当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「失くした体(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
6
棚に入れた
27
ランキング
7719
★★★★★ 4.2 (6)
物語
4.5
作画
4.5
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

失くした体の感想・評価はどうでしたか?

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

動き出した手を観たくて視聴に至った。

人間ドラマは必須だけど、手に関係ない話題が多くて手の印象がぼんやりしてしまった。
また、手の動きはしっかり考察されているのかちょっと疑問に感じる。アニメーションとしては文句のつけようが無いが、人間ドラマに多く尺を割いたせいか、動き出した手に対しての掘り下げが甘いように感じた。

鳩やネズミとの攻防はかなり面白かった。

投稿 : 2020/09/25
閲覧 : 191
サンキュー:

0

ネタバレ

nuxt-ts さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

過去と現在のリンクが巧み

持ち主からちぎれた右手の大冒険。と同時並行して持ち主の過去を追う。
過去と現在を交互に映しながら繋がりを見せる構成が巧み。また、緊張感の演出が秀逸。
冒険しているのが、なにせ右手なので感情とかはわからない。
フランス映画は暗いとよく言われるが、この作品もその例にもれない。
エンターテイメントというよりは、動くアートとして観ると楽しめるはず。

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 197
サンキュー:

1

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そうさ~右手のアドベンチャー

 何だかわからなかったけど上映されていたので、とある小劇場で見てきたです。
 画像がポスターとして、劇場に張り出されていたのですが、ある意味インパクトのある絵だと思うです。

 正に生きて意思を持っているとしか思えない、切断された右手の冒険だったです。怪奇です。バギーのバラバラの実の能力とも違うです。面白いといえば、面白いのです。
 そこに冴えないピザ配達の青年の日常と過去も交えて右手の冒険と並行してお話が進むのです。目に見えて関係が、あるとしか思えないです。

 音楽が、いかにも怪しそうな感じな曲だったです。右手の行動に流れる曲が、Xファイルを思い起こすような神秘的というのか?どこか秘密めいた印象だったです。

 とある場所からひとりでに逃げ出す右手だけれど、なぜこんな場所にあったのか?謎であるです。
 逃げ出す右手に降りかかる、数々の災難、どう乗り越えるのか?見てのお楽しみです。この右手が何を求めているのか目が離せないです。

 たらこ唇の眼鏡の冴えない青年ナウフェル、{netabare}ドンくさく失敗も目立つけど、配達をきっかけに、配達先の女性を調べ追うようになるです。恋心で仲良くなりたいかも知れないけど、これはストーカー行為にも見えなくもないです。
 その先にご縁が、訪れるです。交際しているうちにナウフェルが、好意をガブリエルに告白するわけです。でもガブリエルには、ある意味で下心に聞こえたみたいで、裏切られたみたいな、やるせない気持ちになったようだったです。

 その後に待ち受けるナウフェルの運命が、並行する右手の行動と重なるところが、見所だと思うです。
 重なったとき{/netabare}右手は、どこにたどり着くのか?右手は持ち主に元に戻るのか?右手はどうしているのだろう?です。

 ラストにおけるナウフェルを気にするガブリエル、一方でナウフェルは何をしていたのか?です。ナウフェルが残した痕跡を耳にするガブリエルは、何を思っていたのか?見に行った人の想像になると思うです。一人いたナウフェルにおいてもです。意味ありげな、当人たちにしかわからないお話だと思ったです。何だったのだろうと思おうのが、普通なのかもしれないです。

 右手が持ち主の記憶を持っているかのようです。持ち主と違う意思を宿しているかのような行動が、神秘的みたいで彷徨うさまが引き付けられたです。
 ナウフェルたちが、日系アメリカ人たちだと思ったけど、これはフランス制作みたいで、中国語かハングル語に思えた聞こえた言葉は、フランス語だったみたいです。言葉も分からず、キャラ設定、作画といい、世界は広さを思い浮かべたです。声優さん感情が出ていたと思ったです。

投稿 : 2020/03/09
閲覧 : 247
サンキュー:

5

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

その手 誰の手?

2019.12.2 吹き替え視聴完了。
見終わった当時、【あにこれ】にまだこのアニメが
のってなかったので映画サイトに記録しておいたのを
もってきました。

あの手は一体?
予想通りではありましたが、
なんだか目が離せなくて続きを見てしまう…
そんな不思議なアニメ映画でした。
鳥はちょっと可哀想だったな。

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 253
サンキュー:

10

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

想像を絶する恐怖体験と人生の素晴らしさを讃える二律背反を味わえる超傑作映画 彼が失ったのは「右手」か?それとも「体」か?

NETFLIXが独占配信しているフランス映画
ギョーム・ローランの小説『Happy Hand』を原作にジェレミー・クラパンが長篇初監督で手掛けた81分の作品です
配信に先駆ける形で1週間限定で劇場公開もされました


冴えない人生を送ってきた青年ナウフェル
彼は“とある事故”で右手を切断してしまった
事故後のある晩、医療施設の冷蔵庫から切断された右手だけが独りでに動き出して施設を飛び出す
自立した右手は街の中を人目から隠れながら彷徨っていく
ネズミに襲われたり、車に惹かれそうになったり、脅威から逃れながらも右手は“どこか”へと向かおうとする
その最中でも、確かに刻まれたナウフェルの記憶を回想していく右手
幼い日々の両親との思い出、その後の人生の躓きの連続、密かに思いを寄せる女性ガブリエルとの出逢い、そして右手切断の瞬間へと回想は進んでいく・・・


まず切断された右手が自立して動き出す・・・と聞くだけでもかなり怖いですが、今作自体とにかく緊張感で溢れる場面が連続しており、明白にスリラー映画として構成されています


自立する右手、というと『アダムスファミリー』の「ハンド」や『仮面ライダーオーズ』の「アンク」の様にコミカルに描くことも可能だったのでしょう
ですが今作の「右手」は冒頭ではイマイチ意思が感じられず、何を考えて何処へいこうとしているのか分からない
その“異物感”故に鑑賞者の不安を煽り、先の展開の見えない緊張感を出しているのです
この時点で【怖い映画】が好きな人には猛烈にオススメしたい秀作なのですが今作はソレだけじゃない


なんせ右手がパリの街を彷徨う、なので都会の景色が基本的に全て低い視線からのアオリで描かれます
このアオリが独特の異化効果を生み出し、全く見慣れない風景を映し出しているんですね
色調を落とした暗い画面や回想シークエンスでモノクロになる演出も味わい深い
さらにミニマルなエレクトロで統一された劇伴にも背筋を正して鑑賞したくなる痺れるカッコ良さを感じます
色調といい、劇伴といい、情報の引き算が上手いのでより緊張感が引き出されているのでしょう


右手の回想は幼少期から右手切断の瞬間まで順を追って進んでいくのですが、何をやっても上手くいかないナウフェル青年の冴えない人生が虚しく綴られていく様はとても悲しくて憂鬱になります
そんな最中に現れた一筋の光明の様なヒロイン、ガヴリエル
意中のガヴリエルに救いを求めるかのようなナウフェルは、徐々に前向きな行動をする様になり、やがて人生も上向きになっていってく様にも伺えます
しかし結果的に右手切断という悲劇に見舞われるのですから、これら全てのポジティブなシークエンスが悲劇への伏線でしかない、そう考えるとより恐怖心を掻き立てられるのが凄いです


しかし今作の本質は何かを喪失してしまった人生、劇中では実際に身体を欠損してしまった人生ですらも、ほんの小さなキッカケで愛おしくなるはずだ、という人生の賛歌であるところにあります
ナウフェルが失くしたのは、果たして【右手】なのか、それとも【体】だったのか
それはクライマックスでお解りいただけることでしょう
これが極限的な緊張感の後に描かれる、というのが実にドラマチックだと思いましたね
つい最近、タイトルはあえて伏せておきますが同じような半生記モノでイマイチ煮え切らない結末の作品を鑑賞したので、今作の方が数段上手いまとめ方だな、と再評価してしまいました
エンドロールには劇中と同じミニマルでエレクトロな劇伴が流れ、心地良い余韻に浸る事が出来ます


正直、久々にアニメで心臓に悪い作品を観たと思いましたw
ですがその分、鑑賞後の達成感もひとしおに大きかったです
2019年はなかなかマニアックながらも秀でた海外アニメ映画を鑑賞する機会が多かったのですが、海外作品では否応無しに今作がナンバーワンの傑作でしたね
怖い映画が苦手でなければ心の底からオススメします

投稿 : 2019/12/18
閲覧 : 377
サンキュー:

8

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/03/09
閲覧 : 57

失くした体のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
失くした体のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

失くした体のストーリー・あらすじ

パリの研究所に保管されている切断された手が、過酷な運命から逃れようと、研究所を抜け出して元の体を探す旅へ出る。ハトやらネズミやら、次々と迫る危機を間一髪でかわしつつ、ピザ配達人のナウフェルに再会するため街をさまよう。旅の最中に蘇るナウフェルの思い出と、図書館員ガブリエルへの淡い恋心。そして、手が切り落とされたいきさつが明らかになっていく。切断された手とナウフェル、そしてガブリエルは果たして再会できるのか? 原作はギョーム・ローランの小説『Happy Hand (原題)』。『失くした体』は、Netflixにて11月29日より配信スタート。(アニメ映画『失くした体』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年11月22日

このアニメの類似作品

この頃(2019年11月22日)の他の作品

ページの先頭へ