当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「Angel Beats!-エンジェルビーツ!(TVアニメ動画)」

総合得点
90.1
感想・評価
14630
棚に入れた
48138
ランキング
64
レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

Angel Beats!-エンジェルビーツ!の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

成功の秘訣は「泣きゲーパイオニアの自由にさせない」こと

作画、音楽、演技がトップクラスの高クオリティを示す「Key×P.A.WORKS」によるオリジナル作品の初作。脚本は後に『Charlotte』や『神様になった日』などの問題作を出すことになる麻枝准氏が担当しているが、彼の手綱は『瀬戸の花嫁』『暗殺教室』『Persona4 the ANIMATION』『あそびあそばせ』────そして『結城友奈は勇者である』の監督を勤めた「岸誠二」氏が握る。岸監督の手がけた作品の特徴として、次回予告に台詞を読み上げた字幕のみを作為的に組み合わせて映し、次回への期待感をより煽る演出が共通して使われている。無論、この作品も。
アニメ制作において最もウェイトを占めるのは脚本家よりも監督。この事実は私も最近知ったようなものでまだまだそんな実感もわいてこない。話を作るのは脚本家なのだから話が悪い作品は脚本家のせいで出来ると思いがちになる。麻枝准氏の評判も「この作品で才能が枯れた。だから後の作品が酷い」と陰で叩かれているようだ。
しかし、やはり違う。良いシナリオというものは決して独りでは作られない。『SHIROBAKO』の描写でもある通り、アニメは監督と脚本家の協議によって初めて成り立つ────“相性”が大事なのだと、この作品で初めて痛感したのである。

【ココが面白い:“枷”の外れた世界観】
後作の『Charlotte』や『神様になった日』は超能力などを盛り込みつつも飽くまで現実世界を舞台とした「SF」であった。現実世界には様々な描写の「制約」があり、その制約に抵触した分だけ私たちから「整合性に欠ける」作品として非難されるわけである。麻枝准氏の後作はこの制約に抵触する回数が多かったと思う。俗に言う「ツッコミどころ」というものだ。
『Angel Beats!』にはその欠点が殆ど見られない。なぜならこの作品は天国でも地獄でもない「死後の学園」を舞台とした「ファンタジー」なのだから。
既に死んでいる登場人物たちは心臓を一突きにされようが鈍器で100発殴られようが死ぬことはない。望めば「消える」こともできるが死んだ人間が次も人間に転生できるとは限らない。そうも思って少年少女たちは消えるのではなく「抗う」ことを選び続ける。学園のルールに従わせようとする『天使』に対しては銃器を取り、血生臭い戦いに臨んでまで────
ここまでぶっとんだ世界観に何も知らない主人公を放り込むことで序盤はそのぶっとんだ世界観の懇切丁寧な説明もされており、現実世界の制約がまるで通用しないことが解れば現実主義者は回れ右をするか、そんな主義を捨てて主人公と共に本作における「戦いの果て」を見届けるかの二択を取るしかなくなる。少なくとも2つの後作の様な、回を重ねる毎に不満が募っていく展開を描いていない。それ程までに序盤の掴みや話のテンポも良いのである。
『順応性を高めなさい』という台詞をヒロイン・仲村ゆりの口癖にしているのも上手い。言われる主人公を通じて視聴者に、細かいことへツッコミを入れることを野暮にも思わせてくれる。

【ココも面白い:“消える”ということ】
死とは無縁の登場人物たちだが、決して物語の途中で退場しないわけではない。
本作は頻繁にギャグアニメのような「死に芸」が披露される一方で、ここぞという時に少年少女たちの凄惨な半生と残した「未練」が明かされ、その解消時に訪れる「消滅(成仏)」という別れを繰り返し描き、当時の話題を沸騰させてきた。
{netabare}トップバッターの岩沢雅美(いわさわ まさみ)が件の第3話で消滅。アニメの「3話切り」の風潮は『魔法少女まどか☆マギカ』が広めていったが、少なくとも先に始めていたのは本作『Angel Beats!』である。
貧乏で不仲な両親の下で生まれ、それに殺されたと言っても過言ではない岩沢の半生。そんな彼女がゴミ捨て場で拾い、死後の世界でも持ち込むことができたアコースティックギター。歌いたくても歌えない身体で終わった彼女が死後の世界で結成した『Girls Dead Monster(ガルデモ)』。
様々なものに阻まれながらも生前死後通して「音楽」を奏で続けた岩沢の最期のバラード。ギターとメンバーを残して唯一人、忽然と姿を消す末路は初見では呆気に取られるものの2回、3回と観る内に感涙モノになる。{/netabare}
死後の世界にやってきた者は皆、満足な青春を送れなかった者ばかりである。彼らは不幸な環境の下に生まれ、辛いことや悲しいことを経験し、理不尽に死んでいった。
そんな少年少女たちが自身の最低だった人生を肯定なり否定なりして「清算」を行う。消えることは決して悪いことではない。その者にとっては自分という存在に決着を着け、次のステージへ旅立つ「卒業」なのである。それは死後の世界が「学園」という形を為していることからも間違いない。勿論、死しても「自己」という存在が大事であれば何時までも死後の世界に留まっても良い。ならばその者にとって死後の学園は「天国」となるだろう。
消えるも是、抗うも是な世界の中で主人公・音無が『戦線』と天使、どちらの立場に立つか揺れ動くのも(彼への好感度は別問題として)物語を追う楽しみの1つとなっている。

【でもココがひどい:ゴリ押しの片鱗】
流石は“泣きゲーのパイオニア”として名高い麻枝准氏の脚本。しかしそれ故に話の持っていき方には後作『Charlotte』や『神様になった日』に通ずる強引さの元となるような部分が感じられた。
{netabare}例えば生徒会副会長の直井が天使と音無を校則違反で反省室に閉じ込めるという展開がある。その時の違反は「昼休み以外の休み時間で食事をした」ことなのだが、2人は食堂で麻婆豆腐を買って食べていたのである。
死後の学園にいくら現実の常識が通用しないといっても、その常識外れな学園が校則として禁じていることだ。なのになぜ食堂は昼休み以外の時間に開けて生徒に食事を提供したのか。学食にせよ社食にせよ、そういった施設に生活の“食”を任せていたことのある人にとってはすぐに気付く矛盾である。普通、提供してはいけない時間には閉めているものだからね
オマケに学園の生徒会長でもあった天使・立華かなではこの校則を好物の麻婆豆腐で『忘れてた』と言う。彼女が後に見せる天然ボケの基準で考えてもやや無理のある“ポカミス”であり、総じて「閉じ込められた2人が力を合わせて脱出する」展開をやりたいがための強引な前フリだと言えてしまう。
この時の直人は天使を無力化しておきたかったのだから、彼が天使に何かしら難癖を付けて音無より前に捕まえておくだけでよかったのではないだろうか。{/netabare}

【ココもひどい?:キャラの掘り下げが雑で不公平】
そしてよくやり玉に挙げられるのが全ての主要人物に対して掘り下げが行き届いていないことである。
{netabare}凄惨で理不尽な半生と死因、そうして残された未練とその解消時に訪れる消滅までを1セットで描いたのは岩沢の他に実はユイしかいない。大目に見れば音無・ゆり・かなで・日向・直井の描写は十分量でだからこそ彼らは主要人物であったと言えるのだが、この作品は『戦線』という集団(組織)が主役だったために人数は彼らだけに収まらない。
実行部隊のみを挙げても他に高松・野田・藤巻・TK・松下護騨(五段)・大山・椎名・竹山の8人の掘り下げが残された。その状態で第11話からの影騒動を経て、最終話で軒並み雑に消滅の一途を辿らせている。とくに高松はあたかも自我が消されたかのような描写をしていたのに『思いが強ければ正気に戻れる』という他者の発言のみで無事、退場というお粗末さだ。
これらには現在も議論百出────様々な意見(もう1クール尺が必要だった、こんなにキャラ要らなかったetc.)が出される中で、無理に上記の8人を成仏させる必要はなかったんじゃないかと思うのが個人的な意見である。
当時はオリジナルアニメの続編など作る風潮になかったのかも知れない。最初から1クールで終わらせるよう上から通達があったのかも知れないし、ならば2期を待望されるような終わり方には出来なかったのかも知れない。
それでも本作の中で自分という存在に決着を着けられたのは戦線メンバーの半数以下だ。主要人物でもある彼らを人生の「卒業生」として消し、そんな彼らを送り出す「在校生」として8人を存続させる最終話を描いた方がまだ本作を貶める輩も多く減らせたのではないだろうか。
足りない掘り下げは公式コミック『Angel Beats!-Heaven's door-』や『Angel Beats!-The Last Operation-』、続編製作中止となってしまったがPCゲーム『Angel Beats!-1st beat-』などのメディアミックス展開もなされているので、もし出尽くした批判意見で本作の批評を終わらせたくない方がいれば、上記3作を手に取って頂くのも悪い話ではないだろう。{/netabare}

【キャラクター評価】
音無結弦{おとなし ゆづる}
{netabare}彼は本来、死後の世界に来る人間ではなかった。それは自分の肉体をドナーとして提供し、「自分の命が誰かの役に立つ=自分の生を肯定できた」人物であることから解る筈だ。
ではそんな彼がなぜ死後の世界へ来たか。来たのではなく“呼ばれた”のだろう。
死後の世界に役割があるとすれば、それは「魂の浄化」と考えられる。この世への未練が強い魂の執着を学園生活を通して手放してもらい、円滑に転生へと歩ませる。死後の世界はそのためにある文字通り「舞台装置」だ。
ところがある時、その装置が上手く働かなくなる。凄惨な死を遂げてやって来たゆりが『戦線』を立ち上げ、多くの人の魂を捲き込んで転生に反抗するようになったためである。
多くの人の魂が留まり続けることで、死後の世界という舞台装置はキャパシティ(許容量)をオーバーし様々な不具合を発生させる────かも知れない。これを危惧した謎の少年なり“神”に等しい何らかの存在が音無を急遽、召喚したとすれば、かなでより前に死んだ人物なのに後から来た理由になるのではないだろうか。
未だに存在意義どころか「存在理由」まで疑問視されている主人公。しかし説明不足を叩くよりもこうして解明されなかった部分を“考察”する方がアニオタとして有意義であり、そう出来ることが本作の強みでもある。{/netabare}

【総評】
総合的には可もなく不可もなくといった評価に落ち着くが、Key作品の中では相当面白い部類に入るのは間違いない。
麻枝准氏らしい強引な展開が散見しており終盤も唐突で駆け足ではあるが、『Charlotte』のような前後半の断裂も『神様になった日』のような焦れる間延び感も無い、オリジナル作品の初作らしいネタに富んだ演出と「死後の世界」というやりたい放題な世界観がベストマッチ。泣き・笑い────そして各キャラに備わった理不尽な人生に「怒り」や「やるせなさ」をふんだんに感じられ、総じて感情が豊かになる作品となっている。
作画はP.A.WORKSなので当然安定────と言いたいところだが、時折崩れが目に付いた。当時の該社は『TARI TARI』も『SHIROBAKO』も当然、麻枝准作品の後作も手がけていない。まだ現在のような高水準な作画を提供できるレベルには至っておらず、(ゆりが少し涼宮ハルヒに似ているのもあって)よくある00年代深夜アニメと同じくらいの画力しか見られないのが仕方ないとはいえ勿体無い部分だ。ここからP.A.WORKSは5ー10年の時を経てアニメ作画のインフレについていくようになる。
音楽はガルデモを中心とした歌詞付楽曲が豊富にあり、Liaが歌うOP、EDの多田葵はもちろん、ガルデモ初代の岩沢の魂の叫び、2代目ボーカルのユイ(LiSA)と、アニメとしては贅沢すぎるボーカル曲は聴き応え十分であった。
麻枝准氏だけでこの良作は生み出せなかっただろう。とくにアニメ専門チャンネル『アニメダ・ヴィンチ』のインタビューで明かされているが、第5話のテスト回の日向や高松が何度も天井に突っ込んでいくというギャグは監督の岸誠二氏のアイデアだ。監督が監督────アニメ制作の指揮を執る立場として原案でもある脚本家のシナリオにどんどんと介入して二者の「合作」とする。失敗例もあるものの、その大切さが詰められた作品とも言えるのである。
{netabare}最終話の結末が2つに別れているのは岸監督と麻枝准氏の意見の相違。「整合性は麻枝准氏の方が合っている」という意見もあるが、それは当たり前の話で飽くまでも気持ち良く感動的に本作の終幕を描いたのはやはりTV本編として採用された岸監督の転生エンドである。{/netabare}

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 67
サンキュー:

7

ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

どうして評価が高いのかわからない

雑だったので書き直し、主観強め

やはり1クールでは足りなかっただーまえ脚本。序盤は悪くなかったが、中盤〜は駆け足かつ唐突で設定も粗い。最終回付近の展開はだーまえ作品らしいが、私自身はだーまえ作品のこういう所がどうにも不条理に感じてしまって肌に合わない。最終回は音無が学園に残る没案があったが、監督の意向で変更になったそうな。個人的には没案の方が話に筋が通っていて納得出来るので後ろめたい終わり方でも没案の方にして欲しかった。作品を通してそこそこギャグが目立っていたが、好みはあるかもしれないが演出がウケを狙いすぎていて萎えてしまった。感動シーンを期待していたが、観た後はお前ら言い争ってしかないだろとしか思えなかったのも残念...1クールの割にキャラが多いため、結局は消化不良で終わったのもダメな点。最終回で残る5人+ユイ、岩沢さん以外のキャラは特に掘り下げもされず、とりあえず話の展開を進めやすくするための手段となっており、最終的には観てるこちら側の理解は置いてけぼりで消える有様(知恵袋で解説があったのが救い)。後半、命は大切〜のようなテーマで通っていたはずなのに前半でキャラを雑に扱っているのが不快だった。
曲は気に入っています。音楽要素を主張している作品なだけあってop ed、挿入歌の出来が良いのが評価できます。opのユイverはギターで練習した程には好きです。作画も全体的には良くて、ライブシーンはしっかり指も動いたり光の加減が上手くて感心しました。演技も声に合っていてかつ情緒的で良かったと思います。総じて内容が足を引っ張っていた作品でした。

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 198
サンキュー:

6

ネタバレ

hrrgr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:----

天使ちゃんマジ天使

AIRやCLANNADなどを制作したkeyのオリジナルアニメ作品。
死後の世界の学園が舞台という世界観は面白く、OP曲の「My Soul,Your Beats」をはじめとした楽曲はどれも完成度が高い。
登場人物も魅力的なキャラが多く、天使ちゃんこと「立華かなで」が特に可愛かった。
ただこの壮大な作品を1クールでやるのはどうしても無理があったと思われる。
{netabare} 最終話のブツ切り感や音無がとった行動に対してはどうしても納得がいかない。{/netabare}

投稿 : 2023/10/22
閲覧 : 40
サンキュー:

3

ネタバレ

アデサニヤ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

便座カバー

とにかく便座カバー
教科書アニメ

投稿 : 2023/09/10
閲覧 : 53
サンキュー:

0

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

アニメ脚本としては破綻

PAワークス制作で麻枝准さんの脚本という事で当時は絶大の注目を集めた作品でしたが、
個人的には世間の注目度に反してあまり好ましい印象が無かったです。

そもそも本作に付いてはギャグがメチャクチャ滑ってたのもあるけど、
それ以上に全体のストーリー構成が明らかに駄目で一言でいえばやりたい事を詰め込み過ぎて散漫な内容になってしまってるが。
それにしても最終回では直前まで他のキャラを成仏させておきながら
土壇場に来て音無はかなでに対して「2人で一緒に残らないか」と言い出す始末で
これじゃ今までの流れは一体なんだったのかと思ってしまいますが、
結局の所はこの作品の構成って別々のキャラENDを一つに纏めて詰め込みました的になってしまった結果として
アニメ脚本としては破綻してしまったのではと思いました。
これを見ると麻枝さんってあくまでゲームシナリオライターの人なんだなと思いました。

【評価】

10点・E級

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 273
サンキュー:

5

ネタバレ

NECRO さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きなアニメの1つ!!!

笑いあり、感動ありでとても良い作品でした。
OP、EDともにとても良い曲で、まだ見ていない方はおすすめです。
ちなみに、作中の岩沢のが歌う「My song」がめっちゃ好きです。
本当に最後はマジで感動!!!

投稿 : 2023/01/03
閲覧 : 190
サンキュー:

5

ネタバレ

カメ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分の中で最高の中の1作品

まず最初に引き込まれたのはGirlsDeadMonsterのライブで鳥肌立った
ここまで演奏と映像がうまく同期できているアニメは滅多になく
オープニングやエンディング、話中の曲も感動する
初見では展開が早くてライブ事態は凄い印象はなかったのだけど、
見直すと臨場感が凄くて鳥肌が立ってくる(少し表現を変更しました)
ガルデモのライブ映像BDとかも出してくれたらいいのにな

キャラクターはそれぞれ魅力的で(特に女性人(笑))
声もすごく合っている。
それぞれの説明をうまく書ききれないので
是非観て欲しいと逃げておく

そして物語は基本ギャグアニメなのかと思わせて
登場人物たちの「実は重い過去に抗う姿」を見ていると
もう完全にこの作品の虜になっている。
そして最後の展開はもう考える隙を与えてくれないほどの怒涛の急展開
13話でよくこれだけエピソードを凝縮できたと関心する反面
もっといろんなエピソードを観たかった。
結弦とかなでのその後の話やOVAアナザーストーリーの続きも
観たくて仕方がない。
この頃、「あとは視聴者の想像にお任せします。。。」
的な終わり方が流行ったよね
(一応きちんと想像できるような振りで終わってます)

過去20年くらい色んなアニメを見てきたけど
最高のアニメです。何回でも観れます。

投稿 : 2022/09/14
閲覧 : 176
サンキュー:

5

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

視聴終わりました。

公式サイト;
https://www.angelbeats.jp/

実は何度か視ています。今回が最後に本作を視る機会だと思って視始めました。最初に見た時の印象とさほど変わりがなかったですが、感動したというのとはチョット異なる安堵感がありました。後半こんな話はいらないんじゃないかミタイナ処もいくつかありましたが、名作と名高い本作を堪能することができました。
 視たことがない人におススメするかと尋ねられたら、有名作品だからという理由で進めることは簡単です。特に、中高時代にやり残したことがあると強く思っているのならば心の琴線に触れることがあるでしょう。ただ、中高時代なんてどうでもイイ、今だよ今が大切、という人には、ただ泣かせにきているだけのお話と解釈されることもあり得ます。笑いや泣きのポイントは、本能的なものではなくてその人のそれまでの人生に深く関係することと考えられるので、千差万別だと思います。なので、一概には言えないです。
 本作のお話でワタシ的に好きなところは、悲しみの克服、それは打ち勝つことではなく妥協したり納得したりして受容することなのですが、それが新たな旅立ちへと繋がるところです。そしてそのために余計に悲しんだり苦しんだりしてもがくことでだんだんと克服していくところです。悲しみが克服されたときヨカッタねと安堵感のようなものを感じます。本作はワタシ的には総じて良い作品のように思えます。

投稿 : 2022/08/28
閲覧 : 106
サンキュー:

4

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラは多いけど

多いのにしかもワンクールなのにキャラが目立ちすぎているおかげでモブみたいなのはほとんど居なくて覚えやすいのは素晴らしいですね!
そして挿入歌ガルデモの曲も唯が変わってボーカルをしたガルデモの曲も途中挿入歌で入ってきた1番の宝物も全てにおいて神曲がこんだけ揃ってるのはすごすぎだったなあ
ギャグ回もしっかりあって楽しめたし
10話から先は毎回泣けました、、
なんかもっとこうツークールでみたかったとか思えるくらい楽しかった作品

投稿 : 2022/08/05
閲覧 : 182
サンキュー:

6

ネタバレ

LgRYd18895 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この作品でアニメ堕ちした人多かった

リアタイ勢 けいおん2期と同時期に放送されておりこのアニメでオタクになる人が多発した

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 179
サンキュー:

3

ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

予想外のストーリーで全部見れた

昔から名作名作言われてたので、dアニメストアに入ったついでに見てみた。学園音楽バンド物かと思ってたら予想外のストーリー設定で驚いた。
よく言われる泣ける系のkeyアニメは最後まで見れた作品がないので初めて最後まで見れて、こんな感じなのかと思った。
特に泣いたわけではなかったが、世界設定と演奏中の絵の動きなど、作画の良さは目を見張るものがあった。
キャラクターに関してはkyeアニメらしく人間らしくない。設定のためだけに作られた、言っては悪いが人格や行動原理に深みが無いキャラクター達なのでなんとも…。
これが歴代アニメランキング59位というのは驚いた。いい音楽と、生きるか死ぬかの感動話しがあるとアニメは人気が出やすいのかもしれない。
PAworks成功作品の原点が見れたことや、全13話、スキップ再生も沢山挟んだが全部見れたのでたしかに良作なのかも。概ね満足できた

投稿 : 2022/07/04
閲覧 : 193
サンキュー:

6

ネタバレ

神谷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想!

文化庁メディア芸術祭アニメーション部門/長編(劇場公開、テレビアニメ、OVA)の審査委員会推薦作品。

感想!!!

 この作品は死生観を仏教の輪廻というところに主眼を置き、報われなかった子供たちの為に、学校を用意してそこで夢を叶えると成仏するという仕組みを得ている。
 実はこの作品、見る人によって描写不足などの評価が変わっておりあにこれでは高評価だが、それくらい評価の分かれるポイント。
 私的にこの作品から感じた作品は悲しさだった。人は生まれ変わると定義しており、その時の記憶は無くなり、全く違う人物になるという前提で描かれている為、そこの捉え方次第で感想が変わる。
 この作品が一部に大きくウケているのは、報われていない子供たちというキャラクター構造にある。この世界観を見たときにこの学生特有の感覚に心打たれてしまい、世界観に入り込みができるという点で世界観の作りが非常にうまい。
 過激なジョークなどは人が選ぶが、高校生くらいはこれくらい大抵悪いので感情移入しやすいだろう。
 最終話の卒業式のシーンでは、本当の卒業式で泣いたという人なら結構ビリビリするシーンであり、感動できる。
 私的に残酷に感じるのは、人は死んだら記憶がなくなって生まれ変わる。記憶がなくなるというのは別人物のことでありこの点でかなり悲しさを感じたところ。
 またユイの体が動けなくてずっと寝たきりで結婚してやんよと言われたところでもシュチュエーションから感動することができた。こういったドラマの作り方は観客層が限られるが、ドラマを指定することで誰向けに作るのかを徹底できる為にポイントが高い。
 卒業式の場面で直井やゆりなどが消えるシーンはそれぞれのドラマがあり、とても良かった。
 自分が感じたのは音無などの場面であり、病気の妹のために頑張っていたが、事故に遭い、最後にドナー登録して死んでいったとエピソードに感動した。
 そしてそのドナー登録した心臓を作った女性というのが、天使ちゃんであったことで、生きていたことでの意味を持たせて、読者に無意味な生でも意味があると定義したことがこの作品の最大の強みである。
 この感動する場面でもちろん報われる人生なんて一握りだがそうメッセージを出すことで奇跡を演出することができたのだ。
 問題として世界観の作り方で、学生というものに対して報われていないという状況で、報われた人たちを見せることで感動させようとしたというところ。世界観を引き立てる為にバンドを作って、学校を通わせたところなどが評価が高かった。
 マイナスポイントとしてはキャラクターが多すぎたりして、打ち切りみたいな感じになったのがマイナスポイントではある。
 ということで感想を終わりたいと思います。
 

投稿 : 2022/06/11
閲覧 : 234
サンキュー:

7

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

死後の世界を書いた作品。まずまず面白かったが、設定にイマイチ説得力を感じなかった。天使(かなで)も浄化させたいならもっと方法があるような気がしたし(音無がやっているような方法の方が理解できる)。かなでと音無の心臓の時系列がよくわからない、かなでは随分先にこの世界に来ていたようだが?キャラは多いせいかベタなキャラ付け。TKだけちょっと面白かったが、謎のまま終わる。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 171
サンキュー:

1

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

(死後は学園生活するしか)ないです。

 言わずと知れた有名なkey作品のアニメですね。全13話。key作品は全体的に苦手ですが、とりあえず全話見てみました。

 そしたら、あんまり面白くない、けど他の感動系よりはましかな、と思いました。

 良かったところ、{netabare}まず主人公・音無の過去です。妹の病死をきっかけに医者を目指すべく、必死に勉強しましたが、電車事故で亡くなりました。しかも死ぬ直前にドナーカードを書いて。そしてもう一つ、天使ちゃん(名前忘れた)が最後音無と別れる前、音無の心臓を移植して生きることができた、という事実です。はい、ここでタイトル回収されましたね。「エンジェルビーツ」、つまり「天使の鼓動」だというわけです。ここはすごいと思いましたし、素直に感動しました。{/netabare}

 次にいまいちだったところ、{netabare}やはりストーリーが支離滅裂です。登場人物たちが結局何がしたいのか終始よくわからないです。いろいろやってごちゃごちゃになってる感じがします。最後に出てきた謎のキャラ、この世界の謎もよくわからないまま終わったし、キャラが多すぎるがゆえか大半のキャラが自然消滅してしまい雑だな、と感じました。key作品ってやっぱり最後らへん、物語を収束させようと雑になっちゃうんですかね、、、2クールあればもっと掘り下げられて感情移入できたんじゃあないかと思っちゃいます。{/netabare}

 良い点・悪い点いろいろ書きましたが、感動系苦手な僕からしたらマシな方と思います。2クールあれば、って言いましたが逆に1クールだけの方が退屈せずに終われたからまあこれはこれで結果オーライ?でしょうね。
 
 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/04/27
閲覧 : 660
サンキュー:

39

ネタバレ

御宅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Key×PAではまだマシな方

Charlotte 神様の中ではまだマシな方です。
ですが、脚本的には微妙です。
特に「天使の存在」にツッコミたくなります。
扱いが雑な上、主人公に惚れる意味もわからない。
恩人として見てきたのだろうが、最終回で視聴者を泣かせるため、後半に無理やり仲間にさせたようにしか見えない。だったら最初に戦う設定はいらなかったのでは?と思った。

音楽だけは相変わらず良いです。特に挿入歌の「alchemy」が本当に馬鹿みたいに良いです。実際に音楽の力で泣かされてる人も多いのではないでしょうか。

投稿 : 2022/04/12
閲覧 : 603
サンキュー:

14

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人記録

実は1度、ゆりっぺのあの感じが自分には合わなくて
1話目の途中で中断したことがあるのですが、、
再度チャレンジして大正解でした!!

なんですこの面白い展開からのあの最終回!
既に死んだ世界だというのに
人生について考えさせられるストーリーでした。

ちょいちょい放り込まれてるギャグ要素も程よかったです。
個人的にはテストシーンの大山くんとか好きw

不完全燃焼だったのは、
最終回で全員分の過去が明かされず
謎な人は謎なまま消えてしまった事ですかね。
TKなんやねんっっっ!www
、、それでも高評価になる作品でした。

投稿 : 2022/02/12
閲覧 : 224
サンキュー:

7

ネタバレ

しんくに さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

......

見ると後悔するアニメ

物語の構成,ギャグ要素,終わり方,曲,すべてが最高
特に,物語のクライマックスからは涙の連続で,見終わるとすべてが無気力になる.
物語が終わったことを信じたくないような,ロスが大きく感じられる,見ると後悔するアニメ.

投稿 : 2022/01/29
閲覧 : 273
サンキュー:

6

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

key作品初体験でした

自分の好きなピーエーワークスの作品ということで視聴しました。この作品はkey作品という事もあり、他のPAオリジナルアニメとはだいぶ雰囲気が違いますね。

ギャルゲー的な絵柄もちょっと人を選ぶかもしれません。

ストーリーも面白いのですが、笑いのツボが大変自分と合っていたようで、所々に入ってくるギャグがとても面白かったです(笑)

若干気になるのは尺の問題なのか、なんだかいつの間にかキャラ同士が親密になってるように感じる事がありました(音無君とかなで、日向とユイなど)

別に仲が良いのは伝わるんですが、お互いに恋愛感情があるようには見えなかったので…

ただキャラ数多い割にはみんなキャラが立ってて、キャラ覚えるのが苦手な自分でも覚えるのは全然苦労しなかったです。

自分は死っていうものが凄く怖いと思ってしまうのですが、もしも死の先にこんな世界が本当にあったなら、凄く素敵だなって思いますし、世界観はとても好きです。

どのキャラも色んな後悔を持っていたけど、最終的にみんな自分の人生に満足して消えていけたので、良いラストだったなと思いました。自分はハッピーエンドが好きなので。

あとPAのアニメって背景や人物が凄く綺麗なイメージだったのですが、今作はバトルシーンの作画がかっこよくて、こういうのも描けるのかと新鮮でした。

初めてのkey作品だったのですが、これを機に他の作品も観てみようと思いました。

おすすめの作品です♪

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 210
サンキュー:

10

ネタバレ

ほうたる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!

シリアスと笑いを散りばめた良作アニメ。特に10話は感動した。

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 171
サンキュー:

2

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユーモアと歌は絶品

『Angel Beats!』(エンジェル ビーツ)は、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。全13話+特別編2話。略称は「AB!」、「AB」など。 キャッチコピーは「――神への復讐。その最前線」。(wikipediaより)

{netabare}おそらくだがこの作品は主人公とヒロインの関係性とおおまかな舞台設定だけを先に決めて作り始めたものなんじゃないか。その中で適当に散りばめた個性的キャラが動くままに任せようとしたのではないか、という印象を受けた。そうでなければ2クールを予定していたのだろう。(ゲーム化自体はどうやら後の模様。しかも頓挫した?)

更に言えば、ユイにはもともと特殊な設定が込められていた痕跡が見受けられる。まず彼女のコスチュームはまるで悪魔のようであり、天使との対比を伺わせる。またいくらか彼女だけ特別な描写が二三差し込まれていたことように記憶している。
結局それらは最後まで回収されることなく終わったが、ユイverの歌も多数用意されていたことから初めはもっと重要な役回りがあったんじゃないか。リーダーの仲村「ゆり」と名前が似ていることにも意味があったのかもしれない。

最終回に音無とかなでの関係性が発覚した時にはさすがにハッとさせられたが、それだけだ。というか、このラストではむしろ音無にとっては悔いを残す結果となりあまり良いものとはいえない。成仏する理由があるとすれば、「もうかなでのいないこの世界に残ってもしかたがない」というネガティブなもので、他のキャラとは一線を画してしまっている。
というよりも、いくらなんでも音無の動機が実質不純すぎる。他のメンバーを成仏させたといえば聞こえはいいが、ようは体よく二人だけの世界にするために邪魔者を消していったに過ぎない。

さらに作品の尺の関係上だろう、他のキャラは知らない間に消えていた。ガルデモのモブメンバーの方がまだイベントがあったほどだ。最終回に二人のラブロマンスをやりたいがためのあおりを受けた形となっている。

ゆりのかなでに対する認識も天使と言ったり人間と言ったり散漫であり、最初の「わたしは天使じゃないわ」を言わせたいために天使扱いしてたとしか思えない。

全体を通じてとっちらかった印象が強いが「平成22年度(第14回)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門/長編(劇場公開、テレビアニメ、OVA)の審査委員会推薦作品」には選ばれているらしい。個人的にはユーモアセンスと歌は高く評価できるがストーリーとしてはあまり評価していない。ただ、見たら損かと言われればそんなことはなく、あまり深く考えずに見さえすればかなり上質な娯楽作品となっていることは事実だ。 {/netabare}

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 213
サンキュー:

5

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感動するには、ちょっとね?

【概要】

アニメーション制作:P.A.WORKS
2010年4月2日 - 6月25日に放映された全13話+特別編2話のTVアニメ。

監督は、岸誠二。

【あらすじ】

主人公の音無が目を覚ますと、見知らぬ学校の敷地にいて真夜中だった。

「ようこそ、死んでたまるか戦線へ」

そこにはライフルを構える少女・仲村ゆりがいた。
ゆりの説明によると、ここは死後の世界で何もしなければ神様に消される。
だから、その神様に逆らう武装組織“死んだ世界戦線”が活動しているとのこと。
そして、新たにこの世界に迷い込んだ音無を戦線に勧誘するのだった。

話が荒唐無稽過ぎて信用しなかった音無は無関心に校庭に立ち去ると、
仲村ゆりにライフルで狙われていた、“天使”と呼ばれる少女に話しかけた。
彼女が言うには、

・自分は天使ではなくて生徒会長。
・この世界の人間は全員死んでる。

皆グルになって自分をからかっていると苛立った音無が証明を求めると、
生徒会長は突如右手に剣を出して音無の心臓の位置を突き刺した。

次に音無が目覚めると空は明るく、保健室のベットの上。
血まみれで穴の空いたシャツがあり、確かに刺されたのだが無傷。
実際には肉体は損傷するし苦痛もあるのだが時間が経てば元通り。
本当にここは、既に死んでるから人間がそこから死ぬことがない世界だった。

なりゆきから音無は戦線に入り、授業を受けるなど学園生活を送りながら、
この世界の摂理を司る神の手下だと思われる天使(=生徒会長)を相手に、
戦うことになるのだった。

【感想】

2000年代前半に数多くのアダルトゲームファンを泣かせた、
麻枝准による原作・脚本のオリジナルアニメ。
後に全年齢を対象としたゲームが発売されています。

最新作アニメの「神様になった日」が不評ですが、
過去作のABは、あにこれ基準ですと“泣ける”“笑える”という、
極めて高評価の名作扱いですので観てみました。

戦線のリーダーである仲村ゆりは、
SOS団の団長の涼宮ハルヒのオマージュキャラに見えますし、
(綾波レイとホシノ・ルリ程度の類似性)
“天使”のキャラ付けは長門有希に若干似ている。
他にもガールズバンド要素を入れてみたり、
時代に合わせて過去にやってなかったことを取り入れながら、
ヒット作を生み出したいという意欲が見られますね。

第1話といえば、どんなアニメでも作中でも指折りのクオリティになるのが普通ですが、
このアニメでは原画マン50人以上つぎ込んだのは正気じゃないな…?
ガルデモのライブシーンなどのクオリティを出すのに、
どれだけお金かけてるんだろ?と不安になるレベルですね。
ただ、TVアニメでは原画人数の多さは、
タスク管理が腐ってる証明にしかならない一面があります。

「ああ…間に合わなかったんだな…って察せられるよね…」

初っ端から綱渡り的なPAの制作現場が目に浮かぶようですね。

このアニメは死後の世界の学園を舞台にしたモラトリウムに浸ったギャグまみれの日常。
膨大なおバカなキャラによるワチャワチャとした賑やかさが好きな人は好きでしょうが、
つまらないネタを絶叫とノリツッコミの勢いで押し切ってる気がして、
個人的には全く笑えなかったり。

特に、目的達成のためにの生徒会長に全教科0点を取らせるための答案すり替え話。
体当たりコントというのでしょうか?
「CLANNAD」の春原陽平が大量増殖したような笑いのノリが個人的には凄く苦手。
ていうか自分は麻枝准のギャグで笑ったことが一度もありません。
「神様になった日」の麻雀回で笑える人なら毎回が爆笑の渦でしょうけどね。

更には特別篇の 「Hell's Kitchen」 では死んでも死なない世界とはいえ、
ギャグまじりに人間にガソリンぶっかけて火を点けて粉々になるシーンがあって、
あの事件の影響で自分がセンシティブ過ぎるのかもですが、
死をネタにした不謹慎ギャグの見せ方の一部に、いい気持ちが全くしませんな。

皆でワイワイ無茶苦茶をやっているのが楽しい、所謂雰囲気で笑うものかもですけどね、

そのしょーもないギャグ(主観)と対になってるのが泣けると評判のシリアスパート。
難病、障害、悲劇などで生前に散々を理不尽を舐めさせられた死者たちの物語。
彼ら彼女らの心のドラマが視聴者の心を鷲掴みにした感じですかな。

でも、自分は泣けませんでした。
死者の世界という物語の性質上、成仏がテーマになってますから、
その未練として不幸な人生が不可欠な設定であり、
高校生くらいには理不尽に抗うキャラの心が美しくて心に刺さるのでしょうが、
成人しちゃっているとちょっときつい。

未練を浮き彫りにして自分の心を満足させるという内向きの話になっていまして、
コミュニケーションという点では誰かと誰かの心が触れ合ってこうなったという話が、
麻枝准のシナリオがエロゲ構文から離れてないですね。

主人公の行動の選択が世界を変えるトリガーで、各キャラの不幸はイベント。
例えば、ゆりの生前の家族は不幸を助長するためのイベントキャラでありますし、
別の話では相変わらず美少女を車椅子に乗せて男が介護しているカットがある。
あ、これ?CLANNADで見た話の焼き直しだぞ!などなど、
こうすれば、哀れんで感動するだろういう作為がパターン化していて、
それぞれが提供された情報からふくらませる余地がなかったり、
また既視感で没入できないのですよね。

更には、1クールで全部を片付けるにはコントに尺を取りすぎた上に、
扱う人数が多すぎるために過去も語られないままに、顛末が雑に処理されたキャラが殆ど。
各キャラの人生も感情もシナリオの装置なんですよね。
有名な、「俺が結婚してやんよ!」にしても伏線と呼べるものがなく、
唐突感の強さに、感動するよりは字面の酷さに笑いどころになってしまいました。

他にも、話に決着をつけるために終盤に伏線もなく急展開にしてボスキャラを片付けるなど、
麻枝准はエロゲのシナリオライターとしては通用していても、
TVシリーズをやり遂げるには、ペースの配分が上手くなく粗さが目立ち、
自分の作家性とは別に、脚本家として技術的に学ぶ部分があるのではないか?
11年前の作品に対して言うのもおかしいことですが、そう思いました。

CLANNADとの違いはシナリオの質ではなくて、
沢山のキャラクターの話を話数かけて全部詰め込みきれたかどうかですけどね。

泣けるアニメと泣けないアニメの違い。
個人的には、登場人物を理解して自分の人生と重ねて共感できる部分があると泣けます。
それが、このアニメでは家族を守れなかった後悔だの普遍的でない悲劇の上に、
その悲劇が見世物となって物語が成り立っていますね。
それでもそれを見世物ではなくて人間の物語として肉付けるのを可能にするのは、
観た者の心に喜怒哀楽のキャラの感情を刻みつける作画芝居の表現力かな。
このアニメに関しては表情などはテンプレの域を出てなかったかと思います。

作中で最も重い話である、音無の死に際を描いた9話にしても、
音無と一緒に電車のトンネル崩落事故に巻き込まれて、
救助を待つ乗客の心の変化を目や表情で丁寧に描いていれば、
話の最後の行動だけでなく心で感動シーンを盛り上げれていたものの、
そこまでの表現技術力が無かったのが残念かなと思いました。

シーンごとに見ると歌や台詞などで感動できるようになっているのですが、
全体で見るとバカとシリアスと振れ幅が両極端で等価でごちゃごちゃしていたり、
また、自分は登場人物が死ぬ物語に忌避感は無いのですがそれも描き方次第であり、
生命の喜びや精神的なつながりを丁寧に描くものを好む傾向がありますので
こちらは個人的には感動作品としてそれほど刺さらないアニメではありました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2021/10/31
閲覧 : 498
サンキュー:

51

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美少女ゲームの脱構築

様々な要素を1クールに詰め込み過ぎたせいでとりわけ後半が超展開となり放映直後は賛美両論もあったが、その世界観設定自体は決して悪くなく、作画、音楽は今見ても第一級の極めて優れた出来である。本作のひとつの特徴として従来のKey作品をはじめとする美少女ゲーム的な「泣き」と「笑い」の快楽原則構造を脱構築するかのような展開が挙げられる。ある意味で本作のドラマツルギーは美少女ゲームのそれというよりも、むしろ日常系4コマ漫画のそれに近いように思える。それゆえに本作はある種の美少女ゲーム批評的な側面を持っており、また同時に美少女ゲーム的な「セカイ」から日常系的な「つながり」へと遷移したゼロ年代的想像力の総括的な側面をも持ち合わせた作品と言える。

投稿 : 2021/10/22
閲覧 : 260
サンキュー:

7

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

寒暖差注意報!さんざん笑わせおいて、かなりシリアス・・・

「Angel Beats!」・・・そもそも意味は?
天使の意味は早々に分かります。
では、Beatsの意味は?音楽系のことでしょうか?
この意味が分かった時、切なくなる、そんな物語です。

サクッと一気観できるほど面白い作品でした。
で、話は、もう、めちゃくちゃ(笑)
1話目からは訳わからないけど笑えます。
2話目からは訳わかってもめちゃくちゃです。

とにかく面白い!
・・・だけど、めちゃくちゃシリアスなんです。

シリアスな話は、重くなりすぎない程度にささやかなギャグを入れる。
それが普通だと思っていたのですが、この話は本当に違います。
とにかくギャグがぶっ飛んでいます。
なぜなら人が空の彼方までぶっ飛んでいくのですから、そのくらいです。

逆にシリアスも結構なものなのです。
そもそも、なぜみんなこんな場所に居るのかってことからしてシリアスなのです。

寒暖差注意です。
つまり、ギャグとシリアスの振れ幅がものすごく大きい作品です。
ここまで、ギャグにもシリアスにも極振りした作品はめずらしいです。
これは、何かを試されているのでしょうか!?


この作品は、人生について問いかけてきます。
自分の人生は、
・どんなに納得していなくても
・普通の当たり前の幸せすらも送れていなかったとしても
・どんなに短かったとしても
・結果的にどのような人生であったとしても
自分にとっては、たった一度のものです。
納得できないからと抗ったり、捨ててしまうものではありません。

エンディング曲「一番の宝物」の歌詞にこんな一節があります。
「声が聞こえるよ 死んではいけないと
 例え辛くても 闇に閉ざされていても
 心の奥には 明かりが灯ってるよ」

死んで生まれ変わったら、幸せになれるのでしょうか?
そんなのは幻想だと、この物語は言います。
なぜなら、それはもう他のだれかの人生なのだからと。
自分の人生ではないのだからと。

だから、死んではいけないのです。捨ててはいけないのです。
どんな状況であっても、自分の人生を大切にしてほしい。
生きることは素晴らしい。
この物語は、そう言い残して幕を閉じていきます。

{netabare}
サブヒロインのゆりをはじめ登場人物たちは、最初はそれに気づきません。
正確には、生きている時も死んでからもそれに気づきませんでした。
そして、自分の人生に納得できずに抗い続けてきたのです。
しかし、この場所にいると言うことは、既に死んでいると言うこと。
もう、生きることは叶わないのです。
であるなら、せめて自分の人生は、自分のものだったと納得するしかないのです。
登場人物たちは、物語を通じてそれに気づいていきます。
そして、最後は、本当に納得してそれぞれの人生を締めくくっていくのです。
{/netabare}

告知のキャラデザからはこう言う話とは、想像ができませんでした・・・。

ところで、一瞬、いや、その後も「涼〇ハ〇ヒ」?
と思わなくもなかったですが、そんなことはどうでも良いことにしましょう。
きっと、学園課外活動統率系キャラは、やっぱりこう言う感じが面白いです。
こう言うキャラが観たいんだなとあらためて実感させてくれました。

投稿 : 2021/09/22
閲覧 : 342
サンキュー:

22

ネタバレ

秋川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

涙なし笑いなし

死後の世界で学園生活?意味不明。視聴者が混乱している間にも進むつまらないコメディ展開に辟易。成仏と言うんですかねあれただ楽になりたいがために自分を納得させてるようにしか見えない。何も感動しない。それとキャラが多すぎます。銀魂に憧れたんですかねなぜ評判が良いのか最後まで分かりませんでした。

投稿 : 2021/09/15
閲覧 : 308
サンキュー:

7

ネタバレ

ガッキー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本当に感動した

こんなにも感動して息上がるほど泣いたのは久しぶりでした。(なんなら初めてかもしれない)
主人公がとても素晴らしい人格の持ち主で、その他の登場人物も皆個性豊かで魅力溢れるキャラが多く、このキャラたちが必死になにかに向かって真剣に向き合い闘おうとする姿勢は勿論、主人公の話が所々で自分と重なる場面があり共感したせいで他の人の何倍も感動し泣いた自信があります。
最初は泣かないかなと思っていましたが、あまりにも自分の過去の境遇と共鳴して涙が溢れ出て涙をこらえるなんておこがましいと思うほどに素晴らしい作品でした!
本当に素敵な作品に出逢えたなと思いました。
このアニメに欠点なんてないと、私は本気で思っています!

投稿 : 2021/08/17
閲覧 : 225
サンキュー:

8

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いろいろ支離滅裂でした

死後の世界で天使と戦う、というあらすじには惹かれるものがあったんですが、シリアスなものを期待したのに1話からコメディータッチでがっかりしました。
話としては面白くなかったですが、ネットで検索できる考察サイト(アンチサイド)を楽しむためには必要な時間投資だったかなと。
少なくとも、涙腺を刺激するような場面は皆無でした。
いいところが2点ありました。
・OPのピアノのイントロ
・登場人物が成仏するとき、光に包まれてフワ~っと消えたりせず、突然消滅するところ。これはいい演出だと思いました。

投稿 : 2021/08/05
閲覧 : 283
サンキュー:

7

ネタバレ

ゆ〜ふぉるど さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感動

死後の世界でのお話です。
ここに出てくるキャラは皆、何かしらの未練を残して死んだ者たちです。
音無は、それぞれのキャラの未練を果たし無事消滅するよう取り組みましたが、
特にユイの消滅の場面は感動しましたね。
結婚するという夢を日向に叶えられてよかったですね ; _ ;
卒業式のあとには、かなでも音無にドナーの感謝をして消滅し、
音無は1人だけ残されて話は終わります。

音無のその後のストーリーを描いた、
ANOTHER EPILOGUE もぜひ見てください!

まだ明かされていない謎も多かったですが、
終盤はスッキリまとまってくれました。
こんな感動できたアニメに出会えて良かったです!

投稿 : 2021/07/05
閲覧 : 412
サンキュー:

25

ネタバレ

ゆp さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

脚本、とにかく脚本…

観終わった感想として1番最初に来たのは、
「結局何がしたかったんだ…?」でした。動機も目的もフワフワで登場人物の言動にもイライラがありました。「死」について深く関わっていく話なのかなと思ったら、ギャグ感覚で死を扱ってるんじゃないかと思うシーンもありました。
泣けるアニメとしても有名ですがあまり自分には刺さりませんでした。唐突な展開、ベタな流れ、とにかく感動シーンは安っぽかったです。
主人公は稀に見るクズでした。誰を1番最初に成仏させるかという話ぬなった時に、
「ユイでいいんじゃないか?好き勝手やって満足してそうだから〜」人をなんだと思ってるんでしょうね。最終話では戦線メンバーを皆成仏させた後に自分はヒロインと世界に残りたい!!それで結局ヒロインは成仏していって1人で発狂してるシーンはお笑いかと思いました。
キャラ、設定、音楽はいいのに脚本が全てをぶっ壊していました。

尺不足とも言われてるけどそれより前に直せる所がいっぱいあるなと思う作品でした。

投稿 : 2021/06/18
閲覧 : 318
サンキュー:

10

ネタバレ

Howell さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

10年も経っていたなんて…

良い作品だったなと言う感覚が残っていただけで内容を忘れてしまったので観返した。

物語:言うまでもなく神作品
声優:音無の回想シーンの神谷さんの演技でやられました。加えて現在あまり活動されていない声優さんも役に合っていると感じました。キャスティング込みで高評価。
キャラ:類似作品がないので評価が難しいけど作品自体が良いので高評価
作画:今見ると…だけど製作時期を考えると十分。
音楽:物語もだけど麻枝准さんは凄い。強いて言えばユイの歌唱シーン。キタエリとLiSAでは流石に違和感が大きい。

観返してツッコミたい所が少し
{netabare}参加したての音無にいきなり生前の話をするゆりっぺ。流石にそんな重い話されても…ってなりそう。まぁ序盤から観てる側的にはなんのこっちゃの連続なので許せる範囲。ゆりっぺの話のお陰で岩沢が消滅するシーンが物語のトリガーになったことが観ててわかるし必要なタイミングだったのかなとは思う。
次に直井。NPCとはい一般生徒を虐殺していたのに音無に諭されて?次の話しでは戦線と普通に行動している。ここで理屈っぽくウダウダやっても枠に収まらないので仕方ないけどこの世界で神になると思うにはそれなりに理由があったはずなので、せめてこの世界に留まる意味は掘り下げてほしかった。 {/netabare}

総評:良作過ぎて書くことがない。

---------------------------------------------------------------

関係ない最近のアニメへの愚痴
{netabare}観返して思ったのがやっぱり昔のアニメの方が面白い。「過去は蓄積で今はシーズンで比較するから」とか言う人がいるけど、昔は1シーズン殆どの作品を観ていたけどここ数年は続きものを見るだけ新作は青田買いするけれど擦り倒されたAIや転生ものだったり作画や声優が良いだけで脚本が終わってるものが多くつまらない…{/netabare}
ただ今期(21-4~6)は"ある意味"良かった。
ODD TAXI とかスーパーカブとか妙に生々しくて好み別れるし、Vivyや不滅のあなたへとか面白いけど少年少女に受けるものではなさそうだったり本当に"ある意味"良かった。
NEtflixのオリジナルアニメ的な作風が来るのかな?

投稿 : 2021/06/04
閲覧 : 216
サンキュー:

6

ネタバレ

SSS さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この作品に出会えて本当に良かった

私はこの作品が初めて真面目に観たアニメなので思い出補正込で私の中の殿堂入りです。
既に150回以上は観た作品です。何度見ても泣けるし、人生について考えさせられます。

key作品はそれぞれ何かしらを考えさせられる作品となってます。その中でも1番見やすい作品だと思います。key作品をまだ見た事ない方はAngel Beats!を見てkey作品を見れるか判断するためにベストだと思います。keyの代表作でもあるので是非オススメします!

また、この作品は以前新聞にて

人生を、
素晴らしいものだと
思い出させる
何かが、
あります。

と載ってありました。
本当に人生は素晴らしいと思わせてくれる作品です。そういう目線で観ると、違う感想や評価が出てくると思います。

また、教科書にAngel Beats!が出てくるものもあります。世間的にもおすすめできます。

投稿 : 2021/05/04
閲覧 : 186
サンキュー:

6

次の30件を表示

Angel Beats!-エンジェルビーツ!のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
Angel Beats!-エンジェルビーツ!のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Angel Beats!-エンジェルビーツ!のストーリー・あらすじ

森に囲まれた丘陵地にある、生徒総数2000名を越える全寮制のとある学園。一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。(TVアニメ動画『Angel Beats!-エンジェルビーツ!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2010年春アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
www.angelbeats.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/Angel_Beats!
主題歌
≪OP≫Lia『My Soul,Your Beats!』≪ED≫多田葵『Brave Song』
挿入歌
Girls Dead Monster『Crow Song』、Girls Dead Monster『Alchemy』、Girls Dead Monster『My Song』、Girls Dead Monster『Thousand Enemies』、Girls Dead Monster『Shine Days』、Girls Dead Monster『一番の宝物~Yui final ver.~』、Girls Dead Monster『一番の宝物 (Original Version)』

声優・キャラクター

神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜、喜多村英梨、木村良平、水島大宙、高木俊、斎藤楓子、牧野由依、増田裕生、Michael Rivas、徳本英一郎、小林由美子、東地宏樹、沢城みゆき、松浦チエ、阿澄佳奈、加藤英美里

スタッフ

原作:麻枝准、キャラクター原案:Na-Ga、 監督:岸誠二、脚本:麻枝准、キャラクターデザイン・総作画監督:平田雄三、音響監督:飯田里樹

このアニメの類似作品

この頃(2010年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ