徳寿丸 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態：観終わった
何故か元気が出るというのかな
原作未読(2024.1)
非常に高い水準のアニメ作品。制作会社はまだ、設立して日が浅い「BUG FILMS」さん。勿論、原作の良さがあっての事だろうけど、原作の良さを潰しまくってる作品も多い中でこれは優秀だと思う。
パンデミック作品でありながら、明るい希望や人と人の繋がりの大事さを交えながら、現代社会の一見当たり前のような狂った社会に押しつぶされて先を見失った人々との対比なんかはとても自然に落とし込まれており、違和感を感じない。何て言うかスッキリして纏まっているのでストレスを感じない。
作り手がこの作品をアニメにする事で視聴者に”元気”？みたいな何かを与えたい･･･そんな気持ちを感じる作品だった。
まぁ自分はたまたま、痛ましい新年を迎えたこの時期(1月11日)に視聴したというのもいくらか影響したのかも知れないが･･･。
これからも「BUG FILMS」さんには、自己満ややっつけでなく、心に前向きな何か残す作品を期待してます。
私のツボ：主人公の親父さんが「宇宙兄弟」の吾妻飛行士にしか見えない
余談：{netabare}しょうもない事を一つ。この作品でもゾンビの脅威が迫る中、唯一の家族だからといって少女がペットの犬を探しに行き、その為に主要メンバーが危険を冒して助けに行くシーンがある。なんてないシーンだが、自分は年明け早々の羽田の飛行機衝突事故を思い出した。
その中の、ペット2匹が犠牲になったという報道を受けて、乗員乗客が奇跡的に全員無事だった事より一部では加熱していた。これはある有名人が、ペットも家族なんだから一緒に搭乗させれる方法はないか？という未来についての提案めいたものだったと思う。ところがこの個人的SNSをネットニュースが無自覚の悪意？で拡散してしまった事により炎上してしまったのだ。
自分はこれを拡散する記事を書いた奴はクソだと思うが、いくら家族だからといって、お行儀が良いからといって、公共の乗り物で長時間身動きとれない旅客機に同乗は理想論でしかない、だからこそ、議論はあってもいいが、現実的ではないという部分は解り切っている話だ。それで炎上するとかさっぱり意味が解らない。
いくら家族と言っても、親は子供と自分の命を天秤にかけて子供を助けるとしてもペットを助ける事があるだろうか？(常識的にあるはずがない)。その時点で平時の家族と緊急時の家族というのは意味合いが違う。災害の避難所にペットを連れていけますか？旅客機の中ってのはある意味、皆一蓮托生の避難所みたいなもんだと思う、状況が違うってだけで。
自分の大事な家族だから、みんな我慢してくれよってのは、ぐずる子供にすらいら立つ奴らがペットに我慢なんかするわけないだろ。動物は可愛いから皆許してね、なんて通用するわけがない。
そもそも、そんなに大事な家族を現状、貨物室送りをわかってて飛行機で旅行すんなや！ってのが正論だと思う。別にプライベートジェットでも、車に乗せてでも、ペットシッターに預けてでも旅行に行く手段はあるわけで、そんな苦痛を強いてまで連れて行くのは本当に家族なの？と思ってしまう。実家でも愛猫がいた時は、必ず誰か家に残って面倒見てた。家族だから･･･。
人にはそれぞれ価値観があるし都合もあるし一概にこうだとは決めつけれないけど、自分のペットは家族でも他人から見れば人外ってのはわかるだろうに博愛主義然として記事にするなといいたい。結局、一番悲しい思いをした飼い主に追い打ちをかける結果にしかならない(だから無自覚の悪意だと感じる)。まぁ今回は有名人が火の粉を被ってくれたようだけど。
因みに一番のクソ野郎はメンタリストとかいう輩かな。こいつは航空会社というか日本をDISってたからね。格好のネタと飛びついたんだろうが、己の浅はかさにびびってすぐ隠れてた(まぁ誰も相手してくれなかったんだと思う)。どの辺がメンタリストなんだろうか？笑ってしまう。{/netabare}
