「天空の城ラピュタ(アニメ映画)」

総合得点
90.6
感想・評価
2355
棚に入れた
14189
ランキング
51
★★★★★ 4.2 (2355)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラピュタはジブリ最高傑作。

このアニメ(映画)は、私にとってジブリ最高傑作であると思います!
どんな世代でも見ることの出来るであろう最高の世界観・話の設定そして演出を私達に見せてくれたラピュタ…。
この作品こそ、例えどれだけ時が経ったとしても後世に名を残すことだろう。と言うより語り継ぐべき映画だと思います!


私が『天空の城ラピュタ』から思った事は...
人間は科学技術を発展させることで生活の快適さを求め(例えば、新しい資源を求めるため宇宙へ向かい、地上から離れたり)富・名誉を得ようとするが、それが人間たちの醜い争いや自然破壊につながってゆく。
そしてヒトは新天地(ここでは空)や大きな力に目が眩み、それらを手にしようとする。
競争で一歩先に進み、大きな力を手にしたヒトはその力を振るって暴走し、邪魔なもの(人間や自然)を何でもかんでも傷つけてしまう。
しかし、どれだけ大きな力を手にしたとしても、大地を離れ、武器を取り、ヒトを傷つけ、力に溺れる者は滅びてしまうのである。
つまり、人間は地上で自然や生き物たちと共存して生きていくものだということです。
もっと簡単に言えば、『自然を大切に、皆仲良く』です。

「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」というシータが詠い上げた詩から連想しました。

制作者の意図は、もっと簡単に『愛』や『絆』、『命』をこのアニメのテーマにしようとしたのかもしれませんが…。


私がこのアニメで素晴らしいと思った事は、天空に漂う古代都市が存在するという設定。そしてその都市の外見・内部;空中廊下やラピュタの中心部に位置する大樹、その巨大な根、苔の茂り具合、ラピュタ内部の正方形の石が漂うあの空間等々。
また、主人公達が途中から乗船することとなった空賊たちが所有するあの飛行船も、そのもののデザインや生活が出来るスペースがあるという設定が非常に良かったです。
私は空にまつわる設定が大好きです。LAST EXILEもしかり...。 そう、宙は男のロマンなのです。

ムスカの名セリフも若干残虐性がありますが、記憶に残るとても印象に残る台詞でした。
「見ろ、人がゴミのようだ!!」これはおそらく二度と忘れない台詞でしょう。
ムスカの代名詞とも呼べるこの台詞は例えラピュタを見たことがない人でも一度は耳にしたことががあるというほどの知名度。それだけこの言葉にはインパクトがあるのでしょうね。



私的には今のところはまだラピュタに勝るジブリ作品はないと思っております。
ジブリの中ではもはや旧作に位置づけられる『となりのトトロ』、『蛍の墓』、『魔女の宅急便』など、そして2000年代に入り『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』等も素晴らしい作品だと思いますが、やはり『天空の城ラピュタ』が一番です!!


ジブリ作品の中での最も古いこの『天空の城ラピュタ』。
12月10日の再放送をしっかりと視聴したのですが、やはりいつ見ても素晴らしい出来のアニメ映画であるな、と視聴する間も口を開け感嘆しながら見ていましたw

これからもラピュタに続くような新たな名作をスタジオ・ジブリには作って欲しいものです。

投稿 : 2011/12/10
閲覧 : 1019
サンキュー:

44

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