「神在月のこども(アニメ映画)」

総合得点
65.3
感想・評価
19
棚に入れた
92
ランキング
3308
★★★★☆ 3.3 (19)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.3
音楽
3.6
キャラ
3.3

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

おつかいクエスト。

【概要】

アニメーション制作:ライデンフィルム
2021年10月8日に公開された99分間の劇場版作品。

監督は、四戸俊成/白井孝奈。

【あらすじ】

東京都で父親と二人暮らしの小学6年生の女の子の葉山カンナは、
昔は母親と一緒に走るのが大好きだったのが、
一年前に母親が亡くなったことの心理的外傷で、
走ってるうちに具合が悪くなるようになっていた。

父兄が応援する校内のマラソン大会で、
ゴールのトラック内で完走寸前で立ち止まってしまったカンナは、
父親に優しい声をかけられたのから反発して逃げ出してしまい、
雨が降っている中を墨田区の牛島神社に逃げ出してしまう。

その神社でカンナは母親の形見の勾玉を落としてしまい拾って左手首につけた途端に、
世界が止まったかのような状態になり、巨大な牛神が現れる。
続いて勾玉を狙う鬼の少年・夜叉。更には鬼からカンナを守ろうと白兎のシロが登場。

なんでも神無月と呼ばれる時期は出雲では全国から八百万の神々が集まる神在月であり、
各地の神社の留守を守る神からご馳走を貰って、
出雲に集まってる神々の宴会の届ける習わしがあり、今夜7時が刻限らしい。

カンナの母親は韋駄天の神の末裔であり、代々その役目を担っていて、
ご馳走が届けられないと良くないことが起こるらしい。

亡き母の代わりに止まったようにゆっくりな時間の中で、
シロと東京から島根まで走ることになったカンナ。
それは出雲であの世の母親と再会して死別を乗り越えるための旅でもあった。

【感想】

観た印象だと、子供向けの教育教材アニメかな?
嫌なことがあっても頑張れば乗り越えられるみたいな?

体感時間5日間かけて東京から島根まで走っていくの無理だろ!と観ながらツッコミ入れましたが、
勾玉の不思議パワーでスタミナが超強化されてるっぽいです。

主人公のカンナちゃんのキャラデザが猿みたいだし、演じてる女優さんが棒読み。
ほっぺたの赤みが狐のヒゲみたいであんまりよくないデザイン。
序盤は辛気臭いですし、道中はダイジェストみたいなスタンプラリー的な展開の繰り返し。

日本神話をある程度取り入れた設定と展開っぽいですが、退屈かつ暗い。
画面が薄暗いシーンがほとんどでロードムービーとしても失敗してる。
背景美術の美しいアニメは意味があってやっているのだと、
絵としてイマイチなこのようなアニメを見てるとわかっちゃうかな。

島根についてからはカンナちゃんがトラウマを克服するための母親絡みのイベントを消化。
現代社会の病理みたいなものが思念体になってカンナちゃんを邪魔してくるのがオカルトっぽい。

カンナにせよ夜叉にせよキャラデザが良くないことで絵面として見栄えがしなく、
全体的にダイジェストっぽい構成。

出雲に行けばあの世の母親と会えるってのもただの思いこみでしたー!
神谷明が演じる出雲大社の祭神の大国主とのシーンもあっさりあっさりで、達成感がない。

小学生の女の子の葛藤や成長の話をしたかったのでしょうけど、
アニメとしての魅力が圧倒的に不足していて印象に残るシーンが存在しない。

作画のクオリティやドラマティックな芝居や音楽で魅せてるアニメって、
ちゃんと意味があってやってるのだなっと、
この地味で画面が薄暗くて、話としてもつまんないアニメを見て反面教師的に感じましたね。

私の好みとかのバイアスがかかってる感想かもしれませんが、
本当につまらないアニメだったので、この程度の言葉しか出てきませんでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 141
サンキュー:

8

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