「とある科学の超電磁砲[レールガン](TVアニメ動画)」

総合得点
90.8
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48

北山アキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細かいことは気にしない

原作はアニメを観終わってから、続きを読んでる。
魔術のほうはこの後に観た。
魔術の原作は数枚めくった。
(普通の小説読んできて初めてラノベ読むと衝撃的。
 特に僕の場合、日本語として不自然に読みづらいくらい
 描写するものが多い翻訳ミステリーを多く読んできたので)

作品は友情、チームワーク(個性の発揮)、アクションを
軸にした冒険ものとして楽しめた。
各話単位でも、半分以上は面白かった。

世界観の幼稚さとかご都合主義をあげつらうことはできるが
そんなふうに観るものではない。
大人が排除され、外界から隔絶された箱庭都市を設定することで、
物語世界の権力構造はありえないくらいに単純化されているが、
これにいちゃもんつけてもしようがない。

能力の発現に矛盾を感じる?
ても気にする必要は無い。

魔術のほうも加味して言うと、
宗教(魔術)と科学とが新たなる神(価値の創造者)の座を
巡ってせめぎあう状況は、現実世界の映し鏡を見せるため
ではない。
そこに思考実験は意図されていない。
この世界の両陣営は創造者としての正当性を掛けた
思想戦を争っているというわけでもない。
(まあリアルでもそんなもんか。既得権益団体同士で戦争したり、内ゲバしたり)

でも、それの何が悪い?
これは極限状況を作りやすくするための物語的方便なのだ。
アニメでも実写でも文学でも、ほとんどのお話がしていることに過ぎない。

じゃあ、結局何を楽しむお話なのかといえば、
・疾走感、
・青臭さ、
・決意(determination)、
・大雑把なキャラ設定

だと思う。

投稿 : 2013/08/18
閲覧 : 231
サンキュー:

4

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