「空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ](アニメ映画)」

総合得点
72.1
感想・評価
685
棚に入れた
4046
ランキング
1176
★★★★☆ 4.0 (685)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「空」と人の境界

(2013.1/31 伽藍の洞)
重体の式に果ては無かった…
{netabare}直視の魔眼の開眼{/netabare}と引き換えに、もう一人の自分を失ってしまった彼女。

二面性を否定していた、かつての式が幹也によって二面性を受け入れられたが、今回の{netabare}(重体となって直視の魔眼が開眼した){/netabare}件でその二面性を失った事により、それまで得られていた生の実感を失くしてしまった。

今まで彼女は、もう一人の自分が現出している時にしか、自分の感情を表さなかった。しかし、そのもう一人を失ったことにより、それを前提としていた感情が式へと移ったのを表現したのが、病室での式の涙の意味だったのだろう。

{netabare}「結局、空いた穴は…何かで埋めるしかない。記憶ではなく、今を積み重ねて新しい自分を形成していくしかない…」{/netabare}

失った物と無くならない物

幹也と会う時の両儀は{netabare}式ではなく、ほとんどが識だった。だから、幹也の事が思い出せないのか。{/netabare}
また式の、{netabare}「迷うな!」(空になった自分を受け入れて、私は新しい私として生まれ変わるんだ!){/netabare}は良かったですね。

生まれ変わったからって何も独りになったわけじゃないよ、式。その生まれ変わろうとしている姿は他人にも少なからず影響を与えているんだから… それに君には幹也が居るじゃないか。

kalafinaのARIAも良い曲です!
ARIA:抒情的(自分の感情を表す、強い傾向)
その意味でも、今回の彼女にピッタリの楽曲だったと思います。

投稿 : 2013/12/14
閲覧 : 227
サンキュー:

9

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