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「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(アニメ映画)」

総合得点
58.2
感想・評価
75
棚に入れた
131
ランキング
6566
★★★☆☆ 2.9 (75)
物語
2.2
作画
3.4
声優
2.7
音楽
3.6
キャラ
2.6

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ドラゴンクエスト ユア・ストーリーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

いやーこれはないでしょ…

本編のシナリオ端折りすぎてダイジェストになっているのとか、ビアンカと結ばれるまでの過程が最高レベルに雑なのとか、キャラデザの違和感が拭えないのとかは百歩譲って許すとしよう。

実は主人公はバーチャル世界でゲームを体験していて、それで急にウイルスプログラムが大人になれとか語りかけてなんやかんやでワクチン使って終わりとかいうオチの展開ですごくガッカリした。あのやり方はスタッフ的には意図してなかったんだろうけどゲームをすることが悪だってメッセージに取られるのも当たり前。 原作愛のないスタッフに作らされるとこんなゴミができるのも当たり前ですよ…

投稿 : 2023/05/30
閲覧 : 104
サンキュー:

1

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オチで台無しな以外は、途中までは決して悪くなかった

往年の名作RPG「ドラゴンクエストⅤ」を元にしたCGアニメ映画。103分。
※作品データベース様より転載

【良い点】
CGは綺麗でキャラクター・舞台背景共にドラクエⅤの世界観を十分アニメ化出来ているように思える。
アクションシーンも中々見応えがあった。

主人公含め素人っぽい演技も相まって、自然体な青年っぽい感じもアリ。
特技より古典的な魔法重視の戦闘も何気に好感持てる。(主人公の得意技がバギ系とか)

ストーリーも100分ほどの尺でドラクエⅤの大筋をうまく纏めていて分かり易い。
原作と微妙に違う人物や展開も、限られた尺のアニメ的に分かり易いのでアリ。
ゲームの大きなハイライトであるダブルヒロインを選択する結婚イベントも、日和らずに精一杯の落としどころに纏めていて上手い。
アニメの限られた尺では幼少期ビアンカとの絡みしか描けない以上、ビアンカルート固定はやむを得まい。
限られた出番のフローラに花を持たせていて、(色々不満はあるかもだけど)ラブコメとしては好意的に見る。(自分ビアンカ派なのもある)
昨日の敵は今日の友、ブオーン加勢は燃えた。
魔王ミルドラース復活を巡る攻防の構図も分かり易く、終盤の決戦は普通にドキドキした。

【悪い点】
尺的によくやってはいるが、やはりダイジェスト感が否めない。
青年ヘンリーとの冒険削除は仕方が無いが、結婚後のビアンカとの旅路はちゃんとゲーム通りに描いてほしかった。
具体的にはグランバニアに向かう洞窟辺り。自分的にゲームしてて一番楽しかったダンジョンなので…
ゲームではグランバニアの洞窟を夫婦で苦労して抜ける過程で嫁への思い入れが深まり、出産でやったー!という流れだし。
ここを削ったのが本作の一番ダメな点だと思う。
ダイジェスト感が否めないのが、ビアンカたちも所詮ゲームキャラじゃん…とラスト白ける一因に。

尺的にやむを得ないが、仲間モンスターの陰が薄い。
せめてスライムナイトのピエールくらいは見せ場ほしかった。
あと、娘ちゃんがいない。萌え的にマイナス点。

本作最大級の批判点であろう、最終盤のデウスエクスマキナどんでん返し。
自分的に絶対にナシとまでは思わないが、白けてしまったのは確か。
この展開にするならせめて、アンチウイルスというデウスエクスマキナではなく、ゲームデータに過ぎぬビアンカたちの想いが敵の計算狂わせて「消されるなこの想い!」みたいなベタな展開でよかったような。
そのためにはビアンカたちとの冒険や交流をもっと丁寧に掘り下げる必要があった。
(近い時期のアニメだと「ソードアートオンラインアリシゼーション編」とか、遡ればこの路線の名作良作の前例は結構ある。
展開次第ではベタながらお涙頂戴も出来たはず。「イド:インヴェイデッド」みたいな泣かせる流れもあり得た)

テーマ自体はナシではない。
「いい年してゲームしてんじゃねぇ」が本作のテーマ…というのは誤解で、逆であろうことは分かる。
分かるが、あまりに下手で誤解を招くのも是非も無し。
ナシではないとは言ったが、メインテーマとしてはやはりつまらない、白ける。
メインはあくまでも主人公の冒険とビアンカたちとの交流であるべき。それがドラクエⅤの醍醐味・楽しさの本質だろうし。
それを引き立てて感動に持っていく為の方便に過ぎないオチを、メインに据えてしまったコンセプト自体が大ハズレ。カン違い。
主客履き違えて己の出オチアイディアの前振りにゲーム内容描く、それはダメ。監督・脚本の人はドラクエⅤを愛しているのか怪しい。
別に愛してなくても構わんのだけど、露骨に視聴者にそう思われるようではあかんでしょ…

【総合評価】2~3点
散々酷評されている割には結構面白かった。
「ドラクエⅤをネタにした二次創作」としては全然アリ。
評価はとても悪い寄りで、「悪い」と好意的に付けておく。

ドラクエⅤは自分も熱中した思い出深いゲームではあるけれど、別に(思い出を穢された!)的な憤り覚えるほどには思い入れは無い。
ゲームはプレイの数だけストーリーがあり、本作も無数の物語の一つとして見れば絶対許せんという程でも…

投稿 : 2023/05/20
閲覧 : 74
サンキュー:

0

ネタバレ

白湯 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

原作レイパーに作らせるから…

擁護の価値がないゴミ映画。
ドラクエ5のダイジェストってだけなら「微妙」位の評価には留まっていたはずが監督がオチの展開を「思いついた」が故に産まれてしまった映画界の忌み子。

{netabare}
ゲームをやっているプレイヤーに「大人になれ」という説教。今のご時世ゲーム文化が深く浸透してきているというのに時代錯誤も甚だしい説教。そしてプレイヤーが愛し楽しんだゲームそのものへの冒涜とも取れる最悪の発言。ゲームを題材にした映画でゲームを貶してファンの怒りを買う作品とでも言うべきかな。
{/netabare}

本当に最悪でした。

投稿 : 2021/10/19
閲覧 : 197
サンキュー:

2

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

評判通りの出来。

【概要】

アニメーション制作:白組、ROBOT
2019年8月3日に公開された103分間の劇場アニメ。
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を原作とした3DCGアニメ映画。
山崎貴が総監督と脚本を手掛け、八木竜一と花房真が監督を務める。

キャッチコピーは、『君を、生きろ。』『君は、何者だ。』

【あらすじ】

少年リュカは父パパスに連れられて、
魔物に連れ去られた母親を探す旅を続けていた。
子供ながらの冒険でビアンカ、フローラ、ヘンリー王子らと知り合っていく。
そして、母を連れ去ったゲマの戦闘でリュカとヘンリー王子が人質にされ、
勇敢で強かった父パパスは殺されてしまった。

リュカとヘンリー王子は教団の奴隷にされて強制労働の日々を10年間過ごした後、二人は脱出に成功。
かつて父と過ごしたサンタローズの村の家に戻ったリュカは、
父パパスの遺品の日記を発見して書かれていた内容に従い、
天空のつるぎと勇者を探し出して母を救う目的の冒険の旅にでるのだった。

【感想】

プレイしたことが無いので原作DQ5に全く思い入れがないのですが、

・鳥山明では無いキャラクターデザイン。
・ジャパニメーションに愛着があるゆえの3DCGアニメへの抵抗。
・鳥山明のイラストと比較しても優柔不断でへなちょこな主人公であったり、

そのキャラ付けからくる表情芝居に対する拒否感。

・佐藤健による主人公や有村架純によるビアンカらの俳優による演技。

などなど自分の感覚に合わない部分がたくさん。一番解せないのが、

・登場人物から主人公の娘(勇者の妹)を削除。

これは、ファン向けアイテムとしては失格ですね。

普通にプレイすれば50時間はかかるであろう内容を103分間にまとめるために、
キャラやシナリオの整理はやむを得ないという大義名分があり、
ダイジェスト展開もわからないでもないですが、
アニメ映画なのに序盤にSFC版のゲーム画面を流用して、開始5分で父親が死ぬ。
杜撰なカットによって構成された映像から提示される情報のあまりの少なさに、
この映画作品は視聴前にゲームをプレイして予備知識が備わっていることが前提ですね。

監督が何を考えて作ったのか?ドラクエ5の物語、そして名シーンの感動を、
プレイヤーたちに再び味わってほしい。と純然なるものなら良かったのですが、
前述のキャラ付や展開を含めてシナリオ全体に仕掛けがあったのですね。

山崎によれば、ゲームの映画化に懐疑的だったため当初はオファーを固辞していたが、
「劇場版アニメの成否をも左右するような、ラストシーンのあるアイデアを、
「思いついてしまった」」ことから、ゲームを映画にする意味を見出し、
引き受ける気になったという。
(wikipediaより)

と、自らのクリエイターとしての欲で、視聴者に驚きとメッセージを残そうとしたのですが、
それが既存のドラクエユーザーには、余計なことと受け取られて非難轟々のようですね。
それは、母に会ったことがない幼少~少年期を過ごし、敵であるゲマによってを父を殺され、
自らは奴隷や石にされて、妻を奪われ我が子の幼児期を一緒に暮らせなかったなど、
過酷な人生を歩まされた主人公が数々の艱難辛苦を乗り越えて、
遂には大魔王を倒すという原作のストーリーを、サラリーマンがDQ5の主人公になりきって、
バーチャル・リアリティのゲームをプレイして追体験しているというオチの道具に落とし込んだ。
(主人公がへなちょこっぽいのはプレイヤーによる、なりきりプレイのため)

そして、DQ5にかつて夢中になっていた視聴者たちを、
映画の悪役であるウィルスの口を借りて主人公に説教して、
『おまえら、なに作り物であるゲームにマジになってるの?』と嘲笑する話。
そもそもフィクションとして承知の上で皆が物語を楽しんでるのに、今更それを言う?感がしますね。

ドラクエが好きでいつまでも楽しみたい大人が少年の心でアンチウィルスを使って、
ウィルスを滅ぼして大団円。もうこれ映画内ではプレイヤーである主人公以外、
すべての登場人物が非実在というメタフィクションでDQ5のストーリー全部が血の通わない虚構オチ。
人間たちの物語じゃなくてゲーム世界万歳というメタな話のどこに感動があるのですかね?
これがドラクエでないオリジナルRPGの設定の作品だったり、
『勇者アベル伝説』や『ダイの大冒険』のようなオリジナルストーリーならともかく、
人の褌で相撲を取って僕すごいでしょ!みたいな造り手の精神性で、原作ゲームへの冒涜ですよね。
そもそも完全オリジナル作品ならドラクエファンが観に来ないですね。

このアニメの監督は、以前より原作に対する敬意の無さがやたら目に付きます。

『STAND BY ME ドラえもん』にて、“成し遂げプログラム”でセワシの命令に従わないたびに、
ドラえもんの体に高圧電流を流すという刑罰設定で無理やり感動シーンを作ろうとした前歴のある、
監督の山崎貴は、毎度のことながら作品を自分のオモチャにすることには定評があり、
それが毎回蛇足として批判されていて、原作のある作品を手掛ける資格があるのか?
と疑念が持たれる汚点を今作品でも追加しましたね。

それは、主人公による花嫁選択の話でも、
主人公がフローラを選びたいという気持ちは実は「自己暗示」による偽物という映画独自の設定で、
なぜフローラでなくビアンカなのか?との理由付けになる幼少期のイベントが、
数秒間のSFCゲーム画面で処理されていてゲームをプレイしてなければ全くの説明不足で説得力不足。
さらには「自己暗示」をかけないとフローラを選ぶ気にならない(それでもビアンカを選んでしまった)
というフローラ派に喧嘩を売ってるに等しい三角関係?の描写に関しても、
ダブルヒロインに対して失礼な内容になっています。
インパクトとかアイデアを見てもらいたいがためにフィクションであれ人の情を解さない。
そこが、この監督の最大の欠点であると自分は思います。

原作に誠実につきあい作品作りをするクリエイターが好きな自分としては、
作品に対しての支配欲に満ちた監督による悪い意味で記憶に残るこの映画は、
人には、なかなかおすすめしにくいなと思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2021/07/26
閲覧 : 386
サンキュー:

37

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とにかく脚本が残念。

スーパーファミコンソフト「ドラゴンクエストⅤ」をベースとしたCGアニメ。
ネタバレ設定で書きます。

■ストーリー、脚本

まず、ドラクエ5を知っていることが前提です。
作品上の理由はあるのですが序盤のストーリーはダイジェスト状態で、原作を知らないと置いてきぼりになると思います。
この時点で、単体の作品として「ストーリー」はマイナスです。
一般的とは言えない予備知識が必要です。ファン向けです。

もちろんファン向けゆえ、「作品を知っている前提」で評価できることもあります。
ドット絵が含む想像の余地というのも素晴らしいのですが、本作で演出されるビアンカを選ぶシーンや(原作とはシチュエーションが全く違うのですが)子供時代の自分との邂逅は、自分がプレイした当時の記憶込みで非常に沁みる物がありました。
「映像の力」って素晴らしいと思えました。

しかしこの作品の破壊力は後半で真価(?)を発揮します。
散々語り尽くされていると思いますが、根幹が捻くれて曲がっています。
途中までは良かったのに、、つくづく、なぜ素直に作ってくれなかったのか…(´・ω・`)

クライマックスでゲマを倒した後、超展開が始まります。
本作における「超美麗3Dグラフィックのドラクエ」は「近未来でリメイクされたVRゲーム」であり、本来ゲマの後に控えているラスボス「ミルドラース」はウイルスに成り代わられていたのです。
ウイルスの作者は「ゲームに逃避するプレイヤー」を嫌っており、主人公たるプレイヤー(≒視聴者)に「大人になれ」と言い放ちます。

-----
視聴者の反応は、恐らく二分されると思います。
一つはドラクエファンではなかったけどこの映画を見てしまった人。
展開が飛び飛びなので、恐らく最初からここまで意味のわからん映画になっていると思います。
トドメの超展開で、たぶんポカーン状態です。
他方は、ドラクエファンで、ここまで楽しんでみていた人。
超展開で混乱する中、ここで冷水を浴びせられた気分になると思います。
誰も得をしません。
噂で聞いてはいましたが、それでもうわー…と思ってしまいましたw

最終的にはウイルスを倒してハッピーエンドっぽく終わるんですが、ファン的には「大人になれ」の衝撃が強すぎて、ドラクエのファンタジーな世界観はすべて吹っ飛び、ラストで駆け寄ってくるビアンカはもはや白々しいAIにしか見えません。
監督は視聴者の気持ちをどこに着地させたかったんだろう…?

映画としての作り、脚本が完全に知識のあるファン向けであるにも関わらず、最後にわざわざ集めたファンの夢を壊して終わる映画。
悪意すら感じます。マジで本当に心からひどいw

見ている途中は「全然悪くないじゃん。最後が酷いらしいけど、要は正解するカド状態なんでしょ?」と思っていたんですが、まさかファンを集めた上で意図的にぶん殴って来るとは思っていませんでした。。

■作画

鳥山絵じゃないので心配に思ってましたが、CGは素晴らしかったです。
統一感があり、「ユアストーリーの世界」とでも言うべきか、映画の作品世界が十分成立していると思いました。
また特徴的なモンスターデザインはCGになっても死んでおらず、恐らく何も知らない状態で見てもドラクエだと認識することが出来ます。

アクションや芝居も違和感なく、むしろ所々で「今の動きかっこいいなぁ」と思えるシーンもあり。
ドラクエファンとして少し残念な点を挙げるとすると、メラゾーマやバギクロスといった高位呪文の描写に特別感が無かったことでしょうか。単に派手な炎とか強い風というか。

作画に関しては特に腐す点無し。

■声優

「本業声優じゃないなぁ」という演技ですが、そこまでの違和感は無し。
特にゲマはフラットな評価として、個人的には良かったと思います。
他は声優がやってたらどうだったんだろう?

■音楽

DQ5の作品なのにDQ5以外のドラクエの音楽が多数使われていました。
戦闘は戦闘、ダンジョンはダンジョンなので単体の音楽として違和感は無かったですが、オリジナルならまだしも別のドラクエの曲なので、ファンとしては違和感がありました。

■総評

総じて、とにかくシナリオがヤバいです。
当時すんごい騒がれてるのをやや引いた目で見てましたが、納得しました。
単にドラクエがフレーバーで、「少年時代の夢が壊される」という主旨のホラー的な作品だったら納得なんですが…。
この作品、全体の8割くらいがどう見てもファン向けなんです。
その点がとてつもなくヤバい。

引っ張って引っ張って、ファンが集まった所で叩き潰す所業。
ヤバさが「ドラクエのファン」にしかわからないというのもまたヤバい。
語彙力を失うヤバさ。びっくりでした。

投稿 : 2021/07/20
閲覧 : 181
サンキュー:

4

ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作を愛しすぎてこじらせた人が作った映画かな?

ネトフリで視聴。
自分が一番好きなドラクエは?と訊かれたら、
I~VIIIまでしかプレイしていませんがVと答えるぐらいには
原作に思い入れがあると思います。

また、今作が公開当時大変不評だった事で、視聴前から
オチを知ってしまっている事もレビューの前提となります。

率直な感想としてはタイトルの通りです。
最後の最後まではしっかりドラクエしていて、
天空シリーズのオーケストラ劇伴と映像美の世界観構築。
脚本の構成。等々、最良の出来だったのでは?と思います。

唯、今作を作った人は恐らくドラクエVが好き過ぎるんでしょうか?
称賛、作品愛を溢れる程、心に抱え、
賛美歌を美しく胸から吐き出した挙句、口から零れてしまう愛故の
「でもドラクエって結局〇〇だよね」といった現実的、メタ視点。

作品を愛する小さな仲間内で漏らすだけでも異端扱いだったりするのに、
大衆(観客)が、一人ひとりが抱えた記憶やイメージに対して
垂れ流す様に熱く語って、一方的に突き付けてしまった。

この空気を読まない行動、
解らなくてもないですが、特に日本人の文化には
受け入れられない傾向が強いのかな?とは思います。

個人的にはSFCでのレトロなグラフィック世界が
凄まじいCG技術により、私自身のイメージを凌駕する
広大な景観を観れただけでも大満足です。
ゲームでは1~2分もあれば歩き終わるサンタローズの
雪景色なんて感動の極みでした。

今作は、終盤で方向性やメッセージが大きく変わります。
オチを事前に知っていたこともありこの様な感想となりますが、
多分、知らなくても感じ方はある程度は同じだったのではと思います。
ドラクエ好きなら観て損はない出来ではないのかな?
と、勝手に思います。

投稿 : 2021/05/31
閲覧 : 252
サンキュー:

10

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

完走した感想。

映画の宣伝とかでよくある「ラスト10分、貴方の予想は裏切られる」的なキャッチコピーはこの作品にこそ相応しいと思う。勿論、悪い意味で。

ラスト10分までは、限られた尺の中に原作をよく落とし込めていた。
誇張が効きすぎてちょっとイメージから離れてしまったキャラもいるものの、ゲマなんかは想像以上に良く出来たキャラだった。

やはり全ての元凶は、監督渾身のアイデアであるVR設定。
言うまでもなく、視聴者が求めていたのは「ドラゴンクエストVの映像作品」であり、「ドラクエVを題材にしたSF作品」ではない。
SF作品として出来が良ければまだ納得のしようはあったかもしれない。でもその出来は到底褒められたものではなかった。

「バーチャルも一つのリアル」というのが本作のメッセージなのだろうけど、監督がウイルス側の意見の人間であることは観ていれば明らかだ。
だから主人公の反論に説得力が何一つなく、メチャクチャ雑。

本作におけるドラクエの世界はゲームであり、そこでのリュカは現実世界の主人公の性格がそのまま反映されている。
だから、仮に主人公がウイルスに対して「バーチャルも〜」と反論するのであれば、このバーチャルの世界で悩んだり苦しんだりしながら成長していく過程か、もしくは過去にゲームを通して大切なことを学んだことがあるだとかそういう理由が欲しい所なのだが、そういう描写は勿論ない。尺的な問題でダイジェストにするしかなかったのだから当然だけど。
そもそも敵側にしても「懐かしのゲームをVR体験できるゲーム」に侵入して「大人になれ」って言ってるのも場違いな上に的外れであり、不毛でしかない。

伝えようとしているテーマと使ってる題材がマッチしていないんだよな……。当たり前なんだけど。
ただでさえドラクエVのストーリーを100分に収めること自体がかなり難しいのに、オリジナル設定を盛り込んだってのが正気の沙汰じゃない。誰がこのアイデアと脚本にOK出したんだろう……。

原作をなぞった部分は悪くなかっただけに、もしもまた観る時があればその時はラスト10分前までで視聴を止めて「俺たちの戦いはこれからだ!」と打ち切り作品的な楽しみ方にしようと思います。

投稿 : 2021/05/23
閲覧 : 161
サンキュー:

6

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大監督様は何をやってもいいのか。【酷評】

完全に禁忌を犯しにきてる。
本編の盛り上がりが最高潮のところで、メイキングぶっこんで、それまで楽しんでいた視聴者を馬鹿にして、場を白けさす奴があるかよ…

糞映画見に行くのも一興と考える人間でもしんどいわ。

素直に終わっていれば良作だったのに。

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 224
サンキュー:

6

ネタバレ

生物 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

ドラクエの皮をかぶったゴミ

いやー、これはひどい!
まさか最後の最後にVR要素入れて「大人になれ」メッセージ。
ゲーマーを馬鹿にしてるんですかねこの映画のスタッフは。

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 551
サンキュー:

4

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

見てから判断しろというので見た感想がこちらです

2019年公開のトイストーリー4とともにファン達を阿鼻叫喚の渦に巻き込んだ問題作

冒頭のスーファミを使ったダイジェストや最終決戦までの改変は割と気に入ってるんですけどラストに欠けての尻すぼみぶりがどうしても尾を引いてしまう
今まで出会った人達の救援が駆けつけたりするのに不思議と盛り上がらない最終決戦としょうもないオチのせいでカタルシスも何もないですね

結局、この物語はゲームの中の物語でエンディング迎えたら現実に帰るから今までの戦いは無意味

某SFゲームみたいにゲームの世界でも俺達はこの世界で生きている
管理者の手から逃れて真の平和が訪れた~的なオチのほうがまだ気持ち良く終われたんじゃないんですかね どちらにしても面白くはならないでしょうけど

トイストーリー4は割と許せた(楽しめた)んですけどこちらの作品を許すことが出来ないのはやっぱりドラクエに思い入れがあるせいかも

ビアンカの性格も思っていたのと若干違うし、フローラを完全な踏み台にした上でネタにまで昇華させたのはやっぱり許せません

大人になれよって言いながらも監督の作品のほとんどが懐古するような作品ばかりで自分で自分の首絞めてて笑えます
これもまた大人になりきれないレビューですね

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 209
サンキュー:

2

ネタバレ

sekai さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゲーマーにこそ見てもらいたい

本作のラスボスは「バグ」である
バグの作成者は「ゲームなどせずに現実に向き合え」と言う

もちろんそれは正論である
しかし、自分が勇者であった頃、「ゲームをやっていた青春」を否定するのは間違いなはずだ
そんなメッセージをスクリーン越しに受けとり、劇場で感動のあまり涙が止まらなかった
ボクにとってゲームは青春の1つだ
ゲーム内の喜びは現実でも嬉しいし、ゲーム内の痛みは現実でも痛い事を今でも鮮明に覚えている

ドラクエⅤのシナリオは再現出来ていないとは思うが、長いストーリーをギャグ路線にする事により、尺に収める事に成功している点は評価されるべきである

一つの作品として、ぜひゲーマーに見てもらいたい

投稿 : 2020/05/19
閲覧 : 217
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

音楽は良い。

兄にこの映画は映画館で見るほどのもんじゃないって言われたけど、ドラクエ好きやから観てきた!
確かにわざわざ観に行くほどでもないかな。よっぽど思い入れが無いと。
うちはドラクエの最初のあの壮大な音楽が好きやから、その音楽が映画館の音響で聴けてそれだけで幸せやった。けどストーリーと声優がな〜。有村架純の違和感半端なかった。最初、誰がやってるか知らんかったから、第一声から、お前は誰だってなった。天気の子で言うところの本田翼やわ。
てか、リメイクされた時に5と8のどっちやろかな〜と思って、結局8を買ってんな〜。やから、5のストーリーは小耳にはさむ程度しか知らんくて、これは実際プレイしたらすごそうやなと思った。
映画は途中まで良かってん。ちょいちょいメタ発言するやんって思ってたら、ゲームプレイ中の話やってんな。なんか現実に戻されてがっかりというか。
ファンタジーな世界から現実に戻される系の話はちょい嫌だよね〜。夢見たくてファンタジー見てんのに。
そんで、サンチョ?やっけ?なんでそんなに年を取らないの?みんなのアンチエイジングがすごすぎた。キラーパンサーも寿命どんだけ長いの?
モンスターは好きやから、スラリンとゲレゲレにテンション上がった。スラリンの声が予想外過ぎて、え!ってなったけど。ちな、ドラクエで1番好きなモンスターはしましまキャット。攻撃してこない時が可愛すぎる。

投稿 : 2019/08/15
閲覧 : 228

マサ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/07
閲覧 : 8

スターライト さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/11
閲覧 : 8

Msslnd- さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/01
閲覧 : 8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 9

あーあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 8

3mei さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/06/01
閲覧 : 21

しらす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 21

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/11
閲覧 : 21

ILNso09340 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/01
閲覧 : 32

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2021/04/05
閲覧 : 38

kabfs58891 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:----

投稿 : 2021/04/02
閲覧 : 42

UDUYO34034 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2021/03/30
閲覧 : 48

DahOh32684 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:----

投稿 : 2021/03/30
閲覧 : 47

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2021/03/30
閲覧 : 29

AKJ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/25
閲覧 : 35

WzkkL60132 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 33

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 22

kuko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/09/14
閲覧 : 19
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのストーリー・あらすじ

少年リュカは父パパスと旅を続けていた。その目的は、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すこと。 旅の道中、遂にゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。 しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる―― それから10年。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。 父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。 立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。果たして冒険の先に待ち受けるものとは!?(アニメ映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年8月2日
公式サイト
dq-movie.com/

声優・キャラクター

佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、古田新太、松尾スズキ、山寺宏一

スタッフ

原作・監修:堀井雄二
総監督:山崎貴、監督:八木竜一/花房真、音楽:すぎやまこういち、脚本:山崎貴

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