あにまっくす さんの感想・評価

3.3
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

新手のメタルファンタジー

制作会社と声優が良かった。
麺が悪いのにスープで美味しいと感じるカップ麺のような位置づけ。

ストーリー部分は軽く(適当に)作られているので分かりやすくなっています。
戦闘シーンも軽く(設定が雑に)作られていますが、時間的に半分くらいあります。
萌え部分は特別丁寧に作られています。

ただ単に萌えるアニメかもしれません。
構成としてツンは必須のようで、対抗キャラとしてデレや素直な天使キャラが出現します。

不思議な事に頭部の兜（かぶと）がありません。。。
オッサンがアニメを見ているわけですが、
これは新しいジャンルのメタルファンタジーだと感じました。

以下、独り言・・・
「体隠して頭隠さず」
メタル、ブリキ、オモチャなどと言われる金属は現代人の現実的な発想ですが、
設定を視聴者の想像力に任せている感じがします。

・敵が頭部を狙わない。
　頭部に兜がありませんが、狙うと何かリスクでもあるのか攻撃されません。
　体を隠して頭を隠さないのは新種のファンタジーだと解釈できます。

・頻繁(ひんぱん)にエネルギーが切れます。
　Ｆ１でガス欠が起きるような感覚になります。
　大陸を移動できるのか不明です。
　虚しさを通り越して、兵器なのに弱く儚(はかな)い存在を感じます。

・新兵器を女性しか動かせない理由が最後まで不明です。
　たとえ強引でもいいから理由が欲しかった。
　作品紹介に書かれる設定が最後まで謎のままです。

・本来なら止血バンド無しでＧを加えれば（遠心分離機のように）脳の血量が不足し気絶します。
　本当なら、アニメの世界は簡単に気絶するので気になりません。
　でも、現実的なメタル装甲にエネルギー切れという設定に対して頭部ばかり気になります。

・ミサイル並の飛行速度でドライアイにならない。
　現代人は時速１００キロ程度でも目にホコリが入り涙目で視界を確保できないのですが、
　未来人は大丈夫なのでしょう。
　オープンカーやバイクに乗る人なら、目が痛そうだと感じる映像でした。