オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲の感想・評価はどうでしたか?
オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ニャンキチ君 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ghibli さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
renton000 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。
初見でした。90分くらい。劇場版第9作目。
この映画が初見なだけではなく、クレヨンしんちゃんシリーズの映画自体が初視聴でした。もちろん、記憶にないだけで子供のころに何か見ているかもしれませんけどね。
総評としては、「泣ける話」といった感じです。ヒロシが八面六臂の大活躍をしていました。
良かったところ:{netabare}
ありきたりかもしれませんが、しんちゃんが階段を駆け上がるシーンは良かったですね。「自分の後方が迫ってくる」というのは、この作品においては「過去が迫ってくる」ということなんだと思います。一定の感覚で引いていくカメラが「時間」ということですね。そして、しんちゃんは、観客側(未来側)に向かって走る。このシーンでは、「過去」と「未来」とその間にある「時間」を主体にしていたからこそ、しんちゃんがカメラの中心にいなかったのだと思います。
大人のヒロシやミサエではなく、子供のしんちゃんが「過去にとらわれないように未来に向かって走る」というのは、この作品の軸の一つですからね。非常に上手く演出していたと思います。
ただ、ちょっと尺が長すぎるような気もしましたけど。まぁ気にするほどじゃないですかね。
「足の匂い」という象徴物も良かったと思います。これはヒロシのキャラ設定としてあるものなんだと思いますが、この作品においては「ヒロシの歩んできた過去」なんだと思います。この「ヒロシの歩んできた過去」は、全ての人を救えるような効力は持ち得ませんでしたが、ヒロシ自身とヒロシの家族だけは救うことができました。
自分の歩んできた過去は、誰も彼もを救えるわけではなく、守りたい人だけを救えるんだってことでしょうかね。この描き方も、とても良かったと思います。
個人的には、ちょっと気持ち悪かったですけどね(笑)。
{/netabare}
テーマ:{netabare}
テーマ自体は、「過去と未来をどう捉えるか」ということに集約されるんですが、ここを中心に多角的に展開していたように思います。
その一つとして「家族」というものがあったと思います。
ヒロシの回想シーンには、かなりの尺が使われていました。その内容は「懐古」なんですが、描かれるのは楽しいエピソードだけではありませんでしたよね。恋人との別れや仕事で怒られるシーンなどのイヤなものも入っていました。懐かしさ(過去)の中には、良いことばかりではなく、悪いことだってあるんだよ、と描写されています。
ですが、童心に返った大人たちは、楽しいことばかりを繰り返しています。仲間内でケンカをすることもなく、ただただ遊びという楽しさを享受しているだけです。
つまり、この作品は、過去の全てを受け入れる「懐古」に対しては肯定的に見ているのですが、逃避的で良いとこ取りな「懐古厨」に対しては批判的に見ているということです。
だから、ヒロシの子供時代の「月の石」のエピソードが入っていたのでしょう。
このエピソードは、童心どころか子供に返ってしまったヒロシが、「過去の楽しさを享受できるかどうか」ということが主眼に置かれていたのだと思います。
ヒロシは、自分の子供であるしんちゃんを前にして、「月の石」を諦めざるを得ませんでした。子供の前では大人になるしかなく、そのためには子供の自分を捨てなければならない。過去の辛い思い出も受け入れなければならない。過去の良いことも悪いこともひっくるめて大人になる。そして、自分が大人になって初めて、自分の子供と家族になれる。
「大人の子供化」や「安易なノスタルジー主義」に対する社会風刺ですが、家族観をベースとする描き方は原恵一監督の得意としているところですね。「カラフル」や「河童のクゥ」なども社会風刺作品ですが、ベースにはいつも「家族観」を置いていました。
もう一つだけ重要なことを挙げておきます。それは、大人にとっての過去ではなく、子供にとっての過去のことです。
カザマくんは、「懐かしいってそんなに良いことなのかな?」と聞いていました。そして、しんちゃんは階段のシーンで、一度も後ろを振り返らずに前を向いて走り続ける。
つまり、大人にとっての過去とは良きも悪しきも受け入れるべきものですが、子供にとっては過去なんて気にせずに、未来だけを向いていれば良いということですね。同じ過去を共有できないからこそ、大人たちは子供たちを敵視していました。
この「大人と子供は違うんだ」というメッセージは、この作品の根幹に当たるんだと思います。子供は子供であるだけで十分なのですが、大人が子供になってはダメなんだってことですね。
{/netabare}
この作品の罪深さについて、少しだけ苦言を呈したいなと思います。
前提として、「物語の評価」と「泣けたこと」の関連について述べます。この作品は結構泣けたんですけど、私は泣けたからという理由で、作品に高評価を付けるようなことはしていません。泣くかどうかは私の主観ですし、「物語の評価」は客観でしたいと思っていますから、それぞれ別物として考えています。そもそも私は簡単に泣く方ですから、自分の泣きセンサー自体を全く信用していないっていうのもありますけどね。
対象年齢①:{netabare}
この作品の対象年齢ってどうなっているんでしょうか?
私は、「物語の評価」に関してだけは、明確な採点基準を設けています。公表はしていませんが、3点を基準に、4項目について±0.5点で評価点を付けています。そのうちの1項目で、かつ最も重視しているのが、この「対象年齢」です。子供向け作品でエログロや難解なテーマを描いていたら不適切、みたいなことです。
例えば、まどマギ。私は、深夜にやっていたから傑作として評価しています。ですが、もし子供向けとして日曜日の朝にやっていたら、問答無用で駄作にしていたと思います。まどマギは、子供向けとしてはふさわしくありません。
クレヨンしんちゃんのアニメのメインターゲットは、園児から小学生くらいまでだと思います。子供の中でも、とりわけ幼い世代を射程に入れている。この世代の子供たちは、どこまでこの作品を楽しめたのか、すごく疑問に思えました。中盤までは楽しめたのは間違いないでしょうが、終盤も楽しめていたのでしょうか?
もちろん、楽しめたと言う人もいるでしょうし、子供には分からないって言う人もいると思います。主観的には、いろいろな意見があると思うのですが、作品内の表現から見ると、子供には分からないよねって言っていたと思います。
それは、上で挙げたカザマくんのセリフ「懐かしいってそんなに良いことなのかな?」があるから。このセリフは、未来だけを見ている子供には「懐古」なんて分からないよね、というのを作劇上の前提としていたからあったはずなんです。それは子供たちが「オトナ帝国」に支配されないことにも表れています。
つまり、原監督自身もこの作品を、子供向けではなく大人向けだと認識していたのだと思います。
{/netabare}
対象年齢②:{netabare}
私は、この作品を「大人も楽しめる」作品だと聞いていました。
「大人も楽しめる」というのは、「子供も大人も楽しめる」ことであるはずです。でも、この作品のターゲットに子供は入っていません。子供向けを標榜するのなら、自殺阻止エンドになんてしなかったはずです。分かりやすい敵キャラクターを配置して、バトルの末の大団円にしていたでしょう。子供には、ストレートなメッセージでなければ伝わりません。
つまり、この作品は、「大人も楽しめる」作品ではなく、「大人だけが楽しめる」「子供を対象としない」作品になっているんだと思います。
この作品を「大人だけが楽しめる」作品であると評するなら、それは構わないし、むしろ堂々とそう宣言すべきだとすら思います。そうであれば、この作品は傑作かそれに準ずる作品として評価されるでしょう。カザマくんのセリフを入れた以上、原監督が目指していたのは、この「大人のためのクレヨンしんちゃん」だと思います。
ですが、子供向けを前提にしていないのに、「子供向けとしても成立している」と評してしまったり、「大人が楽しめるからいいじゃないか」と開き直ってしまったりするのは、間違っていると思います。この子供をないがしろにする発想は、作品内における「オトナ帝国」の在り方そのものです。あくまでも謙虚に「大人向け」を宣言すべきです。
私は、子供向けのタイトルでは、きちんと子供向けをやってほしいと願っています。
この作品は、「誰もが知っている家族」でなければ成立し得ないものです。その中でも「野原一家」でなければいけないものだったとも思います。つまり、「クレヨンしんちゃん」という作品でなければならなかった。
ですが、子供向けの「クレヨンしんちゃん」からは逸脱してしまいました。子供向けのタイトルを冠して、堂々と大人だけを対象とした作品にしてしまった以上、この作品に功罪の両面を見るしかないと思います。子供向け作品で、大人向けをやっていることは功ですし、子供を除外してしまったことは罪だということです。
「子供向け」としては駄作、「大人向け」としては傑作、とするのが正しいように思えます。
しんちゃんの最後の「おかえり」に、私はすごくドキッとしました。あのセリフは、居心地のいい「オトナ帝国」からのヒロシの帰還をいうのであって、同時に辛さもある現実の中にヒロシを落とし込むものでした。「懐古厨」にとってのバッドエンドに相当します。
ですが、ヒロシたち大人に救いがないわけではありません。ケンとチャコという、大人に夢を見せてくれた存在が生きているからです。だからヒロシは、「懐古厨」にならずに、あくまでも「懐古」で留めることができた。
ヒロシは、しんちゃんから「おかえり」と言われる前に「ただいま」と自分から言っています。自分から「オトナ帝国」からの帰還を宣言していたのです。ヒロシに先に言わせた監督の意図をくみ取りたいし、私もヒロシと同じように自分から「ただいま」と言いたい。
「クレヨンしんちゃん」が本来子供向けであることを無視して、大人向けとして絶賛することは、自分が「オトナ帝国」の一員になってしまったかのような違和感を感じます。私は、何としても「オトナ帝国」の一員になることだけは避けたい。
「クレヨンしんちゃん」は子供向けであるべきです。この作品の「対象年齢」を減点したいと思います。
{/netabare}
おまけ:{netabare}
「対象年齢」のところは、「対象年齢」を評価対象にしていない人には全く関係ない話ですけどね。
「クレヨンしんちゃんは子供向け」というテーゼに対して、「クレヨンしんちゃんは大人向け」というアンチテーゼを見せたことは評価しますが、捨てていいテーゼではないと思いました。ジンテーゼにはできなかったんでしょうか。
カザマくんのセリフが無ければ、すなわち、子供を除外することへの配慮が見えなければ、私は「この作品こそがオトナ帝国だ」と批判していたと思います。映画館に来た親子に対して「親だけが楽しんで行ってね」というのは、「オトナ帝国を批判しながら、オトナ帝国を作る行為だ」ってことです。
ヒロシと「オトナ帝国」の違いって、結局は子供への配慮のところに表出すると思います。この作品について、「この作品の良さが分からないのは子供だから」みたいな意見がありましたけど、これを言ってはダメですよね。その人自身が「オトナ帝国」になっているし、この作品自体を「オトナ帝国」にすることにもつながってしまうと思います。
「子供には面白くないかもね。すまんね。でも大人は楽しめるんだよ」という姿勢じゃないとダメですよね。ヒロシは過去の良し悪しの両方を受け入れる姿勢を見せたわけですから、私たちも同じように功罪の両方を受け入れる謙虚さを見せるべきだと思います。
この作品のもう一つの罪を記載しておきます。
この作品は非常に優れた作品です。それゆえ、これ以降の劇場版は、常にこの作品と比較されているだろうことは想像に難くありません。比較するのはもちろん大人たちです。この作品は「懐古される万博」そのものになっているのだと思います。
いくらこの作品が優れていたからといって、「懐古厨」にならないように気を付けなければいけませんね。
{/netabare}
まどっち さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
戦国大合戦も面白いけど、どちらが心に残るかと問われればオトナ帝国の逆襲の方です。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
runa21 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
蒼い✨️ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
オトナ帝国観て泣いちゃう大人の人って100%ヒロシに感情移入しちゃってますよね。
人間誰だって自分の人生について考えることがあると思います。
幼い頃の思い出は美化されるもの。
過去は変えることが出来ない。
どんな状況でも今を噛み締めて生きることが出来る人間は強いし
そうでなければ幸せを感じることなんて出来ない。
いわば、これは世の親たちへのエールなのではないかと?
クレしんのギャグとかノリとか自分の好みじゃないし
普段スルーしちゃってますが
だからこそ、これを観て自然と感動してる自分に驚いちゃいました。
スカイオーダー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
クレしん映画は夕日のカスカベボーイズより先は一度も観ておりませんが、それ以前のクレしん映画の中では一番感動した。
これまでの積極的にウケを狙ってくるクレヨンしんちゃん映画とは思えない位の感動作品です。
評価は4.5以上にしておりますが、決して気分や勢いではなく、十分にそれに値にする評価だと思っております。
カスカベボーイズより以前のクレしん映画の中では一番の名作であって、一番の感動作品ではないでしょうか。
るすぃー さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これから見る人へ
●この作品はクレヨンしんちゃんだと思ってみるといい意味で期待を裏切られる。
こいつはクレヨンしんちゃんの皮を被った感動超大作だ!
ネタバレについては避けるが、見てない人はまず見てほしい作品だな!
この作品を見るといろいろと考えさせられることがあるぞ!
正直クレヨンしんちゃんなんかで泣けるわけないだろ?
って思うだろ?ちゃうねん!泣けるねん。
という作品だ。対象年齢は高校生以上をおすすめするな!
高校生以上でまだ見てない人がいれば、ぜひ見てほしい作品!
おすすめだぜ!
アイコン さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
久しぶりに見ました。
やっぱりいいなこれ。
こーゆうのに弱いんだよな。
ギャグのくせに違和感ないお涙をくれる映画。
できればクレしんなので最後までギャグで
終わってほしかったっていうのはありますが、
個人的に納得できる映画でした。
テンポが非常にいいし、話もわかりやすく、
斬新な設定で予想外の展開に驚きもあり、
笑わせてもくれました。
人は「昔に戻りたい」という気持ちがあっても、それは絶対に叶いません。じゃあどうすればいいか。この作品を見て思いました。
「昔はよかった、でも、昔も今も自分の人生だから」
「昔に戻りたくなくなるぐらい今を幸せに生きよう」
単純だけど、難しい夢。
だって、人は幸せをつい見逃してしまうから。
この作品はそんな、「見逃してしまった幸せ」を再確認する映画ではないでしょうか。多分(笑)
「昔はよかった」
といったありがちな理由がこの物語の
黒幕たちを歪ませ、今を昔で塗り替え、
「時の進まない未来」を作り出そうとします。
突如テレビから不思議な時刻案内が流れた直後、しんのすけのとーちゃんかーちゃんの様子がおかしくなります。そしてしんのすけが次の日の朝目覚めると、大人たちが童心へとかえってしまい、
自分勝手で子供を毛嫌いする大人へと変わってしまいます。
そして大人たちは20世紀博へ連れていかれ、
子供たちは置き去りにされてしまいます。
それが20世紀博の人達の仕業だと分かったしんのすけたちは、
ママパパを返してもらいに20世紀博へと向かいます。
だが、そんな子供たちに甘い言葉をかけ、子供たちまでも20世紀博に連れていってしまいます。しんのすけたちはそれに乗らず、大人に追われながらも20世紀博へとたどり着きます。そこでしんのすけが見たものは....?
あらすじっぽく書くならこんな感じかな?
流れが基本ハイテンポなギャグベースで進んでいくので見るものを飽きさせない作りとなっております。
見所は、なんといっても父ちゃんの回想シーン。
{netabare}台詞もないのに音楽と描写だけで私たちを泣かせてきます。
当たり前のようで、大切な思い出、小さな幸せがその回想シーンのなかでいくつも描かれていて、「人生の意味」をとーちゃんにしっかりと思い出させます、とーちゃんの靴下の臭いで(笑){/netabare}
不覚にも泣きそうになりました。
でも問題がそのあとに。
みさえも{netabare}とーちゃんの靴下の臭いで{/netabare}
今を思い出すのですが、台詞が(笑)
{netabare}くさっ!{/netabare}で思い出すってどーゆうことですか(笑)
しかも回想シーンないし(  ̄▽ ̄;)
{netabare}バスのカーチェイスの時もそうですが、{/netabare}
もうちょっとみさえの扱いどーにかならなかったのでしょうか(笑)
まぁ、ラストは言うまでもないでしょう、
有名なシーンですし。
でも、あのしんのすけを見てなぜか笑いそうになったのは私のこころがひねくれているのでしょうか?(笑)
でもやっぱり全体的に評価も高く、作画や音楽も良くてとてもいい話でした。
最近はこういった斬新な設定且笑って泣けるといった作品は少ないので、みても損はしないと思います。
ただ、今までのクレしん映画にあったおかしな世界観と不思議な雰囲気が感じられないので、そこが少し残念かなと思います。
そしてクレしん映画を見て思うのですが、
マサオって映画だといつもいいキャラしてんな(笑)
takarock さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2001年公開の「クレヨンしんちゃん」劇場版の9作目で、
監督は「河童のクゥと夏休み」を手掛けた原恵一監督です。
クレしんについては原作(全50巻)のおそらく40巻くらいまで読んでいる。
TVシリーズはちょこちょこ視聴していた。
劇場版は初期作品を観ている。
とはっきり言ってにわかですw
ただ、そんな私でも今作「嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」と
次作の「嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」は劇場版クレしんの中でも
別格中の別格であり、アニメ好きのみならず映画好きならば
この2作は絶対に視聴しなければならない作品という評価を受けているのも
視聴前から分かっていました。
そしてこの2作があまりに偉大過ぎて、今年で22作目を迎えた劇場版クレしんですが、
今なお比較されてしまうというある種呪縛となっていることもです。
視聴前から偉大な作品ということは分かっていたので
変にハードルを上げずフラットな視点でということを心掛けたのですが、
そう思う時点で意識しまくりということなのかもしれませんw
では、ここからはネタバレありで語っていきたいと思います。
{netabare}20世紀博によってひろしやみさえを始めとして
大人たちが豹変してしまうというのは
まさに「いつもの日常」の否定であり、子供の視点からだと相当の恐怖ですよ。
名作と呼ばれている劇場作品には実にこのフォーマットが多いですね。
「いつもの日常」の否定、そして「劇場版の非日常」
物語の導入部としていかにここで魅せるかというのはもう演出の勝負ですね。
大人たちには懐かしい昭和の歌謡曲やギャグも
それを知らぬ子供たちからすれば
ただただ不気味なものとして映ったのかもしれません。
夕日をバックグランドとしてチャルメラの音が聞こえてきそうな
昭和の町並みはそこに足を踏み入れたら二度と帰ってこれないような
そんなおどろおどろしさがありました。
そういった演出意図があったのかもしれませんが、
大人たちにとってはただ懐かしいだけなのかもしれないですねw
壁をよじ登ったり塀の上を駆け抜けたりできるというのは
「クレしん」の強みですね。
アニメーションならではの疾走感だったりを存分に表現できます。
「これ、死人が出るんじゃ?」ってアクションシーンも
コミカルな表現によってそんな風に感じること自体が野暮と思ってしまいますw
21世紀である現在を憂いており、冷静な口調ながらも切々と「古き良き昭和」を
語っていく秘密結社「イエスタデイ・ワンスモア」のリーダーであるケンは
どこか「劇パト2」の荒川茂樹を彷彿とさせましたw
異物感すら感じるこのキャラなんですけど
そんな存在も受け入れてしまう「クレしん」の懐の深さはすごいですね。
作品の強度とも表現できるのかもしれないですけど、
こういう世界を作り上げた故・臼井儀人先生に改めて敬意を表したいです。
「クレしん」はすごい作品です!!
催涙シーンとも表現されることがある
ひろしの回想シーンはもう反則でしょうw
当時家族サービスとして仕方なしに劇場に足を運んでいた世のお父様方の
涙腺は間違いなく崩壊したと思います。
かけがえのない日常は何ものにも代え難い宝物なんです。
そして劇中のひろしの名言
「俺の人生はつまらなくなんか無い!
家族のいる幸せをあんたたちにも分けてあげたい位だぜ」
もうさ、格好良すぎるだろ・・・
昭和の夢から醒めたひろしは
まさに一家を支える大黒柱として非常に頼もしかったです。
そして、しんのすけが階段を駆け上るシーン。
転んでは起き転んでは起きそれでも必死に階段を駆け上っていき
最後は輪郭が荒々しくなっていくのですが、
線に高密度の情報を付加するということはこういうことか!?と目から鱗でした。
その線の歪みから必死さや様々な思いを鮮明に感じることができ、
劇伴と相まってテンションをクライマックスまで引き上げてくれます。
お見事の一言です。{/netabare}
本作のテーマは本作が制作された時期を考えても
「20世紀(昭和)との訣別、そして21世紀へ」ですね。
人は過去でなく今現在、そして未来へ生きていくべきということなのでしょうし、
それはまさにその通りです。
しかし、ふと思うことがあります。
しばし過去を回顧すること自体が悪とされることがありますが、
過去を振り返ることも重要なことなのではないだろうか。
個人商店は消え、コンビニが溢れかえり
多機能携帯電話であるスマホで大抵のことはできちゃいます。
昔に比べて便利にはなったけど豊かになったのか?
「クレしん」連載当時はひろしは
極平凡なサラリーマンの父親像として描かれていたのでしょうけど
現在では家族を持ち埼玉県春日部市に一戸建ての家を持つ
勝ち組なんて形容されるのかもしれません。
そしてそれが上記の問いに対する答えになってしまうのかもしれませんね。
真の豊かさとはなんて大仰なことを言うつもりはありませんが、
昭和から学ぶべき点は多いとは思っています。
ろき夫 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
90年代前半のクレしんブーム時、小学生してたあの頃。
しんちゃんの声、ゾウさんをはじめ、良くない行為をバカ丸出しでひたすら真似した。
やり過ぎて周囲にドン引きされつつも、それで仲良くなった友達もいたりなんかしてw
くだらない些細なことが、今となってはかけがえのない大事な古き良き想い出になっている。
他人に自慢できるような人生歩んできてないけど、自慢したくなるような想い出でいっぱいだ。
振り返ってばかりもいられないけど、今まで走り続けてきた人生ぶんのご褒美のようなものなのだろう。
劇中の、ひろしの回想シーンはそんな輝きに満ちていて思わず涙がこぼれてしまう。
懐古へのアンチテーゼ、という解釈も当然のごとくあると思うけれど、ひろしの回想を含め、この作品に漂う雰囲気は単純にそうとも言い切れないものがある。過去の匂いも良きと認めつつ、前に踏み出す勇気。そんなごく自然で、かけがえのない力強さを感じる。否定じゃなくて、認めたうえで強くなれるような。
この映画も公開から早十数年。作品自体が懐かしさの一部になりつつある。
本作を見て「良いなぁ」と感じる思いが、ノスタルジーから来るものなのか作品の純粋な良さから来るものなのかよく分からないけど、多分両方が混ざり合っているのだろう。でも、映画とか本とか、作品というもの全般に言えることだけど、その感想の抱き方は常に更新されている。だから、新たな発見や自分自身の価値観の変化そのものに対する興味深さだったりとかも加えないといけないのかな。こういう色んな想いが重なっている作品って、いつまでたっても面白いし色褪せない。まさしく一生の宝物にすべきものだ。
今となっては年齢がひろしに近づいてきて、ひろしに共感できる部分も増えてきたように思う。
まだまだ年齢的にも経験的にもひろしの方が先輩なんだけど、あんな感じに程良くなりたいし、等身大で着飾らない家庭は自分の中でいつの間にか理想形になってしまっている。昔は平凡だっ!ってバカにしてたのにねw でも、皮肉めいたギャグだったり、コミカルでテンポ良いアクションが好きなところは昔から変わらない。こうして考えると、自分の今までって、クレヨンしんちゃんから多分に影響を受けている気がしてちょっと感慨深い。
秋に漂う郷愁の念といいますか・・・
そんなものにあてられ、このあいだ、また本作を見てみた。何回目かはもうカウントしていない。
夜、値引きされた肉を買いに出かける予定が、すっかり忘れて見るのについ夢中になってしまった。
小道具の凝りようがやっぱり面白い。たとえば、万博の制御室にあるコンピュータはいかにも昔のSF映画的近未来感で、その中にちゃっかり黒電話が置かれていたりなんかするところが、当時の想像が行き届かなかった部分にあるレトロさを彷彿とさせ、細かいシャレを感じることが出来て好きだ。
オトナたちの幼児退行して好き勝手している姿はわざと過剰演出にしてるとはいえ、なんだかゾッとする光景。自分の愛部屋を見てるとグサッとくる(苦笑) やっぱり趣味に没頭し過ぎる大人の姿って、子供目線で見ると異様なんでしょうか・・・。将来、家庭を築くときは身の振り方を考えようw
そんな反省もありつつ、20世紀博みたいなテーマパークの実現を切に願っています。
特撮ごっこ、恥ずかしながらすんごい興味あるんですよw
アリア社長 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分はこの映画に出てくる70年の大阪万博を経験してない世代です(20代前半)
大人はよく下記のようなことを社会に訴えます。
「昔はよかった。あの古き良き時代を思い出そうよ。現代社会が忘れ去ってしまったものを取り戻そうよ」
こういうことを言われ続けると、若い世代の自分は良くない時代に生まれてきちゃったのかなーなんて思っちゃいます。
ノスタルジーに浸らせて上記のようなことを訴える説教臭い作品ってアニメや小説でもたくさんありますよね。
でもこのアニメはその一歩先を提示するんです。
『昔はよかったね、でも今もいいよね』って。
昔は良い所たくさんあるけど、今も良い所たくさんあるじゃん!って。
この映画は今という時代を積極的に肯定する内容で、自分はこのアニメを見てすごく救われた気持ちになったんです。
今という時代も実はそう悪くないんじゃないかって思えるようになりました。
このアニメは大人と子供でまったく違う楽しみ方が出来る、どちらも楽しめるすごい作品だと思います。
自分は大人になってからもう一度見ようと思ってます。
今とはまた違った楽しみ方が出来ると思うから。
つんつく さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
戦国よりも好きです
クレしん映画で一番好きかも☆★
映画だからアニメほど長くないし、観るべそ
れんげ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
劇場版クレヨンしんちゃんの第9作。
2001年公開。
【前置き】
原恵一さん、脚本&監督作品の第5弾。
本サイトのレビュー数を見ても、本作がシリーズの中で如何に多くの方の心に焼きついた作品かが窺えますね。
かくいう私も当時、これまた予告とは全く違った色を見せた後半の感動的な展開に、かなり面食らったものです。
勿論それは、数々の賞という形でも評価され、原恵一監督と劇場版クレヨンしんちゃんを、広く世間に知らしめた作品ともなりました。
本作に限っては、レビューするに辺り見返す必要もない程に内容を覚えていたのですが、やっぱり流れを追って本作も見たくなり視聴しました。
いやはや覚悟はしていましたが、やっぱり涙と鼻水が口に入ってしまう程、やられちゃいましたね。
【あらすじ】
昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された『20世紀博』というテーマパークが誕生。
それからというもの、しんちゃん達子供を退け、大人達はこのテーマパークに夢中になっていきました。
しかしこのテーマパークの本質は「ケン」と「チャコ」をリーダーとする秘密結社『イエスタデイ・ワンスモア』による、大人を子供に戻して「古き良き昭和」を再現し、未来を放棄するという、恐るべき『オトナ帝国』計画の始まりだったのです。
【論じてみる】
{netabare}
まず本作が、これまでの劇場版シリーズと大きく違うのは、徒手空拳や銃火器による格闘であったりというバトル展開が一切無いことですね。
一応、無いことは無いですけどねww(※後述)
前半はそれでもいつものようにコミカルな展開が続きますが、後半からは完全に前作までの方向性から脱し、家族愛を重きにおいた感動巨編となっているのです。
ただ、やはり前作まで追っていた側としては、あまりの方向性の違いに面食らい、「思っていたのと違う」とズレを感じたのも正直な話。
それに、この方向性で〆るとするならば、前半のコミカルな部分は「ただのいつものクレヨンしんちゃん」に感じ、映画としては尺稼ぎ感のある部分が非常に強く、全体として完璧かと言われると少し疑問が残ります。
それでも、本作が名作として名高いのは、本シリーズを初めて見る多くの人が「いつもの」と「予想外の感動」を、同時に分かりやすく味わえるところだったのかなと思いました。
加えて、何よりこの「感動」という部分が一番大事なわけですが、そこに関しては誰もが太鼓判を押す出来ですしね。
さて、そのコミカルな部分の前半ですが…。
少しずつ大人達が懐かしさにやられ幼児化していく様は、コミカルに描かれながらも改めて考えると、それでも恐ろしいものがありましたね。
マサオ君が冒頭で喋っていましたが
「うちのママ、この前一人で着せ替え人形で遊んでたよ。」
も、想像すると、特にその子供からすれば、とても恐いものがあるでしょう。
懐かしいという響きは誰しも心躍るもので、条件反射のように胸が熱くなってしまうこともあるかと思うのですが、その気持ちが行き過ぎて全ての大人が、それまで当たり前であった仕事を放棄してまで遊びに興じてしまう様というのは、もしクレヨンしんちゃんでなければ、背筋の凍るシーンにも成り得たように感じます。
事実その大人達は、我が子ですら蔑んだ目を向けるようになってしまうのですから。
中盤でしんちゃんに対し、ひろしが
「キッショー憶えてやがれクソボーズ!!!! 必ずメッタメタにしてやるからなぁっ!!!!」
なんて暴言を吐く台詞は、正直胸が痛かったです。
ケンとチャコは、テーマパーク内に立てた仮初めの昭和世界「夕日町銀座商店街」を作り出したことで、「懐かし匂い」をも作り出し、それを拡散させることによって大人達を幼児化させました。
それは勿論、しんちゃん達平成を生きる子供にとっては全く効かないわけですが、作中でバーに入ったしんちゃん達がその「雰囲気」にやられ異様なテンションになってしまうも、後々冷静になると冷めてしまう場面があったように、これは決して大人達だけがかかる魔法でないことが窺えます。
「懐かしいという雰囲気だけで、全て良いと思ってしまっていないか?」
「雰囲気だけ感じて、よくも理解しないで楽しんでいないか?」
本作は、「昔は良かった」や「皆が良いと思うから良い」という現代人の思考を捉えた上での、一種のアンチテーゼのような作品に私は感じました。
勿論、「懐かしい物が良い」という言い分は間違ってはいないと思うのですが、だからといって今現在の物を過小評価してしまうのはいかがなものか、ということを原監督は言いたかったのかもしれませんね。
さて中盤、「20世紀博」により洗脳され子供に戻った大人達は、ケンとチャコと共に子供達の捕獲に向かいます。
これまで世界規模のテロ組織と対峙してきたシリーズの中で考えると、この軍団は非常にお粗末なのですが、これはこれで非常に面白くて、作品を盛り上げてくれました。
どこかの名探偵の台詞を借りると、「身体は大人、頭脳は子供」なワケですから。
攻撃手段は、パチンコに玩具のピストルに手裏剣、あげくはロケット花火に、ブルース・リーの真似事。
冷静沈着なケンとチャコの傍らで勢揃いするのが、このような輩ばかりなわけで、非常にシュールな絵になっていました。
このケンとチャコ。
(モデルは、1980年のテレビドラマ「ケンちゃんチャコちゃん」からきているそうです。)
彼らは、これまでのシリーズのボスキャラと違い、武力による攻撃は一切せず、やっていることも一言で悪とは決めつけられない為(むしろ少なからず共感を覚えてしまう)、非常に厄介な相手でした。
ただ、本シリーズの敵キャラである以上、しんちゃんのお下劣な洗礼?を受けてしまうのは、致し方ありません。
この中盤で、大事な大事な旧車「トヨタ・2000GT」を、しんちゃんの立ちションにより汚されるシーンは、見ていて大変に気の毒でした。
(どーでもいいですが、この立ちションのシーンは、まさに今で言う「ビビットアングル」でした。)
{/netabare}
【ひろしの回想】
{netabare}
感動作と名高い本作の名シーンは、大きく分けて終盤の2つではないでしょうか。
まずその一つ、『ひろしの回想』を振り返ってみましょう。
ケンからの報酬で、子供に戻って懐かしの万博アトラクションを楽しんでいた ひろし。
シロの鼻でそこへ辿り着いたしんちゃんは、ひろしの悪名高い「靴の匂い」をきっかけに、
「父ちゃんは父ちゃんなんだよ、この匂い分かるでしょ!」
と、諭します。
ひろしは、その匂いをきっかけに、幼少期から現代までの自分を、静かにフラッシュバックさせていくのでした………。
しんちゃんそっくりの銀の介爺ちゃんの自転車に寄り添って、一緒に釣りへと出かける幼き日のひろしが、そこにいました…。
ここから学生時代を経て、恋と失恋を経験し、秋田から埼玉の春日部へ上京していきます。
新入社員として営業職につき、上司に叱咤をくらい、先輩に励まされ、ひたむきに社会で働いていた現実の自分。
それは決して辛いことばかりではなく、みさえと出会い、そして最愛の息子と出会ったこと。
(ローンが後32年残っている)家を建て、一家の大黒柱として守るものが出来た瞬間、自分は生き甲斐を感じたのではないか。
真夏の炎天下の中でも足を棒にして歩き回り、夜中に帰宅する辛い毎日。
ただ、家のドアを開けると迎えてくれた、みさえ、しんのすけ、ひまわり。
子供達と一緒にお風呂に入り、妻の食事と一杯のビールを味わった時、その辛さが全てが帳消しになる程、充実した一日に変わった筈じゃなかったのか。
自分がいつか父にしてもらった、家族を連れて釣りに出かけた日。
それを今度は、自分が父親となり再現出来たことが、どれだけ幸せなことだろうか……。
「父ちゃん、オラが分かる…?」
そう優しく問いかけるしんちゃんに、ひろしは止まらない涙を拭うことなく、その最愛の息子を抱きしめるのでした。
普段は冴えない親父である ひろしですが、その彼がこれまでどれだけ家族を愛し、ひたむきに家族守るために社会に立ち向かっていたか…。
これは決して、ひろしにだけ言えることではなく、自分の父親は勿論のこと、周囲の子を持つ親父達全てが格好良く見えてくるシーンに思えました。
このシーンを見て、彼に共感し感動した人もいれば、彼の献身に心動かされ改めて父へ感謝の気持ちを持った人もいるのではないでしょうか。
ちなみに私は、どっちもでした。
この回想は、完全に台詞無しの音楽のみなのですが、ここで流れる曲「ひろしの回想」の出来が最高で、絵とも非常にマッチしており涙腺崩壊へと更に拍車をかけてきました。
「家族愛」に弱い人は、まず間違いなく涙腺崩壊する程の破壊力ではないでしょうか。
社会で働く男性には、是非一度見て欲しいシーンです。
{/netabare}
【21世紀を手に入れろ】
{netabare}
ひろしとみさえが正気を取り戻したことにより、再び一つとなった野原一家「ひろし」「みさえ」「しんのすけ」「ひまわり」「シロ」。
それに気付いたケンは、匂いの拡散による世界掌握の計画を全てバラした上で、
「おまえ達が本気で21世紀を生きたいなら行動しろ。
未来を手に入れて見せろ。」
と、言い放ちます。
この点から見ても、彼らがただ闇雲に、自身の欲望を叶えたいだけの輩でないことが窺え、少し胸が痛みましたね。
東京タワーを模した建物の最上階、匂い拡散装置へと必死に駆け上がる野原一家。
「エレベーターは途中で止められたらアウトだ」という理由からですが、ここでもひろしの
「親にもらった足があんだろ!」
と言うシーンは、胸に響きましたね。
一家が走り去る様を見てケンが、「最近、走ってないな…」と、ポツリと呟くシーンも、何気にお気に入りです。
ですがやはり終盤の、もう一つの泣きどころ。
一家を尻目にエレベーターで最上階へ向かおうとするケンとチャコを、必死に食い止めるひろしからの一連シーンは、もう涙が止まりませんでした。
『オレの人生はつまらなくなんかない!
家族のいる幸せを、あんた達にも分けてやりたいくらいだぜ!』
作中の数ある名台詞の中でも、この台詞が私的には、やはり群を抜いて大好きです。
同じ考えを持っている方も、きっと多いのではないでしょうか。
ここからケンとチャコを食い止めるために、まずひろしが消えます…。
最後は追手に踏みつけられながら
「テメー、チャコさんのパンツ見やがって、何色だった!?」
「白だよ白!!」
なんてやりとりをしながら………。。。
教えてくれてありがとう、男だぜ、ひろし。
そして、疲労で足が止まった みさえも、後方に自ら落ちて追手を制止することで、戦況から消えます…。
「母ちゃん!!!」
と叫ぶ、しんちゃんに対し、
「止まらないで!! 早く行って!!」
と息子に未来を託す様が、また涙を誘うんですよねホントもぅ。
勿論、みさえの手元にいたひまわりも、頭突きで追手を牽制してお兄ちゃんをサポートしてくれました。
それでもたった一人だけ追ってきた追手に対し、今度はシロが小さな身体から渾身のアタックで相手を牽制。
揉みくちゃになって落ちてったであろうシロの鳴き声が、とても痛ましかったですね。
(ちなみに、ここらへんで私の涙腺は最早、最初から防波堤なぞ無かったような程にドバドバしておりました。)
ここで、シロが消え……残されたのは、しんちゃんただ一人………。
「くっそおおおおっ!!!!」
と、ケンとチャコが表情一つ変えずエレベーターを上がっていく傍らで、しんちゃんは家族と未来を懸けて、必死に階段を登り続けます。
転んで鼻血を垂らしても……。
フラついて意識が遠のいても……。
それでも、その足は絶対に緩めませんでした。
その様は見ていて非常に痛々しいものでしたが、正面を捉えて離さないしんちゃんの鬼気迫る表情は、これまでの劇場版でも見せたことのない程の、本気のしんちゃんだったように思いました。
ここのシーンで流れる曲のタイトルは「21世紀を手に入れろ」。
これまでのクレヨンしんちゃんらしくない壮大な曲でしたが、監督が後に
「あのシーンは、音楽の面の功績も非常に大きい。」
と語った通り、非常に盛り上がりの良い、このシーンに相応しい名曲でした。
後に、本作を含む劇場版11作のBGMが収録したサントラが発売されましたが、私は本曲と前述の「ひろしの回想」は、聞くと条件反射のように泣いてしまいかねないので、再生の際は気をつけている程です。
タワーの最上階。
間に合わなかったと思われたしんちゃんでしたが、次の瞬間ケンの足を弱々しい力で必死に掴んでいました。
振り払っても振り払っても…、それでもまた掴んで離さない…。
それは、彼らの気持ちよりも先に、それを中継で見ていた「夕日町銀座商店街」の町民の心を動かし、その懐かしい匂いを消し去り、未来を望ませることに成功したのでした。
改めて、この締め方は非常に上手いと思いましたね。
シナリオの矛盾が少なからずあることが多い「劇場版クレヨンしんちゃん」ですが、本作は大人の鑑賞にも耐えうる感動作として、その締めもキッチリ的を射たような終わりを魅せてくれました。
ここで「現実の未来なんて、醜いだけなのに!!」と言い放つチャコに、しんちゃんは
『オラ、父ちゃんと母ちゃんやひまわりやシロと、もっと一緒にいたいから…ハァハァ。
喧嘩したり、頭に来たりしても一緒がいいから……。
あとは…オラ、大人になりたいから…ハァハァ。
大人になって、お姉さんみたいな綺麗なお姉さんと、いっぱいお付き合いしたいから!!』
と、毅然と言い返しました。
こんな子供が、次世代の将来を担うのかと思うと、未来は本当に安泰だと私は感じましたね。
ケンも、きっとそう思ったからこそ、
『坊主、オマエの未来、返すぞ。』
と、最後に言葉を添えたのでしょう…。
最後は、自ら死を選ぶというシリーズらしからぬ展開を見せる2人でしたが、それは「家族」が許しませんでした。
飛び降りる瞬間の、しんちゃんの「ズルいぞ!」は、偶然にも?功を奏し、この世界への逃げに対してと、きっと彼らは捉えたのでしょうね。
{/netabare}
【総評】
これまでの劇場版と比べ、かなり色の違う作品ではありますが、シリーズ初心者からクレヨンしんちゃん自体に興味が無い人も含めて、心を掴むには十分な出来の作品だったのではないでしょうか。
その雰囲気だけでなく、昔懐かしの「白い色は恋人の色」「ケンとメリー 〜愛と風のように〜」といった曲や、「モーレツ!」「ケレル!」「アッと驚く為五郎」等の台詞も沢山登場しますので、当時に少なからず縁のある世代は、思わず「懐かしい!」と言いたくなるシーンに出会えることでしょう。
ただ、後半の良さと比べてしまうと、やはり前半のコメディーパートは長ったらしく感じてしまう部分も然り。
ですが、それ無くしては本作が「クレヨンしんちゃん」である意味もなくなってしまうと思うので、そこは致し方無いかとも感じましたね。
ちなみに、しんちゃんの声優である矢島晶子さんも、本作が劇場版の中で一番好きと断言しており、次回作の『戦国大合戦』の2作は別格との位置付けをしているそうです。
さて、作中ケンとチャコが、屋内の仮初めの商店街で、こう言い合うシーンがありました。
「昔、外がこの町と同じ姿だった頃、人々は夢や希望に溢れていた。
21世紀があんなに輝いていたのに。
今の日本にあふれているのは、汚い金と燃えないゴミぐらいだ。
これが本当にあの21世紀なのか。」
「外の人達は心がカラッポだから、物で埋め合わせしてるのよ。
だからいらない物ばっかり作って、世界はどんどん醜くなっていく。」
未来を返した彼らは、今もどこかできっと生きていることでしょう。
彼らが、今この2014年を見たら、改めてどう思うのでしょうね……。
それは誰も分かりませんが、私は本作を通し、決して「昔の方が良かった」とは言わず、今を何より楽しむことを忘れずこれからも生きていきたいと強く感じました。
それでは、いつも以上にモーレツ!に長々となっちゃいましたが、読んでいただきありがとうございました。
次回作は、第10作「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」です。
◆一番好きなキャラクター◆
『野原ひろし』声 - 藤原啓治さん
◇一番可愛いキャラクター◇
『チャコ』声 - 小林愛さん
以下、チャコさんについて。
(※例の如く、どーでもいい話なので〆ます。)
{netabare}
ちなみに私は、チャコさんのパンツはずっと『ベージュ』ではないかと推察しておりましたが、ひろしの話を聞く限り「白」だそうで…。
では後は必然的に、どんな材質とタイプなのかという話になるかと思います。
私は、ナイロン92%・ポリウレタン8%のローライズのティーバックではないかと考察しました。
さて、今日も楽しい夜を過ごせそうです。
21世紀をこんなに楽しむ私を見て、チャコさんもきっと未来に希望を抱いてくれるに違いないでしょう。
{/netabare}
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あらすじ
昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された
「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。
毎日付き合わされていい加減辟易している
しんのすけら子供達を尻目に、ひろしやみさえら大人達は、
懐かしさに触れて20世紀博を満喫する。
街中でも昔の自動車やレコード、
白黒テレビといった古いものが売れるようになり、
帰宅しても大人達は昔の懐かしい特撮番組や
アニメ番組に取り憑かれたかのように夢中になる。
ある晩、テレビで『20世紀博』から
「明日、お迎えにあがります」という放送があり、
これを見た大人達は突然人が変わったようになり、
すぐさま眠りについてしまった。
翌朝、町中の大人達に異変が起こっていた。
大人達は家事や仕事も忘れて遊びほうけ、
子供達を無視していたのだ。
しんのすけは困惑しながらも幼稚園に行くが、
よしなが先生を初めとする幼稚園の先生たちも
様子がおかしくなっており、
しかも先生達はしんのすけの事を忘れてしまっていた。
これはすべて秘密結社「イエスタデイ・ワンスモア」による、
大人を子供に戻して「古き良き昭和」を再現し、
未来を放棄するという、恐るべき“オトナ帝国”化計画の始まりだった。
感想
クレしんの映画の中でも
かなり有名な作品でしょう
大人は泣けて子供は泣けない特異な映画なので、
この映画で泣けなけなくても、
大人になってみると必ず泣けると思うな。
特にヒロシの回想はヤバかったな~
それでいてギャグは健在で、雰囲気が重苦しくない。
キャラクターを殺して泣かせる作品が多い中で、
死者を出さずにここまで感動を与える作品は珍しいと思う
アニメであるからとか
クレヨンしんちゃんだから
見てないって人がいたら
少しもったいないなって思う
シリアスな場面なのに、
そこにクレしん独特の笑いが起こる。
ギャグで笑って、感動して泣ける、最高の映画です
子供は笑えるし
大人は泣ける
広い世代の人が
一緒に楽しめる作品だと思う
だがいい話ではあるが、
クレヨンしんちゃんでやる必要性を感じない
一般的に劇場版クレヨンしんちゃん最高傑作として
呼び声の高い本作をそう形容するファンは少なくない。
この意味を昔は分からなかったが
確かに色々なクレしんの映画を
見てみると確かにこの作品は
クレしんらしくないのかな?って思いますね
やっぱりクレしんは
ギャグアニメなので
真剣に感動する作品を
する意味が薄いのもわかりますね
でもやっぱり感動もできたし
笑えたし楽しかったです
クレしんの映画でも
2番目くらいに好きな作品でしたね
アニメ映画としても
かなりお勧めできる作品でした
見てない人がいたらぜひ見てほしいです!
フローズン さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Dr.コトォ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
間違いなく原恵一監督の最高傑作だと思います。
自分が初めて見たのは中学一年のころでしたが、
見終わった後に言葉で言い表せない感情に襲われ、眠れなくなった記憶があります。
おそらくあの時の自分は、ヒロシの回想が流れたあとにヒロシがすすり泣いているシーンを見て
「ああ、生きるのは苦しいんだ」
と直感したのだと思います。
(もちろんあの涙はそれだけの涙では無かったでしょうが)
生きるのは苦しい、時を重ねるのは悲しい、それでも前に進むしか、
自分にはやるべき事は無いのだと
真正面から語りかけようとする稀有な作品の一つです。
disaruto さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「劇場版クレヨンしんちゃん」の9作目です。
ジャンルはコメディ・ファンタジーです。
多分、2番目に有名なクレしん映画。
昭和時代を想起させる「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。
子ども達は半ば呆れ気味であるが、大人たちはその懐かしさに度を越して心酔していく。
ある晩、テレビで「明日、お迎えにあがります」という放送が「20世紀博」からあり、これを見た大人達は突然人が変わったようにすぐさま眠りについてしまう…。
きっかけは「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」をテレビで見て。
意外と面白くてびっくり(深夜アニオタ的に有名声優も出てたしねw)。
他のも見るかと思いまして。
本作は放映当初に見たことはあるのですが、ほとんど内容を覚えていなかったので再視聴。
ですが、泣ける場面として有名な{netabare}ひろしの過去回想や階段を駆け上がるシーン{/netabare}は覚えていたため構えてみたのですが、ダメでしたねw
10年も時がたつと、年を取ったからか思うところがいろいろありましたよ。
私は結婚していないし、子供もいないけどねw
ストーリーの構成として、大まかに言えば前半はギャグ、後半はシリアスといった感じ。
90分映画ですが、正直最初の40分見た時点では「面白いか、これ?」と凄く疑問符だったわけです。
しかし、後半40分くらいからヤバいです。
例のシーンその1で涙ボロボロ、鼻水ドバドバw
途中で一時停止しないと復活できないくらいに泣いてしまいましたw
家のティッシュがなくなり、途中で近くの薬局に買いに行くという事案が発生w
あんまりアニメで泣くことはない(感動することはよくある)のですが、まさか90分の映画でここまで泣かせられるとは。
全体的に作画は低調でしたが、例のシーンその2では神掛かったBGMと相まってもんのすっごい出来。
やっぱりここでも涙が止まらず、軽く過呼吸になる私w
未来に向かう姿に胸を打たれるんですよねえ。
アニメじゃないですけど「ALWAYS 三丁目の夕日」という有名な作品がありますね。
私は映画で拝見しましたけど、本作は「昔は素敵だなあ」という気分に浸れる作品。
ともすれば懐古主義になりかねない作品(良い作品ですけどね)なのですが、「オトナ帝国」は一段その上を行っている感じ。
昔の素晴らしさを世代じゃない人にも分かりやすく伝えつつ、過去よりも未来へ走れという強いテーマ性も混ぜています。
敵役が無駄に格好良いのもいいよね。
総括して、泣いてしまったらもう何も文句を言えませんw
「クレしん」という題材を十分に生かし、それでいて単体映画としても見事な出来。
いいオトナが見ても泣ける名作アニメだと思いますよ。
ACやざわ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
クレヨンしんちゃんの映画シリーズの人気の発端となった作品
これからの未来と古き良き過去の世界、どちらが私達にとって幸せなのか
簡単に答えは出せないだろう
いろいろ考えさせられる作品だ
濃厚な89分となるだろう
全ての人に見てほしい作品だ
rurube さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
映画好きからすると本当に良く出来ている。
最初のシーンで怪獣撮影をしているシーンが引いたら既に大人帝国にしんちゃん一家はいるのだ。これは私たちの日常に敵が侵入しているのを表している。しかもその敵は優しく懐かしい。日本が戦争から復興するための過程であり活力があった時代で日本の歩みである。
自分はこの作品を見たのが子供でもなく大人でもなく中学時代だった記憶が在るが、懐かしさと未来に対する希望が交差している時期であった。だからこそ、この作品の立場の違い、しんちゃん達にとって現実は今しかなく過去にはなにもないこと。逆に大人にとっては希望が昔にしか無い、正しく言うと子供にしか希望は存在しないのだ。多くの大人は社会に対して希望を持つ事が出来ないことを上手く表現していると思う。
ラストはその上で大人は少なくてもひろしはしんちゃんの事を最終的には守ったのである。そして子供達が新しい希望に成ったのだ。これから社会がどう進んで行くかは分からないし、未来がどうなるかも分からない。しかし子供は未来に対して希望を持つし、大人は子供自身を希望と見る。
ダイバージェンス さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
大人でも泣ける。
個人的にひろし大好き。
あっ!久々に観よう!!
ヴァッハ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
だから感動など邪道だ! という人の気持ちも分かります、でも俺はいつもギャグを基盤として書いているからこその感動があるんだと考えています。
本編で描かれるギャグ……その中で度々描かれる家族や友人との絆。
それがあってこそのクレヨンしんちゃん、ギャグだけではないんです!
ギャグの中にある家族愛や友情を感じてくれたら嬉しい。
それが爆発したのがまさにこの作品だと思います。
藤原啓示さんの演技パネェわマジで・・・・・・。
マサイ族♪ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメ映画のどの作品にも引けを取らず、大人も楽しめる作品
極端に言えばクレヨンしんちゃん映画でこれだけは絶対に見るべきものといえる
何か憂鬱に陥った時にこのレビューを見たことを思い出して見てほしい
絶対に後悔はしない
ビックリヤングコーン さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これは名作っすよねー! しんちゃんの純粋さに感無量です。
水音 秋 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
青陽 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お抹茶 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
taketaketa さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
懐かしかった!
ひまちゃんかぁいいー、お持ち帰りぃー!
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。毎日付き合わされていい加減辟易しているしんのすけら子供達を尻目に、ひろしやみさえら大人達は、懐かしさに触れて20世紀博を満喫する。街中でも昔の自動車やレコード、白黒テレビといった古いものが売れるようになり、帰宅しても大人達は昔の懐かしい特撮番組やアニメ番組に取り憑かれたかのように夢中になる。ある晩、テレビで『20世紀博』から「明日、お迎えにあがります」という放送があり、これを見た大人達は突然人が変わったようになり、すぐさま眠りについてしまった。
(アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のwikipedia・公式サイト等参照)
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、津嘉山正種、小林愛、関根勤、小堺一機
原作:臼井儀人、 監督:原恵一、脚本:原恵一、演出:水島努、作画監督:原勝徳/堤のりゆき/間々田益男、キャラクターデザイン:末吉裕一郎/原勝徳、音楽:荒川敏行
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2014年4月19日
原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載、監督:髙橋渉、脚本:中島かずき、矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、、、
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2002年4月20日
ある夜、野原一家は全員そろって時代劇に出てくるような格好をした綺麗な"おねいさん"の夢を見る。次の日、野原しんのすけが幼稚園から帰ると、犬のシロが庭を掘り返していた。その穴から見つけた文箱の中には、「おらてんしょうにねんにいる」と読める汚い字とぶりぶりざえもんの絵が描かれた手紙...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2003年4月19日
ある朝の野原家、いつもに輪をかけて貧相な朝食に、とてもご機嫌斜めなしんのすけ達。だがそれは、夕食の最高級焼肉の為であった。 しかしそこへ突然謎の男が助けを求めて転がり込んでくる。それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っている最高級焼肉を残して、その場か...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1992年春アニメ
舞台は埼玉県春日部市。ふたば幼稚園に通う5歳児・野原しんのすけと家族の生活を描く。当初は父・ひろしと母・みさえの3人家族であったが、後にしんのすけが捨て犬のシロを拾う。さらにその後、長女・ひまわりが誕生。近年ではみさえの妹であり、ニートのむさえが居候していた。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1996年4月13日
しんのすけたちは幼稚園の春の遠足で、新しくできたテーマパーク“群馬ヘンダーランド"へ出掛けた。ふとした拍子にみんなとはぐれたしんのすけは、サーカス小屋のテントに迷い込み、そこで檻に入れられた可愛い女の子を見つける。彼女はメモリ・ミモリという異次元王国ヘンダーランドの王女で、オカ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2007年7月28日
夏休み前のある日、小学生の帰り道に上原康一は大きな石を拾った。持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!第一声は「クゥ?!!」。康一はこの河童を「クゥ」と名付ける。クゥは康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。最初は驚いた家族もクゥを受け...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2010年秋アニメ
カッコイイキャラクターとかわいいキャラクターしか出てこない事を宣言されたアニメ。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2010年8月21日
死んだはずの“ぼく”は、プラプラという天使らしき少年から“おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました”と話しかけられる。大きな過ちを犯して死んだ魂のため輪廻のサイクルから外れてしまうはずだったが、再挑戦のチャンスが与えられたというのだ。そして、自殺したばかりの中学生“小林真”...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年2月1日
就職を機に一人暮らしを始めた社会人2年生の岡村アヤ、通称「あーちゃん」と、お父さん、お母さん、猫のミーさんが織りなすストーリー。野村不動産グループ「プラウドボックス感謝祭(2013年2月)」のオープニングフィルム。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2008年春アニメ
千年前に現れた破壊の化身「閻禍(えんか)」は、「千年後に自分の<<子供>>が世界に絶望をもたらす」という不吉な言葉を残し滅びていった。 それから千年後、DNA鑑定の結果「閻禍の子供」の可能性のある人間・生物が複数発見された。そのどれが「閻禍の子供」であるかを確かめるため、ある作戦が決...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年4月21日
昔懐かしいテレビ番組や映画、暮らし等が再現された「20世紀博」というテーマパークが日本各地で開催されていた。毎日付き合わされていい加減辟易しているしんのすけら子供達を尻目に、ひろしやみさえら大人達は、懐かしさに触れて20世紀博を満喫する。街中でも昔の自動車やレコード、白黒テレビと...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年4月21日
菊池秀行の人気小説『吸血鬼ハンターD』を天野嘉孝キャラクター原案で映画化した劇場版アニメ。最終戦争後、人類の頭上には貴族“バンパイア”が君臨していた。そのバンパイアに対して戦いを挑むプロフェッショナルは、いつしかハンターと呼ばれるようになっていた。ある日、理想のハンターとして知...
ジャンル:OVA
放送時期:2001年5月23日
読子・リードマンは、神田神保町で非常勤講師の仕事をしながら読書三昧の自堕落な生活を送っている活字中毒のビブリオ・マニア(蔵書狂)であるが、同時に大英図書館特殊工作部に所属し『ザ・ペーパー』と言うコードネームを持つエージェントである。\nある日、アメリカ議会図書館が何者かに襲撃さ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年春アニメ
2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。 そして翌日の朝、政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める…。...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年4月21日
キャンプの帰り、西多摩市に新しくできたツインタワービルを訪れた少年探偵団。しかしそこにはジンの愛車ポルシェ356Aが待ち受けていた。奴らはいったい何をしに来たのか訝るコナンだが、タワーの建造にかかわった人物が相次いで殺害される事件が発生。 タワーオープンパーティに来ていたコナン...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年春アニメ
ジャングルで母親と2人平和に暮らす少年ハレの前に突如現れたナゾの少女グゥ。 何でも食べてしまい、お腹に異次元世界を持っているグゥが巻き起こす珍騒動の数々と、グゥに振り回されて苦労の絶えないハレの姿を描いたギャグアニメ。 基本的にはハレとグゥとその周辺のジャングルでのお話だが、第...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2001年5月26日
手塚治虫の原作を大友克洋脚本、りんたろう監督で映画化したSFファンタジー・アニメーション。ロボットと人間が共生する巨大都市国家・メトロポリス。一見理想的な社会かに見えるこの国だが、発達したロボットによって大きな恩恵を受けた者がいる一方、そのロボットたちによって働き口を奪われ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年春アニメ
パリで裏の仕事を営むミレイユ・ブーケは、ある日、夕叢霧香と名乗る日本の女子高生から不思議なメールを受け取る。そのメールから流れてくるオルゴールの曲を耳にして、ミレイユは驚愕した。その音楽こそ、かつて家族が惨殺された日、現場で流れていた曲だったからである。 ミレイユは霧香にオル...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年春アニメ
『フィギュア17 つばさ&ヒカル』は2001-2002年まで13回にわたりアニメシアターXで放送された連続アニメ番組、またはそれを元にした漫画・小説作品。 【ストーリー】北海道を舞台に、宇宙からの侵略生命体に立ち向かう2人の少女の姿を描いた傑作SFアニメ。北海道の牧場に住む少女・椎名つばさが人間...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2001年春アニメ
デジタルモンスターシリーズのテレビシリーズ第3作。 どこにでもいるごく普通のデジモン大好き少年だったタカト。そんなタカトが見つけた青いカードは、カードリーダーを本物のデジヴァイスに変える不思議な力を秘めていた。 憧れであった本物のテイマーになってしまったタカトだが、他のテイマー...