「アラタカンガタリ ~革神語~(TVアニメ動画)」

総合得点
56.8
感想・評価
314
棚に入れた
1626
ランキング
7025
★★★★☆ 3.1 (314)
物語
3.0
作画
3.1
声優
3.3
音楽
3.1
キャラ
3.1

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じぇりー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

原作者の知名度に頼っているような

気がしてならない。
もう、他の作品でも頻繁にモノ申しているが、

① 原作が途中だし、1クールでできるところまでをアニメにしちゃおう★
② OP/EDアニメはカッコよく!多少ネタバレしてても気付かれないよね★

特にこの2点は近年のアニメで度々見られる、甚だ好ましくない傾向だと思う。

①に関しては、書いて字の如く。ストーリーは回を増すごとに登場人物、伏線描写が増えていき、その後の展開への期待値を上げておきながら、大抵の案件が未解決のままブッツリと終わってしまっている。

②に関しても、他の作品でも頻繁に書いている通り。まだ序盤のうちからOP/EDアニメで、中盤以降の展開が想像できてしまうような描写を入れられてしまうと、非常に興ざめだ。

執筆途中で未完の作品をアニメ化することを一様にダメだと思っているわけではない。せめてアニメにするのなら、そのクールの中でできる限りキリ良くスッキリと終わらせ、できれば視聴者に「続きが気になるから原作読んでみようかな」と思わせるくらいの創意工夫が欲しいところだ。

さて、本作品の重要なキーワードとして「いじめ」という問題がある。
主人公・革(あらた)は、高校でかつての友人から執拗ないじめを受けていた。

この設定自体は悪くはないと思うのだが、いじめる側の門脇少年の動機がいまいち薄い。これだけのことで、ここまで人を憎み倒し、(OP/EDアニメで示唆されているような)大胆な行動に出られるものなのだろうか。

革の性格は、いじめられていたという割には、繊細さに欠けており、むしろ正義感が強くて熱血漢である。まるでスポ根モノのアニメでも見ているかのような錯覚に陥るほど、時にものすごくアツい台詞を叫んだりする。この点も違和感。

さらに、裏切られたり、意地悪をされている人に出くわすと、敵味方関係なく片っ端から学校でいじめに遭っていた自分と重ね合せる点もちょっと強引すぎるように感じた。

従って、ストーリーと、特にキャラクターの心理描写に全く説得力がなかったため、以上の★評価となれり。。。

投稿 : 2014/03/20
閲覧 : 356
サンキュー:

10

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