ふりーだむ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

作品的に、こっちのほうが好きだなぁ。。

ゲーム原作のトップアイドルを目指す１２人の少女たちの物語。
原作ゲーム：未プレイ

放送の順序は逆ですが「ラブライブ！」を視聴し、アイドル物に興味を惹かれ視聴に至った作品。
実際見終わって、ストーリーやステージのカット割りなどキャラクター以外の面で「ラブライブ！」と比べ物にならないくらい程の完成度の高さに感動しました。
以前「ラブライブ！」のレビューにおいて「楽曲シーンが見やすい、CGっぽさが目立たない」と書きましたが、こちらを見たら、作り手の楽曲シーンの「作り込み」というか、「こだわり」というか、上手く言えませんがそのステージ映像の完成度に歴然の差を感じました。すごくいい。

物語も一人一人にスポットを当て、１２人全員が売れない時代からスターダムに上がるまでを全２５話に良さを凝縮させたようなストーリー構成が凄く良かった。
春香を中心に描かれているようですが、ほかのキャラ達も春香に負けないくらいの情熱や夢を持って、一人一人それぞれが自分の思い描く「トップアイドルになる」という想いをもって、時には挫折し、時には１２人の団結力で苦境を乗り越え、華やかなステージを目指して活動する姿にとても感動しました。

特に後半の全員が売れっ子になり１２人での活動時間が短くなったことに対し春香が一人思い悩み、なんとかみんなで練習する時間を作ろうとするも、みんなが多忙の状況ですれ違いが進み、美希と舞台の主役を争う中、舞台のセリフに自分の思いを乗せ、その演技で主役を射止めるも、全員とのすれ違いの狭間で思い悩む春香の描写がとても良く出来ていたように思えます。
プロデューサーの怪我で全員が春香の思いに気づき、春香自身も休養中に出会う「Jupiter」達や過去の自分に励まされ、もう一度夢に向かって立ち上がり、さらに強い絆で結ばれた１２人で迎えるステージの「READY!!&CHANGE!!!! SPECIAL EDITION」で思わず涙してしまいました。このステージシーンはすごいお気に入りです。見終わってからも何回も見ています。

感想としては作り手側のこだわりが随所に見え、ストーリーも内容が凝縮された２５話に大変満足しました。見て良かったと思える作品ですね。お気に入り候補です。

ここからは個人的見解・・・
前出したラブライブと比べ、ステージシーンでは全員が映るカットを抑え、２～３人を映すカットを多用することでCG特有の不自然さを全く感じさせない上、キャラ一人一人を丁寧描いているように見える作りが良かった。これがラブライブの場合、穂乃果、絵里、真姫を中心にするも全員のカットが多いため、CG感が否めないような見え方になってしまうように思えます。個人的にはCGを使ってしまうと「手抜き」に見えてしまうんですね、、、一人の動きを作ってそれを全員分コピーし、顔をすげ替える。これで統一感のある動きを作っているように見えるのですが、逆に個性が消えてしまうように見えてしまいます。その点が両者のステージシーンの違いなのかなと感じます。ラブライブの２期はまだ未視聴ですが、１期を見る限り、各キャラの設定の掘り下げが不十分のような気がしますが、アイマスにおいては２５話の中に十二分に各個のキャラ設定を描いていて、キャラへの思い入れもしやすくなっているように思えます。ただキャラのビジュアルに関して言えば、ラブライブの方が好みですね＾＾ラブライブを見たときの絵里ちゃんのインパクトが凄く良かったせいかな＾＾ポニテだしｗアイマスは逆にいい意味で横一線に見えました。（これはキャラデザの好みの差なのでしょうがｗ）楽曲は両作とも良かったですが、「スクフェス」をプレイしていた分ラブライブの方が印象に残ってます＾＾；

ラブライブ視聴後はラブライブ推しでしたが、アイマスを見てしまったあとではラブライブ２期の視聴を躊躇してしまっている私であります＾＾；見るべきか、見ざるべきか、、、