「キン肉マン(TVアニメ動画)」

総合得点
66.1
感想・評価
105
棚に入れた
549
ランキング
2945
★★★★☆ 3.6 (105)
物語
3.6
作画
3.2
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.9

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ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

古き良き少年ジャンプの超人プロレスバトル!

連載開始30数年経ってもなお人気の衰えぬ少年ジャンプ黄金期の超人プロレス漫画のアニメ版。
超人(人間よりも身体能力とかが超強い奴ら)達が、プロレスで激闘を繰り広げる!
古いアニメなので、綺麗な作画とかは期待しないでね…
でも、アニメの面白さは作画とか理屈ではないのだよ!!!


{netabare}『物語』
少年ジャンプ三本柱「友情・努力・勝利」の方程式の先駆者的王道ストーリー。
「昨日の敵は今日の友」でもあり、最初敵でも死闘を経て友情を築いていく。
ひたすら一対一のプロレス(時にタッグ戦もあるが)を繰り広げる。
戦うのは超人なので、人間の常識を超えた超パワーやギミックの連続!
ここで下手な文章では説明困難だが、プロレスバトルが圧倒的に熱く、面白い!
子供の頃リアルタイムで視聴した(元)男の子ならば、パロスペシャルとかの必殺技をマネて、先生に怒られた人も多かろう(私のその一人)w
エンピツを指の間に挟んで「ベアクロー!」やったら滅茶苦茶怒られた(当たり前だ)w

原作に比べギャグが多く、シリアスなバトルの最中でもお構い無しに茶番ギャグが繰り広げられる。
これは善し悪しで、この独特なギャグのノリこそがアニメ版キン肉マンの醍醐味とも言えるし、しかしシリアスなバトルのテンポを損ねている感も否めないし…。
子供の頃リアルタイムで観ていた時は原作漫画より先にアニメだったので、これが普通のキン肉マンだと思って特に気にならなかった。
しかし大人になって改めて視聴すると、あまりのテンポの悪さに唖然としてしまった。
純粋にバトル作品としてのクオリティーで見れば、原作改悪と言わざるを得ない。
だが…
バトル内容が、かなり残虐(流血表現は規制されているとはいえ、やっぱり残酷多い)でシリアスだけだと、子供視聴者の精神的にキツいので、適度な茶番ギャグで中和するくらいが丁度良いと、好意的にも取れる。
残酷シーンと言えば、ラーメンマンがブロッケンマンをラーメンにして食べてしまうシーン。
今見るとギャグなのだが、当時はマジで怖かったw

当時の少年漫画原作アニメにありがちな原作引き延ばしで全体のクオリティーは下がっている感。
だが!そんな欠点を覆せる程の熱さがあったのも事実。
ウォーズマンがバッファローマンに「100万パワー×2本で200万パワ!~略~バッファローマンお前を超える1200万パワーだ!」
が一番お気に入りの名場面です!


『作画』
最近の基準からするとビックリするくらい劣悪なのだが、当時はこれが当たり前だし、アニメの面白さは作画の綺麗さだけでは無いと思う。
プロレスバトルの肝心なシーンは手に汗握る熱さがあるので問題無し。
かなり贔屓目に見て、2.5点評価。

『声優』
主人公キン肉マン役の神谷明さんが圧倒的ハマリ役。
神谷さんお一人でもって満点でも差支え無い程なのだが…
他の超人達に役の兼業多かったのが残念。
当時としては仕方が無いとはいえ、ちゃんと声優さん大勢使ってほしいとは思う。
それでも今は亡き渋いベテラン達の名演は、やはり素晴らしかった。

『音楽』
OPが神曲。個人的に(古い世代の人なら?)アニソンの名曲といえば絶対に候補に挙がる。
BGMのバリエーションは少ないものの、超人レスリングを盛り上げる緊迫感あるBGM多い。
懐古補正かもだが、音楽もまたキン肉マンを構成する大事な要素なのだと思う。

『キャラ』
少年ジャンプ史上でも指折りのスーパーヒーロー・キン肉マン!
ドジでマヌケでお下品で一見カッコ悪いが、決める時は決める!
敵味方含めて超人達はスター級ばかり。
五分刈りの旦那等のオリジナルキャラ達はシリアスのテンポ悪くしている一方、やはり彼ら居てこそのアニメ番キン肉マンでもあるし…。
アデランスの中野さんの解説はジャマでもあり、けれど良いスパイスでもあり。
減点法では測れない、存在感のあるキャラが大勢居た。{/netabare}

投稿 : 2015/02/21
閲覧 : 460
サンキュー:

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