「それでも世界は美しい(TVアニメ動画)」

総合得点
77.1
感想・評価
1157
棚に入れた
6482
ランキング
635
★★★★☆ 3.8 (1157)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.8

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Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」←ニケ姫の歌唱力には脱帽でした(;_;)

この作品は原作未読ですが、アニメ化決定直後から期待度の高い作品だと聞いていたので、視聴を楽しみにしていた作品です。でも私の妹が読んでいたから知っているのですが、「花とゆめ」って完璧な少女漫画なんですよね(今から○十年前ですが)・・・^^;
大きな期待の中に一抹の不安・・・そんな感じでこの作品の視聴に臨んだのですが・・・

主人公であるニケ姫のどこまでも真っ直ぐ前を見つめる瞳・・・情熱と何事にも毅然と立ち向かっていく勇気を感じる瞳・・・どうやら、オープニングの最初に登場するニケ姫の瞳で、不安なんか消し飛んでしまったようです^^;

物語は「雨の公国」の第4公女であるニケ姫が、世界を征服した「晴れの大国」である太陽王・・・
リヴィウス1世(以下、リビ)のもとに輿入れし、お互いを少しずつ理解していく・・・あらすじはこんな感じなのですが、すっごく感動できる物語です^^

太陽王のリビは、11歳の少年ながら世界制服を果たした覇王・・・ニケ姫と最初に会った時に見せた冷たく、とても子供とは思えない眼差し・・・
全ては理由があるのですが、それらの伏線は物語の中でしっかり回収できます。
リビがニケ姫に出会ってどう変わっていくのか・・・この物語の見どころだと思います。

ニケ姫は、明るく活発で世界を制服した太陽王の妻であることをまるで感じさせない人柄の持ち主・・・
リビともよく衝突します・・・でもそれは本音を言い合っている証で、本心はリビの事を一途に想い続けている・・・
もし現実にニケ姫の様な人柄の人がいたら・・・きっと私もその人の事を好きになると思います(//∇//)

でも、彼女はそれだけではありません・・・

彼女はアメフラシという儀式で雨を呼ぶことができるんです。
雨を呼ぶには、歌を調合する必要があるのですが・・・
求める人と術者の想いが重なり、術者が世界の美しさを感じなければいけない上、その土地の気候や風土を取り込み基本の歌にアレンジを加える事で、初めて歌が完成するのです。

ここまで難しい条件である理由・・・それはアメフラシの儀式で呼んだ雨を届ける場所・・・
雨は大地に潤いを与えるだけじゃない・・・

「雲よ・・・ここへおいで・・・雫よ・・・ここにおりて・・・」
身体と空気を震わせながらアメフラシの歌にのせて物語の最初に呼んだ雨・・・
その雨を見た時、画面から溢れ出る映像と音楽に心が染みて・・・思わず感動の涙を流してしまいました(//∇//)

雨は求める人と術者の想いが重なってできたもの・・・だからこの雨は術者の心そのもの・・・
だから本当に雨を届ける場所があるんだ・・・と色々納得しながら感動していました(//∇//)

「雨の公国」は辺境の貧しい国家・・・そして雨の公国の王族に伝えられてきた天候を操る技・・・
ニケ姫とリビの結婚には、様々な人の思惑が交錯し困難がつきまといます。
でもその困難を乗り越える度に強くなる二人の絆は・・・見ていて気持ちが良かったです^^

物語の終盤に聞いた「雨おくりの歌」・・・私の涙腺を崩壊させるには十分すぎるくらいたくさんの想いが詰まっていました^^;
そしてエンディング・・・締めくくり方も良かったと思います。

オープニングテーマは小池ジョアンナさんの「BEAUTIFUL WORLD」
エンディングテーマは前田玲奈さんの「PROMISE」
挿入歌はニケ姫の「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」とババ様の「雨おくりの歌」
この作品の歌は全て良かったです。特に前田さんの歌唱力には圧倒されました^^
ババ様の普段の声色と綺麗な歌声のギャップにはビックリでしたけれど・・・^^;

1期12話の作品ですが、原作は未だ連載が続いています。
続編が出たら絶対視聴したいと思います^^

投稿 : 2014/07/20
閲覧 : 386
サンキュー:

48

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