totehi さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人生を変えられた作品。激しくお勧め
まず自分がもし「感動できるおススメアニメは何?」と聞かれたならば真っ先に思いつく作品がこれだ。
泣きゲーで有名なKeyの作品で「Kanon」「CLANNAD」等有名な作品を手がけたのもKeyです。そして個人的にKeyで一番好きな作品です。
物語を一言で言うならば「文学」だと思います。死生観について何か伝わるものがあれば見た価値があるんじゃないかなと思います。
感想
自分も最初は泣かないだろうが感動はしたい。という軽い気持ちで1話を視聴した。夏の田舎町ののんびりとした雰囲気が良くて2話へと入っていった。
見たときに思ったのは作画が独特でキャラがなんかエロゲ臭いって凄く感じました。まあ原作エロゲだしね。それでもなんか夏って雰囲気があって背景が綺麗でゆったりしてて日常系に似た癒しが感じられました。
人によっては特定キャラが好きになれずストレスが溜まるかもしれません。なので先入観なくみてくれるといいかもしれません。
良く難しく理解できないという声がありますが自分も3週目くらいでやっと気が付いてきました。
原作をやれば理解しやすいのですが文字が無いアニメで理解しようとするのは厳しいものがあります。なので物語を見るのと同時に感情移入することできれば涙ボロボロ当たり前です。
テーマ性は家族だと思う。色々な形で見せてくれる感動をテーマ性に沿って表してくれる。最終話は特に感動しました。
日常の些細な事ですら幸せを感じられる程の大切さを見せてくれました。
ああ、なんか思い出して涙が。本当にこういうのに弱いな自分。
悲しいけれども、考え方を変えれば前向きになれる。それは作者が伝えたいメッセージなのだろう。絶望するほど悲しくても人生の宝を見つけたならそれは色褪せない思い出になる。
ほら泣けよ。っていう風に見えるかもしれない。でもさそれは展開的な事であって根はもっと深いんだよ。多分そう見えるってことは文学って意味を知ってほしい。
悲しいだけの物語ではないということを見て感じてほしいです。