アニメンダァ10 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
刀として刃として・・・
勝手な評価 ; 70点
物語の進行は、ほぼ1話できっちり1歩づつすすむので、
すっきりとし、スパッと進む感じでした。
キャラも、それぞれ好きでしたし、1話1話も楽しめました。
ただ、どうしても{『刀』物語}と題されてしまっているため
個人的にちょっとした後味の悪さが残ってしまいました。
主人公が、多少、人間味の薄いタイプでの『刀』の擬人化であるがために、、、
他にも似たような設定のアニメ作品は、数多く存在するんですけどね・・・
まぁ、平和ボケしきっちゃている私が悪いのですが・・・
以下、ネタバレあります・・・><
『策士という人間が、刀という兵器を手に入れ、他の武力を破壊していく』
まぁ、よくあるお話ですね。
{netabare}最終的に、 策士(人間)が死に、刀が生き残る・・・ さえなければ・・・
個人的には、できることなら、
・逆のパターン{netabare}(刀が死んで、策士が生き残る){/netabare}
・刀としてのチカラをすべて失い、代わりに人間味あふれて、二人ともめでたしめでたしのわけのわからないハッピーエンド
・最後の最後で、無垢な無関係な存在(子供とか天災とか)の闖入による、偶然での刀の破壊、、、
こんなしょうもない感じででも、最後には、『刀』が失われたほうがよかった気がします><
だって、結局、夢も希望もなく
『持ち主は、変わり続けるが、武力は生き続ける』
もっと言うと、
『戦争は、際限なく繰り返される』
を象徴した作品に思えてなりませんでした・・・
しかも、せっかく『刀』なのに、峰打ち(殺さず)はなく。
『刃』として、必殺。触るものみな傷つけた状態だったのも
ちょっと、残念に感じた面でしたね・・・{/netabare}
ってことで、サクッとサラッと見れるアニメではありますので、
あまり深読みはせずに見ることのできる人にこそ、おススメ作品です。