「ギルティクラウン [GUILTY CROWN](TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
7195
棚に入れた
30365
ランキング
149
★★★★★ 4.1 (7195)
物語
3.8
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.4
キャラ
3.9

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ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろかったけど、主題は?

最後まで飽きずに見ることができたけど、主題というかストーリーの主軸が一言でまとめきれない。強いて言えば、「神(セカイ)の意志に反抗する」なのかな?

舞台はディストピアと化した日本。遺伝子共鳴型ウイルス「アポカリプス」によるパンデミックとそれに関連する騒動などで日本は大混乱に陥り、連合軍(GHQ)が事態を収束させ、その後事実上支配している。

前半は、GHQの支配に対抗するゲリラ集団「葬儀社」の闘いを描く。リーダーである涯がもらい受ける予定だった「ヴォイドを取り出す力」を"しかたなく"使ってしまった集、しかも使ったのは最上級の「いのり」のヴォイドてあり、葬儀社に加わることを余儀なくされる。ヴォイドを取り出す時に他人の心を覗き見なければいけないことに嫌気がさしたり、身近な仲間を失っていくことに気を病んだりしながら、集は涯に従って戦い続けた。そして、最後に辿り着いたのは、姉の「真名」という存在。真名はいのりと瓜二つであった。すべての元凶である真名を、涯を犠牲にして消滅させた。

後半は、「神(セカイ)」「真名」に対する抵抗を描く。葬儀社の大規模テロ(という位置付け)によって、バリケードで完全封鎖された東京中心部。バリケードはだんだん迫ってきていて、いつかは存在を消される…なんとか包囲から脱しようと、集が通う高校の生徒たちは立ち上がる。集を"王"として組織を構成し、ヴォイドランク制のもと、各人がそれぞれの役割を果たしながら、脱出という目的を遂行しようとうする。最初はみんなやる気であったが、カースト制度の弊害(身分差別に対する不満)が目立ち始める…その引き金になったのは、GHQから流されたデマであった。
いよいよ包囲網脱出作戦開始というところでクーデターをおこされ、集は失墜……しかし、そこに現れたのは、なんと涯であった。真名と涯は神(セカイ)の目的のために生き返らせられたのだった。
神の意志は世界の淘汰であり、アポカリプスはそのための「贈り物」であるらしい。真名は「アポカリプスの種」に選ばれ、成長を続け、ロストクリスマスを引き起こした。前半では、涯は真名を殺すことで"真名を救う"ことを目指したが、それは叶わなかった。今度は神の意志の完遂に協力することで、真名の"役割を終焉"させることで真名を救おうとした。
王の座を追われた集は、最後のヴォイドゲノムを研究者であった母から受け取り、覚醒する。罪の戴冠=ギルティクラウンを受けた者として、自らの命とともにアポカリプスを消滅させようとする。集は自らのヴォイド「コレクト」を使って、あらゆる物をみんなから受け取り、死んで罪を償うと同時に絶望が終焉するはずだった。しかし、最後に現れたのはいのり。いのりは集の罪を受け取り、死んでいった。

ロストクリスマスから始まった絶望が終わった日本は平和のようだった…

投稿 : 2018/02/05
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サンキュー:

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