「この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(アニメ映画)」

総合得点
82.9
感想・評価
480
棚に入れた
2271
ランキング
339
★★★★☆ 4.0 (480)
物語
3.9
作画
3.9
声優
4.2
音楽
3.8
キャラ
4.2

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメだから良い。

【概要】

アニメーション制作:J.C.STAFF

2019年8月30日に公開された90分間の劇場版作品。
原作は、「小説家になろう」に連載していたが商業化で今は削除済。
角川スニーカー文庫から刊行されている、暁なつめによるライトノベル。

監督は、金崎貴臣。

【あらすじ】

高校生の年齢で引きこもっていたカズマ(佐藤和真)は、
人気ネットゲームの初回限定版を購入しに外出して交通事故で亡くなった。

死後の日本人の魂を導く女神・アクアに、
カズマの死が人助けのつもりが無意味かつ余計で、
トラックに轢かれたという思い込みのショック死で、
実際はトラクターにぶつかって死ぬほどのものじゃなかったのを笑われて、
その報復の意図でカズマは、アクアに勧められた異世界転生時のボーナスで、
そのアクアを道連れにしてファンタジーRPG風の異世界にやってきた。

転生者カズマと駄女神アクアに加えて、
頭のおかしいアークウィザードと言われている、めぐみん。
マゾヒストなことから変態痴女扱いされてるクルセイダーのダクネス。
基本的にこの4人で冒険者としてクエストをこなすようになるが、
魔王軍の幹部を倒しながらも失敗も多く、借金だらけのパーティ。

めぐみんの幼なじみのアークウィザードのゆんゆんから、
めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷の「紅魔の里」が滅亡の危機にあるとの手紙を手にする。
しかし、その手紙の内容は作り話で、ゆんゆんが信じ込んでしまっただけと判明。

それがきっかけか?明くる日、めぐみんが「紅魔の里」に里帰りすることになり、
同行するカズマたち。そこで、めぐみんのクセの強い家族らと出会ったりする。

そして、嘘から出たまことか?
その「紅魔の里」が魔王軍に狙われていたりもしていたのだった。

【感想】

「このすば」がどうしてウケたかというと、
スラップスティックコメディ(体を張った表現形態)のお手本みたいなもので、
ギャグの表現の仕方は、中二病でも恋がしたい!と同じジャンルかと自分では思います。
シャベクリで笑わそうとしたら、ラジオドラマで十分ですしね。

喜劇であれ感動モノであれ視聴者に強いインパクトを与える心に残るシーンを作る。
そのための作画であり演出であり、作風に合わせて最適化されているのがアニメ。
ヒットする作品はたいていがその作り方になっていますね。このアニメの場合はお笑い特化。

アニメ制作会社がスタジオディーンからJ.C.STAFFに変更しても、
作画崩壊レベルに変な絵のモブキャラなのに作画が悪いと思わせない不思議さがあったり、
キャラがやたらハイテンションで大げさな動きで笑わせにきたりする、
映像がTV版より強化されているものの、本当にいつもどおりの「このすば」で、
カズマが相変わらずクズマさんでエロい事考えていたりで、特別になにかするわけでもなく、
ファンが期待するそのまんまのものをお出しした感じですね。

初登場の紅魔族の方々もおかしなキャラだらけで、これと戦う魔王軍が気の毒。
くだらないふざけた展開がよくもここまで次々と続いていくものだ。

頭を使わずに楽しめるバカアニメとして、
このすばファンなら最高の娯楽の90分間であったとは思います。

紅伝説のタイトルどおりにで紅魔族の話であって、女性キャラは、めぐみんがメインで、
アクアとダクネスの台詞が少ないのが気にならないわけではないですが。


手短ですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 216
サンキュー:

37

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