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「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(アニメ映画)」

総合得点
80.7
感想・評価
726
棚に入れた
4195
ランキング
435
★★★★★ 4.1 (726)
物語
4.4
作画
3.9
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.2

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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Yesterday Once More

 2001年公開の「クレヨンしんちゃん」の劇場アニメ版。通常のTV放送は子供向けでありながら、本作は大人たちへの強いメッセージ性のあるかなり特異な作品として知られています。

 Carpentersの不朽の名曲「Yesterday Once More」は、昔ラジオで聴いていたお気に入りの曲を今聞くと、当時の記憶が次々と蘇りたまらなく懐かしくて切ない気持ちになるという内容の歌です。本作では20世紀を黄金の時代と美化し、昭和的な物や匂いに囲まれた世界に人を閉じ込めて皆でノスタルジーに浸ろうと画策する、悪の秘密結社の名前としてイエスタデイ・ワンスモアが使われています。

 20世紀博が開催されてから大人達は懐かしいものに夢中になり、ついには子供たちを置いて去ってしまいます。思い出はいつだって美しい。しかしなぜ大人たちは昭和的な世界にああも簡単に誘惑されてしまったのか、公開から20年近くたった今となっては補足が必要でしょうか。

 戦後の日本はもう一度「坂の上の雲」を目指そうと、必死に坂道を登っていた時代で経済的な成長を誇りに思い、高揚感を感じていたとされます。そこから80年代に経済的な黄金時代を迎えるのですが、平成が始まってすぐバブルが崩壊し、日本は不況に苦しむことになります。以降は停滞が続き、本作が公開された2001年は「もはや高度経済の頃には戻れない」という諦めが大人たちの共通認識になっていた頃です。簡単に言うと日本は元気をなくしていたのです。

 そんな時代の空気の中で過去は美化され、昭和の思い出に浸ろうよというイエスタデイ・ワンスモアの誘惑にオトナは負けてしまいます。労働や子育てといった大人の責務を放棄し、メンコやベーゴマなどの懐かしき遊びに耽るオトナたちの姿は哀愁や不快感が漂う。でも彼らの堕落した姿は当時の日本の大人たちを風刺しているのでしょう。いや今もそう変わりはしないのかもしれません。本作の問題提起は宙吊りにされたまま時は流れ、子供の頃クレヨンしんちゃんを読んでいた僕も、とうとうしんのすけに「ズルいぞ」と言われる齢になったのかと思うと複雑な気分になります。

 90年代後半は少年犯罪が世間を騒がせて社会の歪みが問題になったけど、ゆとり政策の失敗に象徴されるように大人たちは結局有効な手立てを見つけられなかった。実のところ問題は子供ではなく大人にあったのもしれない。このアニメってさ、子供連れて家族サービスで仕方なく映画館に来た親に「お前らが元気ないから子供たちも元気ないんじゃ!」とモーレツな蹴りを入れる作品だよね(笑)

{netabare}
 「最近走ってないな」というケンの言葉が人としての停滞を意味していたり、ひろしが自身の足の匂いで正気に返ったり、後半はしんちゃん一家が万博のタワーを登る場面で占められていて、特に最後のしんのすけが頂上を目指して全力で駆け上がるシーンが極めて印象的に描かれるなど、オトナ帝国は「歩くこと」や「足」が重要なファクターになっているんだよね。そこからメッセージを読み取るなら、子供は大人の後ろを歩く。大人が足を止めてしまえば子供の足も止まってしまう。だから例え今が下り坂であったとしても前を進まなきゃ駄目なんだってことだと思う。
{/netabare}

 イエスタデイ・ワンスモアのケンが昭和を「栄光の時代」と美化とするのは良い面だけを強調して判断しているに過ぎない。例えば「24時間働けますか?」というかつての栄養ドリンクのキャッチコピーも、今なら「ブラック企業」「社畜」といったマイナスイメージで捉えられるでしょう。かつて目指した豊かな社会なんてものはすでに実現されている。「昔は良かった」が口癖の懐古主義者になるより、今の感覚や価値観を大事にするべきなんだよね。

 僕は今回久しぶりに見て、ガキの頃あんなに笑ったしんちゃんの品のないギャグが笑えなくなったことに心の老化を感じてしまってちょっと寂しかったんですけど、本作のメッセージ性は今でも通じるものなので、平成の終わりに観返してみるのも一考かと。特に家族を持たれている方には刺さる一本じゃないかと思います。

投稿 : 2019/02/24
閲覧 : 622
サンキュー:

32

ootaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

昭和人間の楽しみ

大変に申し訳ないのですが、昭和の人間にしかわからないネタや世界観は自分にはよくわからないし、懐古厨の為の作品という印象ですので、それを奴等がという展開はよくわからない。

投稿 : 2018/09/07
閲覧 : 296
サンキュー:

2

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

平成と昭和の綱引き合戦。勝ったのは・・・。

DVDで初めて視聴しました。

でも、初めてではない懐かしさがふんだんに感じられる不思議な印象。

いやいや、そのように思っていること自体、もう昭和に引き込まれてしまっている。
狙いすましたように昭和生まれのお父さん、お母さんはターゲットにされます。

モチーフは大阪万博。そしてノルスタジー。

昭和時代の国際万博は3つ。
日本万国博覧会(大阪万博、昭和45年、6,421万人)
沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博、昭和50年、349万人)
国際科学技術博覧会(つくば博、昭和60年、2033万人)

これを見るだけでも、ものすごい数字です。

平成の国際万博は2つ。
国際花と緑の博覧会(大阪花博、平成2年、2312万人)
2005年日本国際博覧会(愛知万博、平成17年、2,204万人)

平成の万博世代の方もきっちり成人ですね。

ひろしとみさえのノルスタジー。
しんのすけとひまわりのリアリティー。

そうして野原一家のリアリティー。

電波塔での死闘?が、4人に強い家族愛があることを、深く印象づけられました。

まもなく、平成も終わろうとしていますが、昭和世代は、教科書で見てきた明治の印象をあと少ししたら新時代の教科書に見ることになるのでしょうね。
そのリアリティーを実感できるのも、とてもいいこと。
思えば遠くへきたもんだってつぶやいちゃうかも、ですね。


レビューをお読みいただき、ありがとうございました。
この作品が、みなに愛されますように。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 348
サンキュー:

18

ゆい さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画館でみたなぁ

だいぶ前に子供の頃映画館でみたけど、感動した覚えがある。
しんちゃんが家族のためにボロボロになりながら頑張ってる姿に涙がでた。
普段の面白いしんちゃんじゃなくて、映画はいつも真剣な感じだけどこれはこれでいい。

投稿 : 2018/04/04
閲覧 : 228
サンキュー:

0

ネタバレ

ゲルしぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ映画で一番好き

クレしん自体はそこまで深く知らないが、クレしん映画はほとんど好き。その中でもこの作品はアニメ映画で一番好き。初めて感動で嗚咽が出るほど泣いた。
{netabare} まず「クレヨンしんちゃん」であることを前提に考えられていて、前半は子供も大人も楽しめる笑いがあり、後半は感動の嵐と、とても構成が見やすい。
好きなシーンは山ほどあるが、その中から少しだけ。
・マサオ君の運転シーン
ここは爆笑必至。特に普段のマサオ君を意識するとね笑
・ひろしの回想シーン
神。音楽といい、最後しんのすけの問いかけに対する「ああ……ああ!」で涙腺崩壊。嗚咽がでるまで泣いたのは小学生以来笑
・階段を駆けのぼるシーン
最後敵キャラの自殺未遂と迷いましたが、やっぱりここ。当時の描写技術を駆使したこのダッシュは、自然に涙が誘われました。 {/netabare}
結論・死ぬまでに一回は観なさい。

投稿 : 2018/03/10
閲覧 : 192
サンキュー:

1

こっとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ひろしの想いに泣きました。

いや、ほんとにいい作品です。普段のしんちゃんとのギャップがありますが、やっぱり家族ってすごいなと思いました。

投稿 : 2018/03/03
閲覧 : 201
サンキュー:

2

レイチャー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最高のストーリー

 いったいどんな脳みそをしていたらこんなストーリーが書けるんだ、というぐらいに面白いです。ストーリーが本当に本当に素晴らしいんですよ。普通の脚本家じゃ絶対に書けない、まさに奇跡の完成品!複数回見返しても飽きない名作映画と言っても過言ではありません。「昭和を懐古する大人たちと、今を生きる子どもたちの対立」というテーマでアニメ映画を一本つくるというのは、斬新だし本当に面白い試みだったと思います。僕は平成生まれなので昭和のことなんて全然知りませんが、そんな僕でもこの映画の面白さは理解できました。

テーマは深いし、エンタメ性もちゃんとあるし、そして展開がとても早くテンポが抜群にいいです。まだ見たことがない人は、是非見てみて欲しいと思います。

投稿 : 2018/02/06
閲覧 : 220
サンキュー:

4

因果 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アゲインスト・フォー・ノスタルジー

過去への愚かしい執心を「ノスタルジー」と形容することで後ろ向きに歩くことを正当化してきた大人。それを悪いと自認しつつも、誰もが何も言い出せなかった。それはノスタルジーという逃げ道を自ずから塞ぐ行為に他ならないからだ。
子供はそもそも懐古すべきメモリーを、ノスタルジーの土壌を有していない。後ろが断崖である以上前に進む以外に道はない。彼らにとって懐古主義とは自己存在を死へと至らしめる猛毒なのだ。だから彼は呼びかける。「オラが分かる?」と。

熱烈な執心は往々にして物事のディテールを削ぎ落とす。しかし枝葉末節として削ぎ落した諸存在が真に価値あるものだと気付いた時、この方法論は根本的な脆弱性を露呈する。
「ノスタルジー」という幻想は終焉を迎え、それらが瓦解した先に未来が現前してくる。

これは前を向くための物語。

投稿 : 2018/01/13
閲覧 : 322
サンキュー:

5

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ギャグマンガが原作のクレヨンしんちゃんですが、この映画は少しジャンルが違います。テーマもあって面白い。
ギャグアニメであるクレヨンしんちゃんも嫌いではありませんが、別物として本作を観ても良いと思える人は多いのではないでしょうか。

投稿 : 2017/12/30
閲覧 : 274
サンキュー:

2

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

雑感。

後半の野原一家の団結力と突破力。これが凄まじい熱量で圧巻される。
そもそも、野原一家(家族)とケン一派の対立というのがテーマ的にもマッチしてるんだよね。だから見応え抜群。

ただ、惜しむらくはケンとチャコに魅力が無いこと。
壮大な計画を企てたケンにしても、明らかにワケ有りな感じのチャコにしても、そうまでして21世紀を嫌悪し、昭和の時代に恋い焦がれるというのが描かれてないんだよなぁ。
視聴者がケンぐらいの年齢層であれば、おそらく回想とかが無くてもケンの心情にすんなり入り込めるんだろうけど、僕ぐらいの年齢だと、正直ケンの内面が全く分からない。

逆にひろしの場合、セリフ無しの走馬燈で描いてくれたことで、後の「家族がいる幸せをあんたたちにも分けてやりたいぐらいだぜ!」がバシッと決まってたよね。
そしてその幸せを思い出させてくれたのが、息子のしんのすけという所がポイント。

投稿 : 2017/12/16
閲覧 : 299
サンキュー:

12

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

21世紀が終わる!?未来はオラが守るゾ!

2001年公開。
クレヨンしんちゃん劇場映画シリーズ9作目。

あにこれで読むレビューが高評価ばかりで、
ずっと気になっていたのです。

しんちゃんの映画を観るのはこれが初めて。

しんちゃんのアニメ自体、
観るのがとても久しぶりで懐かしかったです♪

90分ほどの作品です。


● ストーリー
春日部に新しくできたテーマパーク・20世紀博。

20世紀の懐かしいグッズが売られていたり、
アニメのヒーローやヒロインになれるスタジオがあったり、
懐かしい遊びを体験できる広場などが完備されりと、

そんな大人のための施設にハマり、
昔を懐かしむ大人たち。

心が子どもに戻ってしまった大人たちを、
しんのすけ達は救い出せるのか!?


くだらないギャグが多くて笑えるので、
子ども向けの作品である一方、

20世紀という懐かしい時代背景など、
“オトナ”にスポットライトを当てた作風は、

大人が楽しめる仕上がりになっています。

むしろこの作品は
大人の方が楽しめるかも。

子どもと一緒に見ていると、
なぜかお母さんやお父さんが泣いている…

なんてこともあったんじゃないかな。

“懐かしさ”と“今ある幸せ”が
ひしひしと伝わってくる良作でした。


≪ 「あの頃に戻りたい」 ≫

人はいつから「あの頃に戻りたい」と思うのだろうか。

悩みを抱えたとき?
いろんなしがらみに苦しんだとき?
年下の子どもたちが無邪気に笑っているのを見たとき?

私も何度も思ったことがありますが、
つまりは「今の自分の居場所から逃げ出したい」ってことなのですよね。


もしもあの頃に戻れるなら…。

世の中のしがらみに悩むこともなく、
ただ楽しいことだけを考えられるのかもしれない。

だけど子どもにだって
悩みはあるはず。

悩むことを一切捨ててしまうのは、
充実した人生を捨てることと同じなのではないかな。

果たしてそれを幸せと呼んでいいのか。

悩んだり苦しんだりする時間があるからこそ、
楽しさや幸せを噛みしめられる。

そう思って前向きに生きないとね♪


懐かしい思い出に浸ることは、楽しい。

だけどそこにしがみついていたら、
前には進めない。

大人になるっていうことは、
思い出を懐かしいものとして受け入れることから始まるのかもしれない。


● キャラクター
映画にだけ登場するゲストキャラクターは、
正直微妙。

害もないけど、魅力もない。

しかしレギュラーメンバーはさすが、いいですね♪


≪ 野原一家 ≫

ひろしの人生回想シーンは、
大人の涙腺に大ダメージ(´;ω;`)

しんどいことも辛いこともあったけど、
家族の笑顔ですべてが吹き飛ぶ。

思い出は懐かしいし、
大事なものだけど、

そうして歩んできた道の中で得たものもまた、
これからの未来を希望に変えてくれるもの。

いやー、家族って素敵(´;ω;`)


≪ かすかべ防衛隊 ≫

しんちゃんのお友達グループ。

こいつら、幼稚園児とは思えない行動力ww

どの子も活躍するシーンがあるのがよかった!
笑ったww

将来一番いい男に成長するのは、
ボーちゃんな予感ww

バスの運転の仕方を知っている幼稚園児って何者www


● 音楽
【 ED「元気でいてね」/ こばやしさちこ 】

大人になった子どもが、
昔を思い出しながらお母さんとお父さんに話しかけるような歌詞。

この曲だけで涙腺に大ダメージ(´;ω;`)

こばやしさちこさんの歌声が
また沁みるのです(´;ω;`)

両親の温かさを思い出して、
「ありがとう。」って言いたくなっちゃう。


● まとめ
家族のぬくもりと幸せを感じられる、
とてもよい作品でしたね。

特に大人は、
子ども心と今の幸せを感じられてじーんときそう。

クレヨンしんちゃんって教育上どうなの?と
言われることも多いけれど、

この作品を観れば、
その考えは変わるのじゃないかな。

あったかい気持ちになりました^^

投稿 : 2017/05/27
閲覧 : 390
サンキュー:

31

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

短編の中でランキングが高かったので視聴しました。
個人的には、ちょっと、哲学的なクレヨンしんちゃんという感じで、中途半端な印象でした。

投稿 : 2017/05/01
閲覧 : 283
サンキュー:

2

ujAYo35323 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい

この映画で一気にクレヨンしんちゃんが好きになりました。ひろしが大好きなので、ひろしの回想シーンは毎回ガン泣きです…個人的には、ロボとーちゃんも好き。

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 197
サンキュー:

0

グランザム さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クレヨンしんちゃん屈指の名作

クレヨンしんちゃんの映画シリーズで一番好きな作品です。大人も楽しめる名作だと思います!

投稿 : 2017/01/02
閲覧 : 243
サンキュー:

1

mentiroso さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

まじかw

長文コメント多くて笑ったwww

投稿 : 2016/09/15
閲覧 : 258
サンキュー:

0

ネタバレ

なる@c さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

21世紀を手に入れろ

言わずと知れたクレしん映画の名作であり、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』と並び最高傑作とされている。筆者の好きな作品はこの二作に加えて『ヘンダーランドの大冒険』、『暗黒タマタマ大追跡』などがある。



未視聴の方が今作の感想を読まれると、緊迫した後半部分についてのものをよく見かけるらしく、かなりハードな映画だと思われるらしい。
じゃあハードではないのか?と聞かれれば、しょっぱなからかなりハードだと返す。

20世紀博に通い詰める大人たち。笑顔ではあるが、自分の子をあまりに放置しすぎている。まるで、子などいなかった頃に戻りたいようだ。あの笑顔は『ヘンダーランドの大冒険』で何もしらずにス・ノーマン・パーと接するしんのすけの周りの人々の顔を想起させる。まだ事は起こっていないのに、開始10分の時点で嫌な予感しかしないのだ。
果たして、事は起こる。ケン&チャコが率いる組織 イエスタディ・ワンスモアが宣言した翌日、オトナたちは迎えの車に乗り、20世紀博へ向かう。古き良き時代を完全に再現したあの土地で永久に暮らそうというのだ。自分の子を置いて。もう、ハードでしかない。

しかし、不安でしょうがないであろうかすかべ防衛隊+シロは気丈だ。悪ガキが占領するコンビニに潜入したり、無人のバーで即興のスナックママコントをしたり。内心穏やかではないだろうが、行動をやめはしない。彼らの幼稚園バス運転シーンは敵の隊員や野原夫妻らとのカーチェイスというアクション要素たっぷりの展開ながら、彼ららしい機転の効かせ方によってコミカルなシーンに仕上がっている。コミカルの上でシリアスが成り立っていることを忘れてはならない。



物語後半はあまりに有名だ。

施設内のオトナは懐かしいにおいによって洗脳されている。しんのすけはその内の一人であるひろし(幼少期)を突き飛ばし、靴を脱がし、そのにおいを嗅がせる。強烈なにおいによってひろしは正気を取り戻すとともに、ここに至るまでの人生を思い返す。自分は子供なんかじゃなく、苦難の、そして素晴らしい人生を歩んできた大人であることに気づくのだ。
ここを詳細に説明することほどの野暮はないと思うので、是非観てほしい。そして、10年後、20年後に再び観てほしい。

同様のやり方でみさえも救出する。
そして、いま自分たちがするべきことを明確にする。



ラストシーンが有名ではあるが、野原一家はその少し前にケン&チャコの自宅にお邪魔している。そこでケンは自分の野望を洗いざらい話すのだ。
「俺たちはこれからスイッチを押しにいく。お前らはそれを防げばいい。未来を変えるには、動くか動かないかだ。どうする?」
太陽の塔とともに20世紀博を象徴するタワー。その頂上にあるスイッチで懐かしいにおいが全国にばら撒かれる。それは、21世紀の終焉、そして永遠の20世紀の幕開けを意味する。
秘密裏ににおいをばら撒くことができたにもかかわらず、ケンは計画を話す。自信があったのか、それとも21世紀というものにまだ少し希望を抱いていたのか。。




走る、という行動は人にポジティブな印象を与える。
『明日のナージャ』のOP冒頭
『NARUTO』のED10サビ
『時をかける少女』例のシーン
『千年女優』例のシーンなど。パッと思いついた数作品だが。
『化物語』OP5サビ前という例外もある。


今作のキモであるしんのすけの階段駆け上がりシーンには、ポジティブなイメージとともにBGMのタイトルでもある「21世紀を手に入れろ」というメッセージをひしひしと感じる。

個人的に「21世紀を手に入れろ」は後世語り継がれるべき劇伴曲と思っている。前述のひろしが正気を取り戻すシーンで流れる「ひろしの回想」のアレンジが前半部分で流れ、バイオリンでタメてから一転してストリングスとティンパニを効かせた重厚な音楽になる。しかしながらバックでは電子的な音がなっていて、21世紀を思わせる曲調だ(電子音楽が7、80年代からあるという当たり前の指摘はご遠慮願う)。転調に次ぐ転調を繰り返し、テンポが早まり、ラストスパートへ。ここまで物語を追えば、視聴者の意識はしんのすけと完全に同化し、あたかも一緒に(もしくはしんのすけとなって)走っているような感覚に陥るのではないか。

作画について。
原恵一監督作品ということもあり、タワーの背景が非常に現実的に描かれている。金属的な質感が丁寧な塗りで表現されていて、重さがある。
また、タイミングも素晴らしく、BGMのメインフレーズが一旦終わり、次のメインフレーズに移行する際の忙しないストリングス音のパートでケン&チャコがエレベーターで昇るシーンが挟まれる。テンポが上がった一番の盛り上がりでしんのすけが階段を昇るシーンに移る。代表的な背景動画シーンであり、徐々に粗くなっていく線が疾走感を引き出す。



あらすじと並走する解説はここまで。

万博世代の方のレビューで「この作品を私達世代以外の日本人が見て面白いのだろうか」という疑問があるが、とても興味深い。むしろ、小学生低学年の頃に映画館で「悪いオトナをぶっつぶせー!」という心持ちで観ていた筆者のようなガキの方が、10年後見返した時にこれ以上なく大人側に感情移入できるのだ。
ひろしの靴のにおいはしばしばギャグに使われるが、回想シーンで先が長いローン返済のため、なにより妻子供を養うために汗を流して働くひろしの姿を見ると印象が変わる。あれは積み重ねた人生の中での努力の結果のものなのだ。
親世代の方は自分に重ねて感情移入できる。子どもは自分の親が少しかっこよく見える。子どもに見せたくないアニメとはなんだったのだろうか。

投稿 : 2016/09/03
閲覧 : 346
サンキュー:

10

ネタバレ

ケロちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オトナになったのか。いや、

なぜなのか。
いくらか歳を取ってしまった私が
最近になり観返す機会がありました。
やっぱりというか、驚くことにというか、
小学生の頃の感動が色褪せずにあるんです。

まだ小学校低学年だった私が
ひろしの回想シーンを
涙を溜めながらみることになったのは、なぜか。
今考えても答えは見つかりません。

懐かしさなどはまだそうなかったはずなのに。
そして今、私は同じシーンで泣いているんですね。

劇場版には不思議な力でもあるのでしょうか。
それともただ原監督が神憑っていただけなのでしょうか。

年月を重ねてもなお、輝きを放つ作品に出会えたことは
私の人生においてとても貴重な宝物です。

ありがとう、しんちゃん。

投稿 : 2016/04/08
閲覧 : 272
サンキュー:

4

こっくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子供のころ怖かった・・・

昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。毎日付き合わされていい加減辟易しているしんのすけら子供達を尻目に、ひろしやみさえら大人達は、懐かしさに触れて20世紀博を満喫する。街中でも昔の自動車やレコード、白黒テレビといった古いものが売れるようになり、帰宅しても大人達は昔の懐かしい特撮番組やアニメ番組に取り憑かれたかのように夢中になる。ある晩、テレビで『20世紀博』から「明日、お迎えにあがります」という放送があり、これを見た大人達は突然人が変わったようになり、すぐさま眠りについてしまった。


これは子供のころに見た映画ですごく印象に残っています。
次の日親がこうなってたらどうしよう・・・とか思ってました(笑)

内容は「古き良き時代」にとらわれた大人の発明家が成果を昭和の世界にしちゃおう!
ついでに大人も子供の精神年齢に戻しちゃおう!
みたいなお話デス。

かなり端折りましたが・・・(´・ω・`)

一回子供と一緒に見ると家族とか親とか子供とか。
いろんな当たり前の物の大切さに気付かされる映画だと思います。

クレヨンしんちゃんは子供に見せたくないアニメでいつも1位とかとってるけど、映画とかになった時のメッセージはすごく真っすぐに心に訴えかけてくるからズルいですよね!

投稿 : 2016/03/17
閲覧 : 284
サンキュー:

1

ネタバレ

Enchante さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

迫真のパロディと現代への視座が呈示された秀作

実家で暮らしていた頃は『クレヨンしんちゃん』の視聴が禁止されていたので、成人して一人暮らしになって、評価が高かった本作で初めて観たという経緯があります。

TV版も後日少し観ましたが、劇場版の方が私の性に合うようです。もっとも、他には『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』しか観ていません。

映画『ドラえもん』シリーズは第一弾から遡って観るようにしているため、観客動員数や批評家の評価の高さが、自分の評価と往々にして一致しないことは重々承知しています。したがって、多分に偏りがあることは認めなくてはならなりません。現時点では、理解が浅すぎるため名作ではなく「秀作」としました。

{netabare}随所にパロディ的演出が見られますが、どの作品からかは、はっきり言って分かりません(笑)。

マサオくんの目の色が変わるカーチェイスは迫力満点も、一体どこからのパロディなのでしょう?

ビルの屋上を駆ける姿はTVドラマ『太陽にほえろ』から?観たことはありませんが、そういう場面がどこかのTV番組特集か何かであったように思います。

しんちゃんのパパが唐突にカンフーをやりだすのは、ブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』か、それとも香港カンフー映画の全般からかと判然としませんが、相当滑稽でも熱を帯びる名シーンです。

しんちゃんがタワーを時折つまずきながらも、強烈な勢い駆け上るシーンが一番印象深いけれど、これがパロディかどうかも分かりません。検索して調べれば簡単に分かるのでしょうけど、アニメより古典映画を観る方が多いので、いつか偶然に巡り会えたら嬉しいかな、と思っています。

本作を単なるパロディ総特集だけにしないで、最終的に古き良き時代ではなく現代という「今」を子どものしんちゃんから選ぶところに、深い味わいと新しい視座が呈示されています。これが高い評価になったのも頷けます。 {/netabare}

投稿 : 2016/03/03
閲覧 : 291
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちびっ子アニメの超傑作

国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第九作品目。
たぶん、観たら泣くと思います。
子供と大人の対立、ストーリーが進むにつれて現れる心の揺らぎの魅せ方、
特に主人公の父親「野原ひろし」の回想シーンが涙が止まりませんでした。
たかがアニメ、という考えを圧倒する作品です。
子供にはもちろん、大人にも観てほしいと思います。

投稿 : 2016/02/12
閲覧 : 263

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

走れ!タワーを登れ!最強の5歳児よ!

昔を懐かしむ大人達の昭和ノスタルジーを利用する敵役と
そんな大人たちを取り戻すために子供が奮闘する話です。

あにこれ見ててもよく思いますが、思い出補正ってのは(人によるでしょうが)やっぱり大きいですね。
昔の作品はストーリーに粗があっても、純粋にそれも含めて楽しんでいたと思いますからね。
例えばドラゴンボールZなんて毎回毎回鬼のような引き延ばしがあったのに、あれだけ夢中になってのめり込めていたんだから不思議なものです。
それに比べて今はどうしても身構えてしまうので、色々細かい粗があると簡単に切って捨てたりします。
「あの頃の感動を超えられるか?」という見方で視聴するとそうなってしまうんだから無理もないでしょう。
作画等は断然今の方がいいのですが、気持ちでは子供の頃感化された作品にはとてもじゃないがかなわないでしょうね。

大人になって社会に出て、その厳しさを味わうとあの頃はよかった…という風に逃避したくなる。
でも、終盤になってタワーを登るしんのすけの姿を見ると、いつまでも過去の気持ちを引きずっていちゃいけないなと思います。

過去は未来のために。
親は子供のために。
この映画は、過去を振り返るのはいいが、前を行く子供達を忘れず支えてやれという親達へのメッセージなのではと思えました。
大人になってみるとより一層良さがわかる作品だと思いますね。

投稿 : 2016/01/28
閲覧 : 321
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10

オカルトマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

感想

あにこれで、劇場版クレヨンしんちゃんで一番評価高かったし、「泣ける」タグもついてたし期待して観たけど・・・
全然泣けなかった・・・・。

全てにおいてわざとらしかった。
クレヨンしんちゃん特有の下ネタやギャグもクスリとも来なかったし・・・

悪役二人も棒だし、もっとまともな演技できなかったのかな?と思った。。。

正直言うとこんなレベルで泣けるなんてよっぽどお花畑なんだね。って言いたくなる。
決して悪いアニメとは思わなかったけど・・・。
メッセージ性や伝えたい事はなんとなく分かったけど響かなかった。

クレヨンしんちゃんは自分には合わないみたいです。

投稿 : 2016/01/28
閲覧 : 260
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1

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りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

昔のクレしんの中で最も面白くないかも

 大学生時代にみた作品なので、ざっくりと説明します

とある男が昭和の街並みをそのままテーマパークにして

昭和時代を生きていた人たちを虜にし、そこのテーマパークに

すみつき、家に帰らなくなるお話し(;'∀')

ひろしとみさえも同様、家に帰らなくなり

春日部防衛隊がみんなを救おうと出動する( *´艸`)

 クレしんの映画は全部みていますが

これは昔のやつの中では1,2を争うつまらなさですね(*´Д`)

唯一、面白かったところが

まさおくんの運転さばき、運転すると性格が凶変するところw

そこだけは面白かった

投稿 : 2015/10/07
閲覧 : 487
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0

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

【アッパレ戦国】と並んでクレしん二大感動作品と称される本作。
「感動できるか?」と訊かれたら「感動できる」と確かに言える。
ただ、「面白かったか?」と訊かれると、なんとも言えない。

テーマ、メッセージ共に素晴らしい出来であるがゆえに、僕が説明してしまうのは無粋な気がするので、割愛。観れば心に訴えかけるものがあるはずだから。
強いて挙げるなら、ひろしの回想からの「とーちゃん、オラがわかる?」に涙腺を揺さぶられ、しんのすけの必死の走りに胸が熱くなったなぁ……。

物足りなさを抱いてしまうのは、チャコの存在感の薄さだろうか。ぶっちゃけ、このキャラ要らないよね……。
年齢的にも、チャコがそこまで過去に拘るようにも思えないんだよねー。まぁ彼女の場合、ガチで思い入れをもってるケンとは異なって、現実逃避したいだけって感じだけど。
でもそれならそれで、ケンとの温度差のようなものの描写は必要だったんじゃないかな。……かといって、ケンの掘り下げもそこまできっちりしていないのが悩みどころなのだけど。

ひろしとケンが対比の関係に近かったのだし、どうせならしんのすけとチャコの絡みをもっと増やして、最後のシーンに活かしても良かったかもね。


個人的に、ケンの声を務めた人は、もう少し演技にメリハリをつけて欲しかったところ。
しんのすけやボーちゃんに辛酸を舐めさせられたシーンでは、もっと激しくキレてくれてた方が親しみが湧いただろうなぁって思う。
ただでさえギャグ色が薄いのだから、要所要所でパワフルな笑いを盛り込むべきだよね。



……あれ? なんか不満点ばっかり書いてしまってるな。
でも、とても良い作品だとは本当に思ってるんだよ?
バーのシーンもバスのシーンもタワーでのやり取りもしっかり楽しかったし。
たぶん、埼玉紅サソリ隊とか菜々子お姉さんまでもが昭和の匂いにやられてしまっている、というのが、僕的に腑に落ちない大きな要因になっているのだと思う。
ひろしやみさえぐらいの年齢ならばともかく、10代の少女までもが過去に強烈な思い入れがあるというのは、しっくりこなかった。
ここでもまた、紅サソリ隊と中年層との温度差のようなものが描かれていれば、もっと本作のお話に惹き込まれていただろう。

映画として観るには、20分尺が足りなかった。

投稿 : 2015/09/05
閲覧 : 271
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Cat_See さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人は大事な思い出のためなら我が子をも差し出せる

満足度は適当につけています。

この作品で一番面白かったのは、

もしもクレヨンしんちゃんが最初から諦めていたとしたら、
果たしてどのような世界になったのかとても面白そう

ということでした。

確かにこの作品では、しんちゃんの頑張りにより
大人たちは自分たちの次の世代を思い出した。

でも、もしもクレヨンしんちゃんがあそこで諦めて
あのトラックに乗り、その後も自分勝手に生きていたとしたら、、、

自分にとってはこっちの方がリアリティが大きかったです。

それはもうクレヨンしんちゃんではないし、
作品の趣旨も違うものになってしまうかもしれないけども。

おそらくは違う作品でそのような作品があるかもしれませんが、
それは今後も探してみたいと思いました。

ただ、アニメのためでも我が子は忘れないなと
思ってしまったのはちょっと残念でした。

投稿 : 2015/08/18
閲覧 : 325
サンキュー:

9

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ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人になりたい

・監督:原恵一
・敵:ケン、チャコ(イエスタデイ・ワンスモア)

春日部に万博(20世紀博)が。懐かしいアトラクションが多く、大人が嵌ってしまい、それに留まらず、街全体が昔の流行を取り入れ始める。そして大人たちはすべて万博へ連れ去られるが、それはケンの作った懐かしい匂いによるものだった。

21世紀に絶望したケンとチャコが時を戻そう(究極の現実逃避、思い出への回帰)という敵の思想や作品のテーマがかつてないほどに哲学的でかっこいい。

ケンが野原一家にわざわざチャンス(未来への可能性)を与えたのは粋な展開。幼稚園バスを使ってのカーチェイスは見物。さらにひろしの回想シーンは美術・音楽共にアニメ史に残したいほどの名場面。後半は野原一家がただ塔を全力で上っていくだけなのに演出が素晴らしいので非常に感動的な仕上がりに。

他の作品に比べて名台詞も多い。誰もが大人になればあの頃は良かったと過去に思いを馳せることもあるが、そんな過去に浸る大人たちとは対照的にしんのすけは未来への希望を堂々と口にするのがかっこいい。以下、大事な台詞を抜粋。

「昔外の世界がこの町と同じ姿だったころ、人々は夢や希望にあふれていた。21世紀はあんなに輝いていたのに。今の日本に溢れているのは、汚い金と燃えないゴミくらいだ。これが本当にあの21世紀なのか。」byケン

「外の人たちは心が空っぽだから、モノで埋め合わせしてるのよ。だからいらないものばっかり作って、外の世界はどんどん醜くなってゆく。」byチャコ

「俺の人生はつまらなくなんかない!家族のいる幸せをあんたたちにも分けてあげたいくらいだぜ。」byひろし

「おら、とーちゃんとかーちゃんやひまわりやシロともっと一緒にいたいから。ケンカしたり頭に来たりしても一緒がいいから。あと、オラ大人になりたいから。大人になってお姉さんみたいな綺麗なお姉さんといっぱいお付き合いしたいから!!」byしんのすけ

友情・家族愛・笑い・作品に込められた哲学がしつこくなく、ほど良いバランスで成立している。大人も子どもも楽しめる非の打ち所の無い傑作。間違いなくシリーズ歴代最高作であり、アニメ映画のくくりの中でも最高峰の出来だと思う。

投稿 : 2015/08/16
閲覧 : 301
サンキュー:

6

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

しんちゃん達を見て癒されました。

久しぶりに見ました。いやー癒されますね。
しんちゃんって良いお兄ちゃん。そして野原家って本当にいい家族。

ひろしが記憶を取り戻すシーンがいいですね。
昔は綺麗だけど、今なんだよね。

投稿 : 2015/07/30
閲覧 : 190
サンキュー:

1

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クレヨンしんちゃんシリーズで間違いなく一番だと思います

クレヨンしんちゃんシリーズもほとんど観ていますけど、これほど感動した作品は他にありません。ドラえもんもそうなんだけど、映画になると感動物になるんですよね。それは悪いことだと思いませんし、大人が観て素晴らしいと思える内容になっているので高評価ですね。音楽や細かい作画などにもノスタルジーを感じてしまって、涙を流す人も多いのではないでしょうか?しんちゃんシリーズを観るならこれだと思います。

投稿 : 2015/07/27
閲覧 : 238
サンキュー:

3

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ひらめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

今回は頑張って涙こらえました 笑
ひとりで見てた訳じゃないので泣くに泣けなかったです。はい。


{netabare}
あの時代設定だと、どちらかというとしんのすけたち「こども」の視点が一番親近感がわきました。階段かけのぼるシーンにはやっぱりグッときますね!自分たちの時代を手に入れてやる、自分たちの時代を突き進んでやるって感じが伝わってきます。

もう少し年取って親世代になったら、ひろしの回想シーンあたりがグッとくるんですかね。まあ、今でも十分ウルっとくるんですがね。やっぱりあの音楽は卑怯です 笑
{/netabare}


これを見ると、この21世紀を頑張って生きてみようって気持ちになります!
オトナ帝国いいね!

投稿 : 2015/07/05
閲覧 : 256
サンキュー:

2

ぽるもるL さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

年を経るごとに心に響く作品

知る人ぞ知る劇場版クレヨンしんちゃんの中でも屈指の名作。
クレヨンしんちゃんを知らない人でも好きでない人でも、この作品は是非一度見てみて欲しいと思う作品です。

投稿 : 2015/07/03
閲覧 : 240
サンキュー:

1

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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲のストーリー・あらすじ

昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。毎日付き合わされていい加減辟易しているしんのすけら子供達を尻目に、ひろしやみさえら大人達は、懐かしさに触れて20世紀博を満喫する。街中でも昔の自動車やレコード、白黒テレビといった古いものが売れるようになり、帰宅しても大人達は昔の懐かしい特撮番組やアニメ番組に取り憑かれたかのように夢中になる。ある晩、テレビで『20世紀博』から「明日、お迎えにあがります」という放送があり、これを見た大人達は突然人が変わったようになり、すぐさま眠りについてしまった。
(アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2001年4月21日
制作会社
シンエイ動画
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%81%97%E3%82%93%...
主題歌
≪ED≫こばやしさちこ『元気でいてね』

声優・キャラクター

矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、津嘉山正種、小林愛、関根勤、小堺一機

スタッフ

原作:臼井儀人、 監督:原恵一、脚本:原恵一、演出:水島努、作画監督:原勝徳/堤のりゆき/間々田益男、キャラクターデザイン:末吉裕一郎/原勝徳、音楽:荒川敏行

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