメインストリームであって
Ｅスポーツの方が違和感あるんだよなｗ

作画スタッフが数人という制作体制と
外注の遅れに関しては角川がもっと金出してやれと
思うので関係者はよくやっていると言う評価だ

この作品と来年放送される予定の
「葬送のフリーデン」がヒットしたら
なろう作品みんなこのパターンが増えていきそうｗ

月夜涙先生は早速二次創作出してるかもね(*´ω｀*)