「よふかしのうた(TVアニメ動画)」

総合得点
75.1
感想・評価
374
棚に入れた
1273
ランキング
822
★★★★☆ 3.7 (374)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.6

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ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

夜更かし、しちゃお?

死なない。の話

見たくせに「恐らく」という言葉を多用します

眠れない中学生が主人公です。私は今まで眠れないという感覚に陥ったことが無く、なんなら主人公のような悩みを持ったことがないために全く共感できないのですが、素直な感想としては「合わなかった」
主人公の気持ちは初っ端から意味が分からんので、私は「そういうもんだ」て思うようにしましたが、そのせいでなのか、全部の違和感が「ま、そういうもんだしね」という言葉で片付いてしまい、見終わったあと「ま、こういうもんだよね」という感覚が拭えません。そりゃ全部そう解釈してたらそうなるわな、て感じなんですけど。

私は高校の時から睡眠時間を削りまくっていて、今でも寝ようと思えば10時間以上寝れますし、寝るなと言わわれれば寝なくても大きな支障が出ないようなカラダになってます(自語)ので、睡眠に関して苦労したことがなく、物語の根本たる「夜の魅力」が理解できませんでした。だって夜は夜じゃんね?眠ってる人が大半だからそりゃ人はいないし、太陽は登ってないんだから暗いし。当たり前の事実をなぜそこまで過大評価出来るのか全く分かりません
が、1話を見た感じそこを中心に掘り下げるらしかったので私は「あ、そういうもんなんだな」と言ってしまえば考えるのをやめてしまったわけです。考えるのをやめた私なんて動画が見れないヨウツベのようなものであり、本来ならば絶対にしない選択なのですが、内容が内容ですし、かと言って切る要因に直接関わるようなものでも無いため、選択し見たわけです。
結果として最終話が終わった時に私は「ああ一貫してたなぁ悪い作品ではなさそうだなぁ」と感じました。本作のテーマ(1話)が理解共感できる人は恐らく楽しめる作品です。しかし、私のような「夜の魅力」がひとつも分からない人間は「そういうもんだ」と思わない限り、恐らく全く楽しめないでしょう。

とはいえ、共感できる人は恐らく楽しめるでしょうし、「そういうもんだ」と思ってしまえば大抵の人が楽しめるかもしれないような作品でしょうし、恐らく良い作品であると言えるのかもしれません。

が、やはり個人的に合わなかった。うん。本作好きな方、ごめんなさい。

見る際は是非「夜の魅力」を知ってから見ることを強くオススメします。私も知り次第見直したいです。

なんか本作までの流れがあるらしいです。(youtubeのコメント丸パクリです)
オードリー若林と南キャン山ちゃんがユニット「たりないふたり」結成して同名番組放送→ふたりに感銘を受けたCreepy Nuts(主に松永)が楽曲「たりないふたり」発表→それに気付いた若林がCreepy Nutsと交流を始める→Creepy Nutsが楽曲よふかしのうたを発表(MVには旧春日宅のむつみ荘やオードリーM1決勝の映像使用)→この曲に感銘を受けたコトヤマ先生が漫画よふかしのうたを連載開始→よふかしのうたがアニメ化しOP/ED共にCreepy Nutsが担当
だそう。すごいですね。漫画が出来るまでの経緯が壮大ですね。

ストーリー
{netabare}
女子に告白され断ったいざこざで学校が嫌になった主人公(コウ)は出会った吸血鬼(ナズナ)の生き方と夜に魅了され吸血鬼になろうとするものの、そのためにはナズナに恋をしなければならないらしく奮闘すると決めた。友人?(アキラとマサル)や探偵(餡子)や他の吸血鬼により意思が揺らぐが再度決意する。

告白を断れば関係ない女子からなんか言われるのもそういうもんです(まぁこれに関しては気持ちがわからないだけで実例は見たことあるので何とかなく分からなくもない感じですが)し、
それで学校が嫌になるのもそんなもんですし、
それで眠れないのもそういうもんですし、
それをきっかけ夜に特別感を見出すのもそういうもんですし、
なんかよくわかんないけど吸血鬼になりたいのもそういうもんですし、
自分の意思を持ってるくせに考えることを放棄しているのもそういうもんですし、
吸血して眷属にしたがるのもそういうことですし、
なんかやたらと身内で殺したがるのもそういうもんですし、
手が出てるのに話し合いで割と解決してしまうのもそういうもんですし、
吸血鬼になった自分が受け止められないのもそういうもんですし、
吸血鬼が眷属作りだと知れ渡ってるくせに朝日に弱いという可能性を最初から排除しているのもそういうもんですし、
探偵が個人情報どころか思いまで分かるのもそういうもんですし、
口約束で結構重大な事を決めてしまうのもそういうもんですし、
なんか急に我に返って自分の目的分からなくなってんのもそういうもんなんです。

全てはそういうもんです。一々「え!なんで!?」とか思った時点で本作はキリがなくなるので突っ込んではいけないのです。
でも流石に「俺なんで吸血鬼になりたいんだ...」て言い出した時は「お前がそう言ったからだろうが!!!!」とぶち切れそうになりましたが、「ま、中学生なんてこんなもんだよね」という仏もびっくりな寛容な心持ちで受け止めましたよ。果たして受け止めてるのか逃げてるのか分かりませんが。

吸血鬼女しかいないじゃんこれハーレムか!?と途中まで眉を潜めていたのですが、最後で安心しました。良かった男もいて。生存戦略なのね。

あとは概ね悪くないと思います。「人」の個性と価値観を主題にしたヒューマンドラマのような部類なので、好みが別れるとかではなく、一般受けの良いかもしれない作品です。

あと後半から時間飛ばしが雑くないですか?作者ちょっと疲れてきてますよねこの展開。いや脚本か?原作全く知らないので本当に知らないんです。
{/netabare}

本作で一番好きなシーンはOPです。めちゃくちゃ好き。3兆回ぐらい見た
「死なない」も良かったですね。あのEDの入り方も話題になってましたからね

なんか個人的に「シャフトとか幾原監督とか合いそうだな」て思いました。なんか夜の雰囲気とかシャフトとか合いそうですし、その他という意味が強ければ幾原監督スタイル(比喩とピクトグラムの多用)も合うんじゃないかなぁと思いましたが、別に本作がダメという訳では無いので悪しからず。

投稿 : 2023/03/27
閲覧 : 113
サンキュー:

6

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