「レベル1だけどユニークスキルで最強です(TVアニメ動画)」

総合得点
58.2
感想・評価
134
棚に入れた
384
ランキング
6573
★★★☆☆ 2.7 (134)
物語
2.5
作画
2.5
声優
3.0
音楽
2.9
キャラ
2.8

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ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

空気がある世界なのにドロップした空気で商売???

2話まで視聴
ありとあらゆるものがダンジョンでのみドロップし、それで人々が生計を立てる独自の文明が栄える異世界にブラック企業の社畜である主人公がドロップアイテムとして召喚され、そこで新たな人生を生きていく話。小説家になろう原作。
作画はリアデイルや神達、100万の命などを手掛けたMAHO FILMで質は相変わらず悪め。キャラデザはリアデイルや神達に近いです。
一応良い点としてはダンジョンドロップの設定自体は独特なところでしょうか。1話からして面白い方向に活かせるとは思えないけど。

主人公はレベル1でかつフィジカル系のステータスが最底辺な代わりに、ドロップ系のステータスが最高という極端な能力バランスになっています。主人公にとってご都合主義でしかないニホニウムダンジョンのせいでステータスが低い問題は速攻で解決しそうですが……。

ニホニウムダンジョンのくだりは個人的に最悪だと思います。上述したダンジョンドロップ至上主義の極端な舞台設定な上、主人公がフィジカル最強、ドロップ最強になったら他のキャラが話に介入する余地が無くなるだろうし、すでにその兆候は表れつつあります。ブラック企業の社畜設定も活かされているとは言い難い。
キャラクターもウサギヒロインとか面白おかしいを通り越して頭おかしい奴にしか見えないし、もうちょっと癖の弱いキャラ付けにした方が……。

なろう系の中じゃ酷い部類だけど、話が破綻してアニメ作品としての体を為していない夢見る男子や頭脳戦が酷過ぎて見ていて真顔になるライアー・ライアーの方が個人的にはヤバいと思うからどんなに悪く評価しても一応話の体裁が整っているこの作品はワースト3くらいかな。

2話
作画やば過ぎぃ!
エミリー・ブラウンに次ぐバニースーツ姿の新ヒロイン、人参しか食わないキャロットジャンキーのイヴ・カルスリーダーが本格的に話に絡んできます。主人公の亮太はイキッたりなどの地雷行動はせずなろう主人公の中では癖が無いものの、癖が無さ過ぎて強烈な個性のイヴの陰に埋もれています。
ブラックパーティのくだりはなんか草。隊長の中の人である立木さんの声が迫真過ぎて酷い作画との落差が凄い。この辺りは作画崩壊が頻発していました。
終盤は町で誕生したモンスター、ハグレモノとの戦闘。低予算だからって逃げている冒険者コピペすんなwww
ハグレモノは放置されたダンジョンドロップアイテムから生まれるらしいですが、モンスターが生まれる基準があまりに曖昧でツッコミどころしか無い。
服や建物などはドロップアイテムを放置していることにならないのか。生活で出たゴミはどうやって処理するのか。人間もみんな佐藤亮太みたいにドロップアイテムなら、人類が将来的にモンスターになる可能性があるのではないか。などなど、この世界ではたくさんのツッコミどころもといリスクが考えられます。そもそもこの問題の根底にあるダンジョンドロップ至上主義の世界観もツッコミどころしか無いのでここまで考察するのは野暮であると思いますが。
イヴや他の冒険者の協力もあって亮太はハグレモノを撃破。本来ならハグレモノはドロップが無く、倒そうとするだけ損しか無い存在らしいですが、なんと今回のハグレモノから何かしらがドロップしたことが判明したところでこの回は終わりました。

作画や間の抜けた展開のおかげでクソアニメ感は1話より増した気がします。

3話
2話で倒したハグレモノからは銃と弾丸がドロップ。早速試そうとする亮太ですが……
弾丸を節約しなきゃとか言ってる癖にぶっぱなしまくるとかギャグですか?その後ハグレモノをわざと作ることで弾丸を手に入れる方法を確立して弾丸不足の問題は解決するのですが、これは結果論なので亮太が阿保という事実は変わりません。
ハグレモノの設定は矛盾を誤魔化すためか新たに設定を追加したものの別の設定と干渉して速攻で矛盾するのでさらに訳が分からないことに。

3話で明かされたハグレモノの設定について
・ハグレモノは人気の無いところに出る。
人気の無いところって結局どういう基準?空家とかはどうなの。空家じゃなくても人があまり来ない場所もあるはずだし、留守にしたら家の中のものがハグレモノになるかもしれない。説明してるつもりでも相変わらず曖昧で2話で出た問題点の解答になっていない。

・ハグレモノはダンジョン以外だとすぐに消える。
2話の展開と矛盾する。すぐに消えるなら逃げれば良い。戦うにしても足止めで十分。イヴを始めとした冒険者たちが命を落とすリスクを冒してまでアイテムドロップしないゴリラを倒そうとするのは愚行でしかない。そもそもゴリラは他のハグレモノと違ってなんですぐに消えないのか。ハグレモノが消えるまでの時間についても曖昧で、その場その場のご都合主義に委ねられてしまっている。

・ハグレモノは亮太にのみ銃弾を落とす。
世界観が主人公を露骨に贔屓するのはあまりにも悪辣なご都合主義。ステータスアップの種はまだしも、銃や弾が主人公にしかドロップしないって設定はいくらフィクションでも下手過ぎて酷い。

この作品はとにかく設定作りが下手です。いくらなんでも分かりやすい矛盾が多過ぎ。いせにどや異世界スマホでも設定に関してここまで酷くは無いです。また、キャラクターの言動も後先考えていない適当なものが多くを占めています。

話の整合性という観点で見るなら、この作品はぶっちぎりで最下位だと思います。

4話
設定が狂っててまともに見れたもんじゃないです。細かいことは気にするなとかそんな次元ですらない。
モンスターから空気がドロップってなんだよ。姫と傭兵が売り物にしたいとセコセコ集めてたけど、じゃあお前らが普段吸ってる気体は何なんだよ。後に空気があると言って矛盾を解消した気になってるが、そうなると姫たちがありふれたものを謎にありがたがる大馬鹿者になるんだよなぁ……。
魚とか花とかの話はそもそもこの世界の人間もどこから生まれてんだって話に直結するからもう考えるだけ損だと思います。
スキンヘッドと受付嬢のやり取りはテンプレ過ぎて特筆すべき点は少ないです。強いて言うならスキンヘッドに対して本物かどうかを証明していない魔法カートをネギの売値が正確かどうか判定するのに使っても説得力が無いですよね。スキンヘッドからすれば受付嬢と亮太が共謀しているようにも見えるし、亮太はなおさら証明しなくちゃいけない。それでも頭ごなしに否定して来るならのしてやればいい。
他にはてぶくろさんが言う通りあのカートは持ち運ぶにはデカ過ぎて妙に使い難そうなのもあってなおさら有り難みが分かり難い。

マジで設定が酷過ぎる……他の方も言っていましたが、もしわたしが転生してもこんなイかれた世界には住みたくないです。

5話
個人的には評価をどんなに高く見積もってもいせにどやアリルクラス。下手したらそれ以下まであるかも。
他の人がすでにたくさん触れている銃の使い方は相変わらず。前からそうだけど弾丸補充のやり方に知性を感じない。亮太は少しずつハグレモノを出して拳で仕留めないの?一気に出して銃を一発一発撃ち込むのは非効率では?
ネプチューンファミリーのイケメンとの勝負は亮太がイケメンをやたら目の敵にしていましたが、彼もエミリーやイヴみたいな美少女と一つ屋根の下で一緒にいるし、彼は気付いていませんが受付嬢に好意を向けられています。そんな奴がたこ焼きみたいに膨んで嫉妬しても共感なんてできるどころか株が下がるだけ。最後のギャグみたいな幕切れも今までの流れに合っていないし、やる必要が無い話になっています。そもそもこの作品に重要な部分は無いと言ってしまえばそれまでですが。
姫まだ空気集めてんの?なんか空気を入れるのにも使っていた箱をもらいましたが、その性能は収納性だけなら魔法カートに迫るもの。もうあんな嵩張るやつ要らんやんけ。マジで後先考えてないなぁ。
魔力嵐のくだりも弾丸経由で魔法を撃てる主人公優遇のご都合主義。いちいち周りを下げないと盛り上げられないのか?シリコンダンジョンには物理攻撃無効のモンスターが出現。亮太の物理弾は現に効かなかったけど、救援に駆け付けたエミリーのハンマーやイヴの格闘術では怯んでいるという矛盾した展開がありました。せめて設定は1シーンくらい一貫させろよ。
後半の話では故人であるエミリーの母親の掘り下げがありました。まあ話自体はそこそこなんだけど(別に面白くはない)、ワインがドロップするのはなんなんだ。加工品までドロップするとか、この作品の文明社会がまったく想像できないんだが。十中八九冒険者が全てを牛耳る単純明快な弱肉強食の世界しか思い浮かばん。志々雄様歓喜やん。この世は所詮弱肉強食か?

主人公無味無臭かと思っていた矢先に不快要素出してきてて草。

投稿 : 2023/08/14
閲覧 : 429
サンキュー:

7

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