「あの夏で待ってる(TVアニメ動画)」

総合得点
83.9
感想・評価
2731
棚に入れた
13511
ランキング
304
★★★★☆ 3.7 (2731)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.7

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ネタバレ

ふりーだむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「ありがち」ながらも、新鮮味を感じさせてくれた作品でした。

高校生の海人は、ある日、祖父の遺品のカメラで湖を撮影していた。突然発した光とともに海人は気を失う。
翌日、何事もなかった日常の中、3年生の転入生「貴月イチカ」と出会う。
仲間と共に自主制作映画の制作にイチカを誘い、もうひとりの先輩・檸檬と共に、海人とその友人たちの、「いつもと違う夏」が始まる。

勧められがままに、内容も確認せず見始めました。ただの学園恋愛ものかと思いきや、まさかSF要素まであるとは、ちょっとびっくりしました。
内容的にありがちな、冴えない主人公、突如現れるヒロイン、仲間たちの恋愛模様という内容なのですが、これにそのまさかの「SF」要素を加えることにより、新鮮味を味わえました。

最初は少々戸惑いながらも、見慣れた内容のせいか、徐々に入り込むことができたと思います。
イチカに恋心を寄せながらも気持ちを伝えられない海人、海人を想い続ける柑菜、その柑菜を思いながらも見守り続ける哲朗、哲郎に想いを寄せる美桜、そして異星人ということからカイトへの思いを気づかぬふりをするイチカ。みんな優しく、互いを思いやる様が丁寧に描かれていたと思います。特にそれぞれが思いを吐き出していく9~10話は濃い内容でした。
クライマックス、連れ戻されそうになるイチカを守ろうと手段を尽くし、「原風景」を探し当て、その場所に向かうシーン。
このシーンは、描き方や展開によっては、三文芝居になりかねないシーンなのですが、みんなの思いを描きながらも見ている方を裏切らない内容に仕上がっていたと思います。感動とまではいきませんでしたが、9話以降の展開は個人的には良かったと思います。

内容に関して、ほんとにありがちな一方通行の片思い。特に柑菜の想いや哲郎の思いを強く描いていますが、まぁ、ほんとによくあるような5人の関係なので、柑菜に対しても強い感情の移入もできませんでした。ただ、分かりやすい分、逆に見やすいとも思います。

SFの内容に関しては、檸檬先輩につきますね。最初から最後まで何者なんですか、あなたは。まぁ、それも物語を壊さない程度の内容だったので良かったのですが。りのんの存在も良かったですね。クライマックスのりのんは可愛くてカッコよかった。

13話の内容でしたが、いろいろと内容の濃い良い作品だと思います。前述したとおり、恋愛ものの内容を踏襲した物語なので、見慣れてしまっている感がありながらも、飽きさせない作りになっていると思います。

まだご覧になっていない方も、過度の期待をせずに見ていただければ満足できる作品だと個人的には思います。
個人的にはありがちながら新鮮味を感じさせてくれた作品として、13話楽しく拝見させていただきました。

投稿 : 2012/09/30
閲覧 : 208
サンキュー:

19

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