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「ウマ娘 プリティーダービー Season 3(TVアニメ動画)」

総合得点
69.9
感想・評価
190
棚に入れた
500
ランキング
1631
★★★★☆ 3.6 (190)
物語
3.2
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.5

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☆の総合評価
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ウマ娘 プリティーダービー Season 3の感想・評価はどうでしたか?

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

飽きた?

2024/05/06 初投稿

1話見ましたが1期・2期の熱さが感じられないというか
話に入っていけない感じでした
飽きたのかな~?

そんなわけで2話以降見ていません
もしかしたら続きを見るかも知れないので
「今見ている」にしておきます。

評価不能につき★★★

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 49
サンキュー:

7

ネタバレ

DJ ZAKIヤマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

甘い評価の人は、制作者に「こんなレベルでもファンは喜ぶw」とバカにされてると思ったほうがいいです

面白かったウマ娘シリーズ。
今回、主人公のキタサンブラックがメインの話はかなり酷かった。
ただ真面目で人に優しいだけという、なんの特徴もない主人公。対し、友達のサトノダイヤモンドが途中嫌なキャラになる。こういう、キャラ萌えアニメで、重要なキャラが嫌なキャラに見えるという、メチャクチャ不快な構成。
各キャラ、バックグラウンド、背負っているものが見えずに「はぁ?」でした。
唯一、第4話の山での修行の話はキタサンの背負っているものが良い感じに描かれていてこの回は好きな話でした。
こんだけ、酷くなっていたら新作の劇場版観に行くのもいいかなってぐらいブランドがガタ落ちで悔しい。

投稿 : 2024/05/04
閲覧 : 38
サンキュー:

2

ネタバレ

テンテンテン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

最悪の作品でした。

見てて不愉快極まりませんでした。
リバーライト(マリアライト)やサトノクラウン等の勝馬を蔑ろにしている描写があったり、キタサンブラックはピークアウトしていたなどと史実と異なる展開にして多くの視聴者に誤解を生んでいるのも腹立たしかったです。
キタサンブラック以外のキャラに対しても余り掘り下げられていませんでした。

投稿 : 2024/05/03
閲覧 : 71
サンキュー:

3

ネタバレ

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

露骨なキャラの押し売りでお茶濁しの連続…本当にこれで良かったのか?おすすめ度★★☆☆☆

誰ー!?

人気メディアミックスの第3期。「引き際」をテーマにした作風とのことだが…結論から言わせてもらうと、本作のシナリオは残念ながら「つまらない」寄りの出来栄えだと感じた。

まず、全体通して盛り上がりに欠ける内容で、レース部分の熱量がとにかく足りない。レースの接戦で盛り上がるような場面が少なく、2期ほどのインパクトがない。

キャラの掘り下げも甘く、メインキャラのキタサンは曇ったり無駄に燻るシーンばかりで魅力に欠ける、ダイヤは半ばbot化しており、シュヴァルやクラウンは存在感に欠け、殆ど空気同然だった。ライバル枠のドゥラメンテはサプライズ登場以降の印象が薄く、メインサブどちらのキャラも扱いが下手。サウンズオブアースはオープニング歌唱にも参加してたのにもっと存在感なかった、なんなら声優も合ってない。

その割にサプライズ新キャラ登場や過去キャラ擦りが露骨過ぎて、流石に寒気がするレベルで厳しかった。ネイチャは好きだけど3話くらい連続させて無理やり絡まされるとちょっと…

辛辣な事を言わせてもらうと、酷くは無いもののかなり駄作スレスレの出来だと思う。映画化を控えていてこの体たらくは大丈夫なのか?

投稿 : 2024/04/19
閲覧 : 89
サンキュー:

4

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1期や2期、RTTTと比べると落ちるけど

ウマ娘に関しては1期も2期もRTTTも全て私的最高点数を付けているのですが、
ただ3期に付いて言うと今までの作品と比べたら見劣りさぜるを得ないですが、
尤も見劣りせざるを得ないとは言っても基本的には十分に楽しめたけど
1期や2期やRTTTと比べると特にストーリー方面においては不満が残る内容ですかね。

正直に言うとストーリー方面の不満や1個や2個ぐらいじゃなく5個か6個以上も有って
それらを全て取り上げてたらキリが無く1期や2期に比べて
3期はお世辞にもストーリーの出来が良いとは言えないが
でもストーリーの出来がイマイチなのを承知の上で敢えて私的点数を高くしてるのは
何だかんだ言いながら競馬ファン的な視点でも見ると史実ネタの部分で楽しめた所はありますし、
それにレースシーンの作画は今までのシリーズと比べても遜色なかったですが、
とは言え今回の3期目に対する私的評価は贔屓目が多分に入ってる所は大きいですかね

【評価】

88点・2A級

投稿 : 2024/04/17
閲覧 : 39
サンキュー:

0

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2023年No.1アニメ

現役時代大好きで2期の時からウマ娘としても大好きなキタサンブラックが主人公でかなり楽しめました
ただ2期があまりに良すぎて3期に対する期待値のハードルが上がりすぎた為か評判が芳しくないのが残念です
1つの作品として見たら十分素晴らしい出来だと思っているんですけど
2期が良すぎたので比べると作品として多少劣るのは仕方ない気もしますが
自分はキタサンブラックという競走馬もキャラも大好きだから多少自分の中で補正があるのは認めますけどね
Sランクアニメで500点満点中471点です

投稿 : 2024/04/15
閲覧 : 96
サンキュー:

2

ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

引退大好き

スポーツにおいて一番好きなテーマが引退なのもあり、刺さる内容。

キタちゃん、負けると派手に落ち込む。
2位で落ち込む。
オリンピックで銀メダルを取って、悔しくて泣いてしまう選手はいる。
私は金メダルのはずなのに、キタちゃんがレースにそういう感じ方をしているのが伝わる。

そんなキタちゃんが衰えを感じてきた。
この引退風景は、ウサイン・ボルトを思い出す。
キタちゃんは11話でサトノクラウンに勝利しつつも、ジャパンカップと有馬記念の2レースに出て引退すると発表する。
ウサイン・ボルトは2013年にリレーを含めて金メダルを3つ取ったが、全てのレースを終えてから「あと2つの世界大会に出て引退する」と言った。
はたから見ればまだまだ強い。なにより勝っている。
それでも自分自身は確実に衰えを感じているというのが、孤独を感じさせる。

そんなキタちゃんが最終レースで勝った瞬間の安心したような表情。勝って終われた、やりきった、そんな顔。
まだ強いけど、結果としては勝ったけど、これで引退。
勝ちっぱなしの引退は有終の美とはいえ、逆にムズがゆさが残る引退でもある。ファンとしてはどうしても「まだやれるじゃん!」と思ってしまう。
正直言って、ほかの強豪ウマ娘と同程度の勝率はまだしばらく維持できるだろうが、金メダルを取り続けてきた人は、ここで引退する人がどうしても多いように思える。


欠点は、別になにかするわけじゃないウマ娘たちの出番が少なかったこと。
従来シリーズにおけるマチカネフクキタル、メイショウドトウ、ヒシアマゾンにハルウララみたいな、「作中でなんかするわけじゃないけどめっちゃ良い」って感じのキャラはいなかった。
強いて言えば、名前が伏せられていたせいで気になったロスアンドロイス。
そのへんの尺は、ナイスネイチャとか既存キャラに割り振られたってのはあるかも。
続編だとちょっと仕方ない。

投稿 : 2024/04/13
閲覧 : 36
サンキュー:

0

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

史実だからしょうがないんだけど、、、

視聴完了
全13話

ジャンル
ウマ娘
熱血コメディー系

タイトル由来
アプリから

設定
そのうち1期に移します。
アプリ原作
ウマ娘とは伝説の名馬の力を受け継いだ女の子達の話。
ということになっているが、アニメは馬の擬人化でその歴史をなぞるようにつくられている。
2期がトウカイテイオーとメジロマックイーンの話で、それぞれに憧れるキタサンブラックとサトノダイヤモンドが描かれており、3期はキタサンブラックが主役

ストーリー展開
お助けキタちゃんとして地元の人の人気者のキタサンブラックの物語。
キタサンブラックはテイオーに憧れ、クラシック三冠を目指すも皐月賞から敗北。その時の勝者であるドゥラメンテは三冠目前で怪我で離脱。
その後はキタサンブラックが勝ったりサトノダイヤモンドが勝ったりシュバルグランが勝ったり他の馬が勝ったり、熱いレースを繰り広げる。その中でピークを過ぎたキタサンブラックが有馬記念に勝って終わる。

感想
総評80点
良かった点
熱いレース、キャラ、歌
悪かった点
設定(史実なのでしょうがないとも言える、また版権の問題もしょうがない。)

レビュー
一言で言うとアニメ化が難し過ぎたと言う感じ。
ウマ娘のアニメは史実通りのものになるので、アプリみたいに好き勝手に育成することはできず、当然どの馬も全力で走るので完全勝利できるはずもないのだが、なかなかうまく勝てない話が多い。
しかもシュバルやサトちゃんなどメインキャラが勝つレースは熱くて良いのだが、キタちゃんが負けた時に、だれーー?って叫んでたような版権の関係で名前も使えず、その結果モブ扱いの馬が勝つレースも結構あり中判あたり盛り下がる展開がいくつかあった。
さらに序盤のどこかのレースで.キタちゃんの初勝利のレースだったと思うのだが、エンディング内でのシーン紹介だけでほぼカットされていたのはとても残念だった。こちらも版権関係なのかもだがあのレースはやってほしい。

加えてサトちゃんもすごく残念だった。
こちらも史実なのでしょうがないのだが、せっかくキタちゃんとライバルとして並び立てたのに(そもそもキタちゃんとサトちゃんはデビュータイミングが異なり、クラシック三冠では戦うことがない)、馬主の利権で凱旋門賞に挑戦してボロボロになりそのままさようなら、と言う展開が悲しすぎた。

でもキタちゃんはキャラとしては大好きで、物語の中でもいいキャラをしていて、そんなキタちゃんが頑張る話はやっぱり感動で。うーん難しい。

あと、3期は一瞬映るウマ娘の名前がさっぱり見えず。
知ってるキャラはいいけど知らないキャラは分からん。

投稿 : 2024/03/16
閲覧 : 132
サンキュー:

2

ノックアウト さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

がっかり

つまらない。
声優にも魅力がない。
1期2期のメインの声優さんにはすごい魅力があった。
3期のメインにはそれが感じない。

投稿 : 2024/03/07
閲覧 : 149
サンキュー:

2

ion さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

駄作

・良い
作画、声優

・悪い
稚拙な脚本、監督の悪ノリ、ナイスネイチャ&商店街のゴリ押し

過去作が好きな人や競馬ファンは不快になるだけなので見なくて良いと思います。
とにかくキャラの扱いが雑で不愉快、脚本も雑、尺の取り方も雑。
それでいてアニメーター・声優陣が有能なだけに部分的に切り取って見ると「意外と良いじゃん」と思えてしまうのがなんとも...。

投稿 : 2024/03/02
閲覧 : 119
サンキュー:

2

ちわわ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

評価されすぎ

↓の低評価の方と概ね同意見

1.2は泣けるし本当面白いのであくまで3rdシーズンの話。

キタサンで1クールやるには盛り上がりに欠けるし、感動も何も得られませんでした。

投稿 : 2024/02/24
閲覧 : 242
サンキュー:

3

ネタバレ

Shino さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2話までが見所。以降は気分の浮き沈みの激しい登場人物たちと1話ごとの方向性がブレていて破綻している。

なんというか、とても言いたいことが多すぎる。
前提として、自分は競馬には全く知識がなく、1期からウマ娘を知り、2期でハマってアプリも長くプレイしていた人間。

最初に結論を書くと、おススメはできない。
これはウマ娘を知らない人は当然として、過去にアニメ1期や2期、アプリに触れていた経験があった人が久々に触れるようなものでもない。
そういった人には同年に配信された全4話の「ROAD TO THE TOP」を勧める。
1期の頃の小ネタを拾いながら、2期の影響を特に強く受けた直接的な続編の本作であるが、その2期の構成を強引に真似しようとして、
1つの物語として完成しているとは思えない「制作陣がやりたいことを1話単位で詰め込んだ結果ぐちゃぐちゃにとっ散らかっている」作品となっている。
なのでそれぞれ一部分だけを見ると作画班や声優陣の頑張りもあって「悪くないじゃん」と感じるかもしれない(例えば、キタサンブラックがサトノダイヤモンドにリベンジする天皇賞はカメラ演出も力が入っている)が、
全体を通して見ると「え、これをカット?盛り上げてきたこのタイミングでギャグを入れるの?主人公なにがしたいの?」と評価が一変するだろう。

タイトルにも書いたが高評価する部分もあり、1話と2話はよく出来ている。
{netabare}1話はレースを甘く見ていたキタサンブラックが徐々に現実を思い知る内容で、続く2話で悩み、先輩に相談して解決し、初めての栄光を勝ち取る。{/netabare}
2期の内容が強く反映された話にもなっており、2期が好きで覚えている人ほど「あの場面を引用してくるとは!」と唸るだろう。
強いて言えば2話もトウカイテイオーやドゥラメンテの扱いが気になるがそれだけで失敗とは言いたくないほど視聴時に満足した。
スタートダッシュは悪くなかった。しかし3話以降は…。

書きたいことが多すぎてどうまとめればいいかわからないので、キャラクターごとに分けて記述していく。

キタサンブラック。過去の主人公同様に少し抜けてる元気なキャラクターになった。
{netabare}小等部時代からその雰囲気はあったのでこの部分は別に問題はないのだが、その割にストーリー中ではずっとネガティブ。
GIは1回勝利するだけでもものすごい功績であり、ちゃんとサトノクラウンやシュヴァルグランを通してその重みが描かれているはずだが、
キタサンブラックはそんなGIの勝利をあっさりと流し、苦戦した時だけピックアップして「私は才能がない」と悩む。
後半でナイスネイチャがずっと顔を青くしていたのも当然の、どこに悩む要素があるんだよとしか思えないキャラクター設定に首を傾げる。
おそらく2期のトウカイテイオーが好評だったので同じように挫折を繰り返す物語にしようとしたのだろうが、
トウカイテイオーの度重なる挫折は史実を元にしていて自然な流れなので高評価されただけであり、
しっかりと凄まじい戦績を残しているのに負けるたびに勝手に挫折しては復活してを繰り返すのは制作しているうちにおかしいと思わなかったのか。
モデルとなった実馬の戦績を見たファンから主人公に向かないと言われていたが、まさかその答えがこんなに強引なネガティブキャラになるとは誰が予想できただろう。{/netabare}

サトノダイヤモンド。まず3期から急にサトノ家の話が出てきたところで困惑。
{netabare}2期であんなにメジロマックイーンに憧れ、彼女が走れなくなったときは号泣していたほどだったのに、
そしてアプリ1周年の新規短編アニメではキタサンブラックと一緒にチームスピカに興味を持っていたのに、
さらに言えば2期と連動していたアプリのストーリーイベントではカノープスの面々(とギャル)と交流していたのに、
3期が始まってみればそれまで全く存在がなかった家庭の事情があるのでそっちのチーム入ってました!は唐突すぎる。
まだ小等部で家の事情を背負っていなかったであろう頃は仕方ないとして、1周年記念の映像でもっと匂わせておけなかったのか。
しかもそれに合わせてジンクスを気にして勝利に固執する修羅のような性格に変貌しており、レース前にいつも通り声を掛けようとしたキタサンブラックを呼び捨てにして勝利宣言して去る過剰なライバルムーブ。
そしてメジロマックイーンに憧れていた描写は完全に無くなり、一度だけ2人きりで会話したそのシーン以外で名前を出すことも絡むこともない。
3期になってもトウカイテイオーへの憧れを持ち続けているキタサンブラックとは対照的すぎる。
ファンが見たかったのは2期のように2人いつも仲良く過ごし(喧嘩くらいはしてもいいが)、トウカイテイオーやメジロマックイーンに見守られながら切磋琢磨し、
「負けないよ!」「私だって!」と親友とのレースを素直に楽しんで笑顔で互いの戦績を祝福し合うそんな2人だったのではないか?
(イメージとしてはアプリ初期に実装されたSSRキタサンブラック&SSRサトノダイヤモンドのサポートカードのような楽しそうな2人を期待していた)
これは私が受けた印象だが、3期でどうしてもサトノダイヤモンドを「ジンクス打破に全力を尽くすキャラクター」として描きたかったものの、
これまで映像化してきた彼女のままではそれができないと判断して「少女の心の成長」を言い訳にして無理にキャラ変させたのでは。
そしてバランスを取ろうとレース以外の日常部分を使って2期のような優しい部分を出した結果、浮き沈みがとても激しい性格難なキャラクターになったように思う。
(これはキタサンブラックも同様だ){/netabare}

サトノクラウン。シュヴァルグランと共にメイン2人に添えられて「いつもの4人」になっていたが、あまりにも掘り下げがなさすぎる。
{netabare}レース相手としてこそ何度も登場していたがプライベートはほとんど描かれず、
彼女もサトノ家の悲願を叶えるために努力しているのはわかるが、それ以上にサトノダイヤモンドの勝利への執念が強烈すぎて霞んでいる。
彼女にとって重要な香港レースがカットされたのは凱旋門同様に諸々の権利関係でアニメとして仕方なかったのかもしれないが、
それ以外の活躍が「不調なキタサンブラックを下して春シニア三冠を阻止した」くらいしかなく、上記のキタサンブラックのネガティブな設定のせいであまり良い印象が残る出番にはならなかった。
とはいえメイン2人にとっての便利な友人Aという感じで終わっており、掘り下げが少ないことで悪い部分もなかったので、
他のキャラと比較すると改悪を免れて映像化によるファン増加を見込めた数少ないキャラと言えるかもしれない。{/netabare}

シュヴァルグラン。サトノクラウンと同様にいつもの4人のうちの出番が少ない1人だがあまり描写が無かった。
{netabare}こちらは逆に姉と妹とセットでプライベート(休日の1コマ)が描かれているシーンこそ多いもののレースでの扱いが背景レベル。
時々場面が移ってG1勝利への想いを口にするシーンは入るが基本的に単発で他のシーンにあまり影響を与えていない。
意識するとあぁ一緒に走っているなぁと気付けるがその程度。
そんな状態だったのに終盤でメイン回になると急にこれまでのことを振り返り、キタサンブラックをライバルとして友人として大好きだったと熱弁し始めるのだが、
とにかく扱いが空気だったため視聴者からすれば「え?そうなの?」と全く感情移入できず、なんというか「ほら熱いシーンだぞ、こういうの好きだろ」というスタッフの意図がモロ見えして冷めるだけのシーンになってしまった。
(私は過去に知り合いから「このシーンが熱いんだ!」とアニメのクライマックスだけを見せられたことがあり、前を知らないのでイマイチ乗れなかった。そんな感じだ)
さらにここでシュヴァルグランは感動の初G1勝利となるのだが、先述した通り、キタサンブラックの酷いキャラ設定によりGI勝利がアニメにとってもはや大したことないものになっているのですごい!と思えないのがまた泣ける。
ちなみにアプリでは他人と関わるのがとにかく苦手な引っ込み思案のキャラクターとしてアニメ化前から描かれていたが、
アニメでは最初からいつもの4人で仲良くしており、キタサンブラックのGI初勝利も祝ってくれる。
そもそも引っ込み思案なところはOPで少しそんな描写があるだけで本編では全く見られない。この変更は人によって評価が分かれそうだ。{/netabare}

ドゥラメンテ。
{netabare}いや復活しないんかーい!
1期のサイレンススズカ、2期最終話のメジロマックイーンを見てきた視聴者はきっと「退場してからこんなに体を鍛えてるシーンが何度も入るんだからアニオリ展開で復活してキタサンブラックに挑むんだろう」と思っていたに違いない。
まさか最後まで「私は諦めていない」で終わるとは。そもそも彼女は退場前の扱いも酷い。
確かにキタサンブラックの歴史を1クールで納めるとドゥラメンテが活躍する時期は早々に終わって当然なのだが、
それにしたってまさか出場辞退する2話冒頭までにキタサンブラックと一度も関わらずアニメとしてもレースと練習以外での彼女の描写が全くない、
それどころかセリフもほぼない謎の強キャラのままフェードアウトしていくなんて。
宝塚再戦の時にようやくセリフが増え、その後も度々出てきて絡むものの時すでに遅し。彼女が再び走ることはなかった。
これは根拠の薄い自分の推測だが、2話までにほとんどセリフがなかった原因はサプライズ参戦発表のために彼女(というよりその声優)の収録を最小限にしたせいなのではないだろうか。収録が増えるほど関係者が増え、声優本人や共演者などどこかから情報が漏れるかもしれないので。真相は不明。{/netabare}

サウンズオブアース。OPを歌っているメンバーの中で一番よくわからなかった存在。
{netabare}キタサンブラックの最後のレースにも参戦するしアニメで初出の新キャラだからセットで推そうという裏の事情が透けて見えるほど目立った出番がなかった。
演奏しているフリをして実はBGMを流していただけだったのは面白かったがそれだけ。
キタサンブラックからすると知人どころか「前に会ったような」レベルの相手。
そのため最終話で教室にいるキタサンブラックを他のOPメンバーが呼びに来るのだがサウンズオブアースだけいなかった(はず)。本当に何だったのか。{/netabare}

ナイスネイチャ。放送時からいろんな人の感想で言われていることだが、
製作スタッフにナイスネイチャかその声優かを推したい人間がいるんだろうと容易に感じられるほど謎の優遇を受けていた。
{netabare}これははっきり書いておきたいが2話のナイスネイチャは素晴らしい。適役だった。
でもそれ以降は彼女を起用する理由が皆無。キタサンブラックの戦績や活躍時期を考えても全く噛み合わない。
そして後半からキタサンブラックにアドバイスできる立場ではないと彼女自身が悟った結果、
凹んでいるキタサンブラックを見て逃げようとしたりキタサンブラックの活躍を喜べずにドン引きしているなど、
2話でかつての自分を重ねて大声で応援していた彼女とは打って変わり、成績のいい後輩を応援できない言わば感じの悪いキャラにされてしまった。
優遇しすぎた結果ファンも冷めてしまい、完全に裏目に出ていたように思う。{/netabare}

トウカイテイオー。もしかしたら自分にとってのシンボリルドルフのような見守る立ち位置を意識していたのかもしれないが、キタサンブラックに関心がなさすぎる。
{netabare}正確にはちゃんと気にかけている、だがあまり行動に出さない。
特に2話の彼女は酷く、他のスピカメンバーがキタサンブラックを心配する中でトウカイテイオーは「キタちゃんなら大丈夫だよ」とアドバイスを避けた。
しかし実際は他のメンバーが考える通りキタサンブラックは自力で立ち直れる精神状態ではなく、ナイスネイチャがフォローして過去の自分と重ねて激励したおかげで立ち直れた。全然大丈夫じゃなかった。
一応何度かキタサンブラックと語り、最後のライブでも優しい表情で見守っている姿は見られるが、
2期最終話で奇跡の復活をしてまた明るい性格を取り戻しているだろうと予想していると、老後のような彼女を見てガッカリするだろう。
大人になったなぁ、と成長を素直に楽しめればいいのだが。{/netabare}

ゴールドシップ。スタッフは彼女の扱いに大きく失敗したと思う。
{netabare}スタッフが初期からゴリ推ししていてファンも求めているフリーダムな言動はほとんどなく、8割くらい真面目だった。
作中で語られる事情を考えれば仕方ないとはいえ、そうじゃないだろうと。2期でトウカイテイオーの復活を信じて真剣な態度だったあのカッコよさは、普段とのギャップがあってこそだ。
トウカイテイオーがアプリとの性格の違いをよく指摘されるがそちらはそうなっていく過程が2期で描かれていたのに対し、ゴールドシップはごっそり間が抜け落ちている。
キタサンブラックの活躍時期と重なる有名な「ゴールドシップ120億事件」も実に勿体ない。数ある実馬のフリーダムな「やらかし」の中でも一番有名なエピソードなのだが、やはりカットされていた。
1話で「宝塚頑張るぜ!」と意気込んでいたのでどう描くのか、ウマ娘レースはギャンブルではないので120億には触れないだろう、
ネタ交じりにやるのか、真面目に描くとするならきっとこの時期悩んでいたキタサンブラックのことを考えていてスタートが遅れるとかかな、
と楽しみにしながら待っていたが、蓋を開けてみればいつの間にか終わっており新聞記事としてしか語られなかった。
そしてそこから感動してくれと言わんばかりの引退の流れ。いや今までの活躍は1期終盤でダイジェストの形でほんの一瞬映ったくらいなんだけど、どう感動したら…?
そもそもゴールドシップはこれまでアプリでもアニメでも謎多き存在とされており唯一学年が「???」となっていて、
普段の言動も含めて一体何者なんだという空気を漂わせていた。
そんな彼女が肉体の限界を悟って悩んでいたりそして引退してしまうのはキャラ崩壊でありやってはいけないことではないかと。
それもこれもキタサンブラックの引退への布石として利用されたせいであり、非常に残念である。
トレーナーとの会話中の回想内で実馬の様々なエピソードを元にした1枚絵が多数流れていったが、ファンが見たかったのはそっちなんだよ。
今まで持っていたルービックキューブの意味も3期で判明したが、いやルービックキューブだと5面揃えたら自動的に6面揃っちゃうから5冠が存在しなくなるんだけど…というツッコミしか出てこない。{/netabare}

他のスピカメンバー。空気。
{netabare}練習しているシーンもない。全員トゥインクルシリーズを引退しているのか?
スペシャルウィークがネタキャラにされているのは2期から引き続いているので慣れたが、他のキャラも半分そうなっていた。
キタサンブラックが落ち込むたびに全員が心配するのだが、いつも心配しているだけ(正確には特製ドリンクや勝負服などプレゼントを用意して元気付けたりしているのだが具体的にキタサンブラックが抱えている悩みに寄り添うようなアドバイスは見られなかった)。
そんな感じでありながら、EDではキタサンブラックを含めたメンバーで楽しそうに歌って騒いでいる。本編で見たかったのはこっちだ。これなら2期のEDのようにキタサンブラックとサトノダイヤモンド2人が中心になったEDで良かっただろう。
そもそも、3期の間だけでも3年ほど時間が経過しているのに新メンバーが増えない。
もっと言えばキタサンブラック以外のメンバーは1期の序盤で揃っているのでかなりの年数、キタサンブラック以外の新加入がいないことになる。
言わずもがなメンバーの戦績はウマ娘の中でもトップクラス揃いであり、しかもずっと大きな看板も作ってメンバー募集を続けている描写がある。
いくら変人の集まりみたいに思われていたとしても、それを差し引いてもなお輝かしい実績があるので希望者は多そうだが…。
同じくチームリギルも1期1話で2人加入して以降、3期でデアリングタクトしか増えていないのだが、こちらは加入試験が難しいような描写があったので合格者がいなかったと考えればなんとか納得できるのだが。{/netabare}

トレーナー。1期ではトレーナーらしい指導でスペシャルウィークを導き、2期でトウカイテイオーが走るところが見たいんだと悔しがりながらいろんな手段を模索した彼。
{netabare}今回どうしてしまったんだと言わんばかりに空気。いや彼もまた要所要所で出てきているのだが、
一番の特訓回では指導役をミホノブルボンに取られ、キタサンブラックにピークアウトを感じたときはそれを仕方なく受け入れるような態度。
1期で有望なウマ娘の足をいきなり触っちゃうほど熱い魂を持っていた姿はなく、燃え尽き症候群のように冷めている。
もちろん映っていないところでしっかり指導しているだろうことはわかっている。だが観測できなければ意味がない。
上記スピカメンバーと合わせてこれなので、キタサンブラックがスピカに所属している意味が全くなかった。{/netabare}

その他OPに出ていたウマ娘たち。期待させておいてガッカリな扱いだった。
{netabare}疾走感に合わせて様々なウマ娘が映るOPは2話で初めて見た時とてもわくわくしたのだが、
トーセンジョーダンは回想の静止画で小さく映るのみ、ヒシアケボノはドゥラメンテの背景で小さく映るのみ、ダート3人娘はコパノリッキーが一度キタサンブラックと会話しただけで他の2人は背景に小さく映るのみ、
サクラバクシンオーは実馬がキタサンブラックの実馬の祖父にあたる関係者なので多少出番があったが全部意味不明に衝突するだけで特別な絡みなし。
ギャル2人もOPに映っていた内容以上のことはなく、唯一エアグルーヴが副会長としてドゥラメンテの関係者として出番が数回あったくらいでこんな有様である。
多分これらのウマ娘は全くそのままの出番であってもOPに映ってさえいなければ「あ、背景にあのウマ娘がいる!このウマ娘に出番が!」と小ネタ気味に探して喜べただろうに、OPで期待させたせいですべて台無しだ。{/netabare}

ここからはキャラクターの項目で書けなかったことを書く。

とにかくギャグがしつこい。
{netabare}特に「同じセリフを何度も言う」ギャグを何回やるつもりなんだ。4~5回くらいやってなかっただろうか?
2期でスペシャルウィークが「ですね」しか言わなかったシーンがありウケたのだが、だからってこんなに天丼したらただ冷めるだけだって。
そもそもギャグがしつこいのは2期の頃からであり感動の最終回における美容師モブに対して思ったことなのだが、真剣な場面でもギャグを入れてくるのは鬱陶しい。
「どうした急に」はギャグであると同時に解説にもなっているので個人的には許せるが、それ以外はメリハリを付けてほしい。感動させたいのかどうしたいのか全く分からない。
ドゥラメンテとの再戦となった宝塚での「誰ー!?」が顕著な例だろう。
どうやらあれは史実ネタであり、本命と対抗を差し置いて人気の低かった馬が勝利して衝撃を与えたことが元らしいのだが、
あんなギャグチックにしなくとももっと描きようはあったはずだ。しかもその後の2人の会話シーンでも背景で優勝ウマ娘がわーいわーいと喜び続けていて、
その喜びよう自体は可愛らしいのだがメインの会話が入ってこずに全部台無し。これもそういう「後ろが気になって」というギャグなのだろうが今やることか?と。
ついでに言うとこれより前の話でキタサンブラックとゴールドシップが対決した時に別のウマ娘が勝利する展開をやっているので「またか」と感じてしまったところもある。
念のため書いておくとギャグそのものは嫌いじゃない。とにかくしつこいのと真面目なところで入れるなって話。{/netabare}

これは世代が大きく変わったせいなのだろうが、正式にウマ娘化していないキャラクターが多すぎる。
{netabare}特に何度も戦っていて存在感もあったゴールドアクターとリアルスティール、そして先述した宝塚大穴のマリアライト。
この3人が所謂モブになっているせいでいくつかのレースで勝利者がいないような微妙な気持ちになってしまい盛り上がれない。
また、サトノ家の悲願をサトノダイヤモンドに託すのは良いが何度か一緒に他のサトノ家(サトノノブレスなど)も走っていたらしいのに、
そっちの子には誰も期待してしないのが悲しい(まぁ代替のモブウマ娘になっているのでサトノ一族でなくなっているのだろう)。
その回の主役1人以外は全員モブだったりいつものサトノクラウンだけだったりと、勝っても負けても面白くないレースがとても多かった。{/netabare}

3期のテーマを「キタサンブラックの7冠」に拘ったことによる失敗。
{netabare}3期が一番失敗だったのはやはりこれに尽きると思う。放送前からずっと言われていた。
7回の勝利という時点で1話1勝でも7話も使ってしまう。これに敗北レースや他のウマ娘のレースも描くのだからそりゃダイジェストにもなる。
ゆっくりキャラクターを掘り下げている余裕もない。レースレースレースだ。おかげでGIの重みが全く無くなり、他のウマ娘が必死に1勝を得ようとしているのが滑稽に見える。
そして最大の問題は最後の7勝目が引退レースであったこと。それだけ見ればとても感動的なことなので組み込みたい気持ちはわかるが、
そのせいで1クールでやるには歴史が長すぎて1話進めば数ヶ月経ち、数話もあれば1年経っていて「また有馬!?」となる。
また、感動の7勝目のウイニングライブにモブが混ざるという残念なフィナーレにもなってしまっている。
さらに「引退レースでGI勝利した」ことを強調するためにこれまでのアニメでうやむやにして描いてこなかった「ウマ娘のピーク、引退」を描かざるを得ない状況になった。
(アプリではメインストーリー冒頭からオグリキャップの引退を描いていたが…)
一応学生相当の年齢であろうウマ娘たちが早くも肉体の限界を迎えるというのは見せてはいけなかった展開だろう。
これまではサイレンススズカもメジロマックイーンもアニオリ展開で史実のその先に行ったし、
スペシャルウィークは一番盛り上がるジャパンカップが過ぎたら残りのレースはダイジェスト形式にしてラストをうやむやに、
トウカイテイオーも奇跡の復活を果たしたところで終わったのでその後どうなったかは想像にお任せできた。
しかしキタサンブラックは完全に引退してしまった。
引退後にドリームトロフィーリーグ?というものがあるらしいが、今までトゥインクルシリーズを超えたスター選手によるハイレベルなリーグだと思われていたそれが、
肉体的に現役引退したウマ娘たちによるリーグと判明してしまい著しく格を下げてしまう結果になった。{/netabare}

ここからは「ぼくのかんがえたさいきょうのウマ娘3期」のような話。
{netabare}史実に沿ったストーリーは引退レースの有馬記念ではなく実際にアニメでも熱く描かれていた天皇賞春で締めて、
「キタサンブラックのGI7勝」ではなく「キタサンブラックとサトノダイヤモンドの対決」をメインテーマに掲げるべきだった。
初報の時から3期はこの2人の対決をメインにしてくるだろうと思われていたし、天皇賞春での決着ならウイニングライブがこの2人にシュヴァルグランを加えた組み合わせになるので、
仕方なく置かれたモブウマ娘を踊らせたりせず3期で推したかったウマ娘だけでライブができた。
当然、ピークアウトとかいう余計な設定を出してくる必要もなく、1期のジャパンカップ以降のようにうやむやにすればいい。
あるいはキタサンブラックが主人公を務めるのは2話までと天皇賞春と最後の有馬記念のみに止め、
それ以外はサトノダイヤモンドたちを回ごとに主役にしてキタサンブラックは立ちはだかる壁として描写するとか。
OPを歌っているメンバーは全員、GIでキタサンブラックと対決して1回以上先着している(サウンズオブアース以外は1着を取っている)ので十分成立するかと思う。
そしてキタサンブラックは負けた時悔しがりながらも友達と戦えたことを喜び勝利を称える。
ナイスネイチャではなくトウカイテイオーやメジロマックイーンの登場機会を増やし、
当然ピークや引退に関する話はなかったことにしてゴールドシップは自由気ままなキャラを維持し、
トレーナーが対策を考えたりトレーニング方法を指導して、そのほかいろいろ、
定番になるが最後は復活を果たしたドゥラメンテを含む主要キャラたちでオリジナルレースをして終わる。
そういう感じでよかったと思っている。{/netabare}

まだ書き忘れていることがあるかもしれないがここまでにしておく。
アプリの売り上げが少しずつ低迷していた中、春に放送されたROAD TO THE TOPで再び期待度が高まり、
ウマ娘シリーズに再び火を付けられるはずだった3期の内容は、スキルや適性がレースと全く合っていない、評価だけが高いウマ娘を走らせるような結果となった。
大人の事情が露骨に見えている、1話ごとの方向性が違いすぎる、シリアスに挟まる余計なギャグが多い、崩壊や空気などキャラクターの扱いが雑すぎる。
正直に言ってしまえば(2期の出来には感謝しつつも)今回の制作陣に次のウマ娘アニメは作らないでほしいと感じている。
なんとなくウマ娘に触れたいなら1期を、ストーリーの完成度を求めるなら2期を、さくっと見終われる短編希望ならRTTTを勧めるが、3期は誰にも勧められない作品だ。
声優の演技に気になるところはなく、主題歌も悪くない。これらがなければ総合評価はさらに落ちていただろう。
しばらくやめていたアプリをRTTTに影響されて再開していたが、こちらのモチベーションも奪われてしまい、どうするか悩んでいる。

投稿 : 2024/02/19
閲覧 : 93
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3

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ウマ娘の引き際

【物語 3.5点】
キタサンブラックの競争生活とその周辺を題材に描く。

1期スペシャルウィーク17戦、2期トウカイテイオー12戦、
3期キタサンブラック20戦。
アニメ『ウマ娘』にとって、この3期で大きかったのが、
キタサンのような出走回数の多いウマ娘も1クールで描き切れたこと。

かと思えば、4話構成でナリタトップロードらのクラシック戦線をピックアップしてみたり、
次は今春ジャングルポケットで劇場版ですか。
『ウマ娘』の構成は“脚質”展開自在で感心します。

私の次の関心事は、オグリキャップを描くコミック『~シンデレラグレイ』をいつどうアニメ化するかですが、
どんな構成で来るのか期待して待っています。


ただ構成、展開が違うということは、視聴者の折り合う推奨方法も違うということ。
競走馬キタサンブラックの特徴は雄大な馬格による逃げ先行、勝負根性、無事是名馬。
しぶとく伸びるとも言えるが、悪く言えばズブい。
キレのある脚本による明快な展開もやり辛いし、
怪我による挫折でピンチを演出するのも難しい。

結果、全体構成の中でジワジワと温めるようなシナリオ。
勝ちたい!群像を薪としてくべてジックリと温めキタサンの集大成につなげる。
1話1話ガツンと感動するというより、1クール全体を俯瞰してじんわりとこみ上げて来る作風に。

象徴的だったのが序盤のヤマ回・3話に{netabare} ゴルシの引退回{/netabare} を持って来たこと。
意外と私が一番泣けたのがこの3話で、ここで3期は序盤からの伏線を{netabare} キタサンの衰えと引き際{/netabare} として、じっくり回収する作品なのだなと手応えを掴めたので、満足度は高め。

ですが、これってつまり2ヶ月前に放送された内容を、視聴者側が覚えておいて、こちらから折り合う必要があるということ。
ジリジリしているけどいつ面白くなるの?と受け身で焦れる層を引き込むだけの牽引力はもう一つだった印象。


注文を付けるなら、キタサンの勝負根性を前面に押し出すならば、
萌えより燃え。メンタルよりフィジカル。
もっと露骨にスポ根でも良かったかなと思います。
{netabare} サトノのジンクス破りのために様々な験担ぎを試すダイヤちゃん{/netabare} とか、
{netabare} 本番前のキタサンとダイヤの小旅行{/netabare} もウマ娘間の絆とキャラ萌えを提供する意味ではアリなのでしょう。
が、私はベタなお約束でも4話みたいな秘密の猛特訓を多用して、もっと熱量を上げて欲しかったとの感想も残りました。

何よりこの3期、トレーナーが空気過ぎます。
{netabare} ミホノブルボン先輩{/netabare} に特訓任せている場合じゃありませんw


【作画 4.0点】
アニメーション制作は2期のスタジオKAIが続投。

逃げ粘るキタサンの脚質に合わせて、
レース中の表情描写も必死の形相が目立った3期。
萌えって何ですか?と狼狽える方もいらっしゃるかもしれませんが、
ジャンポケ劇場版予告PVの表情はもっとワイルドですし、
『~シンデレラグレイ』の領域(ゾーン)に入ったウマ娘の顔芸はもっと鬼の形相で凄まじいですw

私がキタサンブラックのレースで一番好きなのが、
{netabare} 5歳秋の天皇賞。
大雨で極悪不良馬場となった府中を2分8秒もかけて、
キタサン鞍上の武豊騎手まで泥まみれになりながら激走しG1を奪取した。{/netabare}
キタサンは泥臭い。だが、それが良いと確信させられた私にとっての伝説のレースなのですが、
表情だけでなく、服装、背景にまで高カロリーの仕事を求められる難レースを、
アニメでどう再現するかが私の3期最大の注目ポイントでした。
そこを見事クリアしてくれただけで、
私の視聴目的は半分以上達成されました。


【キャラ 3.5点】
脇のウマ娘を実名化し切れなかったのが想像以上にダメージがデカかったです。

初回サプライズでウマ娘化が難航している印象の社台系の{netabare} ドゥラメンテ{/netabare} を実名登場させ一矢は報いましたが、
他はオールハイユウ(ゴールドアクター)だのツウカア(マカヒキ)だの実名じゃないモブウマ娘が乱発。
ゲンジツスチールとか、もうリアルスティールで出せばええやんw
って感じで落合博満選手を“おみあい”、原辰徳選手を“はり”でお茶を濁していた初期の『ファミスタ』を思い出しながらツッコんでいましたw

特にサトノダイヤモンドのクラシック戦線に至っては周りのほぼ全員モブウマ娘が相手。
このモブはモデル誰だっけ?と戸惑っている内にレースが進み、私も折り合いを欠きました。

手持ちの実名ウマ娘の中でなんとか盛り上げようと、
世代の違うブロンズコレクター・ナイスネイチャさんを、
勝てないキタサンの励まし役として多用したりと苦心していましたが、
その役回りもペルーサ(当時のJRA最長間隔勝利・5年3ヶ月の記録保持者)とかに担わせてとの私の願望を払拭するには至らず。

解説役の山本昌さんなんて“やまもも”で十分ですからw
今後もウマ娘の実名化は推進して欲しいと願います。

むしろ3期実名版が出たら是非再見したいです。


【声優 4.0点】
主演キタサンブラック役の矢野 妃菜喜さん。
他のキャスト陣もそうなのですが、主役は特に、力の入る直線でとにかく叫びまくっていた印象。
『ニジガク』高咲侑役で、柔和な表情でピアノ弾いてるキャラと同じ中の人とはとても思えません。

終盤は{netabare} ピークアウトした自身の息切れ感、最終回に至っては叫ぶだけでは足りぬと、
「勝ちたい!」の絶叫連呼で{/netabare} さらに熱演。
声優って凄いなと思う一方で、脚本の牽引力がもう一つの中、
キャストが孤立無援に陥っていた印象も。
回想も交えて、皆の勝ちたい!気持ちをキタサンに集約するなど、
もう少し演出のやりようはあったのかなとも感じました。


脇では八百屋の女将役・八百屋 杏さんら“福永商店街”の人々の声援が温かかったです。
キタサンが苦しい時、いつも支えになってくれて。
故に{netabare} 凱旋門賞で海外遠征は諦めるけど、地元の人たちに勇姿を見せるとのキタサンの決断には一定の説得力がありました。{/netabare}

ただ、やはりこれだとトレーナーの出る幕がありませんw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はキタサン世代のウマ娘たちによる「ソシテミンナノ」
イントロから「勝ちたい!」を連呼し、サビ前に「負けない」とキタサンがつぶやくド根性ナンバー。

ED主題歌はチームスピカのウマ娘たちによる「アコガレChallenge Dash!!」
ほぼ毎回G1レースで燃える中、
種々のコスプレ衣装等による目の保養も交えて、萌えて一息付ける良質な爽やかナンバー。

ただチームスピカも、特にチーム同士のライバル関係については、
シナリオ上は1期までで役割が一区切り付いているので、
私はこの辺りがチームの引き際かなとも思案しながらED眺めていました。


それにしても初回いきなりバラード曲「ロストシャイン」で締めるというのも、
華より泥が似合うキタサンらしい滑り出しでした。


【余談】
最近の競馬界。キタサン世代活躍が目覚ましいですね。
キタサンも世界最高レーティングを獲得したイクイノックス輩出したり、
ドゥラメンテ産駒もドゥレッツァの菊花賞なんか見てると今後どこまで凄い種牡馬になるのだろうと戦慄します。
この双璧に、サトノ家の子孫たちがどう対抗していくのか。

2期からやや間隔が空いての放送となりましたが、
リアルタイムの競馬からキタサン世代産駒のライバル対決で熱量を補給しながらアニメ視聴できた。
結果的には良いタイミングで視聴完走できました。

投稿 : 2024/02/14
閲覧 : 735
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19

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

駄作

※一気見するタイプなので放送中は何も情報を見ず終わってから最後まで一気見。

構成/演出/脚本、どこをとっても出来が悪い。
ドラマ部分を描かずにレースをしても感情移入などできるはずもなく
ひたすら薄っぺらいレースを見せ続けられる。
うすら寒い身内ネタを連発、真剣な場面でもギャグを入れてくるなど何を見せたいのかさっぱり伝わってこない。

台詞周りは特に酷く、その場その場で何となく正しそうな台詞を連発するだけ。
前後が繋がっておらず芯がないため何も訴えかけてこない。

薄っぺらいレースは「うぉぉぉ」と叫んでいるだけ。うるせえよ。
戦略も戦術もない。
そこに至るまで(練習や作戦会議など)がスポーツ物の醍醐味なのにその一番重要な部分をオミットするという、もはや見た事がないレベルで酷い代物。
ダイジェストでレースの結果を見るだけならyoutubeで実際のレースを見ればいいだけ。
なんでアニメにしたの?

ファン投票で出場する選手が決まるグランプリレースという大舞台にも関わらず抜かされたら「誰ぇぇ!?」発言。
そして勝った選手をピエロ扱いする演出。
(画面の後ろで「勝ったよー」と言いながら見切れている1着選手、それを何度も)
これはやっちゃダメでしょ。

2期が非常に良い出来だったので続きである3期も見たが酷いの一言。
これが仮に1期であったなら途中で見るのを辞めていた。
そしてこう思っただろう「所詮販促アニメだな」と。

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 235
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1

ネタバレ

Rye さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

凡作

ウマ娘3期は脚本も構成も正直過去一レベルで出来が悪くて、強いて良いところがあるとするなら作画と、9話のカメラワークぐらいで、本当にお世辞にも良かったと思えるところは少なかったです。
構成面に関してはこれだけのキャラを出して3期をやるなら、まず間違いなく2クール必要でしたし、脚本は競馬やウマ娘がこれまで築き上げてきたものに対するリスペクトを感じませんでしたし、正直ギャグの質も1期に比べて低い上に、真剣なレース中にすらギャグをぶち込んでくる始末で、その時からキタちゃんのレースに対しては微妙に感情移入できないし、熱くなれないなと思っていたのですが、それは最終回まで続いてしまい、個人的にはウマ娘特有の熱さを今までのシリーズの中で1番感じることができませんでした。{netabare}あと、6話(ダイヤ回)と最終話(キタちゃん回)のレースシーンでゴールに向かって走る時にキタちゃんは「勝ちたい」と言い続け、ダイヤちゃんは「んー!」と叫ぶシーンがあるのですが、両方ともその尺が長すぎて、冷静に見てると、個人的には長すぎてくどいと感じ、逆にシラケるなと思ってしまいました。{/netabare}
自分はゲームもやってるし、ウマ娘から競馬に入るぐらいウマ娘が大好きですが、だからこそなのか分かりませんが、3期は競馬に対しても、これまでウマ娘というコンテンツが築いてきた物に対してもリスペクトを感じる事が少なく、むしろこれまで築いてきたウマ娘や、競馬に対する敬意をこれまでのシリーズの中で1番感じませんでした。
本当に3期が始まる前はとても期待していましたし、全力応援したいと思っていたのですが、この期待を大きく下回ってきた印象で個人的には大変残念な作品だったなと感じますし、正直手放しで良いなと思えたのは1話、4話、9話だけでした。
これだけだと貶すだけでまるでアンチのように思われる可能性があるので、良かった話数の中でも9話について言及しますが、{netabare}春天はキタサトがぶつかるレースだったので、前半パートで二人の関係性をより濃く描いたのが良かったですし、何よりもレースの時のカメラワークや演出がとてもかっこよく、9話ではこれまでのシリーズにあったウマ娘特有の熱さを感じることが出来、とても良かったです。{/netabare}
結論としては個人的には放送前に自分が期待してきたラインを大きく下回る結果となったので、駄作とすら言いたくなりますが、客観的に見たらタイトルにもあるように凡作と言わざるを得ないのかなというのが正直な意見です。
ですが、この失敗を機に制作スタッフを全部1期2期の主戦力の方々に戻し、今回ネックとなった尺の部分なども十分考慮した上でまた、素晴らしい作品を作って欲しいなと思います。

投稿 : 2024/02/08
閲覧 : 227
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7

ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

覇権の自信は何処から...

個人的総評
{netabare}
放送前から史実では目立っている馬も多いし1クールじゃ2期より出来は劣るだろうなと不安があったが、自分の不安はまだ甘かったのであった。1期はコミカルなノリとスポ根のバランスが良い雰囲気でライバル達や(スズカ以外の)スピカメンバーのキャラ描写の不足という悪い部分はあったが、夢を追うウマ娘達の努力や友情を爽やかかつコミカルに描き、我々の見ることの出来なかった夢をも描いていた。2期は少し内容が重くなるが、幾度夢を絶たれようと諦めないトウカイテイオーや周りのウマ娘達の栄光を史実とうまく絡めて描いていた。悪い部分は終盤辺りで露骨な感動路線に走った事とラスボス的立ち位置のビワハヤヒデのキャラ描写不足、好みが別れるギャグシーンなど。だが、結果的に出来は良く、特に10話の構成は史実とストーリーのの絡ませ方がとても巧みで素晴らしいものとなっており、1話の出来はトップクラスである。どちらも最終回後にはポジティブで希望感があり、素直に面白かったと思えることができた。3期はストーリー前半は主にキタサンブラックがキャラ達と関わり努力し、後半キタサンが自身の衰えに抗い奮闘する姿が描かれる。主なストーリーは決して悪くはなく、11話からの展開は賛否あるが、個人的には10話のレース結果をうまく理由付けして展開自体もアニメウマ娘では目新しかったのである程度は評価したいと思っている。2話のネイチャが励ますスポ根展開も熱く、6話のサトイモ回は日常描写から掘り下げまで仕上がっており、レース描写も丁寧、1話分で綺麗にまとまっていてこの作品の中では1番面白く感じた回であった。10話前半の学園祭パートはボイスは少ないがアプリ内の様々なキャラを見ることができてウマ娘ファン的には盛り上がった。だが結果は1期と2期の悪い部分の詰め合わせに更に悪い部分を足した形となった。最終回後はまずまずの残念さと違和感が残り、自分なりに改善点を思案することだけであった。※以下問題点

①キャラ描写 ()が多くて申し訳ないです...
→今作はキャラ描写の不足が多く、盛り上がるはずのシーンも盛り上がらなかった。サトノクラウンはほぼサトイモの付け合わせでまともに描かれもせず、サプライズで登場したドゥラメンテは放置気味、シュヴァルグランは姉妹に対するコンプレックスが描かれていおり、別のベクトルで来るかと思っていたら唐突に矛先をキタサンに向け、何故か掘り下げを活かさない。1期2期共にチームや主人公の為に奮闘し、テイオーの怪我を見抜いたりレースを解説したり、様々な活躍をしていたトレーナーも大した見せ場はなく、4話では何故か🍚とブルボンを登場させマネージャー役にしてしまう。解説も的外れ。おまけにスペちゃんはですねbotでサウンズオブアースはモブに成り果てる始末。キタサンと他キャラとの直接的な描写も基本的に乏しいため、発言や行動に違和感が生じることも多々(スペちゃんが分かりやすい例、商店街の人達じゃなくスピカメンバーとの絡みをやっとけばマシになったのでは)。
特にダメだったのは、主人公が好きになれないキャラだという点。失礼な発言(ゴルシに対する発言、誰!?など)やキャラ設定とアニメ内での描写が乖離している(設定: 明朗快活で明るい人情派ウマ娘 困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き、たくさんの人に慕われる
実際:アニメだけでは明朗快活な印象はあまり残らない 発言や行動により人情派か怪しい 商店街の人達を一応助けてはいるが他人に頼る描写が多い 慕われているような描写がない)
こと、最後まで勝つ目的が曖昧、など。アプリストーリーも見ましたが、キャラ設定通りの良い子で少なくともこんな嫌味なキャラでは無いしアプリとアニメがどうにも自分の中では割り切れない、2期の頃のキタちゃんを返して。。
対してライバルのサトノダイヤモンドは勝つ目的がハッキリとしており、キャラ設定通りの魅力的なキャラで製作陣は主人公を選び間違えたのではないかと疑いたい。1期2期RTTT共に作品を楽しむことが出来た要因はメインのキャラに魅力があったことが大きいと気づいた。
↓キャラ設定の引用元
https://anime-umamusume.jp/character?i=satonodiamond

②史実描写
→アニメウマ娘での醍醐味といえば、史実をうまく絡めたストーリーだといえるが、今作は過去作ほどのものは観ることが出来なかった。まともに描いていたのは小ネタ程度でレースは勿論前作に劣り、史実ガン無視のピークアウト設定や天皇賞秋は言わずもがな、個人的にピークアウトはストーリー的には悪くはないと最初は思ったが後々ボロが出てしまう。

③センスを疑うレベルのギャグ
個人的な好みかもしれないが、基本ギャグがつまらない。また、2期でも気に触るようなギャグがあったが今作はそれをも遥かに超えてくるものが5話に。「誰ー!?」は酷すぎて流石にギャグセンを疑う。他にもシュヴァルグランのフォーク(食事シーン)、ネイチャのG1 0勝を無意味に擦るシーン。元ネタの馬に対するリスペクトが足りてないのが残念。

④ストーリー
局所的にスポ根として良い部分はあったが全体的にはスポ根物として昇華出来ておらず(キャラ描写不足含め)尺不足が目立つため史実云々抜きに鑑みても単純にあまり面白くない。史実ベースの部分は仕方ないとは思うが、目的が決まる回は早めにしておいた方が明らかに良かったし、よくアニメ内で話題に挙がっていた凱旋門賞を新聞で流したのは特に残念。最終話で無理に感動路線に入ってしまったのもダメだった(私は2期最終話でも露骨な感動路線に入り少し萎えました。露骨過ぎるのがダメです。この監督さんはもう感動路線をやめた方が良い)。レースシーンは前作ではあったはずのレース解説やレース中の心理描写はほぼないせいで見応えがなく、重要なレースをモブが勝つことがあるのがイマイチ締まらない。また、退学したモブ、ルービックキューブ等の伏線?も放置されている(リハビリ後のドゥラメンテはアプリであるのかな)。
作画はスタジオ櫂なだけあってクオリティが高く、日常パートは勿論、レースシーンはカメラワークが比較的キレが良く、アニメーター殺しの勝負服をしっかりと綺麗に動かしている。最終回のライブシーンは流石の出来栄えで最終回で唯一の美点であった。個人的にはedが好きで、このコンテンツらしい明快で疾走感溢れる曲調とポジティブでポップな歌詞、そして色鮮やかで愉快なシーンとキャラ解像度の高い可愛らしいイラストに目と耳が癒された。{/netabare}

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感想

1話
{netabare}キタちゃんの皐月賞時の反応が気になっただけで他は良いと思いました。最後の反応との対比をつけたかったのかな。それとドゥラメンテが来た!一期のブロワイエみたいにアニオリでもいいけどやっぱり実名で出てくるとテンション上がりますね(*^^*)レース中のカメラワークはキレが良く作画も相まって出来が良かったです。勝負服をしっかり動かしていたり、作画も二期に引き続き高クオリティ。モブの使い方だったりも良くも悪くもこの作品らしいなとも思います。それと小ネタが多いwドゥラメンテ勝利後の奇声は笑いました。ストーリーについて、話が皐月賞から始まるのは意外でした。2期と比較して鑑みるとまずはキタちゃん達メインキャラの日常風景でキャラやキタちゃんの現状を描いてから皐月賞となるはずだと思ったのでキタちゃんやサトイモ以外のキャラでも何かしらするのではないかと予想。皐月賞以前のキタちゃんの経緯は過去回想(あれば)か脳内補完かするしかないですね。日本ダービーでキタちゃんがドゥラメンテに追い抜かれるシーン、憧れているテイオーの様に追い抜かれされたから絶望したというように描かれていて良かったです。
追記 リアルスティールが実名で登場してないのは少し悲しかったです...ちゃんと実力ある競走馬だったし立ち位置も絶妙だと思うのでキャラ達と絡ませて欲しかった...{/netabare}

2話
{netabare}opとed公開しましたね。opは力強くて映像も面白くて、edは曲調が明快で良いですね。特にed映像は色使いがとても良くて好きです。話とリンクした演出も良かった。個人的に一期ed好きなのでその人が担当してるのは嬉しいです。twitterで見ましたがedの黒背景で黄色の星の前に立ってるキタちゃんの絵、史実ネタなの全く分からなかったです。op映像は色々と詰め込まれていて観ていて楽しかったです。新キャラみたいなのもいましたね。姉妹かな?話は変わりまして、内容はキタちゃんの掘り下げとネイチャがキタちゃんを応援する感じの話でした。二期は一期やOVAの内容やキャラ描写がそれほど関わっていなかったので、三期でネイチャが関わってくる展開は意表を突かれました。スポ根らしい展開良かったです。これから三期を見る場合、二期は必修ですね。史実ではキタちゃんは1話(日本ダービー)の後セントライト記念に出ますがカットでした。野暮なことを言うと、キタちゃんが菊花賞に出る前にセントライト記念勝ってるのに落ち込んでるのは個人的にはうーんこのといった感じ。菊花賞の史実ネタ要素はカットが多かった印象ですが尺的に無理なら仕方ないかと。ネイチャがアイキャッチでアプリの衣装着てるサプライズ嬉しかったです。内容にも沿ってるのも粋。{netabare}史実ではドゥラメンテはこの後海外の重賞と宝塚に出て引退してしまいますが、引退の後の展開はどうするかが見所だと思ってます。{/netabare}{/netabare}

3話
{netabare}レビューを書いたのが観てから三日後なのでうろ覚えですが。。3話はサトイモデビューとゴルシ引退の回だったと思います。冒頭、確かサトイモのデビュー&初勝利記念でパーティーしてたと思いますが、シュヴァルグランのキャラが(アプリと)違う!?となりましたw一応アプリはプレイしてますが、弱気なキャラな印象だったので。キタサンもなんだか性格悪い?wゴルシとの会話で生意気だったのが気になりました。二期でもそういうことありましたし、アニメの世界線はアプリのパラレルワールドだと考えれば問題ないでしょう。サトイモの場合はアプリでのトレーナーがいないのでキャラが違うのは必然的だと思ってます。サウンズオブアースはカノープスなのかと思いましたがよく考えなくともG1未勝利なので話に関わってくるとすればカノープスくらいしか思いつきませんね。有馬記念の途中、みなみとますおの隣に来た二人組は誰か全く分かりませんでした。個人的に3話で一番印象に残ってることはやはりオルフェーブルとジェンティルドンナの名前が出てきたことです。まだ3話なのにサプライズが多いですね(歓喜)オルフェーブルは初期設定があまり定まってない頃のPV https://youtube.com/watch?v=HYrVKLBhitE&si=vyt7cQnEGzW4Wk_I ではマスク付けているキャラデザでしたけど、7年ほど経っていると流石に変わりそう。そしてラストシーン、キャラ付けの為に持たせていたルービックキューブに意味を持たせていたのがすごく良かったです。ゴルシの最終直線のシーンが儚げで好きです。{/netabare}

4話
{netabare}修行回。ブルボンとライスが取締役で、2期の内容を活かしてちゃんと修行してたキャラを使うのは良かったけどトレーナーの役割が2期と比べて減っているのが気になるところ。レース前まであの練習続けるのはまずくないか?的なことをコメントでツッコまれてましたwサトイモの皐月賞、マカヒキ登場してなかったですね。許可取れてたら日本ダービーで登場するかなと予想。サトイモの日本ダービーを観ていて下さいの発言は当時、皐月賞よりも日本ダービーの方が本命だと考えられていたようなことから来たんでしょうか。キタちゃんは元気をもらったみたいでしたけど、そのシーンは個人的にあんまりよく分からなかったです。。ライスの朝食はパン派設定やパワートレーニング等アプリからの逆輸入もあり、温泉が馬用だったり史実ネタも健在で結構楽しめました。サトイモはやっぱり睡眠妨害されてるのかw{/netabare}

5話
{netabare}やっとドゥラメンテが喋った!想像通りの声で嬉しい。マカヒキ出ませんでしたね..ドゥラメンテ菊花賞見にきてたのにキタサン知らんのはおかしいやろ。マリアライトも、「誰!?」は流石にないな。登場してないのは尺的に無理があるというのは重々理解はしてますが...リバーライト、声可愛いw現時点でキタサンが宝塚なんで思ったよりもレース消化がスローペースで尺が心配になってました。この後もG1G2ばかりですし、他のキャラも描くとするとどれかのレースが雑になっちゃうかな。個人的には天皇賞春でシュヴァルグランとのライバル関係をしっかり描いて欲しいところ。ドゥラメンテがキタサンを認知してないのも無理があるような気もしますが(キタサンもマリアライトを誰扱いしてましたけど...)、ラストのシーンの土台としては良かったと、キャラとの関係等その辺りの作りはガッツリスポ根で流石だなと思います。欲を言えばサトイモの靴はもう少しボロボロに描いて欲しかったです。スズカさん、4話では少し見せ場あったのに今回そうねしか言ってない。。ここまでスイープトウショウ登場なし、まさか登場しない?
追記 つべで目にした「他ウマ娘を軽んじるキャラにして欲しくなかった」(多分キタサンとドゥラメンテに対して)というコメントがその通りだなと感じました。史実では素晴らしいドラマや輝かしい実績を持つ名馬が数多くいるわけで、その名馬でも尺等の都合上仕方なくモブ扱いにせざるを得ない馬がいるのは理解してはいますが、モブ扱いにした上での描き方も他により良いものがあったのではないかと思ってしまいます。元ネタが実在するからこそもう少し敬意を払って思慮深い描き方をして欲しかったです。{/netabare}

6話
{netabare} 木曜日にインフルにかかってしまったので観るのが遅くなりましたw肺炎になったりもするのでお気をつけて。
サトイモ良かったですね。現時点で1番楽しめた回だったと思います。今回はレースシーンが凄かったです。作画の書き込みも圧巻でモブがサトイモをマークしている所もしっかり描写していて、我々ファンが観たいのは熱いレースシーンなんだなと実感しました。前半はジンクス破りのくだりをコミカルに描いて、後半はサトイモの苦悩を掘り下げる、上手く1話でまとまっていて面白かったです(5話がそこそこ酷かったので尚更)。キタサンだけならまだしも他キャラも掘り下げるとなると本格的に尺が心配になってきました。4,5人ちゃんと掘り下げれるか?{/netabare}

7話
{netabare}ライバル回。2人のライバル描写が不足気味に感じたので次の天皇賞春回で描写作って存分に発揮してもらいたいけど、そうするとシュヴァルグランがどうなるか。。一応少なからず描写されてはいるからどう演出されるかわからないです。大阪杯はサラッと流されると予想。2期はキャラ描写の取捨選択が凄かったんだなあと改めて思いました。{/netabare}

8話
{netabare}キタサン目標決定回。なぜ走るのかという目標が決まったのは良いとして、それを序盤辺りでやれてたらなという感じです。目標も漠然としてながらG1三勝してるのがなんだかなぁ、となってしまうので。尺の心配はいつも通りとして(今回レースして無いんだよなぁ...)、今作は謎のネイチャ推しが目に余りますね。1シーン凄く可愛かったですけど、流石に今回の話はネイチャは必要無いんじゃないかなと思いました。キタサンのキャラもなんだか悪い方向に向かっていってるような...商店街のシーン、泣いてから他キャラを困惑させてから去っていくのがそうじゃ無いんだよなぁ、気の利いたセリフとか言って欲しかったのが本音。少し失礼なやつみたいに描かれてるのが不憫に思えてきます。
8話の話題からはそれますが、3期はEDが特に好きです。1期の方がデザインしてるのもあって色使いが鮮やかで3期の雰囲気に沿った愉快な映像で、キャラが並んでいるシーンもキャラの解像度が高い。スズカさんが少し照れて腕が控えめになっているのが好きです。{/netabare}

9話
{netabare}大阪杯は案の定サラッと流されましたが、今回の内容がすぐ入ってくるので悪くは無い冒頭ですかね。カレンダーに絶対見に行く!って書く商店街のおっちゃんが可愛かったです。前半日常描写、後半レースと綺麗に分かれた構成でしたが、今回キタサンがレコード勝ちするので個人的には前半は練習描写メインの方がしっくりきたと思います。風景は綺麗でしたけどね。キタサンとサトイモの関係が次第に友達→ライバルへと変化していく描写は良いと思いました。レース後に悔しがるシュヴァルグランがキャラ性がよく感じれて良いなと思った描写でした。あと3〜4話しかないですが、シュヴァルグランだけでもどうにか頑張って描いて欲しいものです(ジャパンカップでそろそろ?)。どうでもいいかもしれませんが、レース終わった後すぐ話すのじゃなくて別の場所で話して欲しいです。レース後の高揚感だったりの演出かもですが、2人だけでいる時の方が親密というかしっとり感があって好みです。今回は特殊edで曲がambitious worldでした。好きな曲ではあるので少し嬉しかったですけど、今のedも好きなので複雑ですw{/netabare}

10話
{netabare}学園祭パートではアプリではお馴染みのキャラが多く登場したり、スピカメンバーが執事喫茶してたりと特に楽しめました。アニメで見る別衣装もアプリのクオリティと遜色なく描かれていて満足でしたが、スイープトウショウが出てこなかったのが唯一残念でした。レースに何故負けたかは風邪など体調の乱れのように描かれてましたが、武豊騎手も分からないと言ったりしてたのでその辺りの理由付けは頑張っていたと感じました。次の回でも負けたこと引きずりそうな切り方だったのが気になりました。キタサンが学園祭の実行委員に決まってからすぐに学園祭当日まで描かれたり、いつのまにか風邪になっていたりと今回は少し駆け足だったような印象を受けました。11話で凱旋門賞(サトイモ)はほぼ確定だと思うので12話では天皇賞秋かジャパンカップ(シュヴァルグラン)かな?もし13話あるとしたら何とか収まりそうな感じですかね。制作陣の方々には頑張ってもらいたいです。{/netabare}

11話
{netabare}賛否両論になっているのは知ったうえでの感想としては、10話の展開を納得いかせる為に上手くやってたなという感じです。出遅れで天皇賞を勝った物凄いレースなのにも関わらず落ち込むというのは引っ掛かりますが、最終回の布石にしたいんでしょうね。作画も良かったですし、史実の原因がよく分からない9着をよく落とし込んだなと少し感心しました(忘れっぽくなってるのはやりすぎとも思いますが)。レースはいつものうおおおおでクラウンがここだ!といって内側に入るシーンはどうしてそうなったのかwwアニメだけだと理由が分からないんですよね。ですが作中でも言っていた凱旋門をサラッと流したのは残念でした。完全にキタサン中心で進むつもりなんでしょうね。サトイモ主人公の方が良かったんじゃと思ってますw(最後のレース負けちゃうけどスペちゃんみたいな後日談的な展開にしてとか)。史実ではピークは引退まで来てなかったんじゃないか?という疑問は浮かびましたし批評が出るのも納得ですが。個人的には史実はあくまでもベースであって大体はレース結果と史実ネタを正しく扱えばいいかなと思いました。ですが、1期2期はもっと当時の空気感だったりも忠実に描いていたのでその辺りは残念{/netabare}

12話
{netabare}シュヴァルグラン回、見せ所は思ったよりもスポ根らしくて良かったです。大好きは少しオーバーじゃないかと思いますが、それと勝った後の表情が好きでした。掘り下げも効いてましたが、姉妹に対するコンプレックス描写しかなかったので今回急に対象がキタサンに向いたのが少し気になった所、姉妹描写あんまり必要なかったような...他キャラ(今回はスペとサトノクラウン)の絡みの描写も薄いから泣いていたり引退寂しいと言っていると本当か?と少し思ってしまう。実際には2年くらい経ってはいますが。セリフや行動に至るまでの描写が足りてないんですよね。ピークが過ぎた設定も良くない方向に作用したかな、シュヴァルはキタサンに勝ったのだけどもピーク過ぎたキタサンだからといったようにでそれで良いのか?となるような。スちゃんはロイスアンドロイスということで、ここまで引っ張る意味はあったか謎ですが、声も合ってると思いますし解説?シーンも好きでした。ところで、アニメキタサンのナチュラル畜生描写は狙ってやってるのか?(今回だとバナナの箱のシーンが気になりました。){/netabare}

13話
感想書くのが面倒なので省略しますm(._.)m
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

11月26日
今日のジャパンカップが凄かったのでここにきましたw一着はやっぱりか...でした。しっかり枠内(二着)に食い込んでくるリバティアイランドは流石ですね。パンサラッサの大逃げカッコよかったです、が他が強すぎました。住んでる地域が近かったら現地で観てみたかったです(田舎住み)。レース後にイクイノックスとリバティアイランドの騎手同士が握手し合うのが5話の内容と奇跡的にリンクしていたのも印象的でした。

投稿 : 2024/01/30
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ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

楽しみにしていた3期、今度はどんな物語を魅せてくれるかな?

1期2期は競馬を知らない多数のアニメファンにも大好評という印象でしたが、3期は3話まで見た段階で「これ、競馬知らない人は楽しめてるのかなぁ?」と疑問になる点がありました。なので、その点を中心にここまでの率直な感想を書きたいと思います。

まず前置きしておかなければならないのが{netabare} 1話冒頭、皐月賞で登場するドゥラメンテの存在。史実を知っていてなおかつゲームもプレイしている人達にとってはドゥラメンテが実名で出てきたというだけで大大大サプライズでした。もうこれだけで界隈は大盛り上がり。そりゃそうです、ドゥラメンテがウマ娘化されたということは同じオーナーグループに属する数多の名だたる名馬もまず間違いなくウマ娘化出来るということですから。PVではドゥラメンテの存在をうまいこと隠しましたね〜、このへんのサイゲの戦略はお見事と言わざるを得ないです。そして案の定、3話でオルフェーヴル(三冠馬)とジェンティルドンナ(三冠牝馬)の名前が挙がってきました。界隈はもちろん沸きました。でもこれらのサプライズって競馬を知らない人には全然通じないし、アニメ自体の面白さには直結しないんですよね。その点だけ履き違えていないかちょっと不安になりました。{/netabare}

ここからは話の内容についての感想を簡単に。

1話-{netabare}皐月賞からダービーまでが描かれましたね。アニメでは当然キタちゃんが主人公なわけですが、リアルでは皐月賞・ダービー終了時点での主役は間違いなくドゥラメンテでした。ドゥラメンテの無情なまでの強さと当時の空気感(ドゥラメンテの主役感)がめちゃくちゃよく表現されてたと思います。レースシーンもカメラワーク・作画共にまだ良くなるか!ってぐらい凄かったですね。{/netabare}

2話-{netabare}ここでネイチャを持ってくるとは2期をうまいことなぞってきましたね。アイキャッチで唐突なチアネイチャ!このチア衣装のネイチャ、ゲームでは1年以上前に実装されてんすよ。そーれはずるいってw {/netabare}

3話-{netabare}ゴルシがフォーカスされる話っておそらく初めてですよね。個人的にはもうちょっと尺を使ってでもゴルシの全盛期からの衰えに対する苦悩や葛藤を感動路線でやってもよかったのかなと。今までがギャグに全振りみたいなキャラだったのでせっかく焦点をあてるならゴルシで盛大に泣かせにくるぐらいしないともったいないと感じてしまいました。まぁあくまでキタちゃんのストーリーが主軸だしドリームトロフィーのことも考えると衰え云々は難しかったんだろうなと自分の中で納得させました。{/netabare}

〜プチ総評〜
やはり1期2期と比べると3期は競馬ファン向けな要素が濃くなってきた印象が強く、競馬知識の有無で作品に対する温度差を感じてしまうのではないかというのがここまでの正直な感想です。でもまだ序盤ですし個人的には毎週の放送が楽しみで仕方ありません。この後の展開も全身全霊で楽しみたいと思います!

投稿 : 2024/01/19
閲覧 : 350
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青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作者サイゲームスがアニメ製作に口を出した影響?

本作は、国民的演歌歌手北島三郎さん所有(※厳密には大野商事)でGⅠを7勝した史実の競走馬キタサンブラックを「ウマ娘」として擬人化した物語である(2024.1.15、最後にキャストトークのリンクを追加)。
「ウマ娘」シリーズとしては、1期スペシャルウィーク、2期トウカイテイオーに続く3期として制作された。

ウマ娘は、レース後、ウイニングライブと称して勝ったウマ娘たちがステージで歌って踊るのだが、そのネタ元の1つは、キタサンブラックが2015年の菊花賞で初GⅠ制覇したときに、北島さんが「まつり」を歌ったことだろう。
という繋がりもあってか、本作では、北島さんがアニメのシナリオを事前に見ていたり、アニメに対する応援メッセージを送っていたりする。

本作は、このような馬主の全面的なバックアップ、アプリゲームを中心としたライブ・漫画・アニメなどメディアミックス展開されるウマ娘の人気、1、2期がスポ根ものとして好評であったこともあり、アニメ監督曰く今季の覇権を狙いにいった作品であった。

しかし、本作は、お世辞にも覇権アニメとはいえない結果に終わってしまった。もっとも、特にリアル競馬ファンから酷評されているが、様々なアニメを観てきた身としては、1、2期に比べて見劣りするものの、作画や音楽面はむしろよくなっており、名作ではないけれど酷評されるほどでもないと思う。ただ、ストーリーについては、これまでの忠実な史実路線を継承したとは言い難く、掘り下げもあまりないので、高評価にはしていない。

そこで、今一歩となってしまった原因をウマ娘のアプリゲームのユーザーとしての視点も交えつつ、できるだけ客観的に見てみようと思う。


【本作の事情を考察(ネタバレ有り)】
{netabare}【過去作によるハードルの上昇】
1、2期、それに引き続いて作られたナリタトップロード主役の短編『ROAD TO THE TOP』が好評だったこともあり、3期に対する期待が高く、ハードルが上がっていた。

したがって、本作は、期待の裏返しではないが過剰に低く見られている傾向はあると思う。

なお、特に2期は、いわゆる円盤の売り上げが20万枚を超え、『エヴァンゲリヲン』を抜いて歴代1位となっている。もっとも、これは、メディアミックスの強みともいえるが、アプリゲームの課金アイテムのおまけがついていることで、おまけ目当てでの購入が相当数いる点に注意が必要である。


【本体であるアプリゲームの人気の凋落】
3期の制作が決まったのは、メディアミックスの中心であるアプリゲームが「覇権」といわれる絶好調期であり、親会社であるサイバーエージェントの株価が今よりずっと高かった頃の話である。

しかし、現在の状況は、中心となるアプリゲームの人気の凋落が著しい。
例えば、ウマ娘のゲーム攻略動画をあげていたyoutuberが再生数の下降を敏感に感じ呪術廻戦のアプリゲームに鞍替えを始めたり、また、主力ゲームであったウマ娘の売上が大幅に下がる状況を見て2400円弱あった株価が800円前後と最盛期の3分の1まで下落している。

このような状況の急変を読みきれなかったことが、根本的な原因だと思われる。

本作は、過去作と比べて、チームスピカの面々やトレーナーとの絡みが少なくなり、過去作やゲームに出てくるキャラまたは登場予定のキャラの出番を増やしたシナリオ作りになっている。

また、本作では、過去作と違って、アニメとゲームでのキャラの実装を連動させており、ゲームの販促という側面がアニメ制作に大きな影響を与えていたことが予想される(要するに、サイゲームスがアニメとしての内容よりゲームの販促を重視した可能性がある。)。

これは、過去作やゲームの既存ファンにとって嬉しい作りであり、ウマ娘が大人気コンテンツであることを前提とした作りといえる。
しかし、現状は、その人気に陰りが見え、新規ファンの獲得が重要であっただけに、たくさんのゲーム内実装キャラを広く浅く出すことより、少ないキャラを掘り下げて新規に興味を持たせることが必要だったのではないか。

この辺りのズレが、本作が覇権に至らなかった一番の原因だと思われる。


【キャラの掘り下げ】
まず、ゲームに登場するキャラを優先してしまったために、ゲームに実装されるキャラがアニメの内容と関連が薄いのに登場したり(例えば、世代の異なるナイスネイチャ、ロイスアンドロイス)、ゲームに登場しないキャラの扱いが雑になったりしてしまった(例えば、ゲーム内に登場しないキャラがレースで1着になった際にキタサンが「誰!?」と言って物議を醸した。)。

次に、ゲーム内のキタサンブラックの紹介文には、「困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き…たくさんの人に慕われる優しい子」とあるのだが、本作では、商店街限定の人気であって「たくさんの人に慕われる」という描写ではなかった。
史実のキタサンブラックは、必ずしも優良とはいえない血統(買値は350万円、ちなみにサトノダイヤモンドは2.4億円)からの活躍や馬主の影響もあって、まさに国民的な人気があっただけに、この辺りのストーリー構成や掘り下げ不足は、他に時間を割いた弊害ともいえる。

また、これまでキタサンブラックの幼馴染として2期終盤に出てきたにも関わらず、サトノダイヤモンドとの絡みがあまりなかった点も描写不足とされている。

これらも、私は販促を重視して他のストーリーに時間を割いたことによる弊害だと思っている。


【キタサンブラックの引退描写】
上と関連するが、キタサンブラックは、本作のように競走馬としてのピークを迎えて引退したのかという点が物議を醸した。

これには、競走馬特有の引退事情がある。実績のある競走馬は、レースの賞金で稼ぐより種牡馬とした方が安全かつ安定して儲かるため、必ずしも力が衰えたから引退するわけではない(最悪レース中に骨折して死亡する場合がある。)。
例えば、キタサンブラック産駒で先日行われた2023年GⅠジャパンカップを制し引退したイクイノックス。その2024年度の種付料は、2000万円で日本競馬史上最高額となっている。

史実のキタサンブラックは、最後の3レースを1着(天皇賞秋)、3着(ジャパンカップ)、1着(有馬記念)で終わっており、特に秋の天皇賞は、台風が近づき走ると水しぶきが上がるような不良馬場の中、スタートで出遅れての1着という力強い勝ち方であった。
したがって、リアル競馬界では、もう本当に限界だと思われていて、有終の美を飾るかのように有馬記念で1着になったという感じではなかったため、ピークアウトして引退したとするアニメの描写についてリアル競馬ファンからの批判が根強い。

ただ、アニメの描写としてみた場合は、前年に引退した同じチームスピカのゴールドシップと関連付けたかったと思われること(ただ、ゴルシは明らかに衰えを感じる引退レースだったため、関連付けることに賛否がある。)。また、力が衰える前の種牡馬入りをアニメとして表現しにくかったこともあると思われる。

もっとも、ウマ娘の引退に関する設定は、世代の異なる競走馬が一緒に存在している以上、そもそもガバガバにしなければならないという大人の事情もある。

したがって、この辺りの設定が詰められておらず、この設定の曖昧な部分の弊害が出たともいえる。


【レース描写】
最後に、レース描写は、期を重ねるごとに段々進化していると思う。
ただ、ゲーム内で実装されているか否かでキャラの扱いに差を設けてしまったがために、ウマ娘同士の駆け引きが限定的になってしまった。

また、全力を出す描写が声を張り上げる一辺倒で単調に感じたので、もう少しアニメ的な工夫が欲しかった。例えば、ゲーム内の固有スキルの演出で使えるものがあるかも?


【まとめ】
本作は、監督が1期から代わっていないので、ウマ娘の原作者であるサイゲームスがアニメ制作に金を出し口も出した結果、アニメとしての出来に大きな影響がでてしまったと思っています。

確かに、ガンプラを売るためにガンダムのアニメを作ってんだから、同じように販促を優先して何が悪いという意見は当然あるでしょうが、そもそもアニメとして面白いことが大前提だと思うわけです。
ウマ娘には、リアル競馬ファンも多く、今までは彼らを味方につけ、彼らが旧ツイッターなどで頻繁にコメントすることで、アニメがバズる要因にもなってきたのですが、今回はそれができなかった。

ただ、ウマ娘には、オグリキャップを元ネタにして好評を博している漫画『シンデレラグレイ』という最終兵器が残されているので、そのアニメ化で失敗しないためにも今回の経験を活かして欲しいと思っています。{/netabare}


【そこそこぱかライブTV Vol.30 ウマ娘3期のキャストによる振り返りトーク】
https://youtu.be/xFdnNY5QKwQ?si=H6WVVHfikCmXdnvK

投稿 : 2024/01/15
閲覧 : 480
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10

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今回も良かった

前作のトウカイテイオーには及ばないが,今回もとても感動しました.
前作は奇跡の復活劇でしたが,今回は引き際の美学.
これまでの2作では,立ちはだかる壁=怪我でしたが,今回はピークを越えて衰えていく自分とどう向き合うか.
そして,このシリーズは,前傾姿勢で必死で走っている女の子達の姿が何より素晴らしい.
また次回も期待したいと思います.

投稿 : 2024/01/14
閲覧 : 81
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0

雌雄楽 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ウマ娘の名を汚した歴史的駄作

全編を通して描写不足が目立ち、2期までは史実再現を丁寧に行っていたにも関わらず、3期は競馬ファンを馬鹿にしているとしか思えない程の史実無視が目立っていた

その癖ネイチャや次々に出てくるろくに喋らなければすぐに空気と化す新キャラ達はアプリの販促にしか見えず、宣伝目的のゴリ押しにもううんざり

最後にどんでん返しがあるかと言い聞かせて何とか最後まで見届けたが、願いも虚しく引退後のDTRまでも只の老人会へと劣化させ、過去の引退ウマ娘達をも馬鹿にしていると設定にしたという暴挙に出ており怒りさえ込み上げてきた

アプリのイベントストーリーの黒歴史であるウマネストレベルの駄作

製作に関わった方々は本当にお疲れ様でした
しかし、監督、脚本家、構成に関わった方々には大いに反省してもらいたいと願い、投稿させて頂きます

投稿 : 2024/01/09
閲覧 : 410
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5

ネタバレ

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

期待が大きかっただけなんじゃない?

酷評が多いけどこれはこれで良かったとは思う
ただ13話にに入り切らずイロイロ端折りすぎたのはいただけない…登場ウマ娘減らしてじっくりやれば良かったのにとは思う

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 169
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3

ネタバレ

ひゆら さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

盛り上がりにかける物語

キタサンブラックが主人公なので仕方がないのかもしれないが、
ダービーと5歳時宝塚以外は順風満帆な競争生活でアニメとしては盛り上がりに欠けて面白くなかった。

競り合いながら「うおおおお」と叫んでゴール一辺倒でつまらない。

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 233
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2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

諦めない、この手が届くまで――

この作品の原作ゲームは未プレイですが、これまでに制作されたアニメは全作品視聴済です。


これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ
“ウマ娘”の物語。

幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、
自分もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック

そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、
己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド

強大なライバル、
抗い難い運命などが立ちはだかる中、
信じる仲間の言葉や
人々の声援を背に受け、
今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

スペシャルウィークを主軸にした第1期…サイレンススズカの奇跡と後押しを受けた全力全開のジャパンカップは、最終コーナーからの展開は涙無しには見られません。

トイカイテイオーを主軸とした第2期…第1話で皐月賞と日本ダービーを制して「無敗の三冠ウマ娘」といったところで、第1話のエンディングテーマとなった「winning the soul」ではウィニングライブで軽快なステップを踏んでいる矢先にまさかのどん底に突き落とされる展開から第2期は幕を開けました。
何度も苦しみを乗り越えながらそれでもレースを諦めず臨んだ有馬記念…最終コーナー直前でビワハヤヒデが飛び出し、それを追走する形となってからのテイオーの意地…これも涙無しには見られない物語です。

サイレンススズカのレースは私も見ていたのであまりの衝撃に声がありませんでした。
そして、この作品の優しさを知ったきっかけにもなりました。
第1期ではスぺちゃんを一生懸命応援して、第2期ではテイオーを力一杯推していました。
つい最近まで、私の推しはトウカイテイオーと即答できるくらい心酔していたと思います。
トウカイテイオーやメジロマックイーンは知識として知ってたので…

そしてこの第3期…私が競馬からすっかり離れた以降の物語になりますが、キタサンブラックの名前は聞こえてきておりました。
過去の作品を見返すと、アニメーションとしてのクオリティがヤバいくらい上がっているんです。
間違いなくキタサンブラックとサトノダイヤモンドの物語の面白さに拍車をかけていたと思います。

物語の中では色んなレースを沢山見ることができますが、終盤の天皇賞(春)とラストランとなった有馬記念のレースは何度見返しても感動します。
もうキタサンブラックの雄姿にすっかり見惚れてしまいましたよ(〃ノωノ)

夢への走り方って、きっと色々な形があると思います。
だから形ではなく、どれだけ直向きに打ち込んだか、どれだけ自分の全てをつぎ込んだかでその価値が決まるんだと思います。

そしてそのレースシーンですが、ネットをググると過去のレースの動画が結構残っており、もちろん、キタサンブラックのレースの動画もありました。
見てみると、ほぼアニメと一緒なんですよね。
競走馬の位置取りや、はたまた実況まで同じような動画もありました。

言いたかったのは、本物のレースさながらの展開に加えて、ウマ娘ならではの味付けが施されているので、個人的にはこちらの方がよっぽど味わい深いと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、キタサンブラック(矢野妃菜喜さん)、サトノダイヤモンド(立花日菜さん)、サトノクラウン(さゆみん)、シュヴァルグラン(おなつ)、サウンズオブアース(MAKIKOさん)、ドゥラメンテ(秋奈さん)による「ソシテミンナノ」
エンディングテーマは、第1話限定でキタサンブラック(矢野妃菜喜さん)による「ロストシャイン」と、キタサンブラック(矢野妃菜喜)、スペシャルウィーク(和氣あず未さん)、サイレンススズカ(高野麻里佳さん)、トウカイテイオー(Machicoさん)、ウオッカ(大橋彩香さん)、ダイワスカーレット(木村千咲さん)、ゴールドシップ(上田 瞳さん)、メジロマックイーン(さおりん)による「アコガレChallenge Dash!!」
オープニングは同年代のライバル同士で、エンディグはチームスピカで歌っていたみたいです。
個人帝には「ロストシャイン」が大のお気に入りです。

1クール全13話の物語でした。
第3期にキタサンブラックとサトノダイヤモンドの物語が描かれるというのは、第2期で布石が打たれていましたよね。
ちょいちょい出演していましたし、キタサンブラックはトウカイテイオーに、サトノダイヤモンドはメジロマックイーンに心酔していましたから…

ですが、今回はその様な布石を見つけることは出来ませんでした。
他にも沢山感動できるエピソードが眠っていると思うんですけど…
一部、大人の事情でゲームの方では訴訟などが起こっているようですが、アニメとは一線を画していると思うので、続編の制作を楽しみにしています。

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 257
サンキュー:

14

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

完全に興ざめした

2期はドラマが面白かったのに3期は色々と酷かった…
とりわけシナリオに感動がなく、露骨にもやらせる展開が多い。ドラマチックな場面も2期と比べて少なく、ダイジェストで適当に流す所も多くてガッカリした。

あとモブウマやライバルウマ娘に対しての扱いも雑。ドゥラメンテ鳴り物入りで登場した割に後は適当な扱いだったし…

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 236
サンキュー:

8

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

駆け抜けた流星 素材が多すぎてオーバーフロー

お馬さん素人の私が、3期に挑みます。

私はお馬さん素人ですが、キタサンブラックは
悪い意味で認識がありました。
馬主さんが演歌歌手の大御所。
勝ってもないのにやたら朝のニュースで取り出さされてるのを見て
「また忖度かよ」って嫌気がさしてました。
(キタサンが悪いんじゃなくて、報道の仕方の問題ですけど)

とまあ、素人のひねくれた視線を覆してくれるのかと
やや上から目線で視聴開始。

【作品概要】
2期の時ちびっちゃかったキタサンブラックと
サトノダイヤモンドのお話。

【作品に対する感想】
中盤までイマイチ物語に入り込めなかったものの、
後半で盛り返した印象です。
逃げのキタサンというよりも、
差しのサトノダイヤモンドという印象ですね。

視聴終わっての真っ先の感想。
「キタサンブラックって、あんなに強い馬だったんだ」
GⅠ7勝もしたんですね。

ただ2期には及ばなかったという印象です。
(2期が良すぎてハードルが上がりすぎてる点は否めませんが)

1)物語
 GⅠ7勝と素材は沢山。
 となるとお馬さん「キタサンブラックの馬生」の
 どこをどう切り取って
 ウマ娘「キタサンブラックの物語」に仕上げるかがポイントです。

 ➀中盤まで物語に入り込めなかった理由
  1,2ではGⅠで勝つことの大変さが描かれていたのに対し、
  今作では勝ったGⅠもすっ飛ばされて、あまりのスピードに
  私が上手く消化しきれなかったからだと思います。
  あれよあれよ…って感じでした。
  たくさんの素材を1クールに詰め込み切れず
  ピントがぼけちゃった…感じですね。

 ➁衰え
  主人公の「衰え」を描く作品は結構珍しいと思いました。

  先輩、先人の衰えは主人公の覚悟や成長の起爆剤として
  使われることは多いと思います。
  今作ではゴルシさんがそういう立ち位置でしたね。

  終わりを決めた上でのキタサンの心情描写は
  非常に良かったと思います。

2)作画
 ➀キタサンVSサトノダイヤモンド、ラストラン
  迫力満点。必死さが伝わってきます。
  そしてラストラン前後の「これで終わり」からくる
  心寂しい表情の作画、最高でした。

 ➁冒頭の登場人物に名前を表記する演出
  笑いをとりつつ、ソシャゲ勢ではない人にとっては
  親切設計で好印象。

 ➂ゴールドシップへの愛
  2期の時ゴルシを調べてて見つけたお馬さんゴルシの奇行集。
  今作に沢山ピックアップされて笑いつつ、
  制作陣の愛の深さを感じました(^^;

5)キャラ
 ➀キタサンブラック
  ドゥラメンテ「最強の証明 凱旋門賞。それ以外は過程」
  サトノダイヤモンド「サトノにGⅠを!」
  と、大局視点の目標がはっきりしていて、
  レースの一つ一つはプロセスなんですよね。

  それに対してキタサンは大局視点の目標がない…
  最後の方で「みんなを笑顔に」と据えますが、
  今一つもやっとした曖昧なもののように感じます。
  また、テイオー・父のようにって、
  誰かの影を追ってるだけなんですよね。

  未だにこういう人生の目標のようなものが定まっていない点は
  自分とダブり、凄く共感してました。
  「目の前のことをコツコツと」は
  ゴールを見据えた上でするのはすごく大切なことなんですけど、
  ゴールを見据えずにやると迷走するんですよね。
  ネイチャ先生に何度もお世話になったのはそういう所かな。

 ➁サトノダイヤモンド
  ジンクスを打ち破ったキタサンのライバル。
  直接対決1回目のキタサン フルネーム呼びの強オーラの反面
  デッドヒート時の絶叫にもう少しパワーが欲しかった。
  (完全にキタサンに飲まれてます)

 ➂ドゥラメンテ
  強者感良いですね。
  通訳さんの胃に穴が開きそうですけど(^^;
  
 ➃ネイチャ先生
  昔ナイスネイチャンってポニーがいましたけど、
  キタサンにとっては本当にいいお姉さんでしたね。
  物語が進むにつれてだんだん蒼ざめていってましたけど(^^;

 ➄マックイーン先輩
  「ジンクスなんて誰かがあとからこじつけたもの。
   積み重ねた努力は、貫き続けてきた思いは
   後付けのジンクスなどで揺らぐものではないのです」
  大西沙織さんの染み入るような声、やっぱり好きです。

 ➅トウカイテイオー先輩
  2期までの奔放なアホっぽさはなりを潜め、
  すっかり落ち着いた先輩になりました。
  作品群通じての好感度上昇。

6)どうでもいいけど気になったところ
 5冠の時はルービックキューブどうすんねん(^^;

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 92
サンキュー:

14

ネタバレ

TMれぼりゅーしょん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

どちらかと言えば不満足

振り返ってみて、退屈だな〜って思う時間の方が長かったです
1期2期は、物語を追っていくうちにストーリーに引き込まれて主人公や他のキャラクターの成長を見届けたいっていう気持ちになると思うんですけど

3期はそれが正直薄かった気がします
レースに出る動機が、今までは分かりやすかったんだと思います、日本一、最強無敵の、メジロとしての..とそれが今回はどこか印象に残りませんでした
だから、「なんでこのウマ娘はこのレースに出てるんだろ」っと思ってしまいました。
そりゃ、走るのは競走馬アニメなんであたぼうですけど、アニメとしてのストーリー構成がかけているように感じました。

キタサンはアプリで好きなキャラだったので、少しだけがっかりです。

私は熱いスポ根ウマ娘が好きなので、そんな評価になってしまいましたがウケる人にはウケてるみたいなので今回は私には合わなかったのかな〜ということで収めておきます。

製作者の皆様、長きに渡るアニメ作成、お疲れ様でした!また次回作を楽しみにしてます。

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 102
サンキュー:

2

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そしてみんなから愛される存在に....

アニメ見る暇あるなら競馬のレース見る、というくらい競馬に染まりきった競馬沼民、久々にアニメレビュー書きます。
ぶっちゃけ2023年唯一見たTVアニメでした。
ウマ娘待望の3期は私の大好きなキタサンブラックを題材にした作品、なのですがぶっちゃけキタサンブラック主役で2期くらい面白い作品作るの無理じゃね?という期待半分不安半分な中のスタートでしたが.....
悪い方向で的中しちゃいましたね~、正直。

どうしてもストーリーの軸が分かりづらいというか、キタサンブラックに感情移入しづらい。走る理由見つけるまでのくだりが少々くどかったり、後半謎のピークアウト設定入れたり....
いやー、キタサンブラックの操縦性の高さとポテンシャルの高さを再評価された、キタサンブラックを語るうえで欠かせない2017の秋天を曇らせ展開として使うのはちょっと無理があるんじゃねえかなー?
そもそもキタサンブラックの史実での感動的なエピソードの流れとしては、半世紀近い馬主活動をしながらも中々大物に巡り合えなかったオーナーが、付き合いの長かった非社台系牧場生産の二流血統の若駒を一目惚れして購入したら、日本競馬史に残る名馬へと登りつめたという部分にあるので....
これが例えば長年結果の出てない老年トレーナーに見出されたキタサンブラックが二人三脚でライバルとしのぎを削りながら夢を叶えていく、みたいな物語にしてたらもっと面白かったように思うんですよね。変にスピカにこだわり過ぎたのも良くなかったかなー、と。
もっともこれは余計な競馬知識身につけすぎて、ネタバレ全部喰らった状態で斜に構えたような見方しか出来なくなってる自分が悪いような気もするので、史実のこととか全然知らない初見の方とかはもっと楽しめてるのかなーという気もしますし、まあ一長一短あるのかなと言ったところですね。
2話のネイチャとか普通に自分も泣いてましたし、決してク〇アニメというわけではなく、視聴前のハードルを上げすぎていたことにも原因あったと思います。

来年公開の映画に期待しましょう。
あとはクロフネの許可だけお願いします....


{netabare}・キタサンブラックやサトノダイヤモンドだけじゃない!!同時期にターフを彩った名馬たち!!{/netabare}

ぶっちゃけ今回のレビュー書いた目的、8割くらいこれ目当てです。
ウマ娘もいいけどリアル競馬もいいぞ!!!
というわけで、彼らの活躍が描かれた2015~2017年にかけて、アニメでは描かれなかったエピソードを個人的に10個選んでみました。
少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。


①:勝ち取った信頼と一番人気、前年王者堂々の連覇!!
{netabare}2015 フェブラリーステークス【コパノリッキー】
今でこそGI級競走11勝の日本記録を保持するダートの名馬として知られるコパノリッキー。しかしGI初挑戦となった2014年のフェブラリーステークスでは16頭立ての16番人気という超穴人気。しかし本番ではエスポワールシチーやベルシャザールといった人気どころを抑え、ダイタクヤマト以来となるシンガリ人気でのGI制覇を達成した。
ここで終わればただの一発屋だが、コパノリッキーはその後も川崎記念とJBCクラシックを勝利、帝王賞も2着とする等その実力がまさしく一線級であることを証明。そしてあの勝利から1年後の2015年のフェブラリーステークスでは、打って変わって堂々の一番人気に支持され、その期待に応えるように見事連覇を達成した。{/netabare}

②:遅れてやってきた快速女王!これが、黄金の12世代の底力!!
{netabare}2015 スプリンターズステークス【ストレイトガール】
ゴールドシップ、ジェンティルドンナ、ジャスタウェイ等、数多くのGI馬を輩出し、スペシャルウィークら98世代と並ぶ日本競馬屈指の黄金時代と称される2012年クラシック世代。ストレイトガールもまた、その世代を象徴する名馬である。
3歳終了時点では、同期のジェンティルドンナやヴィルシーナがクラシック戦線で熾烈な争いをする中で2勝クラスの条件馬止まり。4歳になってからは4連勝でOPへと昇格を果たし、GI戦線でも好走するなど結果を残すが、GI制覇は壁に阻まれた。
しかし同期の女傑2頭がターフを去った2015年にその才能がついに開花。ヴィクトリアマイルで初GI制覇を達成すると、秋のスプリンターズステークスでも1番人気の期待に応えるように見事勝利を収めた。{/netabare}

③:史上初の快挙達成!砂上に舞い踊る、情熱のサンバ!!
{netabare}2015 チャンピオンズカップ【サンビスタ】
「牝馬は牡馬に勝てない」という日本競馬界にかつて存在した格言も今は昔。21世紀以降、スイープトウショウ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイといった一線級の牡馬と互角以上に渡り合う牝馬が数多く誕生し、今では牡馬と牝馬の差はさほど変わらないものになった.....と、言うのはあくまでも芝においての話。
芝以上のパワーが要求されるダート路線においては依然牡馬優位の状況となっており、中央のダートGIを制覇した牝馬は史上ただ一頭のみ。その唯一の馬がサンビスタである。
本格化が5歳になってからという遅咲きの牝馬であり、さらにはクラブ法人の所有馬。クラブ馬は基本的に引退期限が設けられており、彼女も例に漏れず本来であれば6歳春の時点で引退予定であった。しかし今を全盛期と判断した陣営は特例措置として1年の引退延長を敢行。結果としてはこれが英断となり、この年のチャンピオンズカップにおいてコパノリッキーやホッコータルマエ等を抑え、12番人気ながら優勝。有終の美を飾るとともに、牝馬史上初となる中央ダートGI制覇を達成した。
{/netabare}

④:「世界の矢作」爆誕!15世代の超良血、初戴冠はドバイにて
{netabare}2016 ドバイターフ【リアルスティール】
父ディープインパクトは言わずと知れた21世紀の日本競馬を代表する大種牡馬であり、母ラヴズオンリーミーは父に大種牡馬ストームキャットを持ち、母はキングマンボの全妹。そんな日本と世界の超良血の両親を持つ、生まれついてのエリートこそリアルスティールである。
2015年世代きっての素質馬としてクラシック戦線の主役の一頭に挙げられるも、皐月賞と日本ダービーでは同じく同期の良血馬ドゥラメンテの前に完敗。菊花賞ではキタサンブラックの前にクビ差の二着に敗れ、結局3歳は無冠で終える。
しかし翌4歳、初めて訪れた中東の地で自身の素質を開花、ドバイターフにて見事初GI制覇を果たした。
結局GIはこの1勝のみであったが、この勝利が後に残した功績は大きく、調教師であった矢作芳人はこれを皮切りに後に多くの海外GIを制覇、「世界の矢作」として一躍その名を轟かせることに。
さらにこの勝利から5年後の2021年、自身と全く同じ血を引く全妹が、同じく矢作調教師の元で日本競馬史に残る快挙を達成することになるのだが、それはまた別のお話。{/netabare}

⑤:勇往邁進!これが2歳王者の、そしてクラシックホースの意地!!
{netabare}2016 安田記念【ロゴタイプ】
2012年の朝日杯王者にして、2013年の皐月賞馬、ロゴタイプ。クラシック戦線ではエピファネイアやキズナといったライバルとしのぎを削った名馬であったが、皐月賞以降は勝利に恵まれず、同期のライバルたちが引退する中現役を続けるも、かつての勝利から3年の時が経過しており、時代は次の世代に移っていた。
当時のマイル戦線は、2015年に年度代表馬にも選ばれたモーリスが絶対王者として君臨しており、このレースにおいもダントツの一番人気。一方終わった馬とみられていたロゴタイプは8番人気であった。
しかしロゴタイプはスローの逃げに持ち込み自分のペースを握ると、最後は逃げ粘り後続を完封。自身のペースにはまり折り合いを欠いたモーリスを見事下し、久々の勝利を大金星で飾った。{/netabare}

⑥:「世界のマイル王」から「世界の中距離王」へ!「銀幕の英雄」から受け継ぎし「不死鳥」の翼は距離の壁を越えていく
{netabare}2016 香港カップ【モーリス】
キタサンブラックと同じ時代、マイル戦線において絶対王者として君臨していたタイキシャトル以来となる超大物マイラー、モーリス。
4歳時に堀宣行厩舎への転厩を機に瞬く間にその才能を開花。2015年には安田記念、マイルCS、香港マイルとGI3勝を挙げ見事年度代表馬に。
翌5歳の夏からはそれまでのマイルから距離を伸ばして中長距離の舞台へと進出。初挑戦となった札幌記念では2着に敗れるも、本番の天皇賞秋では見事勝利。さらに引退レースとなった香港カップでも、ラストの直線だけで後方一気のごぼう抜きで3馬身差をつける驚愕のパフォーマンスを披露。古馬以降は11戦9勝2着二回という圧倒的な成績を残した。
特に香港カップと香港マイルの2競争制覇は当競走がGIレースとなってからは地元香港馬でも成し遂げていない史上初となる快挙であり、地元紙では「日本のヒーローは神の領域に到達した」と言われるなど絶大な賛辞をもって評価された。
ちなみに彼の父であるスクリーンヒーローはウマ娘でもお馴染みグラスワンダーの産駒。98世代が誇る怪物の孫もまた怪物だった。{/netabare}

⑦:東の名門、名手とともに掴んだ日本一の栄光!!
{netabare}2017 日本ダービー【レイデオロ】
「西高東低」と呼ばれるほど栗東所属の競走馬が美浦所属の競走馬を圧倒した90年代以降の日本競馬界において、美浦所属の調教師でありながら歴代2位となる通算1570勝を挙げた日本競馬を代表する名伯楽、藤沢和雄。
厩舎開業から29年目の2017年、東の名門厩舎が永らく掴めなかった日本ダービーの栄光を初めてもたらした馬こそレイデオロである。鞍上を務めたのは、M.デムーロと同じく外国人ジョッキーとして初めてJRAの通年免許を所得したフランスが生んだ名手、C.ルメール。彼にとってもこれが念願の初ダービー制覇であった。
特にレースでは向こう正面にさしかかった時点で超スローペースであることを察したルメールが一気に捲って位置を押し上げていくという驚きのレース展開を披露、騎手の腕とそれに応えた同馬が見せた、人馬一体の勝利であった。
{/netabare}

⑧:平成・令和の名脇役、最初で最後のスポットライトは大雨の淀で
{netabare}2017 菊花賞【キセキ】
アーモンドアイが衝撃のレコードで駆け抜けた2018年ジャパンカップ。
リスグラシューが遅咲きの大輪を咲かせた2019年宝塚記念。
マカヒキが5年振りの劇的復活勝利を挙げた2021年京都大賞典。
コントレイルが最後の軌跡を描いた2021年ジャパンカップ。
平成から令和へと時代が移っていった日本競馬において、数多くの名レースを演出してきた名脇役、キセキ。
そんな彼の唯一のGI勝利にして、最後の勝利となったのが2017年の菊花賞。キタサンブラックの天皇賞秋同様、台風の接近に伴う不良馬場の中での開催。大雨+不良馬場+3000mという文字通り身を削るような最悪なコンディションの中、最後の直線で大外から一気に先行集団を押し切り見事勝利。泥にまみれながら掴んだ主役の座は、実に彼らしかった。{/netabare}

⑨:「暴君」の娘、父に捧げるGI勝利!
{netabare}2017 阪神ジュベナイルフィリーズ【ラッキーライラック】
「金色の暴君」の異名をとった史上7頭目のクラシック三冠馬、オルフェーヴル。そんな彼の初年度産駒であり、初GIをもたらした孝行娘、ラッキーライラック。
中段前目でレースを運び、リリノーブル等を抑えて力強く抜け出し完勝。見事JRA賞最優秀2歳牝馬に輝き、父の血統を証明してみせた。
その強さから間違いなく2018年牝馬クラシックの主役になると目されていたラッキーライラックだったが、翌年以降同期の怪物の後塵を拝す苦難の道を歩むことになる。そんな彼女が、2019年に京都で劇的な復活を遂げることになるのは、また別の話。{/netabare}

⑩:前王者か!現王者か!10年に一頭の名馬と、100年に一頭の怪物、暮れの中山で一騎打ち!!
{netabare}2017 中山大障害【オジュウチョウサン】
障害競走。海外では平地以上に人気を博している国もあるが、日本においてはどうしても平地競走に比べて注目度が劣るレース体系となっている。しかし、そんなマイナー路線でも圧倒的な成績を残し続ければ注目は集まるというもの。近年の日本競馬における障害競走の注目度を上げた偉大なる飛越の王者こそ、オジュウチョウサンである。
障害競走において数多くの金字塔を打ち立てた彼であるが、その中でも特に有名なのが2017年の中山大障害。
オジュウチョウサンが台頭するまで障害の王者として君臨していたアップトゥデイトが、大胆な大逃げを敢行。他の馬が中々差を詰められない中、オジュウチョウサン一頭だけは彼を追走。最後の直線、ゴール直前で見事差し切り、現王者としての貫禄を見せつけた。タイムは驚愕のレコードであり、最後二頭がゴールした時、後続には10馬身以上の差がついていた。
アニメの最終回でも使われた、大団円で終わったキタサンブラックの有馬記念ではあるが、その前日に行われたこのレースこそ、2017年のベストレースに推す声も少なくない。{/netabare}

投稿 : 2024/01/02
閲覧 : 74
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17

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待より熱い

正直、もう3期めでそこまで期待していなかったが、今回もライバル関係が熱かった。
ドゥラメンテ、キタサンブラック、サトノダイヤモンド
キタサンブラックといえばさぶちゃんよね。あの顔がふっと脳裏に浮かんできて思わずふふっとなってしまう笑。
まさかのピークをもう迎えてしまって引退決意するとはなかなか予想外の展開。
しかし、最後を勝利で飾って引退とはかっこよすぎではないか?がむしゃらに頑張っていて凄い。
あとは中々勝利できていなかったサトノ家の勝利までの道程。これもなかなか熱い。
ドゥラメンテの圧倒的自信凄いと思ったけど、怪我しすぎて後半は出番が圧倒的に減ってしまったのよね泣。


OP
ソシテミンナノ キタサンブラック(矢野妃菜喜)、サトノダイヤモンド(立花日菜)、サトノクラウン(鈴代紗弓)、シュヴァルグラン(夏吉ゆうこ)、サウンズオブアース(MAKIKO)、ドゥラメンテ(秋奈)
ED
ロストシャイン(1話) キタサンブラック(矢野妃菜喜)
アコガレChallenge Dash!! キタサンブラック(矢野妃菜喜)、スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、ダイワスカーレット(木村千咲)、ゴールドシップ(上田 瞳)、メジロマックイーン(大西沙織)
うまぴょい伝説
OPの際に勝ちたい勝ちたいと入るくらい意気込みが強い。
EDは明るい感じで良い。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!

第1話 憧れた景色
憧れのトウカイテイオーのようなウマ娘を目指して、トレセン学園に入学したキタサンブラック。テイオーと同じチーム<スピカ>に加入し、デビューから無傷の3連勝で勢いに乗るキタサンは、無敗の三冠ウマ娘へ向けて『皐月賞』に出走する!

第2話 スタートライン
ドゥラメンテに惨敗してしまったキタサンは、自信を失い落ち込んだ日々を過ごしていた。テイオーのようなキラキラ輝くウマ娘になれないかもしれない……そんな気持ちを抱いたまま、トレーニングを続けるキタサン。そんなある日、キタサンの耳にあるニュースが飛び込む。

第3話 夢は終わらない
菊花賞に勝ったキタサンは有マ記念に出走することに。憧れのレースに出られると喜ぶその一方で、ゴールドシップは柄にもなく思いつめた様子でいた。レースも差し迫った冬のある日、突如記者会見を開いたゴールドシップは驚きの発表をする。

第4話 あたしだけの輝き
直近のレースで2着、3着と惜敗の続いたキタサン。自分にはレースに勝ち切るための何かが足りないと思い悩み、ナイスネイチャに相談していると、ひょんなことから自分の長所は丈夫な体だと気付く。早速トレーナーに頼み込み、キタサンはかつてない猛特訓を始めるが……

第5話 自分の証明
天皇賞(春)に勝利し、少しずつ自信を持ち始めたキタサン。しかし、次走の宝塚記念にドゥラメンテも出走するというニュースを耳にし、せっかくの自信が揺らいでしまう。<スピカ>のメンバーに背中を押され、前向きな気持ちを取り戻すキタサンだったが、ドゥラメンテとばったり鉢合わせてしまい――

第6話 ダイヤモンド
サトノ家の悲願、GⅠ勝利……その期待を背負うウマ娘・サトノダイヤモンドは、十分な素質と実力を持ちながらも、あと少しのところで勝ちきれないレースが続いていた。『サトノのウマ娘はGⅠに勝てない』――そんな言葉に抗おうと、ダイヤはジンクス破りの特訓を始める。

第7話 あたしたちの有マ記念
有マ記念のファン投票に選ばれたキタサンとダイヤ。ふたりは幼い頃に見たトウカイテイオーの有マ記念に感動し、いつかこんな大きなレースで一緒に走ろうと約束していた。お互い強い思いを胸に、運命のレースのゲートが開く。

第8話 ずっとあったもの
新年を迎え、ダイヤと初詣に出かけたキタサン。ダイヤの願いが、凱旋門賞に勝利して日本のウマ娘界に貢献したいというものと知る。そんなダイヤに、いつかのドゥラメンテの姿を重ね見るキタサン。勝利の先にあるものを見ているふたりと、目標を持てないでいる自分との差に落ち込むキタサンだったが……

第9話 迫る熱に押されて
ある朝突然、キタサンはダイヤを誘って旅に出る。じゃんけんで行先を決めながらの目的地のない旅。道中で観光をしたり、おやつを食べたりとあてのない旅を楽しんだふたりは、最後に夕日の沈む灯台へとたどり着く。茜色に染まる岬でキタサンはダイヤに、胸に抱えたある思いを告白する。

第10話 お祭り
地域と学園の合同イベントの実行委員長となったキタサン。人々の賑わいと沢山の笑顔に包まれた光景を目にして喜んでいたキタサンは、学園の一角でドゥラメンテと出会う。ドゥラメンテとの語らいの中、キタサンの胸にある感情が芽生え始める。

第11話 決意
凱旋門賞に向けてフランスに旅立つダイヤ。見送りに行ったキタサンはどこか上の空。その理由は、宝塚記念以来、自分の体がイメージ通りに動かないという戸惑いからだった。大丈夫だと自分に言い聞かせながら、トレーニングを続けるキタサンだったが……

第12話 キタサンブラック
マスコミを集めて会見を開いたキタサンはある決意を発表する。多くのファンやウマ娘たちが驚きながらも、そのことを受け入れていく中、キタサンの同期であるシュヴァルグランは消化できない複雑な思いを抱えていた。

第13話 そしてあなたの……
ラストランの有マ記念を目前にしたキタサンは激しいトレーニングを続けていた。必死に走るキタサンの姿は、周囲のウマ娘の心にも火をつけていく。仲間たちに見送られ、多くのファンの興奮と熱気に包まれる中での最後の有マ記念。全力で走り続けてきた先に、キタサンが見た景色は――

投稿 : 2024/01/01
閲覧 : 33
サンキュー:

9

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一向に衰えないウマ娘!season3

この間まで子供だったやん?

テイオーにお守り渡してたやん?

成長早過ぎ!!

悲しいし寂しい。

けど・・・

ウマ娘はどれも名作ですね!!

先輩達もいい仕事してるし。

投稿 : 2024/01/01
閲覧 : 54
サンキュー:

5

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★☆

2024.01.01 ★★★☆(3.9) 1度目観賞評価

投稿 : 2024/01/01
閲覧 : 45
サンキュー:

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ウマ娘 プリティーダービー Season 3のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ウマ娘 プリティーダービー Season 3のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ウマ娘 プリティーダービー Season 3のストーリー・あらすじ

これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。 幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、 自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。 そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、 己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。 強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、 信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、 今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!(TVアニメ動画『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年秋アニメ

この頃(2023年秋アニメ)の他の作品

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