「とある飛空士への追憶(アニメ映画)」

総合得点
63.4
感想・評価
331
棚に入れた
1533
ランキング
4271
★★★★☆ 3.5 (331)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.0
音楽
3.4
キャラ
3.5

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

そこに自由はあるか。

原作はライトノベル。
『このライトノベルがすごい!2009』の総合ランキングで10位を獲得し、現在は『飛行士シリーズ』として他にも『とある飛空士への恋歌』と『とある飛空士への夜想曲』という2作品も執筆されているみたいですね^^

◆この作品の内容は・・・
この世界では2つの大国が戦争をしているのですが、主人公の戦闘飛空士シャルルはある重大な任務を任されます。
それは時期皇妃であるファナという人物を、12000キロ離れた本国まで送り届ける事。
護衛はいっさいなく、たった一隻の最新鋭水上小型偵察機にファナを乗せて、12000キロ先の目的地まで飛びます。
敵国に見つからないように・・・
そしてその任務の最中、2人は互いに惹かれあうようになり・・・。
うーん、果たして無事にファナを目的地に送り届ける事ができるんでしょうかねー( ̄ヘ ̄;)

◆見どころは・・・
飛空士のお話なので、その空戦はもちろん見どころになるのですが、やはり私としてはヒロインのファナの成長を挙げておきたいです^^
登場した時のファナはまさに籠の中の鳥、何もできないようなお嬢さまというイメージが強かったのですが、この12000キロの飛行を経て彼女は自分の強い意志を見せるようになります。
また彼女が拗ねてシャルルを困らるような行動をする時などは、すごく可愛い一面が見られて良かったです^^

◆声優陣は・・・
狩乃シャルル     : 神木隆之介(サマーウォーズの小磯健二)
ファナ・デル・モラル : 竹富聖花
千々石武夫      : サンドウィッチマン富澤たけし
カルロ・レヴァーム  : 小野大輔(涼宮ハルヒの憂鬱の古泉一樹)

◆総評・・・
ベタな設定が多い展開なのですが、シャルルとファナの飛空旅が中々楽しめる内容でした。
しかしながらラストがどうしても納得できない。
スッキリと終わらせたように見せても、私的にはとても残念でならない終わり方でした。
なぜなら
{netabare}
PVでは『究極のラブストーリー』と銘打っています。
それならば何故に2人を別れさせるのか?
身分違いの恋。
過去にも接点があり、決死の状況を2人で乗り越えていくうちに恋が芽生える。
そして仮に2人が結ばれたら、確かにベタ過ぎる内容です。
でも物語なのだから2人が結ばれてハッピーエンドで終わらせてもいいのではないでしょうか。
シャルルはその生い立ちから、上官や同僚達に蔑まされます。
その描写はすごくイライラし、これほど人を見下したような人物が登場する作品も珍しいです。
そんな登場人物達にひと泡ふかせてやりたい。
作中では砂金のシーンがそれですが、結局2人には想いでくらいしか残らない。
そう『追憶』としてしか残らない。
あんなに素晴らしい女性であるファナをみすみす世間知らずでボンクラなヤサ皇子のモノにしていいのか?
そもそもシャルルは意気地がなさすぎます。
軍人としては褒められても男としては褒められないです。
2人が一緒になって幸せに終わるハッピーエンドがとても見たかったです><
{/netabare}

投稿 : 2012/07/31
閲覧 : 250

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