「RDG レッドデータガール(TVアニメ動画)」

総合得点
69.6
感想・評価
1097
棚に入れた
5478
ランキング
1711
★★★★☆ 3.4 (1097)
物語
3.2
作画
3.8
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

1クールじゃ、無理があったのでは?

 原作は未読。
 初回の印象は悪くなかった。あえて判らないことばかりという展開が、次第に謎が明かされて
いくのだろうと思うとむしろワクワクするぐらいだったのだが・・・。

 とにかくはしょった感が半端じゃない。ストーリーはなんとかついていけたが、詳細が
判らないためにモヤモヤした感のまま進み、あまり高揚感なく終わってしまった感じ。
 原作未読と書きましたが、あとで調べてみたら原作が6巻だと知りました。これで1クール
じゃあ、そりゃ無理だろうって。
 誰が1クールと決めたのか知らないけど、むしろ制作側に同情してしまう。見方によっては
よく1クールで頑張ったなとも言えなくもない。
 この尺不足はストーリー展開以外にも弊害があったみたいで、設定や世界観も説明不足で、
伏線もないまま、後になって「実はこうでした」みたいことが多く、後出しじゃんけんを
された気分。

 更にキャラの心情やバックグラウンドの描写もすっ飛ばされているのため、結局はどの
キャラも発想、行動が凄く自分本位のわがままなものに映ってしまい、あまり魅力を感じられ
なかった。
 特にその印象が強かったのが、相楽 深行と宗田 真響。二人の心情などを考察してあげると、
それぞれ理解できる部分がありそうなのだが、アニメで描写された部分だけ観ていると印象が
悪い。
 主人公の鈴原 泉水子もそんな感じで、心情的には自身が変わろうとしているのはよく判るの
だが、やはりアニメの描写部分だけだと、最後まで回りに流されっぱなしといった印象。

 和風の伝奇的ファンタジーは割と好みで、更に他のこの手の作品に較べて、いたずらに
バトルに走らない展開など、独特の個性を持っていた作品だけに、非常に勿体ない印象。

 あまり先入観を持ちたくないので、特定の制作会社に肩入れすることはないのですが、
それでも好きな作品を並べていくと、ある程度の偏りがあることに気付いたりします。
 自分の場合、一番相性の良い会社がP.A.WORKSで、「true tears」に始まり、この作品の
直前に放映された「TARI TARI」まで全てが当たりでした。
 その後の「有頂天家族」やこれを書いている時点で最新の「凪のあすから」も好きな作品
ですが、唯一この作品だけが外れでした。
 作画は良かったけどねえ。

投稿 : 2014/03/09
閲覧 : 239
サンキュー:

7

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