「リコリス・リコイル(TVアニメ動画)」

総合得点
86.3
感想・評価
975
棚に入れた
2649
ランキング
200
★★★★☆ 4.0 (975)
物語
3.7
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「これが令和のノリか・・・」byクワトロ・バジーナ

なーんてセリフを思い出した訳です。

正しくは、ご存じのとおりかと思いますが、カミーユにぶん殴られてシャアが呟いた「これが若さか・・・」のオマージュですw。


この作品はいろいろと話題になっていたので、楽しみにしていた作品でした。
放送期間別ランキングでも上位にいましたし、他のレビュワーさんのレビューやネット記事にも話題になっていたのを散見しました。
つい先日は、アニメの聖地巡礼の雑誌(ムック?)の表紙になっていたのも目撃をしました。


で、早速の総評なのですが、おもしろかったですね。
辛口のレビュワーさんのご意見なども見させていただいたのですが、なるほどなるほどと思う点もありながら、私個人としては、とっても面白かった部類の作品となります。

ある意味アニメらしい「女子高生ルックな少女たちが銃器をぶっ放し、キレのあるアクションを披露し、喫茶店を運営する」的な非現実感を受け入れることが出来るタイプの方は楽しめるのではないかなぁ、と推察しました。
逆に「そんな女子高生いねぇよ、とかあの銃を片手で撃てるわけねえじゃん」ってタイプの方は無理かもです。

今回、視聴している最中には、いろいろな作品が思い浮かびました。
そうですねぇ、攻殻機動隊やPSYCHO-PASSシリーズ、パトレイバーなんかもかな。これはリアルな現代を舞台にしている事や、対テロリスト的なエピソード、事件解決などの共通点からですかねぇ。
もちろん、持っている雰囲気は全然違うのですけどね。

そして、バディものとしての受け止めもありそうな今作ですが、そんな中でも私の頭に浮かんだものは「ダーティぺ・・・」fdskぁsfdp@「w><;「ら、、ら、ラブリー・エンゼル」です。

さて、冗談はさておきw「ダーティペア」ですね。
私の言うところのダーティペアはいわゆる1985年に放送された初期のものなのですが、この当時やっぱりちょっと衝撃的だったんですよねぇ。
女性2人のペアもので、キャラがメチャクチャに立っており、ハチャメチャな「ノリ」で面白かったです。
ビジュアル面も当時としてはなかなかでしたしね。
やれユリ派だのケイ派だのと言うお話もアニメ雑誌なんかではあった気がしています。
WWWAに所属するトラコン(トラブルコンサルタント)っていう立場も、何となくこのリコリス~に近い感じしませんかw?

女性2人のバディものというのも珍しかったですし、なんかですね軽妙な会話や2人の関係性を象徴するような口調、ケンカや嫌味でさえちょっとイイ感じ、新しい感じだったんですよ。
それこそ大袈裟ですが時代の「ノリ」が変わっていく気がしたんですよ。
今振り返ってみれば、絶対に80年代中盤の雰囲気をもっている作品だったと断言できるのです。

そこで、レビュータイトルです。
ま、ちょっと大げさですが、千束とたきなをはじめとするキャラクタの軽妙な会話に「新しいノリ」を感じた気がしたので、そう書かせていただきました。
時代が変わるってのは大げさかもしれませんが、この作品はいろいろな部分に独特のスピード感やテンポ、それこそ「ノリ」を感じませんでしたか?
令和を象徴するとは言いませんが、なんかちょっと風変わりな匂いがする感って無いですかね?

私は千束が踊るように弾幕を交わす様にそれを感じましたし、OP/EDのキャッチーな楽曲、バックの絵にもそれを感じましたし、なんなら作品全体にその雰囲気がきれいにコーティングされていたように感じました。


と昔話を交えた自論はここまでとしましょうw。


物語は面白かったですね。
若干、甘いところや粗いところは感じましたが、今作を観た上で、今後さばいていって欲しい ⇒ 続編を見たいという要素を残しています。
私的には、思想なのか宗教なのか判りませんが「アラン機関」っていうヤバそうな組織との今後がすごく気になっています。
「正義の反対、対立軸は別の正義」っていう哲学的なところまで行きそうな気配がちょっと興味をそそられます。
あー、あえて気になったところを言うと、今作の終盤バトルは少しだけバタバタして雑味がありましたかねぇ。
最終盤のハワイ落ちなんかは、チャランポラン具合がダーティペアっぽくて良かったですかね(ケイとユリもバカンス大好き派だったしなぁ・・・)。


作画はきれいで好きでしたね。
気になる点があると書かれていた方もおられましたが、私自身は全くと言っていいほど気にならなかったです。
モノサシの差でしょうかね。


声優さんは、正直最初は千束のしゃべり口調は違和感を感じていたのですが、観ていくうちにうまい事しゃべるなぁ・・・と関心をしてしまいました。
確かに、あれは「合わない」って方もおられる気はしますが、あの独特な雰囲気はなかなか出せないモノなんじゃないかと思いました。
その他の声優さんたちもキレイに世界観を維持されていたと思いました。

音楽は先にも述べましたが、独特のキャッチーな雰囲気をもっていてよかったと思いました。
作品に寄り添うというより、キャラクタイメージに寄り添っていた感はありましたが、全然悪くないと思いました。
逆に一体感、統一感が出ていて私は好きでしたね。
キャラの立った作品世界に合っていたと思います。

キャラは喫茶店組の女子4人とも気に入っていました。
せっかくなので、ランキングをつけてみましょうwえ!?

お気に入り
1位:実はクルミw
2位:実はミズキw
3位:千束
4位:たきな

実際、3位と4位は同率くらいかなぁ。

どうでもいいですかwそーですか。



私的には、雰囲気、ノリ、作品自体もとても面白く視聴できました。
次回作があるといいなぁ、と期待をしたい作品です。

機会がありましたら、ぜひご覧くださいませ。





さてと、ところで・・・


私はケイ派でした・・・どーでもいいですかwスミマセンw。

投稿 : 2023/04/16
閲覧 : 252
サンキュー:

37

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