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「鬼滅の刃 遊郭編(TVアニメ動画)」

総合得点
80.8
感想・評価
500
棚に入れた
1806
ランキング
429
★★★★☆ 4.0 (500)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.9

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鬼滅の刃 遊郭編の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

四ツ谷ミツル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ド派手な作画と緻密なこだわり

非常に良かった。
ずっと映画レベルの美麗な作画を維持している事にもはや驚愕する。

炭治郎立志編と比べるとギャグ色強め、グロさ控えめで子供でもそれなりに見やすいだろう。いやグロい部分はやっぱあるのだが。
新規の声優さんも役に合いすぎていてびっくりした。堕姫が沢城みゆきさんなのはもう大正解として、こういった役を演じる逢坂さんはかなり新鮮だったがよく合っていた。もっとヒールを演じて欲しいくらいだ。

立志編でも感じたが鬼滅はとにかくSEが良い。
帯のしゅるっとした音とか、着物が畳を擦る音とかもうリアルで小君良くて素晴らしい。
そして、相変わらず作画はガチで神である。
原作リスペクト溢れるカットに、絶対大変であろう天元の顔の左右にある宝石みたいな装飾までキッチリ描き込まれている。
刀の刀身や呼吸のエフェクトも個人個人で違うし、戦闘シーンの迫力は映画そのものの圧倒的臨場感だ。
一体どれだけの労力が注ぎ込まれているというのだろうか。感服である。

そんな感じで圧倒的神作画、文句無しの声優陣ではあるが、ストーリーはちょっとジレったい。
というのも炭治郎と堕姫が相対してから戦うまでに結構会話がある。話して戦闘してまた話すって感じで神戦闘シーンを早く拝みたいと思うあまりじれったく思う事もしばしば。
他にもちょいちょいそんな箇所があるのだが、最終回の戦闘シーンがまあ本当に素晴らしく度肝を抜かれた。じれったかったシーンもココをビシッと決めるための溜めの期間だったのだと思った。いやあ良いものを見た。
自分も丁度妹いるのでラストの兄妹のやりとりはリアル過ぎて心が痛かった。
そうなんだよなぁそんな年離れて無いのにお兄ちゃんなんとかして!って、まーしょっちゅう言う。マジあんな感じだ。

で、立志編と無限列車、そして遊郭編まで見た身からして一個だけ言わせてもらう。
天下の鬼滅の刃だが、合わない人はいる。
それは、家族愛が苦手な人だ。
この作品、恋愛はスパイス程度なのだが、兄妹や父母の愛や絆はこれでもかと多角的に描いている。
自分も今は大丈夫なのだが、家族といざこざあった時期だったら色々重ねちゃって多分見られなかったと思う。
家族愛系が大丈夫だったら、文句なくおすすめ出来る神作品だ。

投稿 : 2024/04/24
閲覧 : 25
サンキュー:

4

ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

天元様カッコ良すぎ

【総合評価☆☆☆】
 大人気を博している『鬼滅の刃』シリーズだが、私はそれほど好きではない。主要登場人物一人ひとりに個別エピソードを用意するストーリーがやや盛り込み過ぎで、全体に話がクドい。個人的には、映画『ある殺し屋』(監督:森一生)で主人公が殺し屋稼業を営む理由をいっさい説明せず、ただ特攻隊の映像を一瞬インサートしたケースのような、ストイックでエッジの効いた演出に心惹かれる。笑いをとるためのデフォルメショットが随所に現れるものの、山岸凉子のスリラー漫画に突如挿入されるコミックリリーフほどの衝撃はなく、あざといウケ狙いに思える。
 それでも、『遊郭編』の後半にはのめり込んだ。何と言っても、宇髄天元という個性の強いキャラが最高に魅力的だ。第5話、帯の隠れ処でモウモウと立ちこめた煙の奥から姿を現すシーンには、本気でゾクゾクした。
 天元は忍びの出身である。忍びは権力者にとって駒でしかなく、謀略の陰で使い潰される運命にある。特に、情報収集のために肉体を利用させられる「くノ一」は、人間としての喜びを許されないまま果てるしかない。こうした定めに疑問を抱き忍びを抜けた天元は、生き残っていた3人のくノ一を「妻」として同道する。まね事でもいいから結婚の幸せを味わわせてやろうという、深い人間愛のなせる業である(と私は理解した)。
 天元の闘い方は本人が言うほど派手ではなく、爆薬などの小型武器を駆使し抜け忍らしい機略に富む(例えば、はじめて姿を現した妓夫太郎に立ち向かう場面)。戦闘力では煉獄に一歩譲るかもしれないが、情報を収集した上で隊員の配置と戦法を練り上げており、人心掌握に長けた知的なキャプテンといった風格がある。女性に好かれる所以である。
 バトルアニメでは、強大な敵を前に危地に陥った主人公が、もはやこれまでかという瞬間になぜか力に目覚め、怒濤の反撃に転じることがあるが、いかにもご都合主義的な展開で見ていて鼻白む。しかし、天元の場合、その弊が感じられない。彼には、スパイとして遊郭に潜入させた3人の妻と鬼殺隊若手メンバーを守るという責任があったからだ。
 ここで想起されるのが、「キンシャサの奇跡」と呼ばれたアリvs.フォアマンのヘビー級タイトルマッチ。「俺にベトナム人を殺す理由はない」と徴兵を忌避してタイトルを剥奪され、絶頂期を棒に振ったアリは、彼と互角だったフレージャーやノートンを2Rで沈めたパンチ力の持ち主・フォアマンの敵ではないと予想された。だが、試合途中までずっと劣勢だったにもかかわらず、8Rに渾身の一撃で逆転勝利を収める。
 後に沢木耕太郎が行ったインタビューで、「アリはなぜ、あなたの殺人的なパンチを無数に浴びながら、耐えることができたのだろうか」と問われたフォアマンは、一瞬遠い目をしてから、「アリには闘う目的があった……闘う目的さえあれば、人はどんな苦しみにも耐えられる」と答える(NHKスペシャル『奪還』1995年放送)。ベトナム反戦や黒人解放のシンボルとして若者やリベラル層から圧倒的な支持を集めていたアリは、ぶざまに倒れるわけにはいかない。彼らの希望を守ることが、闘う目的だった。
 守るべきものがある人間は、信じられない強さを発揮できる。その実例を知っているからこそ、『北斗の拳』のジュウザや『鬼滅の刃』の天元の闘いぶりが、理に反したものには思えないのだ。{netabare}片目・片腕を失い全身を毒に冒されながら、なお不敵な笑みを浮かべて妓夫太郎に闘いを挑む天元の姿は、鬼以上に鬼気迫るものがある。{/netabare}

投稿 : 2024/02/23
閲覧 : 24
サンキュー:

1

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

鬼滅の刃 2期

(低浮上で申し訳ございません。。。)

録画して観ました!

僕の両親も完全に鬼滅にハマりました笑

作画が綺麗で素晴らしかったです!

刀鍛冶の里編も必ず観ます(*^^*)


2022.08.06

鬼滅の刃 全集中展 in サッポロファクトリーに行ってきました!

楽しかったです(*^^*)

投稿 : 2023/12/12
閲覧 : 138
サンキュー:

10

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ここからクソつまらなくなる鬼滅の刃

いやーきつい。序盤のギャグのセンスが死ぬほど悪い、ダダ滑りしてて見ててキツかった。
一応戦闘が始まれば見られなくはない程度に落ち着くけどさぁ…無限列車の猗窩座ではまだなかった悲しい過去ノルマがまたやるわけで、泣けるっちゃ泣けるけども。

序盤がマジでゴミだったけど中盤からはまぁ様になってたとは思う。戦闘シーンに金かけてるだけの駄作に成り下がる前兆はこの頃からあったんじゃない?実際その後の刀鍛冶の里はマジでゴミだし。

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 72
サンキュー:

3

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作再現が過ぎる部分もあるが、「アニメーション」が好きなら必見の価値あり

刀を振るって鬼を斬る単純明快アニメ第3弾。無限列車編からの地続きのストーリー。
上弦の鬼を前にし何もできなかった主人公たちは、自分たちの先輩であり最強クラスの剣士・『柱』の1人であった煉獄杏寿郎を喪う。その影響は大きく、強かった彼に相反して主人公・竈門炭治郎(かまど たんじろう)は自身の弱さに打ちひしがれる。
もしもあのとき、もっと力を持っていたら、なにか別の方法があったのでは──
それは炭治郎だけでなく伊之助や善逸、鬼殺隊の人々、そして煉獄の家族も同じ。それでもウジウジとした描写を長引かせず、前へと進ませるのがこの作品の良いところだ。

『煉獄さんのような強い柱になります』

煉獄家にはもう優れた剣士がおらず、今はまだ誰も炎柱の空席を埋めることはできない。だがそんな煉獄の意志を炭治郎然り、多くの人が自分にできることで引き継ごうとしている。
「キャラクターの死」の影響をしっかりと描くことで、そのキャラクターの死の意味を物語の中で確り表現している。受け継がれし「炎」、これまでと同様に本作もまたジャンプの集大成、黄金期の後継作であることを感じさせてくれた。

【ココがひどい?:原文ママの派手柱。序盤はギャグで飾ります】
そんな煉獄杏寿郎という男の死を清算し、荼毘に付す(だびにふす)ような始まりを描いただけに改めて登場する音柱・宇髄天元には────私は原作漫画も読んでいるだけになんだか不憫なものを感じてしまった。単刀直入に書くと最初の印象が煉獄と比べて全く、よろしくない。
蝶屋敷から嫌がる女の子を任務に連れ出そうとしたかと思えば、痛々しく神を自称し柱の権力を不条理に振りかざす。『派手』という言葉を連呼する割に髪は地味な白髪だし、何故か可愛くてグラマーな嫁が3人もいる!! まあ最後は善逸と私のやっかみなのですが(笑)
原作読者ならこのキャラクターが後でいくらでも挽回することを承知で話を追えるのだけれども、アニメから入った初見に原作のままの天元の行動を見せるのはどうなのかなと考えてしまった。
こんなキャラなので炭治郎たちも序盤はあまり彼を尊敬することが出来ず、とくに善逸と伊之助が舐め腐った態度をとる。『この人でなし!お前を柱とは認めない!』や『そりゃアンタみたいな奇妙奇天烈な奴はモテないでしょうけども!』、『お前の嫁もう死んでんじゃねーの(鼻ホジ)』など普通に言う(笑) そして全集中・常中の腹パンをお見舞いされるのだ(笑)
天元という再登場キャラと彼が連れ出した新たな任務によって、立志編で結成されたユニット『かまぼこ隊』のボケとツッコミが忙しなく入れ替わるあの会話劇の妙が見事に復活しており、その懐かしさと面白さで煉獄杏寿郎を喪った哀しみ──所謂“煉獄ロス”──が幾らか緩和される構成となっているのは良点と評せる。

【ココがすごい!:ufotableが描く吉原遊郭の町並み】
天元が強引に女の子を連れ出そうとした目的は、男を楽しませて稼ぐ花魁(おいらん)や遊女を集めた町『遊郭』に潜伏している鬼と、先に潜入して行方不明となったくノ一たち(全員天元の嫁)を見つけ出すことであった。傍若無人な振る舞いの裏には愛する者を第一に守る「漢としての責任感」が備わっていたのである。
そんな切羽詰まった天元を妨害し女の子の代役を買って出てしまったため、炭治郎たちは客としてではなく「女装」をして店の中へ探りを入れる羽目になる(笑) 単純な感性かも知れないが、登場人物が性別を偽る緊張感や実質オカマとなっている滑稽さなどが合わさり、『あの花』などと同じく盛り上がる展開と言えよう。
立志編や無限列車編とは一味違う物語の中で炭治郎たちが働きながら、遊郭の基礎的な知識や用語を解説しつつ、遊郭ならではの空気感を作りあげている。
特に街の描写は流石ufotable。大正時代に並ぶ夜の町の明るさは時代背景が考慮された絶妙な「明度」であり、遊郭ならではの煌びやかな内装から畳の目の細かさまで、一切の妥協が見られない。
そこに三味線や琴などで奏でる音楽が加わり、優雅さと淫靡さと悲哀さで渦巻く遊郭という場所の空気感を目と耳、鼻でさえ感じられるようだ。実際に漂うわけではないが、この空間づくりが観る者の脳裏に「白粉(おしろい)」や「白檀(びゃくだん)」の香りを思い起こさせ、あたかも鼻腔で捉えたかのように錯覚させられる。

【ココもすごい!:3人の成長】
序盤は鬼との戦いもなく遊郭での潜入捜査という日常が描かれる。炭治郎は器用に何でもこなしつつ、善逸は三味線の腕前を上げている(笑)
{netabare}その中でも嘴平伊之助(はしびら いのすけ)は、あの猪の被り物をしていない。雑な化粧が落とされた後には女性のような顔立ちが強調して描かれている。鬼の気配を感じて遊郭の中を走り回るだけで、その横顔の美しさが際立つ。彼だけは顔が他のキャラより2段階くらい上のクオリティで描かれているような感じだ。
無限列車編────煉獄杏寿郎を喪ったことへの後悔は伊之助の中にも残っており、鬼から人を守る決意はより強くなっている。彼が人質を気にかけながら戦うようになったのは立志編の頃では考えられない成長だろう。
我妻善逸(あがつま ぜんいつ)も同じだ。彼はなるべく鬼と戦いたくない、傍にいる誰かに戦ってもらおうと常に考えていた臆病な青年だ。そんな彼が背後に現れた上弦の鬼の存在に怯えつつも、目の前で泣いている女の子を守ろうとする。これまでのような眠りに落ちず、誰かを守るために立ち向かおうとする行為は彼の成長を強く感じさせるシーンだ。
炭治郎も同じだ。柱に『生き残るために帰れ』と言われても、彼は自らの責務を果たそうとすると同時に『絶対に死なないでほしい』と伊之助へ願うのは煉獄杏寿郎への後悔があるからこそだ。
3人のメインキャラのバランスがよく、日常描写の中でキャラクターを描きつつ、ギャグを描きつつも「鬼」の存在を匂わせ、描写していく。{/netabare}

【ココもすごい!:圧巻の戦闘描写】
中盤からはほぼ戦闘シーンだ。鬼滅の刃はufotableが手がける剣戟アクションが大きな反響を呼び一躍、時の作品となった。それを製作陣もわかってるからこそ戦闘シーンの作画は常に作品の最大のウリとするよう、極めてえげつなく描かれている。
{netabare}炭治郎が相まみえるのは上弦の陸・堕姫(だき)。因縁の相手である猗窩座と同じ、数字は格下なものの紛れもない鬼の幹部。そんな相手に先ずは炭治郎が孤軍奮闘する。己を過小評価しながらも着実に力をつけてきた彼が血まみれになりながら、怒りで人の限界を超えながら上弦に肉薄する姿はまさしく主人公である。{/netabare}
着物の帯を硬化し自由に操る。そんな鬼の技だからこそ、ufotableらしい高速移動の描写と多角的な帯の動きを画面いっぱいに、まるで「劇場スクリーン」を意識した構図で描かれている。テレビアニメでありながらテレビで放映されることをまるで考えていない過剰とも言えるクオリティ、本作はあの無限列車編の続編だということをまざまざと実感される珠玉のごとき出来映えだ。
そんな広角・多角的なカメラアングルをスローなどでじっくり見せるばかりでない。素早く、まるで激流のごとく次々と繰り出される技の数々、打ち合った時の火花に至るまで「活劇」という言葉に相応しい攻守の応酬には目が離せない。
{netabare}禰豆子の戦闘シーンも凄まじい。堕姫に斬られた身体を一瞬で再生し、鬼としての本能を爆発させながら相手の身体を蹴り砕き踏み抜いていく。燃える血の血鬼術『爆血』の火力も増々だ。
鬼滅の刃という瞬時に自らの身体を再生する鬼が出てくる作品だからこそ、そんな鬼と鬼によるあまりにも人離れし過ぎた戦いの、出血・四肢切断表現も合わせたおぞましさがたまらない。{/netabare}

【でもココがひどい?:行き過ぎた原作再現】
これほどの映像が作られながらも私たち視聴者────「お客様」には色々と文句がつけられてしまうのも鬼滅の刃シリーズ全体の特徴だ。その1つ1つが残念ながら「一理ある」。
本作の場面転換の多さは初見ではどうしても気になってしまうだろう。炭治郎が上弦の鬼と相対している最中、別の場所では伊之助や善逸、天元が鬼に捕まっていた人たちを救い出そうとしていたりと、共に行動していない登場人物全員の活躍を描くための場面転換が発生してしまっている。
さらに回想シーン。これは立志編の時からそうであるのだが、戦闘中に回想シーンが頻繁に挟まってしまうことで作品全体のテンポが悪くなってしまっている。ものすごく盛り上がる戦闘シーンが描かれているのに、その途中で場面が転換し回想シーンが描かれてしまうと、せっかくの盛り上がりがあまり持続しない。
{netabare}キャラクターの心の声が五月蝿いのも相変わらずだ(笑) とくに嗅覚に優れる炭治郎は匂いから天元に対し『実は責任感の強い人』と早々にネタばらししていたり、堕姫に喰われているように見えなくもない花魁の様子を『血の匂いはしないから出血はしていない。あの帯で人を取り込んでいるんだ』と敵の目の前で冷静かつ呑気に分析したりするのである。{/netabare}
これらはハッキリ書いて、原作が悪い。
原作マンガはお世辞にも画力が高いとは言えず「画で物語を伝える」ということがいまいち出来ていない。それを知ってか知らずか、原作は描かれた状況をキャラが反復して伝える1コマやナレーションや注釈で説明をつけた1コマが随所に添えられている。
鬼・剣士双方に生み出した作者の愛着が強いのか、各キャラには必ず『ONE PIECE』の麦わら海賊団ほどのボリューミーな背景(バックボーン)があり、実力の高低に関わらず満遍なく活躍するのも常である。
受け手が能動的に読み進めるマンガであればこれらは些細な問題であり楽しい・わかりやすい要素の1つだ。しかしそれらをアニメで丁寧に再現してしまうと区切りの良い地点で各話を終了させることもできず、アクションアニメなのに戦闘シーンがぶつ切りで物語のテンポも大きく阻害することになってしまう。

【でもココが熱い!:ド派手な拮抗勝負】
然れどそんなテンポの途切れや間延び感を高品質な戦闘シーンでスカッと吹き飛ばしてくれる。それもまたアニメ『鬼滅の刃』最大の特長だ。
{netabare}もう1体現れる上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)。2人同時に首を斬らなければ死なない鬼の「兄妹」という強敵に対し、炭治郎も天元という柱や仲間たちと共に立ち向かう。
掠るだけでも死に直結する兄の毒血鎌に鋭利かつ広範囲な妹の帯が絶えず戦場を飛び交うという地獄絵図。そんな地獄の連携攻撃に対し『音柱』たる天元の2振りの日輪刀で繰り出す『音の呼吸』や忍の暗器が全て対応し防いでみせる。
無限とも言える斬撃の応酬、決して止まることのない戦闘シーンには息を呑み、目が離せない。どうすれば1~2年という短期間であんな映像が作れるのか、只のアニオタには計り知れないものだ。{/netabare}
{netabare}だからこそ、この拮抗勝負を一旦でも制したのが鬼側という上げ落としには、例え結末がわかっている原作読者でも胸が締め付けられる思いを抱く。
どれだけ鬼殺隊──人間──が鬼に肉薄しても、トドメを刺しきらなければ鬼は元通りに再生し振り出しに戻してしまう。痛みに呻く間、喪った意識を取り戻す間に全て水泡に帰してしまうのだ。
傷つき疲弊した剣士たち。対して無傷で高笑う上弦の陸。無限列車の悲劇の再来であり、だからこそ妓夫太郎もあの猗窩座と同じように人を鬼へと誘おうとする。{/netabare}

【ココも熱い:鬼の矜持と人の意地】
{netabare}『みっともねえなぁみっともねえなぁお前ら本当にみっともねえなぁ!特にお前は格別だ、全然妹を守れてねえじゃねえか!』

『まあ仕方ねえか。お前は人間。妹は鬼だしなぁ。鬼の妹よりも弱いのは当然だが、それにしてもみっともねえ……兄貴だったらよぉ、妹に守られるんじゃなく守ってやれよなぁ。しっかりと……この手でよぉ!』

『そうだ!お前も鬼になったらどうだ?妹のためにも!そうだそうだそれがいい!鬼になったら助けてやるよ!仲間だからなぁ!』

同じ「兄」であり傷の醜さにシンパシーを感じた妓夫太郎は唯一、炭治郎に鬼への勧誘を行う。そうしなければお前だけでなく、妹・禰豆子を殺すとも脅して──。
「お前も鬼にならないか」
そう問われた煉獄杏寿郎は頑なに人であることにこだわった。そんな彼の意志を受け継ぐ炭治郎だからこそ、同じ問いかけをされても彼は一切ぶれない。鬼の圧倒的な力でねじ伏せられようとも、数えきれない位に「みっともない」と罵られようとも彼を始め、この場にいる鬼殺隊の目的は鬼へ与することではなく鬼の頚を斬ることだ。
相手の慢心、遊郭に有る物、仲間の力に遺した武器────そして剣技。あらゆる物を最大限に使って人の身ではずっと届かなかった上弦の首を捉える。そんな“人の意地”を一部始終余さず描いた第10話は大迫力の神回だ。作画、演出、声優の熱演、全てが詰まっており、制作スタッフ全員が死力を尽くしたのが伝わった。これまで間延びした印象を抱いて若干、微睡んでいた「鬼滅そこまで好きじゃない」層もその眠気が吹き飛ぶ出来映えだろう。
一方で鬼側にも「矜持」がある。彼らも嘗ては人であり、人であった時は体も弱く身分も低く、同じ人間に虐げられる毎日だった。
力こそ全て。「自分がされて嫌なことを人にするな」とは誰でも大人から教わるけれど、それを守って安息な、幸せな日が嘗ての2人に訪れることは遂に無かった。
ならば逆だ。人にされて嫌だったこと、苦しかったことを人にやって返して取り立てる。
自分達に訪れなかった幸せを幸せ者から取り返す。そういう生き方を志してしまった兄妹にとって自身が鬼であることは「誉れ」であり「誇り」だ。そして彼らにもまた確かな兄妹の絆があり、妹の危機には兄が、兄の危機には妹が救いながら柱含む4人もの剣士を相手取る。
人と鬼の互いの生き方と信念はどちらも中途半端ではない。その相容れない信念のぶつかり合いをufotable最高級の作画で表現しており、そんな作画が脚本をさらに1つ上の段階へと押し上げているようにも感じた。{/netabare}

【キャラクター評価】
宇随天元(うずい てんげん)
上記で書いたように最初の印象はよろしくない柱なのだが、アニメでの演出も相まって上弦の鬼との戦いで好感度を爆上げするキャラクターだ。
彼もまた炭治郎と同じく「煉獄杏寿郎」の思いを受け継いでいる。だが、彼のようにはなれない。誰かを守って死ぬ、自らの命を投げ捨てて誰かを守った彼の存在は鬼殺隊の人々に多くの影響を残している。
しかし、ならなくてもいい。極められた様々な才能が集い、根っこの部分で同じ志を持つ面々────それが鬼殺隊の「柱」なのだ。
妻が1番、人々が2番、そして自分が3番────優先順位はハッキリと示すものの、天元は大切なものの命を守り、自らの命をも守ろうとしている。生き抜かなければ、生きなければ意味がない。忍として育てられた段階でそのように生かされてきた中で、兄弟や多くの人の命が犠牲になってきたのを見てきた彼だからこそ、もう誰も喪いたくない、それは自らもだ。
人の世の影に生きた忍たちの分まで「ド派手」に生きようとする処世術。それこそが宇随天元という漢の魅力であり、彼そのものである。そんな彼ならではの逆転劇、そして剣士としての幕引きも確りと描かれていた。
CVは小西克幸。『天元突破グレンラガン』でカミナを演じた「みんなの兄貴」だ。キャラ共々、どうかご自愛ください。

【総評】
全体的に見ておよそテレビアニメとは思えない凄まじい戦闘シーンを見せてくれた作品だった。ufotableらしいエフェクトの嵐と自由すぎるカメラアングル、作画枚数を一体何枚使ったんだと思うような戦闘シーンの数々は流石の極みであり、特に終盤にかけて盛り上がる戦闘シーンは無限列車編以上のものが感じられた。
音楽は初作から和楽器も取り入れ和洋折衷のような雰囲気を作り出していたが、今作はさらに三味線や琴などのホップで浸透性の強い弦楽器もコミカルシーンで使われており、その無駄なクオリティの高さに一抹の笑いを誘う。主題歌は今作からLiSAではなくAimerとなったが当然、その変更に不安を与えるシンガーではない。凛とした強さと女性らしい繊細さを併せもった独特のハスキーボイスで『残響散歌』『朝が来る』を歌い上げ、本作の開幕と終幕を各々、劇的に飾っていた。
声優のキャスティング面に関しても隙がない。鬼の兄妹の内、兄は逢坂良太さん、そして妹は沢城みゆきさんということでその起用自体が衝撃かつ抜群なはまり役だ。とくに沢城さんは現在の『ルパン三世』の峰不二子というイメージが強く、鬼であると同時に兄に泣きつく「妹」という側面も遺憾なく発揮する必要がある堕姫というキャラクターがオバサン臭くなって「でも実際100年以上は生きてる鬼だから……(震え声)」と苦しい擁護をしなければならないのではと一抹の不安を抱いていたのだが、完全なる失礼千万。気位が高くも下品な演技と要所要所で天元の嫁たち(種崎、石上、東山)に負けず劣らずの甘い女声を聴かせてくれた。流石ベテラン
物語自体も悪くない。ジャンプ作品として戦いは次のステージへと進み、各キャラもそのインフレーションに確りとついていく。頂上決戦のような柱と上弦の鬼の戦いにこれまで加勢すら出来なかった主人公らが今作ではMVPとも言える大活躍を果たしたところに成長が感じられ、非常にエモーショナルな気分にもさせてくれるのである。
相変わらず善逸や伊之助といったキャラは騒がしくて発言も幼稚で作品を子供っぽい雰囲気にしてしまうのだが、それもご愛嬌だ。煉獄を喪った悲劇を序幕に持ってきたからこそ、シリアスばかりではなくコミカルでもあり誰でも楽しめるシリーズだということを知らしめる、様々な要素があるジャンプ作品の雰囲気に染める役割を持つ2人だと再確認できた。
欠点を挙げるなら、話数は11話も要らなかったのでは?と疑問を抱くのが本音。本来、遊郭編は無限列車編よりもやや長い程度しかなく、鬼も強敵とは言え無限列車編と同じく2人しか登場しない。それを1クールに近い尺にしているのだから、極端な例だがアニメの『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』に似たテンポの悪さや間延び感が生まれてしまっている。
飽くまでもジャンプ作品のアニメ化であり、原作も脚注や説明が非常に多い作品だ。このエピソードに限っては場面転換も頻繁に挟まる。そんな作品の1コマ1コマを忠実に描いてしまったからこそ原作の悪い部分が如実に表れてしまっていた。さらに足りない部分をアニオリで補完することはあっても削った部分は全くと言っていいほどに無い。「そのアニオリ部分がさらにテンポを阻害している」という意見には正直、反論する余地はないのである(勿論、より深い掘り下げはファンとして嬉しい部分だけどね)。
立志編から常々思っていることだが、アニメ化というのはその作品のリメイクの切欠でもあるのだから、原作時点で何かしらの不備があればそれを解消してあげることでより素晴らしい作品として全国に広めることができる筈だ。それを鬼滅の刃も──『刀鍛冶の里編』も観ているが──また商業的・権利的な理由からか完全に放棄してしまっており、数々の評論家気取りから(どうしたって減らないとは言え)文句や批判点とされてしまうのは「勿体ない」とも感じてしまった。
{netabare}とは書くものの、それらを差し引いても並の他作を比較に出すことすら憚られる程の傑作だ。上記のようなテンポの悪さも少年漫画にありがちなご都合主義も、高品質で壮絶な戦闘シーンの勢いで便所の如く流し切っており、後に残るはジャンプ3大原則の1つ『勝利』。前作では届かなかった上弦の首を見事に斬り落とし最期を見届けた主人公らと、前作の悲劇を繰り返さず「生存競争」においても勝ち残ってみせた鬼殺隊の「派手」な大団円に打ち震える、「アニメーション」が好きならば必見の価値のある作品であるという主張は決して変えるつもりはない。{/netabare}

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 61
サンキュー:

7

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主人公たち3人のコスチューム

主人公たち3人のコスチュームが遊郭へ潜入なので普段と違う
それがまた良かった
戦闘シーンの作画もすごすぎて見ていて飽きない!
ぜひみてほしい!

投稿 : 2023/08/21
閲覧 : 40
サンキュー:

2

かさい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

キャラが状況を説明しすぎ

タイトル通り、キャラクターが状況を説明しすぎていると感じた。

國弘さんや阿部さんをはじめとした素晴らしいアクションアニメーターとufoのCGや撮影力をもってすれば、アニメ本来の"動き"、画の見せ方や表現、演出面で十分描写できるはずなのに、キャラクターが戦闘中の状況を逐一事細かに説明してくれる。
(とどめを刺されたのは、10話で必死なっている善逸の横で伊之助が「山育ちだから毒も効かないし内蔵の位置も変えれる」と血を吐きながら誇らしげに解説しているシーン)

これを戦闘中にやると、秒単位で戦況が一変する緊迫した状況でもキャラモノローグやセリフが挟まることで戦闘のテンポが一気に落ちてリアリティが損なわれる。
漫画は読者が能動的に読み進めるので、戦闘中のモノローグやセリフも原作を読んだ時はそこまで気にならなかったが、アニメは演出でコントロールし、視聴者はそのコントロールされた映像を受動的に見ることしか出来ないからテンポは完全に演出、つまり作り手側の意図したものにしかならない。


ここまで社会現象化した爆売れコンテンツなので、大多数の視聴者はこの演出含め作品を好きになっている(もしくは気にしていない)のだろうけど、個人的にはその部分の演出が耐えられず、クライマックスの10話で断念。

ufotableのポテンシャルは言うまでもないので、もう少し別ベクトルの演出であれば、もう少し楽しめたかもしれない。

投稿 : 2023/08/12
閲覧 : 71
サンキュー:

4

SeWgb31153 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

アホくせぇ〜

堕姫と妓夫太郎って悪役の何番手だ?
あの2人倒すだけの話を1クールも尺使う必要ある?
まどマギだったらもう完結してるぞ?

冗長なアクションシーンばかりの中身のないシナリオだってことがよくわかる。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 90
サンキュー:

2

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

劇場版クオリティ

遊郭の雰囲気も良かったし
作画のクオリティも映画クオリティーで
戦闘シーンとかばちぼこに凄かった
毎話の引きもめちゃくちゃうまくて続きが毎回気になる終わり方をさせてくるから
一瞬で見終わってしまった
今回主役の天元はやはりかっこよかったね
そしてし最終話の鬼のお話はものすごく泣けた
鬼滅って敵キャラにも感情移入できるのがいいよね

投稿 : 2023/07/26
閲覧 : 96
サンキュー:

5

ネタバレ

アンデルエレーラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

残響〜♬

無限列車編をウキウキで劇場に観に行き、
ガッカリして以来(←少数派だと思います…)、
鬼滅を追っていなかったのですが、今更ながらに遊郭編を視聴。
結果…普通に面白かったです!

まず、夜の街✕鬼というのは相性抜群ですね。
{netabare}遊郭に潜む鬼を探す{/netabare}、という物語の導入が良かったし、賑わう反面危うい街の雰囲気も程よい緊張感を演出していました。

そして、{netabare}二人の鬼の首を同時に斬らなければ倒せない{/netabare}、
という今までにない展開のおかげで、
盛り上がるポイントが何度もあり、
その中で炭治郎が一歩一歩成長していく王道な展開が◎

伊之助&善逸、そして天元さんの見せ場もしっかりあり、
チームで闘っている「熱」を感じられたのも◎

{netabare}決着がついた後に、鬼側の過去に触れる{/netabare}ストーリーがあったり、遊郭編は各キャラを丁寧に描いているのが素晴らしかったですね。

投稿 : 2023/06/30
閲覧 : 77
サンキュー:

12

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★☆

2022.2.14 ★★★☆(3.8) 1度目観賞評価

投稿 : 2023/06/26
閲覧 : 123
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0

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

構造は子供向けですね。思想的にもアニメ史的にも革新はなかったと思います。

 本作についての印象はやっぱり子供向け、なんですよね。確かに敵役も完全な悪ではなく過去の因縁がありました。鬼とは人の負の感情の象徴のような描かれ方をしているので、キャラの造形そのものはそう単純ではありません。

 ですが、やっぱりストーリーの構造そのものは勧善懲悪から脱しきれていないと思います。いくら敵になんらかの事情を見たとしても、鬼たちが価値観を逆転するような話はなく、人間性を取り戻して死んでゆくだけです。

 つまり、このエピソードそのものに感情論として感動することはあっても、ストーリーに深さがありません。その点において子供向け感が非常に強かったです。

 知識を持っている人が、あるいはこの作品に意味性を見出すかもしれません。エピソードとキャラが上手くできているので逆にありもしない深さを見出す可能性はあります。あるいは牽強付会的に解説することは出来ると思います。それは知識を持っているがゆえに個人的に作品に自分の思想をフィードバックするだけのような気がします。

 本作で深さと錯覚する人情噺は、炭次郎、襧豆子というキャラを正義…というより「いい子」の側に置いておくための理屈だと思います。この2人が鬼という「人」を殺すことを正当化するためには「鬼」として死ぬのではなく、人間性を取り戻す=殺すことは救いだ…という形にするため、と言えばいいのかもしれません。

 この炭次郎、襧豆子を正当化する構造が、子供向けに感じてしまいました。むろん、子供向けでも面白い場合もあります。が、やっぱり鬼滅が面白かったのは、兄妹が絶望の中でもがき苦しんで死に物狂いで解決に向かっていく部分ですね。もうちょっと「正義」のチューニングが相対化できればよかったんですけどね。

 ですので、いくら興行収入が良くても、発行部数、視聴率が驚異的でも思想性を生み出すことはなかったし、アニメ史の中で何か歴史的な転換も無かったと思います。
 その点で鉄腕アトム、ヤマト、ガンダム、エヴァ、ハルヒ、まどマギ、宮崎アニメ、新海アニメ等々と並べた時に比較にならないなあ、と感じる所以です。
 これは数字ではなく、歴史が証明してくれると思います。数年たって省みられる何かを生み出したとは思えません。

 遊郭編そのものは、技術的には感心したし、まあまあ面白いかなあと思いましたが、それだけですね。再視聴はしないと思います。



以下、途中のレビューです。

 驚異的な作画と動きが素晴らしい。こういうのがアニメだよなあ…

{netabare} あんまり本作をレビューする気が無かったんですけど7話の前半の襧豆子VS堕鬼戦を見てやっぱり書きたくなりました。アニメーションとして見た場合、やっぱりすごいですね。特に戦闘が始まった4話以降には素直に感心します。

 ストーリーの好みや深み等々の内容についてはさておいて、やっぱり作画というか「動き」がTVアニメとしては頭1つどころか3つくらい突き抜けています。1期よりも進化しています。
 もちろん無職転生の戦闘シーンや進撃の巨人、京アニなど高いレベルの作品はいっぱいありますけど、戦闘シーンの見ごたえという点では鬼滅ですね。

 襧豆子の肉体表現や遊郭という単語などに批判があったみたいですけど…まあ、感性は人それぞれなのでなんとも言えませんけどポリコレかあ…少数意見がネットで騒いでいるから増幅して見えているだけじゃないんでしょうか?話題作なので多少いろんな意見はあるでしょうけど…フェミの方というより海外勢ですかね?

 いや、襧豆子VS堕鬼戦は見ごたえありましたよ?これも駄目なの?超人気コンテンツを深夜に放送する意味って、残虐表現があるからだと思いますが、多少の肉体の表現とかそういう配慮の中に含まれる気がするのですが…それにテーマも「鬼」だし…制作者サイドはあまり萎縮しないようにお願いしたいところです。

 それにエフェクトを止め絵で見て批判している人もいましたけど、いやエフェクトを止め絵で見てもしょうがないから…としか言いようがありません。ビッグコンテンツとはいえ無限の予算があるわけでもないし、フルアニメで作れるわけもなく…その人間の視覚の認識の仕方を踏まえた工夫が面白いともいえと思います。

 視聴率についても期待より低いという批判があるみたいですね。ですが視聴率が7~8%くらいあるそうですね。プリキュアですら初代、マックスハートで7~8%だったそうです。サザエさんは10%を超えているらしいので別格ですが、名探偵コナン、ワンピースですら4%台だそうですね。
(追記 コナンは日曜じゃなかったですね。ただ、7%行く週もあるみたいです。ちびまる子ちゃんも7%はあるそうです。なお、歴代最高はちびまる子ちゃんの39.9%…だそうです)

 サザエさんを配信サイトで見たり、録画して見る人もいないでしょうし、円盤が売れている(そもそもあるの?)とも思えません。私のように配信サイトで見ている人や録画で見ている人を合わせるとどんな感じなんでしょうか。

 TVアニメとしてはこの5年でもっとも見られていると言ってもいいのではないでしょうか(それ以前はまだコナンとかクレヨンしんちゃんなんかが10%以上出していたこともあったみたいです)。

 で、本作を見て思うのは原作人気もそうですが、やっぱり十分な時間と金をかけて作ったアニメは違うなあ、という単純な話です。成功が約束されているからこその金のかけ方だとは思いますが、それをいえば鬼滅の1クール目や無職転生は成功の約束も無く工夫でレベルの高い作品に仕上げてましたからね。

 リスクがあるので投資する側が求めるものがあるでしょうから、今の制作体勢を批判しても事情があるでしょうから強くは言いませんが、本作のようなレベルの作品がもうちょっとあるとアニメファンとしてはうれしいかなあ…

 鬼滅については、好みの問題があって、私にとってすべてが満点というわけではないし、無限列車以降、つまらない、気に入らない、浅いと思える部分もあるものの、やっぱり作画というかアニメーションの出来でいえば出色です。その点では非常に楽しませてもらっています。こういうのがアニメだよなあ…{/netabare}

投稿 : 2023/05/12
閲覧 : 368
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27

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬼滅の戦闘の問題点

ついにやってきた、あの『無限列車編』の続編として描かれる鬼滅の刃シリーズ第2期に当たる『遊郭編』
新たな舞台となり進んでいく炭治郎達の物語は、正直無限列車のクオリティが高すぎたというか、強敵との対峙や柱の活躍、人と鬼との違いや差などの作品のキーを大体見せられた上でのあのクオリティだと思うので、シリーズを通してこの要素をどう味や見せ方を変えて描いてくるかという事に期待が掛かってくる

まぁ大体やっている事は同じで、上記した要素の新しい見せ方みたいなのは殆ど無くて、ただ対峙して討ち取る。そしてラストに鬼の悲しい過去

鬼滅の戦闘って、これは構成上の問題や描き方の問題で、無限列車のあの煉獄さんと猗窩座の戦闘を見た後に描かれる今回のバトルに感じた違いに気づいたのだけれど
そもそも映画自体一番盛り上がったのってそこの戦闘だと思う。強者vs強者で柱が死ぬという衝撃エピソードと言う見せ方ではあったけれど、その間にあった対話。鬼に勧誘する部分や、それに対する煉獄さんの返答。煉獄自身に鬼との違いやそこで得た戦う動機を見せた上で戦っているから盛り上がっているんだよね
無限の命ではないからこそ人は儚く努力する。その相反する思想を持った鬼との対峙という動機。これこそが煉獄vs猗窩座を更に盛り上げた要因だと思う

それに対して炭治郎らは究極、任務で向かって対峙したから戦闘をするという、最終目標の妹を元に戻すという目標だけ大大と掲げられたはいいが、そこに至るまでの物語のドラマの為の動機付けというのが致命的に弱いと思う。それが、前述したただ任務として対峙した戦闘という見せ方になってしまっている要因
その舞台に一人や二人現地キャラを入れてそこでの物語から戦闘への動機付けをしてみたり、もう少し鬼と対話して無限列車を踏まえた炭治郎の変化を見せてくれたりしたら良かったんだけれど、スピードを意識してかは知らないがそういうのをやるって勇気が足りてない。超スピードで展開されるストーリーは受け取る側も超スピードで消化し切ってしまう
残ったのは迫力ある映像と、ラストの鬼の過去話

触れない訳にはいかないアニメーションについて
別次元のクオリティで圧倒されるしかない
10話の戦闘自体もそうだけれど、それに入るまでの繋ぎの部分、燃えている遊郭と崩れた建物暗い夜の雰囲気にキャラ達との明暗の差が際立ってて暗い割にはしっかりと見せられてて、映画の暗いシーンを暗く見せるみたいな事をしなかったのはよかった
そして戦闘、劇場版と同等レベルをあの期間で仕上げてきているufoの力に圧倒された。CGIでの作画のコンテを映像にして作るなどの技術で、テレビアニメの限界を超えた映像を作り続けているこの作品にこれからも期待大ではある

映画館でも観ました。IMAXで体験したかったので
マジで凄かった。迫力が違うのもそうだけど、暗い夜の場面を暗い劇場の中で見るというのが燃えている遊郭の背景と合っていて、そこで光るエフェクトやキャラ達の動作が際立ってより臨場感が得られてとても良い
バトルは本当に全身で感じられたし、その後の回想も終わりの炎の中に入っていくシーンの演出や音響は凄かった。無限城もCGIのモーションが凄いのはそうだけど、手書きシーンのアングルまでもが多種多様で面白かった

そんな感じで、大大ヒットした『無限列車編』の続編として大大的に宣伝され、期待され、それを上回るアニメーションクオリティを見せてくれて放送された2期は、正直熱が冷めてしまったかと思っていたけれど、安定した話題となってこのコンテンツの世間の関心の凄さを改めて知った
自身としては、感じた感想とその理由付けを頑張って見出して作品全体への印象も大きく変わったし、その頭の中に残り続けて考え続けてきた理由を確固とした文字として記し切れて満足した

投稿 : 2023/04/18
閲覧 : 98
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7

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1期、劇場版の続きです。

煉獄さんの次は宇随さん。私たち視聴者ですら尊敬してしまうような柱の描き方。本当によくできていると思います。鬼滅の刃は私の中でも数少ない原作既読の作品なんですが、この遊郭編が一番好きでした。とにかく期待して視聴。宇随さんと言えば「ド派手」です。戦闘シーンはド派手ですごい迫力でしたね。とんでもない作画です。そして兄妹の覚醒シーンや兄弟の比較。構成もすごく良かったです!

投稿 : 2023/04/15
閲覧 : 77
サンキュー:

4

ネタバレ

アニメどらごん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

"歴代最高クオリティ"

TVアニメの枠を超えた圧倒的作画力、ここまで圧巻のアニメーションを観せて頂き、製作陣には本当に深謝の気持ちで一杯です。
物語も7話の妓夫太郎登場以降から歯止めがきかなくなるくらい面白くなりました。とりわけ素晴らしかったのが最終回の梅を背負って地獄の炎の中に進んでいく妓夫太郎のシーン、「そうなっていたかもしれないが得られなかった未来」の描写が辛くも愛おしくて本当に感極まりました。敵キャラに魅力が詰まった作品は名作ばかりです。
私的ベストエピソードは10話の「集結」ですね。片腕を失っても尚、妓夫太郎と善戦する宇髄さんのド派手な奮闘、無限列車での悔しさを糧に、上弦の陸と拮抗するまで成長した炭治郎、善逸、伊之助の勇姿が本当に壮絶でこの回は全アニメファンに観ていただきたい伝説の回です。観終わった直後はあまりの凄さに放心状態になるので…

投稿 : 2023/04/09
閲覧 : 143
サンキュー:

11

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

音の呼吸

UFOTABLE制作。

無限列車での任務を終えた炭治郎たちは、
音柱の宇随天元とともに、次なる任務へと向かう。
そこは鬼の棲む、吉原遊郭である。

見栄と欲、愛憎渦巻く夜の世界、
いつの時代も人の欲は、変わらぬものだ。
{netabare}情報収集中に、連絡を絶っていた、
天元の妻たちを探して、潜入捜査が始まる。{/netabare}

原作漫画では、キャラの見せ方の問題や、
小休止の印象もあり、好きな逸話ではないが、
気まぐれに楽しめればと思います。

10話視聴追記。
鬼気迫るとはこういうことでしょう、
凄まじい熱量、迫力ある戦闘に圧倒される。
{netabare}音柱の天元が、動きあってこそ魅力に溢れると、
今更ながら、アニメの素晴らしさを知る。{/netabare}

最終話視聴追記。
望まれずに生まれてきた子供たち、
容赦ない貧困と差別、過酷な環境の中で、
それでも人としての矜持を繋ぎ留めてきたもの。
{netabare}互いに支えあう、二組の兄妹の物語、
きっと底にあるものはどちらも尊いのでしょう。{/netabare}

次編もまた期待しています。

投稿 : 2023/03/12
閲覧 : 449
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55

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

安定のわくわく

無限列車編が面白く、続けて見てみた。

・あいかわらず作画が綺麗で感動する。
・戦闘シーンは映画みたいに迫力がある。
{netabare}・柱との行動にわくわくする。
・女装での侵入は無理があるが、それでも受け入れられる面白さがある。{/netabare}

しかしこのシリーズ共通で、残酷で多々グロ表現があり、その部分を受け入れられるかで面白さが変わってくると思う。自分は少しは慣れたが、やはり少し目をそむけたくなってしまう。

総合的に満足できた。とにかく戦闘がかっこよすぎて、ドキドキとワクワクが止まらなかった。続きも楽しみだ。

投稿 : 2023/02/24
閲覧 : 67
ネタバレ

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっぱラストが良かったな

ラストの口を塞ぐところからのシーン好きなんだよな
他もまぁ力入ってるなって感じはあったけど良かったのはやっぱラストだったな
あと善逸はカッコよすぎて笑う
元々いいキャラではあったけどアニメ版はずっとカッコいい上に神速はもう主人公の技だろこれ

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 84
サンキュー:

5

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何度生まれ変わっても

 全11話。最終話は10分くらい延長。原作は未読。
 
 今回は面白かったですね。

 正直、今までの鬼滅の刃はあまり好きではなかったです。ご都合主義とか、長ったらしいセリフとか、寒いギャグとか、そういうのが。

 ただ、それらにはもう慣れてきましたね笑。それらはスルーして楽しく見れました。まあ今回もセリフが長いのが気になりましたが・・・原作通りかもしれませんが、そこは原作からカットしてもよかったんじゃないかな。

 なんといっても作画・演出・バトルシーンが今まで以上だったことですね!バトルシーンが予想以上に楽しめました。特に10話は伝説ですね~あの音の表現好きです。映画を超えているんじゃないかな?

 キャラに関しては、頼れる兄貴キャラ・宇随天元と、敵の上弦の陸の兄妹が好きです。
 宇随の、自分の弱さを自覚しつつも命を懸けて炭治郞たちを守るのが良かったです。
 上弦の陸は、妹のクソザコメンタルっぷりと兄の気持ち悪さが良いですね。最後に兄妹の絆を取り戻すのも良かった。

 宮野真守さんの声により、続きが気になりますね。苦手と言いつつなんだかんだ僕は続きを見るんだろうな・・・

 曲に関しては、Aimerの曲が聞けて嬉しかったですよ。個人的にはLiSAの曲はそこまで好きではなかったので。Aimerの曲って洋風なイメージだったので鬼滅に合うのかな?って思いましたけど、、合いましたね。

 ・・・で、なんで僕は遊郭編を面白く思ったのかな、って考えましたが、やはり少年漫画らしい「仲間と協力して勝利する」、「主人公がキメル」という王道展開だったからかな、と思います。
 蜘蛛家族のところでは炭治郎は結局とどめをさしたのは冨岡だったし、無限列車では煉獄がはいぼくするなど、個人的には今まで全然スッキリしない展開でした。
 遊郭編はちゃんとその辺のモヤモヤを感じることなく勝利できたので良かったと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/02/05
閲覧 : 366
サンキュー:

44

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

遊郭編が一番面白かった。

↓無限列車編感想
{netabare}
劇場版視聴済みなので2週目。
1週目のときはかなり楽しめたし、去年の映画で一番面白かったと思ったけど、こうやって話数で分けてみると結構違和感もあったりで正直1週目ほど面白いとは思わなかった。いや、面白いのは確かなんですが。

流れとしては基本映画と同じ、一話だけアニオリと言う感じでした。
一話のアニオリ回が正直一番楽しめた、というのはやっぱり他が2週目だからかな。駆けつけておばさんや子供を助ける煉獄さんがかっこよかったし、この映画までの範囲で煉獄さんの掘り下げが全然なかったということも加味するとかなりいい補填となってるアニオリだったかなと。
アニオリにもかかわらず作画も映画並みにすごく、そばを作るシーンはいまだに覚えてるぐらい。

2話~4話ぐらいは個人的にはそこまで。話は普通に面白いけど、鬼滅の誰得なんだってレベルの寒いノリは嫌い。まあ、炭次郎が自分の理想である夢よりも現実を考えて自害して覚醒するところとかはいいんですがね。

5話~最終話まではやはり今見ても面白い。鬼滅の刃の面白さの7割ぐらいはやはり話と言うよりもUfotableによるハイクオリティな戦闘シーンか。
鬼滅の刃は作画だけという人も多いけど、戦闘アニメで戦闘シーンが良ければそれで評価に値すると個人的には思いますね。VS魘夢のラストはほんとに演出や見せ方が上手い。

そしてその後の猗窩座戦では魘夢戦で上がったハードルを軽く超える作画。出てからそこまで経ってない煉獄さんがかっこよく見える点に関してはやはり作画のおかげか。あれほどすごい戦闘シーンを見せられたらさすがに。
自分は泣けはしませんが、煉獄さんの最後のセリフもほんとにいいと思います。他の誰でもなく主人公に後を託そうとするのが煉獄さんらしいなと。
炭次郎が負け惜しみを言う中、煉獄さんは負けをしっかりと受け入れている雰囲気もいい。

まあ駄目な点としては、死ぬほど寒いノリと戦闘中の実況かのような解説に笑ってしまうことぐらいですかね。
OPとEDも良かった、まあ、紅蓮華とFrom the edgeほどではないけどこの二つが強すぎるだけで、OPもEDも今期TOP15ぐらいに入るぐらい好き。

話も普通に面白いし、作画だけのアニメだとは思いません。
ただこの放送の仕方は稼げるときに稼ごうという魂胆が見えて大嫌い。
映画で一回やっている上に金ローで地上波もやったのにまた話数分けて放送って...。

一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
面白かったけど、こういう金を稼げるときに稼いでおこう見たいなスタイル嫌いだな。
一応変えてるらしいから見るのは見るけど。
そば作って盛り付けるところの作画いいなぁ。
煉獄さんが列車に乗るまでの過程は映画になかったな。
煉獄さんおせえよ。速さが足りない。
おばあちゃんたちいいな。

2話 ☆8
OP映像かっこいい。
あ、分岐切符。出た、くっそ寒いノリ 

3話 ☆8
くっそ寒い。ここ映画で唯一つまらんかったな。
女に厳しい。

4話 ☆8
あの精霊みたいなやつが殺そうとしてる人を核まで案内するところ好き。
自殺RTA 

5話 ☆8
激寒ノリ。
穴があったら入りたいってなんだよ。
戦闘の実況してるの今見るとくっそシュールだなw

6話 ☆8
カットされてない?
ここの主人公側を褒める流れ草。
改めてみるとおかしなシーンばっかだな。
スーパー解説タイム。
初対面だが既にお前のことが嫌いだのセリフ好き
さすがにここからは面白いな 

7話 ☆9
正直鬼になった方が幸せそう。
実況プレイやめろ。確かに正々堂々戦って勝ったよなw
炭次郎が負け惜しみが煉獄さんの活躍台無しにしてる。
煉獄さんは負けを受け入れている感じでいい。
泣けはしないけど、煉獄さんの最後のセリフはほんといいわ。
{/netabare}

曲評価(好み)
OP「明け星」by LiSA ☆8
ED「白銀」by LiSA ☆8
ED2「炎」by LiSA ☆9

{/netabare}

↓遊郭編感想
{netabare}
遊郭編最初の3話ぐらいはずっと寒くて微妙だったけど、やっぱりいつも通り戦闘が始まると面白くなった。

とにかく作画が劇場版レベルというかもはや劇場版すら超えてるぐらい良かったし、作画だけじゃなくて見せ方と言うか構図も上手くて見ていて楽しい戦闘シーンだった。
たぶん5話ぐらいずっと同じ相手との戦闘シーンやってたけど全然引き延ばし感もなかったし飽きなかった。
こんなに同じ相手との戦いを長引かせてずっと楽しめるのはこのアニメぐらいなんじゃないかな。特に最後の戦闘シーンはまさに死闘と言う感じで熱かった。
それと、子供も結構見てるだろうに、グロシーンも健在だったのが良かった。
やっぱりこういう系のアニメは残虐なカットがあると絶望感が増していい。

作画のことばかり言ってると内容はないと突っ込まれるので()、内容についても書くと、今回の話は無限列車編からの主人公たちの成長が描けてたんじゃないかなとおもう。
柱(煉獄)と上弦(アカザ)が互角の戦いをしてたけど何もできずに煉獄さんが死んだ無限列車編に対して、今回はちゃんと柱(天元)の手助けをすることによって上弦を倒せた、と足手まといじゃなくてちゃんと応戦できるようになっていて少し成長を感じた。

最終話の話も良かった。自分も妹を持ってるからこそ、鬼とは言え妓夫太郎と堕姫に同情して、仲直りの手助けをする炭次郎がかっこよかった。
兄弟愛系の話好きだから最終回は泣けはしなかったけどすごくいい話だったと思う。あと、特に書くことはないけど、煉獄家の話もかなり好き。

全体として最後の方の盛り上がりは良かったけど、微妙な点も少し書くと、やはりノリが寒い。あのノリを面白いと思って見てる人はいるのか...?
カットしたほうがいいんじゃないかって思うぐらいには寒い。
あと、戦闘中の実況プレイ。漫画ならまだしも、アニメだと尚更緊迫感が台無しになるからカットした方がよくね?って思う。
あと、これは内容とは一切関係ないけど無限列車編を再放送したのは愚策だったかな。鍛冶里編がどれぐらいの長さなのかは知らないけど新しい部分で2、3クール放送した方が良かったのでは。放送遅れたとしても
無限列車編全然盛り上がってなかったし。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
やっと始まった。デフォルメさっむ 何だこの父。
他人の父に何言ってんだよw 弟君性格真逆。
系譜が断絶というのはきついな。
辛そう。それでも前向きにできることを探すのは好感。
父に恭二郎が残したセリフを伝えて、父が動揺するところの煉獄死ぬシーンよりも良かった。お前何様やねん、炭次郎
鬼滅っぽくもAimerっぽくもないOPだけど好き

2話 ☆3
ほんと激寒だ。ハーレムやめろ。いやほんとさっむ
ましろのおと 怪しい飴 くっ殺 えっろ 子供が見てええんか?
今回寒すぎだわ。edいい感じ

3話 ☆7
今回は寒いノリ辞めてほしいな。
OPいい曲だけど発音分かりにくいから流行らなそう。
エロい。子供も見るんやぞリョナはいいぞ 部屋を荒らすな。
あの高さで良く死ねたな。
敢えて柱を連れてきてもらうために見逃したのか? あっ...

4話 ☆7
ノリが寒すぎる。あっ...露骨なフラグ
勝てるわけないのに戦うな。

5話 ☆7
ほんと解説台詞多いな。イノシシガイジ化展開寒いわ
ゲゲゲの鬼太郎で見た。解説長い。

6話 ☆10
ほんとに戦えてる? 帯が本体か?
グロ描写がちゃんとしてていいわ。
子供も見てるだろうけど容赦なく入れてくれて。
父も無惨みたいな雰囲気w ほんと説明台詞多すぎ。
さすがに戦闘がおもしろすぎる。音柱さん遅くね? 

7話 ☆9
堕姫弱くないかw 竹がないから... 音柱はよこいや。
急にギャグ入れるな。判断が速い!
同時に二つの首切り落とせばよさそう。

8話 ☆9
宇随さんもなんやかんや死にそうだな。
女の方は口だけで弱いw ゲームみたいな撃破法。
寝ながら戦うの滑ってますよ。
構図がやばい。映画か? やったか!? 

9話 ☆9
この回想と言うか露骨な死亡フラグいる?
恒例の実況プレイ 草、のこぎりかよw 伊之助死んだの?
ラストシーンの絶望感がかなり良き。

10話 ☆10
敵キャラ全員同じように解説実況するの草。
マジでみっともねえw お前も鬼にならないか?
この二人炭次郎と禰豆子の対比なのか? 解説乙w
僕の王の力がああ
無限列車の時と同じ構図で、実質あれのリベンジになってるのがいいね。
なんかシュール。

11話 ☆10
死んだか? 実況プレイ。火葬か? ゆっくりかな?
生首が喋ってるのくっそシュール。
炭次郎、いい奴。仙台民。
人間の頃から既に鬼じゃん。親ガチャ失敗
何もしてない奴がイキるな。
いい最終回だった。

OP「残響散歌」9.5/10
ED「朝が来る」8.5/10
{/netabare}
{/netabare}

2022/2/16 投稿
2023/1/19 訂正(文章が酷すぎたため)

投稿 : 2023/01/19
閲覧 : 367
サンキュー:

17

ネタバレ

誰か さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画クオリティーの映像ですね!!

遊郭編では、エンディングの綺麗な帯が舞う江戸の町がメッチャお気に入り
ただ、鬼化が進行しちゃった禰豆子がぁ~~~~  心配


戦闘シーンはド迫力ですね。 4話後半から11話まで、2時間弱にわたる戦闘シーンは、息もつかせぬ緊迫感と、どんでん返し、これはもう映画クオリティーっす。


映像クオリティーも内容も、今のところシリーズ最高傑作なんじゃ???
 

だけど、禰豆子に日輪刀もたせりゃ最強なのでは? と言うのはさておき


4月からの続編も楽しみにしています。

投稿 : 2023/01/16
閲覧 : 89
サンキュー:

4

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

無限列車編からの成長

今回は音柱宇随天元との上弦鬼を倒す任務。

王道の展開で良かったと思う。
特に今期は主人公の成長が感じられた。無限列車編での上弦の鬼戦でなにもできず傍観していたメインキャラ3人が立ち向かって行く姿は良かった。
ただ宇随天元は、最後こそ良かったが、もう少し柱なんだから頑張ってほしいな笑。炭治郎たちをごみ扱いしてたにもかかわらず、あの強さでは何様だよっていいたくなるな笑

無限列車での絶望から成長し、強い敵を倒すという王道展開でジャンプらしい話でした。次期も楽しみです。

投稿 : 2023/01/04
閲覧 : 103
サンキュー:

8

ネタバレ

珊瑚 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

じわじわ評価上がる

普通に面白いくらいの物を作るのはもしかしたら難しいのかもしれん
さまざまな糞アニメをみて脳が重傷を負った時に視聴したから
あ、すんません、鬼滅面白いっす・・あ、はい ってなった


劇場版:柱と上弦の戦いについていけない、何も出来ず柱を死なせてしまう

努力する

遊郭編:柱と共闘して上弦を倒す。柱負傷して離脱するが死なせなかった

シンプルに王道で良かったね

投稿 : 2022/11/13
閲覧 : 120
サンキュー:

6

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リアクション動画って知ってますか?

鬼滅って、原作コミックを読んでるし、絶対にいい作品なのはわかりきってるので、逆になかなか「よし、観るか!」って、なりませんでした。
一応、録りためて一気に視聴する気だったのですが、他を優先させてしまいましたね(笑)

そして「観たい!」と、思ったきっかけはY Tubeの外国人のリアクション動画の影響です。これが面白いのよ。
特にワンピや鬼滅はリアクション動画が多くて、ブチギレたり物投げたり叫んだりしながら日本のアニメを楽しんでる。彼らの鬼滅視聴のリアクション動画を観たら、「観たい!」ってなりました。
ホントに外国人って感情表現が豊かですよね!

さて、私もそんな外国人のリアクションに負けないレビュをしなければ!(キリッ)

と、言っても…この時期だし、
「作画すご~い!」とか、「バトルがカッコいい♪」「花江夏樹サイコー!」とか?
評価は出揃っていると思うので、私はみんながあまり触れてないところで私が「すごっ!」と、思った一点を紹介したいと思います(汗)。

それは沢城みゆきさん演じる堕姫です!
登場した時、寒気するくらい怖さを感じました。原作で知ってても「ヤバい!」って思いましたよ(笑)
以前、リゼロで能登麻美子さん演じるエルザにも恐怖を感じたけど、エルザは何するかわからない不気味な怖さ、対して堕姫は理不尽で暴力的なストレートな怖さを感じました。そしてストーリーか進んでいくと雑魚感が顕になったり、幼くなったりと1人のキャラクターで演技の幅の広さをこれでもかと披露してくれましたね。
一言で言うと、最高でした!

あの世代、突出した個性と技術がある声優さんが多いですよね〜。この鬼滅にもたくさん出演してます。
そういう脇を堅める声優さんの演技に注目するのも鬼滅の楽しみかただと思います。

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 132
サンキュー:

3

ネタバレ

しゆん@異世界 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映像が綺麗

安定して面白かった。
舞台が遊郭ということで映像でその魅力が存分に発揮されていた。
上弦の兄妹鬼の回想シーンで泣いた。
この作品は回想シーンで感動させるのが上手い。

続きを原作で読み始めたが、イラストが下手すぎて驚いた。
これは完全にアニメ化で覇権とった代表例だな。
UFOとコロナに感謝するべき。

投稿 : 2022/09/01
閲覧 : 122
サンキュー:

4

nobody さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

安定の面白さ

1クールで綺麗にまとまってて良かったと思う。原作見てないので何も知らない状態で視聴したけど、続きが気になって面白かった。作画もキャラもしっかりしていて失速することなく終わった。

投稿 : 2022/08/25
閲覧 : 90
サンキュー:

2

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

期待を裏切られない。

皆さんご存知の鬼滅2期です。
社会現象となったレベルのアニメですので、
ご存知の方も多いと思います。

1期を楽しめた方、
2期も圧巻のクオリティですよ。

期待しても裏切られないと思います。
是非視聴なさってください。

投稿 : 2022/08/23
閲覧 : 144
サンキュー:

14

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

兄弟愛

善逸が静かで見やすい遊郭編。
ストーリー性はあまりなく、延々と戦っているドラゴンボール状態。ただ作画、カメラアングルとにかく素晴らしく魅せる魅せるという感じで、ストーリーなくても1期分を息きもつかせず見ることができる。正直それはすごいと思った。
無限列車編からの遊郭編は三人が協力しての成長っぷりがみられる。あと禰豆子も。

最後は安定、鬼の悲しき生い立ちで綺麗に纏まり次の章へ。

100点中80点

投稿 : 2022/08/16
閲覧 : 118
サンキュー:

6

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

まあ大人気アニメなのでw感想だけになってしまいますが、なかなか強烈なエピソードでした。1クールに合わせることなく作品として合う長さで作れるというのは大人気だからでしょうかね。とても見ていて面白かったと思います。
どんどん柱がいなくなってしまうので大丈夫かなといらぬ心配をしてしまいますが、完結しているらしいので次回作を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2022/08/05
閲覧 : 94
サンキュー:

4

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鬼滅の刃 遊郭編のストーリー・あらすじ

無限列車での任務を追えた炭治郎たちの次なる任務を描く『遊郭編』。鬼殺隊最高位の剣士《柱》の一人、音柱の宇髄天元とともに炭治郎たちが向かうのは、鬼の棲む遊郭。(TVアニメ動画『鬼滅の刃 遊郭編』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ
制作会社
ufotable
公式サイト
kimetsu.com/anime/yukakuhen/

声優・キャラクター

花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、小西克幸

スタッフ

原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄、キャラクターデザイン:松島晃

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