クロッシー(・з・) さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

やはりこの世にラブコメは浸透している

出尽くしているジャンルラブコメ。
それに加えてのさらに出尽くしているライトノベル作品。
圧倒的な満腹感漂うこのタイトルとはうらはらに皮肉めいた主人公の性格がいい味を出していた。
いうなれば、とらドラで高須竜児くんが冒頭で皮肉めいたセリフを頭の中で永遠と屁理屈を並べるそのシーンはまさに比企谷八幡でした。
いやー比企谷八幡はひねくれている昔の自分を思いだしなんというか過去の自分はあまり好きじゃなかったのでなんだよこいつという感じで見ていたのですが、案外間違ってことは行っておらず結構筋が通ってる屁理屈野郎なんだなと気づいてちょっと変化球。{netabare}さらに平塚先生から奉仕部に参加しろと半ば強引に話を詰め寄られ渋々承諾。その後雪ノ下雪乃と出会う。早見沙織さんですね。雪ノ下雪乃はかなり美貌、成績ともに優秀な有名人でもある。そんな彼女とは何気ないそっけない態度で交わす会話風景。
なんともない感じでもあるがなんというか妙に落ち着き払っている。さらに由比ヶ浜結衣ちゃん登場。おや、この系統のキャラどっかの感動アニメで・・・と思っていたら安城鳴子。そうあの花の彼女にそっくりだ。結構見た目は普通の男なら敬遠する感じのいかにもはがないの夜空が「このビッチがっ！」って罵りそうな風貌だが、それとはうらはらにみんなに合わせてしまう。結構繊細な女の子である。東山奈央さんは本当に2013年フィーバーしていますね～素晴らしいと思います。
一見どこにもラブが内容に見えるが実は奉仕部の内部を見ていくとおや？という共通のきっかけがあった・・・{/netabare}

作画はあまり安定していませんでしたねwでもそれ以上に割と安定した脚本リレーだったと思います。
何にせよ一番驚いたのは高山カツヒコさんの脚本が割とブッ飛んでいなくて結構ハマっていたこと。びっくりです。我ながらかなり達観気味で本当に申し訳ないのですが、なんというかすごく良かったと思います。
他にも今期活躍していらっしゃる待田堂子さん（らき☆すたなどのシリーズ構成）や菅正太郎さん。菅さんはDTB（Darker Than Black-黒の契約者-）のシリーズ構成さんですね。
そしてまさかのオマケ話が渡航さん。原作作家さんですね。

今思えば、キャラ設定が良かったのかなと思います。{netabare}話の運び方も一旦崩壊しかけたり、また戻ったり、また離れたりとなんというか行ったり来たりしていましたがそれでも普通の一般的なラブコメという路線を新たな視線で見れたことが何より良かったと思います。ひねくれた主人公のひねくれているからこその良さもうまく引き出せていましたし、各キャラとの絡みも割とスムーズにありましたしね。
何より戸塚彩加が可愛いです。戸塚が男なわけがないレベルで正ヒロイン過ぎて辛いです。はぁ・・・小松未可子さん・・・
材木座さんはなんというか檜山さんらしいキャラクターでしたw材木座さんはなんというか引き立て役というかかなりいい意味でスパイスだったと思います。
他にも井上麻里奈さんの三浦優美子さんことあーしさんはなかなか麻里奈氏にあったキャラだったと思います。さすがあーし。あとは寿美菜子さんの相模南氏はなんというかあるある系女子でしたね・・・懐かしいですw（激おこ）


女同士の卑劣な争いはちょくちょくありましたね。特に雪ノ下陽乃さんとの姉妹バトルはちょっとこっちが引くレベルの笑顔と無表情の裏の対決でしたね。（ヒヤヒヤ）
でも姉貴キャラは嫌いになれない不思議。やっぱり俺相当シスコンなのか・・・中原麻衣先生・・・

あと比企谷八幡ことヒッキー役の江口拓也さんはもう言うまでもなく良く出来ていると思いました。なんというか小野大輔さんにも似ている印象でしたけどいいですね。
あと妹さんの比企谷小町ちゃんもいいですね。私も妹いますが気持ち相当わかります。悠木碧さんですね。
{/netabare}

こんな感じで制作アニメ会社はブレインズ・ベースですね。夏目友人帳とかバッカーノ、デュラララ、となりの怪物くん、輪るピングドラム等割と平均的に良い作品を放出しているアニメ会社ですね。
このアニメは続編出るかわかりませんが、平均的に良かったと思います。
あとはOPEDどちらも良く出来ていると思います。
特にやなぎなぎさんはsupercellに参加されたボーカルということで特徴としては新居昭乃さんっぽい曲がやや多めに作られています。
今作はカノンというかクラシック調をベースとした曲でしたね。コード進行は割とわかりやすい感じに仕上がっていました。