当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「バビロン(TVアニメ動画)」

総合得点
68.9
感想・評価
366
棚に入れた
1120
ランキング
1907
★★★★☆ 3.3 (366)
物語
3.1
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.2
キャラ
3.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

バビロンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ゴンベ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

全てが浅すぎる

3・4話くらいまでは自殺に関する善悪や正義をあつかった、哲学要素のあるシリアスで社会派やサスペンスに近いもので結構面白かったけど、それ以降が…
作劇上のインパクトや演出はすごいけど、肝心の内容が矛盾や粗が多過ぎるし、色々と浅すぎる。
やっぱ『正解するカド』の作者なんだなぁ…って。

・60人超の集団自殺のキーマンは明らかに齋より曲世なのに、齋を拉致して隔離すれば自殺法推進派は瓦解するとか言い出して頭の悪くなる主人公達(しかも法の番人たる検事であり、作中で『善』を体現する主人公が公人の拉致という犯罪に走っている)。
・穴だらけの齋の主張に、特に論破されてもないのに何故か論破された風な政治家達というガバガバ討論会。
・組んでた齋の家庭状態や、これから擁立する少年候補の素性も何故か全く知らない与党幹事長の野丸議員(と言うかあんな子どもが擁立される・立候補出来るのがそもそもどうなんだ、っていう…)。
・数十人の刑事達が、いくら遺書の筆跡が一致したとは言え、仕事の現場で勤務中に集団で、しかも拳銃で自殺したのを本当にそのまま自殺で処理する警察。
・これまで得体の知れない異能で人を死に導き、その立証の困難さゆえに立件できず不気味で厄介な存在だったのに、唐突に特に意味もなく猟奇殺人におよんで普通に犯罪者になる曲世。
・理屈もへったくれも掘り下げもなく、姿を見ただけ声を聞いただけで相手を魅了し操る、異世界転生ものかよってくらい理不尽な曲世の能力。

その他諸々粗や矛盾が激増し一気に色々ブン投げてしまった…
カドでそれまで重要視してきた『交渉』をブン投げて、最終話で唐突に出て来た新キャラに力業で解決させたのから進歩してないと思う。
導入はとても面白いのに、ストーリーのためにキャラが急にバカな行動にでたり、話を展開させて畳むなどの過程が描けてなさそう。
8話は12/30に延期(作画まあまあ酷かったから多分万策尽きた)みたいだけど、多分話畳めないよ。
原作も完結してないみたいだし。

HDD整理してたら録画されてたから残りを一応観たけど、やっぱり何も畳めなかったね。
何かキャラが色々考え事をしている描写はあったが、何一つ考えが深まることなくただただ話が進んでいった。
サミットの実務者協議で、各国首脳があっっっさい哲学論語り合うとかコントとしても出来が悪い。
最後に出た「善悪についての正崎の回答」についても、深く考えなくても秒で矛盾が出てくる浅過ぎる結論。
結局序盤に提示されたテーマである自殺と善悪に関しても、尊厳死や他に必要なはずの諸々の要素が抜け落ちたまま何一つ話が深まることがなかったし、本当に全てが浅いまま終わってしまった。

小難しいことテーマにしてるように見せて色々語らせてるけど、結局は曲世という超次元キャラによって、ひたすら世界が蹂躙されるだけのアニメ。

最終的な感想を言うと、あの伝説の魔法戦争と同じレベルの、非常に酷いアニメだった。

あ、雪野五月さんの怪演は素晴らしかったです。

投稿 : 2021/04/06
閲覧 : 1543
サンキュー:

14

ネタバレ

!? さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

うひゃあ

最後まで見る価値あり!
展開が凄いよ

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 358
サンキュー:

2

ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

胸糞アニメの一言で切り捨てるにはもったいない

野崎まどによる小説原作、原作は未読
あらすじはネタバレになるので割愛

真っ先に申し上げたいのはこの作品、気軽に知り合いに勧めるのは絶対にやってはいけないということです。

多くの人は言います。
ただの胸糞アニメじゃねーかと。
見て損した、時間を返せと。

たしかに気持ちはよく分かります。
広げた風呂敷をことごとく置き去りにしてしまうわけですから。

そういう部分が苦手な人は絶対に見ない方がいいです。
でも好きな人はどんどん引き込まれると思います。

演出も秀逸ですしメインキャストによる怪演には圧倒されます。
{netabare}特に7話にはそれらがふんだんに詰め込まれていたと思います。{/netabare}

興味のある方は道中で感じる自分なりの主義や主張は一旦脇に置いて、純粋にサスペンスアニメとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

ちなみに原作は未完なので早く続きを出してほしいものです。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 1183
サンキュー:

13

ネタバレ

テトラポット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

僕らの大いなるバビロン

野崎まどがこのアニメの終着点で伝えたかったことは、自殺は正しいことなのか、ではなく善いこととは何かだった。

曲世愛は物語の起点、ギミックの柱となって登場した。
つまり彼女は物語の本質に向かうための手段としてあっただけで、本編ではない。

彼女は物語の中では異常な倫理観と能力を持つ宿敵の立ち位置で描かれている。
肝心な能力については言及されておらず、もうそういう存在とされているため完全にファンタジーである。

さっき言ったことと矛盾するようだが、彼女には到底倫理観といえるものはあったもんじゃない。
これは当たり前のことで、人を殺していけないことくらい誰でもわかる。

曲世はその集合的無意識の真反対にいるもう一つの集合的無意識の体現であると言える。
完全な自分自身の悪を目の当たりにした時、人は一体どうなってしまうのだろうか。
きっと悪は人の心に漬け込み悪いことをするだろう。
まさに一番単純な死もたらしている。

これは価値観の先にあるさっき言った集合的無意識や本能的な話が描かれている。
アニメの中では自殺法の支持者もたくさんいた。
しかし、彼らは僕たちと同じように曲世に共感できても、善の根本的な心情が違っていただろう。

投稿 : 2020/11/24
閲覧 : 509
サンキュー:

5

ネタバレ

takigawa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

君は正解するカドを見たか?→やはりこの原作者はダメだ

事前情報ゼロで視聴

3話まで

うん、正解するカドと同じ著者の原作だそうで
視聴経験の有無で期待値が大幅に上下する作品かと

見たことない人はこの作品が時間の無駄になる覚悟を!

私は見たので、
終盤で奈落へ落ちることを想定して見ます

ここまではそれなりに面白いです

視聴継続

視聴完了

うん、予想通りでした
やはりこの原作者はダメだ
以後は見ないでしょう、よほど暇でない限り

ストーリーの結末が {netabare} あいまいではっきりとした着地点に到達していない{/netabare}ことが問題なのではなく、
その種の作品なら {netabare} 終幕までの過程に圧倒的な面白さが必須{/netabare}なのに、それが無い。

結論としては、時間の無駄と

投稿 : 2020/11/03
閲覧 : 737
サンキュー:

8

ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白すぎる

1話からずっと面白いです。3話のラストで鳥肌立ちました。あと8話の演出めっちゃ好きです。
300本以上評価の高いアニメを観てきましたが、間違いなく上位に入る作品です。面白すぎます。

テーマ的(前半部分の)に今の時期は観ない方がいい気もしますが、アニメを観る気力があるなら大丈夫だと思います。

残虐な描写がフィーチャーされがちなアニメですが、そんなのはオマケみたいなもんで、内容はずっと深くて濃いです。小難しい内容や大人のサスペンス系が好きな方は絶対ハマると思います。
声優の演技も素晴らしかったです。久しぶりにめちゃくちゃ面白いアニメに出遭いました。

いろんなアニメや映画を彷彿とさせる演出も良かったです。
{netabare} 前半の屋上に人が並んでるシーンは「攻殻機動隊」を思い出しました。途中で舞台がアメリカに移る「デスノート」のニア編みたいな展開。「エヴァンゲリオン」みたいな訳の分からない哲学的な問答をするシーン。映画「セブン」を思い起こさせる後半の展開。「すべてがFになる」の真賀田四季の様なカリスマ性を持ったキャラクターなど、個人的に好きな演出盛りだくさんでめちゃくちゃ面白かったです。 {/netabare}

大人のサスペンスもの、狂気もの、小難しい哲学的な内容が好きな方におすすめのアニメです。

※追記
考察サイト見ました。「なるほど!」と納得しました。
正直、何がテーマで何が面白いのかよく理解してなかったのですが、なんとなく意味がわかりました。
この作品の魅力は、「見ている人の予想をいかに裏切り続けて面白いと思わせるか」だと思います。テーマとかストーリーとか設定とかどうでもよくて、見ている人に「意味わからんけどなんか面白え!」って思わせるのが最大の目的(テーマ)なのかなぁと個人的には思いました。その‘裏切り’を面白いと思うかどうかで評価の分かれる作品です。
本当のテーマや伝えたいメッセージは作者にしかわからないので全く見当違いな意見かも知れませんが、考察サイトを見て自分は納得したのでこの意見に賛成です。
この作品の何が面白いのかを問われたら、「何が面白いのか説明できないけどとにかく面白いところ!」と答えます。
作者のことチラっと調べましたが「正解するカド」の人なんすね。あの作品も‘意味不明で超展開でふざけんな!’って賛否両論でしたが、個人的には面白いと思ってしまったのでそういうことだと思います。

しっかりとしたストーリーが好きな人や、‘こうじゃないとおかしい’‘こうあるべき’といった頭のカタい人が見ると拒否反応を示す作品です。
突っ込みどころのないアニメなど存在しません。揚げ足取り出したらキリがないです。フラットな気持ちで観ればきっと面白いと思える作品なので、そういう気持ちで視聴してみてください。
(残虐な描写や性的な描写があるため苦手な人は注意)

投稿 : 2020/10/31
閲覧 : 263
サンキュー:

5

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

想像力の欠如した異世界の果てで

アニメーション製作:REVOROOT、
監督:鈴木 清崇、キャラクター原案:ざいん、
キャラクターデザイン:後藤 圭佑、原作:野﨑まど

政府によって新法の実験を行うために指定された
東京都西部の「新域」というエリア。
そこは、政令指定都市を超える権限が与えられた、
もうひとつの東京とも呼べる地域だった。
東京地検特捜部検事の正崎善は、
製薬会社の不正事件を追ううちに
新域に端を発した、日本中を揺るがす
事件に出くわすのだった。

新薬を巡る臨床研究の不正事件を想起させるような
大きな陰謀が蠢く骨太のミステリーの雰囲気。
衝撃の展開で視聴者を引きこむ構成が
成功した第1話だった。
やがて、謎の女、曲世愛と与党が新域の域長として
推す齋(いつき)開化が中心に。
新域で持ち上がった「自殺法」、そして
曲世から突き付けられる「善」と「悪」。
これらの要素が日本を飛び越えて、
G7の議題にまで持ち上がるテーマになる。

個人的には、作品の魅力を感じられたのは3話くらいまで。
その後は、社会派の体をなしただけの
破綻したストーリーになっていく。

子供が立候補できる東京都の重要な域長選挙、
自殺法を勝手に議題として持ち上げる展開、
与党幹事長の常軌を逸した行動、
自殺の議論とつなげる移植問題、
新域で自殺法の成立が不可避となった理論、
法の番人である検事の正崎が走る犯罪行為、
なぜか世界中に広がっていく自殺法の議論、
国を代表するG7の代表者による空虚な討論。
次々と繰り出される展開に
全くついていくことができなかった。

そもそも「自殺法」という法律は、
どういう条文で何を規定し、何を目的にしているのか。
当然ながら、現在でも自殺に罰則はない。
日本では自殺する権利は憲法で否定されているという
解釈があるだけだ。
もっと言えば、例え新域があって、
自殺法が制定されるという、
絶対にあり得ないことが起こったとしても
日本では政府によって、簡単に無効にできる。

普遍性を感じられない、完全に閉じられたストーリー。
この閉じられ方は「なろう系」を超えている。
世の中が「善」と「悪」だけで片付けられないのは、
子供でも分かることだが、そういう大前提が
抜け落ちてしまっているようにさえ思える。
自殺法について、尊厳死が抜け落ちているのも同様だ。
この作者や制作サイドは、一体何を言いたいのだろう。
圧倒的な力を持つ宇宙人が「善」だ「悪」だ
なんていうことを考える必要はないし、
物語に大切な思考が決定的に
欠けているのではないだろうか。
作り手の想像する「現実の世界」は、
どのような形をしているのだろうと、心配したくなった。

薬学を大学で専攻していた作者から
新域や新薬の発想が出てくるのは自然なことだと思うが、
メインテーマとなる「自殺」と「善と悪」については、
「浅薄」という言葉がよく似合う。
エンターテインメントと哲学を表現するのは、
やり方によってはアニメでも十分に面白くできる。
しかし、この作品では完全な失敗に終わっている。

曲世愛の能力は、黒沢清監督の『CURE』と
酷似している。あちらは、監督の名前を
世界の映画ファンに知らしめた秀作だったが、
その作品に政治劇と自殺法をつなぎ合わせたものが
『バビロン』だったように感じた。
もちろん、全く面白くないわけではない。
曲世愛のミステリアスなキャラは存在感があったし、
{netabare}次々と仲間が殺されていく展開はショッキングだった。{/netabare}
ピアノの響く挿入曲も悪くない。

ただ、自殺法や新域、新薬、善と悪などの社会派ネタと
超能力者という組み合わせが全くそぐわない。
それでも、敵に対抗しうる手段や
社会的な納得できる背景を描いてくれれば、
エンターテインメントとして十分に成立するのだが、
相手が完全なる宇宙人で、
人類には到底歯が立たない存在だと
物語が面白くなりようがない。
しかも、メインテーマである自殺法の討論が
本当に必要な寝たきりのお年寄りや
脊髄損傷患者などの尊厳死についてふれずに
普通の健常者が自殺することだけを
想定しているのは、あまりにも陳腐だ。
そもそも自殺のことを議論するなら、その背景にある
社会問題を取り上げるのが普通のことではないのか。

作品を観終わった後に感じたのは圧倒的な虚無感。
物語において何かのテーマを考えさせる作りではなく、
視聴者を驚かせることだけが目的のようだ。

想像力の欠如した異世界の果ての物語で、
私たちは一体何を見せられたのだろうか。
(2020年2月1日初投稿)

投稿 : 2020/10/17
閲覧 : 900
サンキュー:

67

ネタバレ

カリウム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

確かにガッカリ感はある。でも、見る価値はある。

私はこの作品を2日かけて見ました。1話でとても興味を惹かれ一気に7話まで見たあと、次の日に8話から12話まで見ました。個人的にこの視聴の仕方をオススメしますw

この作品は「正義と悪」や「自殺」などのディープな内容を取り扱っているのですが、12話でこの問題提起を取り扱うには少し無理があったのではないかと感じました。まるで、夕食にカレーやスパゲッティやラーメンが一緒に出てくるようなものです。余りの濃い味のオンパレードでそれぞれの味を楽しむことが出来ません。

しかし、タイトルにも書いたように見る価値はあります。
それはどこなのかと言うと、非常に魅力的な悪役です。
{netabare}善の化身であるような正崎善と、その対極の存在である悪の化身である曲世愛。この関係は、まるでバットマンとジョーカーのような関係です。
彼女の行動の動機はただ1つ
「悪いことが好きだから」
作中で繰り広げられる、この余りにも無邪気で真っ直ぐな悪を押し通す曲世愛は、この作品において最も魅力的な登場人物でしょう。
特に賛否両論の7話の終盤は、彼女の魅力が最も表れており個人的に鳥肌モノでした。(ちなみに彼女の能力については、私はギリギリ受け入れられましたw) {/netabare}

このように1話でかなり期待させられたにしては、少しずつガッカリしていく作品ではあるものの、悪役が非常に魅力的でそれだけでも見る価値があります。 {netabare}特に7話の終盤の彼女のセリフを聞いた人は打ちのめされることでしょう。正直、7話まで視聴するだけでいいのかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2020/10/13
閲覧 : 776
サンキュー:

4

ネタバレ

k57x83 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

サンドバック主人公

読む劇薬というなんとも興味をそそられるキャッチフレーズにつられてみました。


ただひたすらに主人公がサンドバックにされるお話。
敵陣営が強すぎる。
どこをとっても敵がこちらの一歩上を行っており、
毎回手玉に取られて誰か死ぬ。主人公にとっては悲劇でしかない。
まあ主人公も頭が悪いので、悲劇は言い過ぎかもしれないが
(同じ感じなのに、デスノートでは、Lはすぐ名前で人を殺す存在に気付いたのに・・・)


ただ、言いたいこと、テーマはしっかりしているので
話的には結構好き。
現代現実にもつながる、なかなかに考えさせられるテーマだと思う。

物語、キャラは中々によく、他は普通

1点、言わせてもらうなら、敵女と敵男の関係、目的が描写されなかった
自殺法を世界で認めさせるのはまあわかるんだけど、
それによって何を成したいのかが今回描かれなかった。
次回があれば、そこまで見せてほしいと思う。


ところで、敵側の女について、チートだとか超能力とか散々言われているのを見るが、
私はあれは非現実的なものだとは思わなかった。
他人を狂わせる人間というものは現実でも少なからずいるし、
「聞く」と「自殺する」という点において、
「暗い日曜日」を思い出した人は私だけではないのではないだろうか。
(聞くと自殺する歌、検索、視聴は自己責任でお願いします)
何かしら自殺を促すような、音(声)、というものがあってもおかしくないのではないと思う。
中学時代、彼女は同級生を使い、そういったものや催眠を試し、
自分の能力にしていったのでは、と思う。


もしかして、現実でも、表に出ないだけで
そういう能力者が、ひっそりと生きているかもしれない。



さて、ネットを軽く見ても能力についての考察がないので、
真面目に考えてみる。

曲世の能力は以下である。
・変装
 これは警察の目もごまかせるレベル。もはや変身の域に達する
・催眠
 相手にささやくことで相手に催眠をかける
 何かを行動(自殺)させたり、意志を変更させることができる
 電話、無線越しも可能

推察される制限など
・録音したものは不可
 もしこれが可能なら、録音・録画したものを動画配信サービス等で流せば
 一気に大量の人を洗脳できる。でもそれをしていないのでそう推察する
・一回(一連)の発声によって洗脳できることに制限がある
 自殺する、反対⇒賛成などへ洗脳などはあるが、
 警視庁で銃乱射して自殺、などはしていないので
 複雑な洗脳は不可と思われる
・効かない人間がいる
 主人公には、能力が効かなかったのではないだろうか。
 (主人公に興味が沸いて遊んでいた可能性も多分にあるが)
 また、瀬黒は見ただけで、「あんな禍々しい」と言っていた。
 おそらく、そう分かる人間には効かないのでは。
 (だから、直々に手を下したと考えられる)
 その血筋を危険視し、
 最後主人公の子供に会いに行ったのではなかろうか
 (ラストのシーン))

この制限書いてて思ったのだが、曲世側は何を目的にして動くにしても、
やっぱ頭(首相、大統領)を洗脳するのが一番効率良い
大統領を狙いにいったのは、当然と思う


効かない人間により曲世を検出、
物量で押し切ればなんとかなるかも・・・?
いやでも結構厳しいなぁ
あなたならどう曲世を追い詰めますか?

投稿 : 2020/09/29
閲覧 : 467
サンキュー:

7

A. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最初だけ

良かったんだけどなー。
これってまだ続いてるからか最後の最後が微妙なのかも。
あと、第3章?のEDが自分的にはあんまり合ってなかったって思ったから、音楽の評価下がってしまった。

投稿 : 2020/09/12
閲覧 : 307
サンキュー:

3

ネタバレ

Aya さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

最終話が最低

投稿 : 2020/08/08
閲覧 : 344
サンキュー:

2

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

善と悪

最初この作品の1話を見ながら…なんだ…よくある2人組の刑事さんのお話か…それが率直な感想でした。
ただ、この作品を見れば見る程不思議と引き込まれていく感じがしました。
ツイッターでもかなり高評価を得ていて物語が進むごとに謎は深まりその先の展開の衝撃には驚かされました。

この作品の雰囲気はミステリアスなんですが…色々なキーワードや疑問が盛り込まれていました。
この作品掲げるもの「正義」と「悪」この作品に置いての正義は「正崎善」悪は「曲世愛」正義とは何か悪とは何かですね。

私、個人としては正義や悪についての答えは個人の中にあると思います。

一般的に、正義なんて言えば正しいし素敵だと思います。
悪い人から誰かを守ったり、ピンチから人を救ったりルールを守れたり……ですが正義の裏に悪が潜んでいる事だって多いんです。
どれだけ正しいことをしている様に見えても見えない部分では悪行を重ねている人だっているんです。
もちろん全ての人がそうではありません。
ただ、正義は目に見えるものだけが正義ではないのかなとも思います。

逆に悪は何か…人を傷付けたり、悲しませたり、苦しませたり……もっと悪らしい事があるだろう?と思いますが重くならないような例えにしていますww
でも、こちらも正義と同じで裏では正義に匹敵する理由があるのかも知れない…残虐な行いの裏では…誰かを守ってるかもしれない…まっ、それでも悪いことは許されない事だとは思います…他者には悪に見えても誰か個人には正義に見えるのかもしれませんし。

この様に、正義と悪の議題については考える中で矛盾が生じたりするわけで…正解なんてないんです。
でも、世間では正義は善い行い、悪は悪い行いなんです。

だから、一人一人が考え行動するべきなんです…何が良い事で何が悪い事かを。
とまぁ、この作品をきっかけに考えてみました。
この作品の議題の一つで物語の中で主人公の正崎さんも考えさせられていました。

物語のラストには、バビロンの正義「続ける事」バビロンの悪「終わる事」と答えを出して居ます。

もぅ、一つは自殺法…
これは私の中では否定派です。
ツイッターで公式からアンケートが出されていました。
自殺法に反対か賛成かとアンケートで賛成が反対を上回っていたのをその時は見たのですが皆さんはどうでしょうか?

この案件は齋の法案ですね。
最初聞いた時やビルからの大勢の自殺あんなものを見ると衝撃で反対したくなる人も多いと思います。

齋との会談の中で樹の息子が心臓の病で、齋は自分が自殺した後に出来れば心臓を使って欲しいと言う話がありました。
作中の市民の皆さんも共感を受けていましたね。
私も少し良い話だと思いました。
全てを投げ打ってでも助けたい命がある…救いたい人がいる…気持ちは立派です……そう言う選択ができる世界…

でも、私は!
それでも、賛成にはなりませんでした。
だって、子供は泣いて…死なないでって訴えている…
息子にとって欲しい物は…一番欲しい物は心臓なの?一番欲しいのはそこじゃないと思います。

お父さんと一緒に楽しく暮したいだけじゃないの?って思いました。
たしかに、齋の掲げた物は優しいものかもしれないし、息子を救える気がするんだと思います…

でも、「お父さん死なないで」って言う息子がお父さんの心臓移植を受けて…お父さんの居ない世界で、家族が居ない世界で笑顔で居られるでしょうか?
齋の考えは私には甘すぎて…自分は居ないからその先は知らない…ただ、死にたいだけの人間に移ります…
この法案は残された者の気持ちや想いを踏みにじる自己満にも見えたりもしました。
私が反対である理由はそこですね。

この作品で言う善悪で言うなら自殺はどちらでしょうか?
自殺は悪だとは言わないけど正義でもないと思います。
勿論周りにいたら止めますよ!
こちらも難しい議題ですが、少し考えさせらました。

これにもバビロンなりの答えが出ました。
自殺は正義か悪か…バビロンでは悪との答えが出ましたね。
生き「続ける」考え「続ける」が正義なら
死を選び「終わる」が悪

この作品の「曲世愛」作品1の最強キャラですね…悪側の主人公…彼女の行いは悪ですね…
自分は勇者だと例えていましたが…自殺を誘導してるし…そもそも貴女は…能力者ですか?
出るアニメを間違えていませんか?www

最初この作品はミステリアスな雰囲気あるミステリー系かと思いましたが…この能力?が出て来てからは少しその雰囲気に混乱仕掛けましたが…本当に禍々しさが溢れている悪の象徴って感じで割りと好きなキャラではありましたけど。
ラストまで見て、彼女の力は明かされる事はありませんでした。

何より2章のラストでは衝撃過ぎる行動…後彼女は凄く頭が良く、ここまでの展開を全て見すかすかしていたのでしょう…あのタイミングで斧を購入したのですから…あの展開までも見透かしていたからこその購入…

正崎さん達が罠にハマる事をあの時点で予測していたのでしょう…
私はこの作品を少し知りたくて漫画も読んでみました。
すると、曲世愛という人物像が見えてきました。

アニメで彼女は自分を「勇者」側の人間だと例えて居ました…アニメでは彼女の人格性に触れていることが少なく漫画を読んで彼女の言う例えを理解してしまった部分がありました。
アニメのネタバレで書かせて貰っているので漫画の方は詳しくは書きませんが気になる方は一度手に取ってみてください。
因みに漫画では2章までで完結します。

3章からはFBIが出てくる…おおごとになりましたね…
更には、大統領が答えを見つけ出す事までも予測して、あの場にいたのでしょうね。
頼もしい仲間でしたが曲世愛の前では中々太刀打ちするのも難しいですね。

正崎さんについて。
彼は本当にいい人ですね。
信念を持っていて家族からは愛される大切に出来る、部下の信頼も厚く上からも期待されている…一緒に戦ってくれる仲間達だって居たし…大統領との話にも有りましたが色々な責任も感じていて責任感もかなり強いですし覚悟すらしていました。

ここまで覚悟した人間は本当に強いですが…逆に潰れちゃうんじゃないかな?とも心配しました。
後、私は曲世愛が怖すぎて家族が人質にされるのではないかと心配もしてしまいましたね。
最後、私は正崎さんを応援していました。
ですが…恐らく彼は最後は…

ここからは私なりの最終回なんですが…
銃を向けた正崎さんと、銃を形作った手の曲世…このラストのヒントに思えるエピソードが、大統領の通信機から聞こえた声…大統領は呼ばれただけで通信機を話ささずに聞き続けた…それは通信機を外す行動が出来なかったからでは無いでしょうか?

私は最初曲世愛は自殺の素晴らしさの話術で巧みに誘導したのではないかな?と思っていました…でも、それでは辻褄が合わなかったのです…正崎さん達を罠に嵌めた討論会場でもあの数の人数を自殺へと追い込んだ…説得するには時間がない…

でも、大統領のシーンを見て、曲世愛には名前を呼ばれただけでアウトなのかもしれません…声を聞くだけで自由を奪い操る事が出来る…それが彼女の力なのではないでしょうか?

正崎さんも何度も呼ばれていますが、そんな能力なら最初に接触した時から既に曲世愛の手の中で踊らされていたのかもしれません。
彼なりの正義と悪の答えを出すその日まで…
そして、齋も…実はその被害者の1人なのかもしれません……

さて、これらのヒントから推測すると…曲世愛の一人勝ち…
彼女の「バァ〜ン」の一言からの銃声の後に一呼吸置いての銃声…恐らく正崎さんは自分に銃を発泡したのではないかと思います。
彼女の声での「バァ〜ン」が引き金に…
あくまでも憶測ですが…

さて、この作品は原作にまだ少し続きがあるんだそうです。
正直、あの終わり方では憶測しか出来ず最終回には賛否両論ありましたね。

バビロンとは7つの王の背に乗った女で彼女は天罰により最後には焼かれるとあります。
原作では真のエンディングが見えるのかもしれませんね^ ^

アニメを見終えて…
すごく面白かったのですが…せっかくでしたら2クールでじっくり見てみたかった様に思いますw
全体的にそうでしたが一番最終章が駆け足気味に感じてしまいましたら。
でも、作品の雰囲気はすごく出せていたと思います^ ^

投稿 : 2020/07/25
閲覧 : 398
サンキュー:

15

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思考を凝らして1つの正解へ導いたところまでは感動。

面白かった。
登場キャラの声・演技良いね。
まあなんだろ、理解追いつかなかった部分が多かったけど重要なところはそこじゃない。
アニメ化してくれてよかった。

投稿 : 2020/07/20
閲覧 : 484
サンキュー:

17

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ばびょろ~ん

原作未読


最終回終了後Amazonレビューが荒れたらしい。
これリアタイだと7話までやって翌週から再放送回スタート。11/18をもって8話リスタート12/30まで1か月以上足踏みするという斬新さ。結局翌1/29にフィナーレを迎えた全12話です。
秋期出遅れた私にとっては皆さん方とほぼ同時期に迎える唯一の作品でした。

サイコスリラーとかホラーサスペンスに分類される本作。
現実世界寄りの実写映えしそうな作品です。そして本作に出てくるキャラの一人。ゆきのさつきさん演じる“曲世 愛(まがせ あい)”がこれがもう強烈な個性を放ち魅了されます。この彼女一人をもってキャラ評点満点を与えて良いくらいの逸材。
ゆきのさつきさん存じ上げない方でしたが、ベテランで憑依型の演技をされるとか。その評通りの怪演でした。

これからの方向けには以上です。
荒れたということは裏を返せば感情が揺さぶられるストーリーをたった1クールで楽しめるということになります。キャラは強力っす。


なんかあれみたいです。
朝ドラきっかけで結ばれてイクメンイメージで好感度保ち早数年。
{netabare}※ここまでが第7話。最終話手前って話もあり。{/netabare}
しかし蓋を開けたら「誰のおかげで(怒)」「奥さんかわいそう」「とにかくサイテー」のフルボッコ。
{netabare}※最終話の畳み方でミステイク{/netabare}

パブリックイメージが良ければ良いほど明るみになるあれやこれやでものすごい反動がくるあの感じ。
前半期待値との落差で「かわいさ余って憎さ百倍」的リアクションが大半を占めてしまいました。一方で「そこまで言わんでも」といった立ち位置も理解できます。
置き換えると我々視聴者は当事者ですからね。奥さんの気持ちになってどうジャッジするかってことなのでしょう。


なお、、考察はしかけといて止めときます。

 {netabare}“匿名動画少年の家族構成はさすがに事前に調べるもんだろうよ”{/netabare}

どシリアス物語なのにしょうもないアラが見える箇所複数。

 {netabare}“冒頭に自殺薬を巡るetc持ってきてフェードアウト”{/netabare}

広げた風呂敷を畳めず、結論を導くパーツが揃わない。

自由闊達すぎる作風なので、あまり自分の頭が整理仕切れてないというのがその理由です。
わりと好きな作風でしたのに。そのため月日が流れて復縁を迫られたら断れる自信がありません(適当)。




※オマケ

■いや~その場所はw

1.{netabare}ANAインターコンチ@溜池
:第1話で文緒が尾行して突き止めたホテルはリアルでもなじみ深い場所です。確かに政治家の利用は多い場所でよく見かけますね。官邸も近いです。{/netabare}

2.{netabare}同じく1話で出てきた病院
:そのモデルの病院でこの間手術して入院して現在通院中なんですけど(笑)
:麻酔で昇天しちゃってとかマジ勘弁っす 
:これから処方箋注意深くチェックすることにします{/netabare}



視聴時期:2019年10月~2020年1月   

------


2020.02.01 初稿
2020.07.17 修正

投稿 : 2020/07/17
閲覧 : 994
サンキュー:

58

ネタバレ

ぺろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

個人的にはかなり好きです。

かなり好みが分かれる作品です。
グロテスクな表現や救いがない鬱展開が苦手な方は止めたほうがいいと思います

登場キャラのほとんどが自殺、または殺害されてしまいます。
自殺の原因を調べていた警察官である主人公は
ある1人の女が声をかけただけで人が自殺してしまうという現象が起こることを
知ります。

その女を捕まえるために様々な事件を調査しますが、その過程で
後輩、同僚の警察官たち全員が自殺するという展開が発生しています。

ミステリーやサスペンスという風には見れないかもしれません。
トリックや理論的に推測するといった要素が無いため、
人を選ぶ作品と言っても過言ではないと思いました。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 222
サンキュー:

3

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

サスペンスドラマを見ているようなアニメ。

自殺推進派の賢い男、人を言葉や仕草で惑わす女。
何が善で悪か。

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 240
サンキュー:

2

ネタバレ

ミュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

壮大な設定でまた難儀な世界観…でもフロイト心理学や本質的にはスタンダードで根本的な題目かもでした。

雰囲気やopの曲や作画など
とても大人じみていて格好良かったです。

内容は、初めの間はもっとも
シリアスな近未来系のサスペンスアニメかと
例えばサイコパスのような感じと思っていましたが
人間の心理や内面にかなり"直接的"に問い掛ける
心理系、哲学系アニメだったので驚きました。

アニメの内容からは少しズレますが
{netabare}
なかなか「正義と悪」「死」「性」というのは
取り上げにくいというか、深く考えても仕方無いし
全一的な考え方ばかりしているとどんどんと
非現実的な世界を統一したような誇大妄想が
広がっていくばかりかもしれません。
本気でそうやって色々考える方が妄想的かも
しれませんが、実際心理学者のフロイトは
人は性的なコンプレックスを抱くことで
精神を患うと言ってますし、ユングも
普遍的な無意識が人類にはあるとも言っています。
それを礎に個人的無意識や自我が形成されていくそうで…
また、幼少期の父がキリスト教徒であったことにも
関連してきますし、なので、ではそもそも現代に
そういったフロイトやユングを乗り越えて
何か人類が人の心理や悪に内面からそれと対峙する
誰もが認める新しい答えを出せたかというと疑問ですし
そもそも大多数が関心がないという方が現実かもしれません。
心理学は全般的にオカルティックではないですが
そういった非科学的な部分があることもあって
でも、その類の本を読むと一概に馬鹿馬鹿しいと
嘲笑えるほど人の心も単純ではないということにも
気付かされて、とても闇が深い部分でもありますね…。

もし、実際に曲世愛が居たとしたら
軽率かもしれませんが
自分も自殺していると思えてしまいました。
ですが、だからこそ本質に直接訴えかけていて
何の比喩も言い回しも無い点では
かなり人によっては抵抗を生みやすく
また、男性的な視点、フロイトの性的コンプレックス
などの考え方に傾倒している内容
であった事は確かかもしれません。
少し東京喰種のリゼやエトの雰囲気を曲世には個人的に感じました。
後は、正崎善が中村悠一さんでイラストやキャラも
サイコパスのKとモロ被って見えました。

生き続けるということが本当に今、自殺することよりも
正しくそうあれるのか?最終回の善の行動には衝撃的でしたが
もし2期があれば、見たいです。
{/netabare}

投稿 : 2020/06/30
閲覧 : 422
サンキュー:

8

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

終盤まで面白いけど、ラストが残念

最後まで視聴して感じたこと。
『何か既視感が・・・』
何だろう?って思っていたら、原作者が「正解するカド』の脚本担当と同一人物でしたか。
それなら妙に納得がいきますね。
風呂敷を広げるだけ広げておいて、回収しないという強引かつ斬新な手法。

この作品を一言で言うと『終盤まで面白いけど、ラストが残念』に尽きる。

{netabare}風呂敷を広げた上に更に広げていくものだから、終盤まで確実に面白い。
だけどそれは、『どういう方法で解決するんだろう?』という視聴者の期待値込みの評価である。
風呂敷を広げれば広げるほど、解決が難解になってくる(ように感じられる)。
この難解な事件をどういう風に解決に導いていくのか?
視聴者の期待値はどんどん跳ね上がってくる。
この期待値込みで、終盤までは間違いなく面白い作品なのだ。

ところがラストを閉め方次第で、評価は全く違ってくる。
視聴者の想像をはるかに超えるラストなら、評価は更に跳ね上がるだろう。

ところが、残念ながらこの作品は{netabare}未解決{/netabare}という形で終わっている。
{netabare}曲世や齋は、結局どうなったのか?
自殺法は?
「本質的な善悪」という命題も、結論を指し示さずに終わっている。{/netabare}
要するに『丸投げ』なのである。

風呂敷を広げた上にさらに広げて、視聴者の期待を煽るだけ煽ってからの『丸投げ』。

例えば、密室トリックを暴かずに犯人を逮捕しちゃう推理小説。
密室のハードルを上げた上に更に上げておいて、密室トリックは暴かない。
何なら、『密室トリックは読者のあなたの想像にお任せします』的な(笑)。
『いやいや、密室トリックを暴いてこその推理小説でしょ!』

要するに、作品の中で一番面白い部分を割愛してしまっているのである。
これでは、高評価は得られない。{/netabare}

いつまでもこんな手法が許されて良いんだろうか?

投稿 : 2020/06/25
閲覧 : 455
サンキュー:

33

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

米大統領は助演男優賞もの!作風は浦沢直樹っぽいね。

社会派テーマなのに物語の黒幕がエスパー?ってのが何とも幼稚だなーと感じて中盤までは見たけど、舞台が米国に変わってからは…

なるほど、オモシロイ!途中から登場した米大統領の物語になった。

ちなみに、

「善か悪か」なんてのは、単なる人間のエゴによるものなので正解はないと思うよ。

投稿 : 2020/06/19
閲覧 : 236
サンキュー:

4

kabaj31 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ミステリーからの哲学?

原作未読。
第1話を見た時にホモ臭い刑事モノかと思ったら、全然違って哲学系の内容でした。
3話くらいから面白くなってきました。

アニメの感想としては、
主人公の声がかっこよく、他のキャラもいいと思いました。絵も綺麗でした。
音に関して、BGMがあんまり鳴らないシーンが多くて、少し地味なアニメという感じがしました。

最後はよくわからない感じで終わりましたが、
哲学系なので、たぶん答えは出ないんだろうという気はしていました。
にしても、もう少し展開が動いて欲しかったとも思いました。
世界各国を巻き込んでスケールを広げた割に、あまり話が動いてなかったような気がしました。
しかし、考えさせられるという点では、まあまあ見ごたえのある作品だとは思います。

まあ、こういう内容は嫌いではないので、引き続き、
冒頭でバイクが走るアニメには期待していきたいなぁと思います。

投稿 : 2020/06/18
閲覧 : 230
サンキュー:

3

8bit さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

勢いで観る

ぶっ飛び脚本。
敵役の悪女は"異能力"としか言いようがなく
ミステリーとして成り立っていない。

終わり良ければ全て良しの真逆を行くお話。
投げっぱなしジャーマンで終わり、救いようがない。

投稿 : 2020/06/11
閲覧 : 244
サンキュー:

3

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

わからないよ…

1話観て面白そうと思って最後まで視聴。

曲世愛のことは何もわからないまま終了。
物語の中でも不思議な力なのに、その力に関することは何も明かされない。
…わからないよ…。こっちに投げかけられても何もわからないよ…。
マインドコントロールの域を超えてるから何か秘密があるのかと思ったら、何も暴かれない。
それを払拭する程のハッピーエンドでもない。
かといってバッドエンドでもないような、その後の解釈は皆に任せます的な終わり方。
個人的に投げかけ終わりが好きじゃないのもあるけど、
それならもうちょっと曲世愛の謎を明らかにして欲しかった。
結局は善と悪がテーマなのかな?
でも悪サイドがスーパーチート能力持ってるから、善と悪って程の大きな戦いでもない気がして…。
正直、2回目を観ることはないであろう作品。

投稿 : 2020/06/10
閲覧 : 193
サンキュー:

8

ぺ。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

狂気の一作

いやー、怖えよ。
ホラーとかグロとかそんなもんじゃない、ひとつの狂気に震えた。
まさに和製ジョーカー。
ただ後半はやや失速気味で最終回は賛否両論あったが、そういう幕引きもアリなんじゃないかと感じた。
サスペンスアニメとしては秀逸な出来なので、観て損は無いかと。
個人的に好きな回はもちろん7話。

投稿 : 2020/06/07
閲覧 : 204
サンキュー:

3

ネタバレ

燐火 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/06/03
閲覧 : 315
サンキュー:

1

ネキスト さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

グロ注意

めっちゃ人死にます。血も飛びます。見るに耐えなかった…
ストーリーの内容、概念は面白いのだが、残念、殺しすぎである。どう考えても死ぬ必要がない人も殺す。死を強調したいのかもしれないが、ここまで血を流す必要もない。
終わり方には賛否両論があるようですが、あれはあれでいいかなと。ただ途中で制作を1ヶ月も遅らせた割にはなぁって感じです。

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 297
サンキュー:

3

kameko さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

生と死の善悪について問われるストーリー、展開が衝撃的すぎて頭がついていかなかった…

1話から展開がぶっとんでいて衝撃的…そのあともたくさんの人が死ぬ。死ぬ。死ぬ。生きるってなに?死ぬってなに?いいこと?わるいこと?とにかく問われる。
ただ最終回の着地点があまり好きじゃないというか、疑問も残ってすっきりはできませんでした。

投稿 : 2020/05/15
閲覧 : 277
サンキュー:

3

Pocali さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

せめてる、くそせめてる、さいこうだ

全く無駄がない。
素晴らしかったです。
普段小説は読まないのですが、初めて原作を読んでみようと思いました。

自分の神経を広げたい、ただ生きているだけでは知り得ないことを知りたい、感じたい、その為にアニメを観たり、映画を観たりする。
はたまた物語を作る人たちは、伝えたいことがあるから作り続けている。誰かに届けたい気持ちがある。
それが素晴らしい事だと、改めて考えるきっかけを、このアニメにもらいました!
私はこの終わり方が「悪」とは思えなかった。
なぜなら曲世愛がまだ本当のところは何がしたいのかハッキリしていないから。
心の中では何を思っているのか。
だから「悪」と決め付けることはできない。
何なら私は自分の身近に居る人が死ぬ事を、「悲しい」とは思うけれど、「悪」とは思わない。
自殺だってしたければ勝手に人は死んでいく、「死にたい」ということしか考えられない人を無理矢理生かす方が大変で、苦しい事だと思う。(経験があるのでそう思います)
ただ、悼む気持ちが無いわけではない。
この物語の中で自殺してしまった人たちの事も、観ていてとても悲しい気持ちになった。
でも、この気持ちに、善いか悪いかは、関係はない。

素晴らしかった。
全力でお勧めです!

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 433
サンキュー:

10

ネタバレ

牧場しぼり さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

善いこと、悪いこととはなにか。

話題になったと聞いていたのでGW中に視聴。
1話から驚かれされる展開が続き、政治家と検察の話かなと思ったら新域での自殺法是非を問う話になっていくが、途中から舞台が世界に変わり自殺法是非を問う話から善いこと、悪いことを問う話に切り替わっていく。
レビューを見る感じだと自殺法の是非を問う作品であるのに曲世愛の死を運んでくる死神のようなとんでも設定が矛盾しているという意見があり、その通りだと思うのと同時にこのとんでも設定キャラを作らないとそもそも自殺法は支持に至らない、議論の対象にならないのではと感じた(自殺法自体は齋が作るが、制定に至るまでには曲世愛の手助けによりビルからの集団飛び降り自殺、世界各国市長への働きかけなどがあった。)
この作品の根本はアメリカ大統領のアレックスが考えた通り、自殺法の是非を判断しようにも僕らは善いこと、悪いことがなにかの明確な基準がない。そこから考える必要があるということ。
そして考えた結果、自殺が善いことなら死んでもいいとまで発言する。
私がこの作品を評価したのはとんでも設定はひとまず置いといて(ここが気になる人がいるのも分かる)、善いこと、悪いことが何かを明確に結論付けたことである。善いことは「続くこと」、悪いことは「終わること」。そしてアレックスのように考え続けることが大事だということ。

決して多くの方に支持される作品ではないと思いますが、色々考えさせられ、演出、作画、演技力も高かったので高評価としました。大人向けですが視聴することをお勧めします。

投稿 : 2020/05/05
閲覧 : 222
サンキュー:

7

ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

野崎まどは要注意、いいね

一話目から楽しみに観ていました。のっけからまさかの展開で毎週楽しんで観ていました。
硬質で無機的な映像も、まあ作品に合ってはいるのかなと。
飾り気のないOPも、「だって誰も見ないし飛ばされるじゃん」といわれれば、それも道理だなと。

ただ、宙ぶらりんで中休みをとった挙句に着地したのがあれ、というのは、もうね、、、
もうこちらが自衛するしかないかもしれない。

7話、いや6話くらいまでは楽しみました。

投稿 : 2020/04/29
閲覧 : 570
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

何も残らない

猟奇的な7話が話題になり、再放送から追いかけて視聴しました。
生死・善悪の価値観を問うお話です。
生死について、どのように展開していくのか気にしていましたが、期待外れでした。
政治色が強かったですが、茶番劇だったとしか思えない。
原作は続いているようですが、完結してからアニメ化した方が良かったのでは?
後味の悪い終わり方でした。

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 323
次の30件を表示

バビロンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
バビロンのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

バビロンのストーリー・あらすじ

「その啓示は、静かにそっと訪れる―」東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社の不正事件を追ううちに、一枚の奇妙な書面を発見する。そこに残されていたのは、毛や皮膚のまじった異様な血痕と、紙一面を埋め尽くすアルファベットの『F』の文字。捜査線上に浮かんだ参考人のもとを訪ねる正崎だが、そこには信じがたい光景が広がっていた。時を同じくして、東京都西部には『新域』と呼ばれる新たな独立自治体が誕生しようとしていた。正崎が事件の謎を追い求めるうちに、次第に巨大な陰謀が見え始め――?(TVアニメ動画『バビロン』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年秋アニメ
制作会社
REVOROOT
公式サイト
babylon-anime.com
主題歌
《主題歌01》Q-MHz feat. uloco.『Live and let die』《主題歌02》Q-MHz feat. Mikako Komatsu『イノチ食ム魂』《主題歌03》Q-MHz feat. Mikako Komatsu『イノチ食ム魂(requiem ver.)』《主題歌04》Q-MHz feat. *Namirin『The next new world that no one knows(Blood stained ver.)』

声優・キャラクター

中村悠一、櫻井孝宏、小野賢章、M・A・O、堀内賢雄、興津和幸、宝亀克寿、置鮎龍太郎

スタッフ

原作:野﨑まど『バビロン』シリーズ(講談社タイガ刊)、キャラクター原案:ざいん
監督:鈴木清崇、キャラクターデザイン:後藤圭佑、音楽:やまだ豊

このアニメの類似作品

この頃(2019年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ