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「ジパング(TVアニメ動画)」

総合得点
71.8
感想・評価
255
棚に入れた
1260
ランキング
1238
★★★★☆ 3.7 (255)
物語
4.0
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.7

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ジパングの感想・評価はどうでしたか?

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

優柔不断 で 中途半端

優柔不断、中途半端、滑稽、チープ、曖昧、
そんな言葉が当てはまる、

何とくだらない作品か、と。

近年、
平気で領空、領海を侵犯される日本。
ミサイルが国土を飛び越える事を許している日本。
まさに、現代の弱腰精神の日本、日本人精神が、
イージス艦に乗艦している話しである。

正直、『0 か 100』なのではないのか、と。

それら一切に触れない、か、全てに関わるのか、
これはするが、あれはやらない、など、
決めきれない優柔不断さが見ていて苛立ちを覚える。

ゼロ戦から、その時代の人間を救助し、素性を明かし
現代の技術を見せつける。
コレをした事は、当時の帝国軍人を、
当時の人間の頭脳を軽視しているに外ならない。

当時の人間でも明晰な人間はいる訳で、
結末を知り、未来を知り、イージス艦の
武力を知ったら、利用しようと考えるのは当然である。
加えて、
彼らは、自衛官ではなく、紛れもなく軍人であり、
戦争を知っている、戦争をしている日本人なのである。

それに、
食料狙いだろうが、爆発しなかろうが、
ミサイルを発射した時点で、それは攻撃なのだ、と。
サジタリウスの矢? 米兵を馬鹿にしているのか、と。
たった1つの戦場を掻き回してどうするのか、と。

1人助けて歴史を歪め、一発発射して更に歪める…
もう、
『0』ではないのだ、と。戻れないのだ、と知り、
覚悟を決めるべきだったのではなかろうかと。

ましてや、爆発しないミサイルを敵地に残す…
何とマヌケな…
その命中精度に加え、分解、解析されたら、
その技術の高さゆえに
ただ、米軍の警戒を強め、無用な情報を与えただけである。
これも、
同じモノは作れないだろう、と、当時の人間を軽視している
証拠である。

20話〜敵機の大群に狙われるワケだが。
数機を撃墜するが、数機は威嚇にて見逃す…

『戦争中』なんですよ、と。
超戦時下、な訳で、敵は『殺しに』きてるんですよ、と。

何を寝ぼけているのか…何故、全機撃墜しない?
味方をことごとく攻撃されれば、
そりゃ、米兵にも特攻する機も出てきますよ。
だから、イージス艦はダメージを受け、犠牲も出る。
結果、十数機を逃した事により、
2000人の空母を攻撃しなければならないハメに…
優柔不断と曖昧さが招いた、当然の結末である。

…と、言い出したらキリがないのですが。

専守防衛…
それは、『先に手を出した方が負け』みたいな、
親が子供をしつける時の様な脆弱な言葉。
今の、現代の日本ならばそれが通用するだろう。
現に、『決して攻撃してこない』と判っているから、
領空、領海は侵され放題。
で、
出てくるのは言葉のみ…『遺憾の意を表明』である…

…が、本作。時は戦争の只中。

先に手を出されるのは当然である。
しかし、それが致命的だったら?
やり返す手段を奪われるものだったら?
やられたから、トマホーク、では遅いのでは?
トマホークを発射できないまでの損傷を負ったら?


絶対に遅れは取らない、負けるハズがない、と、
どこか、斜に構え、冷やかしの様に戦場を荒らす…
その中途半端で、優柔不断な、艦長以下、自衛官。

実際のイージス艦に、その様な人間が乗っていない事を
切に願うばかりである…

投稿 : 2023/11/11
閲覧 : 41
サンキュー:

1

Dave さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

男の子なら誰でも空想した大戦中の兵器vs現代兵器

1.古いけど面白い!
2005年の古い作品なんですね。実写映画公開に合わせてYouTubeで無料視聴できるようになっていたので一気見しました。20年近く前の作品ですので確かに画や音楽の古さはありますが、かなり面白かったです。26話中、24話くらいまでは。

2. さすがのディテール&リアリティ
「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじ氏だけあって自衛隊の階級や装備類などにリアリティがありますし、世界観も良く練られていると思います。号令ラッパとかエンジン音とか(特にヘッドフォンで聴くと)音に対するこだわりが強く感じられて随所で「お!」ってなりますし(音楽ではなく「音」の評価として5.0を付けました)、なんとなくで描かれたフィクションとはディテールの正確さが段違いです。

3.前例はあったけれど
そういえばうんと昔(1980)に米空母が太平洋戦争中の太平洋にタイムスリップして…っていう映画[The Final Countdown]っていうのがありましたが、初っ端はまさにこれのオマージュというか焼き直しです。当時の日米いずれにも肩入れはしたくない、しかし目の前で失われる命は助けたい、ってやってるうちに関与を余儀なくされて、歴史が変わっていって…タイムパラドックスと現代の自衛隊の倫理観vs旧軍みたいな葛藤が面白い。

4.現代兵器無双
でもやはり一番面白いのはみんな大好き現代兵器無双ですよね。GATEとかもそうだったけど、完全なオーバーテクノロジーである現代兵器で敵を圧倒する。自衛隊が専守防衛に徹するので、これをやり過ぎないところが絶妙。我慢して我慢して我慢して…発射!みたいなカタルシス。絶対に外れることのない神の槍よろしく、ミサイルが無双するところとか、巻き戻してみちゃいますよね。まあ、正確にはイージスシステムとかスタンダードミサイルとか、日本の技術というよりは米国の技術ですけど。

5.最後の最後でgdgd
いい感じのテンポで話が進んでいくので、途中で飽きずに一気に視れたんですが、26話なのにこの展開で終われるの…?っていう一抹の不安がよぎります。あれ?この期に及んでまだ風呂敷拡げるの?みたいな。それと20話過ぎてからですが、主人公のブチ切れがイマイチ理解・共感できなくなりました。そもそももっと冷静沈着な性格じゃなかったっけ?個人としても隊としても行動指針がブレてきて、どこに向かおうとしてるんだろう?という疑問も。

6. 幕引きもやむなし
で、満州編に続く・・・っていうところで26話がおわったのですが、かなり消化不良感が残りました。結局話としては何一つ片付いてないし、しかもこの先は主人公が原隊と分離して単身で満州へ…ってそれもう違う作品ですよね。あまりに長くなってしまった作品にありがちだけど、舞台や作風をあまりにも変えてしまっては支持が得られないですよ。マンネリ化してどうにもならなくなってるんだろうけど、視聴者が見たいのって圧倒的な水上戦闘とそれに伴う駆け引きや頭脳戦なの。寿司屋がネタ切れしたからってピザ出し始めたら終わりだと思う。そういう意味でここでアニメのうちきりになったの、賢明な判断だったかもしれませんね。24話で未完のまま終わるのでもよかったかも。

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 71
サンキュー:

1

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2023/09/23
閲覧 : 108
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

既視感と落胆とかすかな期待と

自衛隊の戦力のあるイージス艦が第二次世界大戦下の日本にタイムスリップするというもの

ご存じ大敗の日本
なにかこの作品では悲惨な結果を阻止してくれるのでは
っと勝手な期待をしてワクワクして観たけど
どんどん話は暗い方向へ

火力を持っているからとはいえそもそも自衛隊
目的が違いすぎる
やることなすことからぶる自衛隊に落胆し
それ以上に日本軍も敵対しするものも。。。
ってまぁあの状況じゃあたりまえか
戦況みれないのが日本軍上層部だったものね

これじゃぁ戦国自衛隊だよね
せっかくの戦力を手に入れても。。って展開が既視感

しかしラスト4話くらいで希望の種がちらほらと
ってとこでおしまい

んー面白くなってきたかなーっでおしまいかぁ
ちょっと原作きになったかな

とはいえ作者さんの頭の中の日本でしょうが

タイムスリップして歴史を変えても結果は変わらないという話がよくあるけど、本作を観てると何かを変えても同じ流れになるんだろうなあと思ってしまいました。

すかっと爽快!わかりやすい!
ではないけど。。考えさせられるお話かと。

原作のキャラデザそのまんまだけど
黒目ありと白目ありのキャラクターの書き分けによる性格の違いなどが面白いかなと。

投稿 : 2023/02/07
閲覧 : 118
サンキュー:

2

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

甘くない転移モノ

原作既読?(2022.3)
「沈黙の艦隊」に続きかわぐち先生原作モノを。
連載開始は20年以上も前です。当時、自分も好きだった空想戦記モノ(紺碧の艦隊シリーズ等)が結構流行った後位で「戦国自衛隊」的なタイムスリップ系の海自版と思ってわくわくして読みだした記憶があります。
しかし、他の作品のように無双し大活躍の自衛隊の姿はそこにはありません。少し違いますが「GATE」みたく異世界に侵攻?し異世界人を殺しまくって英雄きどり(語弊はありますが)の自衛隊はそこにはいないのです。勿論、それらの作品は娯楽性を優先しており、勝ち続ける日本の優秀さと正義を御都合で塗り固めある種の爽快感で満たしてくれます(それはそれで悪くはない)。
しかし、かわぐち先生の描く世界は掲載誌にもよるでしょうがそれらの作品と比べれば重く生々しい、かといって戦争の残酷さ無常さ、悲惨さを殊更あげつらう事もなく一定の御都合をまぶし読む側に逃げ道を与えています。
そして登場人物に人間くささを纏わせ、それぞれの理想や信念を植え付け活き活きとそこで”生きる”人間を描きます。
そして、やはり我々に問いかけるのです。国とは?、正しさとは?、人間とは?
安易にウクライナ義勇兵に参加する日本人を称賛する人々には是非この作品で考えてほしいものです。

私のツボ:ほんと爽快感がないんだよね(笑)。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 204
サンキュー:

2

ネタバレ

Tomo-Q さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

尻切れトンボ

とてもリアルに描かれ、続きが気になり、わずか2日で全26話見終えました。
しかし、まだ、どうなるのかの方向性が見えないまま、アニメ終了。残念。いつか、漫画で続きを確認します(^^ゞ

投稿 : 2021/03/27
閲覧 : 318
サンキュー:

0

rocknlol さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

俺たちの戦いは(以下略)

原作未読。
序盤から無駄のない物語の展開で引き込まれるように立て続けに視聴した。
しかし23話辺りからそろそろ「これどう始末つけるんだよ」と不安になったところで、案の定のエンディング。今じゃ15年以上経ったので続編の可能性は無し。これは原作を読むしか無いっしょ。悪く言えば質の悪い商法だけど、それほど物語が魅力的とも言える。

投稿 : 2021/01/25
閲覧 : 295
サンキュー:

1

アム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日本の若者に是非見てもらいたい

真面目で深いアニメだと思う。終わり方が残念だが、とても面白かった。
女の子と兵器のアニメやゲームばかりやってる人も、こういうのに手を出してみるのもありだと思う

投稿 : 2020/11/27
閲覧 : 314
サンキュー:

2

レモリア さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間らしさを感じる作品だった!

命を奪うとは取れ程大変なことなのか考えてる作品だった。
何より砲雷長の苦しみがとても伝わってる。

続きがとても気になる作品、原作を一話から見るしかない!

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 258
サンキュー:

1

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

他の戦記物よりも真剣ですよ

実際にミッドウェー海戦あたりから太平洋戦争の流れに沿って物語が進んでいきますが、中立の立場として日米の間に入って苦悩します。

気がつくと最後には、イージス艦の立場があやふやになってしまって、どこにも居場所がなくなり、パラレルワールドに入り込んでしまうと言う結末は何とも言えません。この先どうなってしまうのかと言う要因を持って終わる結末は賛否があるのでしょうか。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 342
サンキュー:

5

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い!骨太なタイムスリップアニメ。

見だしたら、26話まで一気に引き込まれてしまった。
特に、21話、22話の戦闘シーンは手に汗握り、画面にくぎ付け状態。
とても面白いアニメでした。

投稿 : 2019/08/04
閲覧 : 314
サンキュー:

3

オカルトマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

感想

3話で断念。
多分悪いアニメではないけど、面白いアニメかどうかはってなると・・・

投稿 : 2018/11/15
閲覧 : 373
サンキュー:

2

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

海上自衛隊+タイムスリップの本格派、軍事SFモノ。

講談社『モーニング』連載。かわぐちかいじ原作作品。

旧海軍の戦艦や空母が好きなら一見の価値ありなアニメ。

何度もアニメ等の題材で扱われる戦艦「大和」は勿論のこと、
「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」などの空母も登場します。

このアニメは本当に渋い作りなので、可愛い女子キャラが出てこないと見る気が起こらない人や、恋愛要素、ギャグが
無いと見続けるのが厳しいという方には全くオススメできません。近年でも自衛隊が題材になった作品で陸軍ですが
「GATE ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、それらすべてを備えた良作なので、そちらをオススメします。

この時代の最新鋭機である艦「みらい」がタイムスリップし、第二次世界大戦中の海域に現れてしまうという展開が
見どころではありますが、それよりも本格的な潜水艦、軍艦、空母、航空機などの海戦が見どころです。逆を言えば
シリアスでリアリティのある人間ドラマもあるのですが、戦闘中の艦内を見たり、衣食住はどのように行われているか
などを楽しめない方は少し飽きが来るかもしれません。

原作が終了していなかった事もあるので、終盤は続きが気になる展開で終わってしまい、そこから先は原作で追う事に
なりますから、もし「ジパング」のストーリーを見たいなら素直に漫画を読んで下さい。名作ですよ。

役者の演技や取材に基づいた丁寧な兵器の描写などを見たい方は、アニメをご覧ください。

投稿 : 2018/02/03
閲覧 : 624
サンキュー:

16

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

え、二期ないんだ。

評判通り面白かったけど、最後が中途半端すぎる。続きが気になります。
でも、物語は良くできていて、それぞれの思惑が対立する様子がリアルに描かれている。

投稿 : 2018/01/04
閲覧 : 397
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

現役自衛隊が過去にタイムスリップ

過去の仕官が満州に石油が出ると知り

南方の石油より満州の石油を利用して

日本軍を世界最強に変えようとするお話

現在の考えが甘い自衛隊は敵を殲滅できずに手を抜く

当時の敵は必死で攻撃をする

この辺の心理的なものも見ものです

まあ平和ボケといえばそうなんんですけど

戦争って殺し合いなんですよ

やらなければいいのだけれど

巻き込まれたら全力で戦うしかないのが現実

なのですよ~死にたくないでしょ?

投稿 : 2017/09/26
閲覧 : 236

dodoko さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ミリタリー系ですな

実におもしろかったです。現代のイージス艦で第二次世界大戦にタイムスリップしますアニメではほぼ無双していましたね。原作では7巻でアニメ版の最後になり、アニメ版でも続いて欲しかったですね。 ミリタリー系やタイムスリップ系が好きな人は是非とも観てみてください。 ちょっとした歴史もわかりますよ~

投稿 : 2017/03/20
閲覧 : 291
サンキュー:

1

タイチョー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かっこいい

最近のアニメはかわいい女の子ばかり出る作品が多いですが、これは真逆でむさくるしい男たちばかり出てきます。でも、面白い。

ミリタリーものが好きにはたまらない話。現代のイージス艦が第二次大戦中にタイムスリップして米軍と戦う話が中心ですが、戦闘シーンやら自衛隊独特の発音まで忠実に再現されているのが好印象です。といっても超絶詳しい人が見ればアラはあるでしょうが……。

BGM『みらい』テーマのかっこよさは至高。
アスロック米倉とかシースパロー菊池とかよかろう梅津とかリングネームみたいなあだ名がつくほどの濃いキャラクターが出てくるので、覚えやすい。

最初の潜水艦との戦闘シーンが一番好きかもしれない。

投稿 : 2017/01/28
閲覧 : 206
サンキュー:

2

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イージス艦が太平洋戦争を変えていく、if戦記の傑作。単なる無双系ではなく、専守防衛の理念や日本の在り方を問うています。

「沈黙の艦隊」で知られる、かわぐちかいじ原作の軍艦戦記、全26話です。
太平洋戦争中にタイムスリップした自衛官が、イージス艦(現代の超強い軍艦)で戦争に巻き込まれていく…戦国自衛隊の海戦版。
イージス艦という軍艦(厳密には護衛艦というらしい)が、いかにチートな兵器か存分に見せてくれる。
過去に行って無双する系統ですが、if戦記(もし、あの時こうすれば歴史はどう変わっていたのか?)としても興味深い。

戦争や、現在の日本の在り方等々、色々と考えさせられる物語は素晴らしい。
海戦アニメとしても、海上自衛隊の協力を得てしっかりと作られ、迫力満点。
…ラストが中途半端なのを除けば、このジャンルの中でも傑作かと。

{netabare}『物語』
現代日本の海上自衛隊のイージス艦「みらい」VS太平洋戦争当時の日本海軍orアメリカ海軍(みらいはどっちの味方でもない)の緊迫した海戦が熱いです。
現代文明が過去の軍隊相手に無双する系統なんですが…
主人公の角松二佐(二佐は自衛隊の階級。中佐に当たる)達「みらい」の自衛官たちは、「あくまでも自衛官として、戦争はしない。人命救助が目的」
なので、極力相手を攻撃せずに立ち回るので、その制限のお陰で圧倒的戦力差があっても終始ハラハラさせられる緊張感が見所でした。

※タイムスリップではなく異世界系の、自衛隊が後進文明に無双する「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」と構図は似ていますが、ジパングは終始圧倒はしますが、厳しい縛りプレイで油断するとやられる!感じ。
戦闘シーン自体は意外と少な目なんですが、その少ない戦闘シーンがいずれも緊迫感と迫力ハンパ無い。
いや~、イージス艦って強い。ちなみにアメリカの技術なので、日本万歳とは程遠いです。
ゲートの帝国軍は数百いや千年以上は遅れているので近代兵器無双は分かるのですが、太平洋戦争はたったの数十年前、彼らの兵器(戦艦大和やガトー級潜水艦、ゼロ戦、空母ワスプ、艦上爆撃機ドーントレス)だって十分強い。
…にしても、太平洋戦争はたったの70年ちょい前(本作当時は更に10年以上近い)、たったの60年で、兵器の技術が異次元の強さに発達している事が、空恐ろしいです。
でも、現代兵器と太平洋戦争兵器の対決は、非常に興味深いし興奮しました。


戦闘シーンも凄いのですが、物語としての軸はあくまで「平和国家日本の自衛隊としての在り方」
「戦闘に巻き込まれて、それを貫けるのか!?」
自衛官としての苦悩や、理想、理念を、とても分かり易く伝えてくれる。
終盤の角松たち同期3人の過去回想、生真面目ゆえに有事には人を殺さねばならぬ自衛官任官を一度は拒否しかけた菊池砲雷長のドラマを踏まえ、苦渋の決断で攻撃指示を下す流れは圧巻。
厳しい戦況下、絶大な力の使い方を決して誤らなかった自衛官の誇り、見事でした。
…でも、無責任な視聴者としては(え~、さっさと本気で戦えよ~)と思わなくも無かったりw
でも、そこか本作の凄い所でもあり。
軽率に戦闘せずとも、終始緊張感維持し続けるシナリオは素晴らしいです。

if歴史ドラマとしても、「みらい」の存在が日米両軍に与えた衝撃、変容していく戦況、変わっていく歴史のifがエキサイティング。
中盤のガダルカナル攻防戦辺りから加速していく(もし、あの時こうなっていれば!?)この辺のワクワク感は最高でした。

…惜しむらくは中途半端な形で終結している事。
結局、草加少佐の描く理想のジパングはどんなモノなのか?具体的に見えてこない。
まあ…その辺は、原作でも結局完結できなかったので仕方がない。

原作だとこの後(原作ネタバレ){netabare}原爆を巡って長々と続いて、冗長ですし、アニメは2クールでキリ良く纏められたのかも。
…原作の、磁気嵐でイージスシステム無効状態で、米戦艦とガチンコ砲撃戦やるシーンまでいかなかったのも心残り。{/netabare}
ラスト消化不良感はありますが、if戦記としても海軍物としても、このジャンルではトップレベルに面白かったです。


…個別の見所。
4話、みらいの初戦闘は米潜水艦との対潜戦。※「はいふり」では3話に対潜戦ありました。
過去にタイムスリップしてしまい、攻撃されて死ぬかもしれない不安と恐怖の中、ひとりの男がパニクってしまう。
米倉「どうせ…僕たちは帰れないんだ…そんなに…僕たちの力が見たいのか…攻撃してくる…お前らが悪いんだぞ…やってやる…やられる、前に!」(ポチッ)
イージス艦からアスロックという対潜ミサイル発射。
菊池砲雷長「米倉!貴様は一人で戦争をおっ始めるつもりかぁ!?」
米倉「やらなければ、やられます砲雷長!」
菊池「(部下に)ヒューマンエラーだと報告しろ!それから、こいつをCIC(武器を扱う部署)から叩き出せ!」
…ここがいわゆる「アスロック米倉」誕生の瞬間ですな。
以降、○○(兵器名)××(苗字)というテンプレが(極一部の層に)定着してたり…。
無論本編では超真面目なシーンなんてすが、アスロック米倉ネタのお陰で笑ってしまうw

14話、ガダルカナルの米上陸部隊を殲滅せんとする戦艦大和の46センチ砲の弾雨を、みらいのイージスシステムが全弾阻止!
対空が真骨頂なイージス艦の実力と、菊池砲雷長の神業が光る圧巻のシーンでした。
…本作は軍艦物なのに、艦隊戦一度も無い、一番の見せ場が砲撃戦ではなく、対空戦闘なのは変わってますが、日本軍最強の大和と現代最強イージス夢の対決実現してくれたのは素晴らしい。

21話、米空母「ワスプ」から、艦上爆撃機「ドーントレス」40機の大編隊がみらいを襲う!
最初から全力ならばイージスシステム圧勝が決まっているのですが、「なるべく米軍の犠牲も出したくない」ので、主砲127ミリ砲で迎撃。
現代技術スゴイ、爆撃機が次々とピンポイントで撃墜されていくのは圧巻です。
…ハットン中佐の意地と技量タツジン!
一番の見所はイージス無双ではなく、太平洋戦争の旧式(無論彼らには最新)爆撃機で一矢報いたシーンでした。
米軍かっけえ!
角松「どんな時代だろうが機械は決断しない。戦闘は…人間がやるんだ」

23話、前回22話の菊池砲雷長の苦悩する回想を踏まえて、大勢の乗員殺傷してしまう「トマホーク(みらいの対艦ミサイル)」の使用を梅津艦長に具申する。
菊池「トマホークによるワスプ撃沈を具申します」
戦争、人の命を奪う重さ、ワスプ側の阿鼻叫喚と驚愕など、目が離せない。
強力な空母がミサイル一発で轟沈していくシーンも圧巻。


『作画』
キャラデザはかわぐちかいじ絵で地味ですが、まあ作風なので。
軍艦などの兵器はCG使用で十分なクオリティーあり。2004年ですが、今見ても遜色ない。
海上自衛隊全面協力の元で、艦内や戦闘シーンが緻密に描かれている。
少ない見せ場が素晴らしく、軍艦アニメとして今なお素晴らしいです。
当時の時代の空気を感じさせる背景描写も秀逸。

『声優』
渋いベテラン男性声優陣勢揃い、豪華です。
角松の稲田徹さんは結構若いのですが、冷静さと激情の狭間で揺れる熱演でした。
草加の東地宏樹さんの、得体の知れなさに隠れる理想語る演技も素晴らしい。
滝少佐の石塚運昇さんは、かなり若い演技。
ハットン中佐の広瀬正志さんもカッコ良かった。

『音楽』
主題歌は無くOPED共に音楽、どちらも引き込まれます。
本作が素晴らしいのはBGM。
特に戦闘シーンの盛り上がりに大きく貢献しており、本作を名作足らしめている。
…「アスロック米倉」のイメージがありますがw


『キャラ』
みらい乗員、帝国軍人、アメリカ軍人いずれも個性や信念あり。
山本五十六、米内光正、石原莞爾らの英傑たちの存在感も大きい。
架空キャラも、史実軍人も、各々しっかりと見せ場ありました。
キャラ層の厚みは抜群。

主人公の角松二佐の揺るがぬ信念が印象的。
激情露わにするので、共感しやすい人物でした。

新たなる戦後の可能性を知り暗躍する草加少佐も不思議な魅力あり。
敵対はするものの、まるで子供のように無邪気に理想を語る。
中々思惑の読めない不気味さとは裏腹に、彼もまたもう一人の主役なんだと思わせる。

菊池砲雷長の、どこまでも生真面目に戦争の重さに苦悩する人物像も良い。
トマホーク菊池、いざ戦えば神業的射撃管制…タツジン!

本作は日本軍以上にアメリカ軍人かっこいいです。
ガダルカナル上陸を指揮するヴァンデグリフト少将の、知勇と威厳全て備えた名将ぶりステキ。
MVPはドーントレスでカミカゼアタック(直前でちゃんと離脱)でイージスに一矢報いたハットン中佐。
軍人の鑑です。中の人的にランバ・ラルを彷彿とする。
…勇敢に戦い、特攻してもちゃんと脱出して生き残るのが、アメリカ人らしくて良いです。
この作品、単なる物量ではないアメリカの強さ描いている。
※「聖戦士ダンバイン」でも、無敵のオーラバトルシップ相手に核積んで特攻→脱出コンボで敵に一矢報いてたり。
…ダンバインでは離脱後に執拗に殺されますが…さすが皆殺しの冨野。


…「アスロック米倉」
ある意味ネタ的に本作で一番の有名人かも。{/netabare}

投稿 : 2016/08/05
閲覧 : 406
サンキュー:

30

ネタバレ

HG anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イージス艦かっこいい!

海上自衛隊のイージス艦が第二次世界大戦時中にタイムスリップしたら という物語。イージス艦船員たちは自分たちの存在が何を意味するのか、これからどうすればいいのかなどと苦悩する。なかなか面白い。だが、終わり方が中途半端で納得がいかない。落としどころが微妙すぎる。それが評価を下げた最大の原因かなぁ~。余談だが、イージス艦はアメリカがつくった護衛艦である。この作品ではそのようなニュアンスがほとんどないため、日本がつくったかのように誤解してしまう方がいるかもしれないので注意してほしい。
2013.05.20

追記 2016.3.18
2周目観ました
あれ?最初に観たときよりいい作品に感じる
でもやはり終わり方が浅いんだよなぁ
全26話ですがまだ物語が続きそうな流れだし続くだけの深みがあるのが惜しい
日本を負けさせるべきという派と草加などの新しい日本を積極的に作っていくべきだという派の対立がもっと見たい
漫画の方はもっと先まで話があるようだが、漫画の方も落としどころがしっくりしない模様
やっぱり仮想戦記は難しいんだなぁ。ジパングはけっこういい線言ってると思う。終わり方以外はけっこう楽しめる
最近旭日の艦隊っていう作品も気になってるけど、私は仮想戦記系はあんまり好きじゃないのかもしれない
評価の訂正:物語☆3.5→4 声優☆3→3.5

投稿 : 2016/03/18
閲覧 : 354
サンキュー:

5

ネタバレ

たこやき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

時空を超えた物語!

太平洋戦争時にタイムスリップする話だが私が期待していたより戦闘シーンは少なかった、ただその分一回一回の戦闘がとてもおもしろく感じた
このアニメは最後がなんとも言えない感じで終わってしまうのが少し残念

投稿 : 2016/01/20
閲覧 : 218
サンキュー:

1

*´艸`)ゆきたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

興味がある人だけ見ればいいと思う作品

タイムスリップ、海上自衛隊…
興味ない人には全く面白みにかける
そして中途半端に終わりやがる…

だがしかし、驚くべき所は自衛隊員の描写でした!
作業服のポケットに白い布?を入れてる所なんかはリアルすぎます笑

投稿 : 2016/01/18
閲覧 : 300
サンキュー:

1

しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パッと見「観てみたい!」って思えないけど、おもしろい!

原作未読です。

キャラクターデザインとタイトルから万人受けしづらい作品だと思います

が、それで観ないのはちょっと損してしまう作品だと思います。

私は歴史モノが好きなので視聴しましたがそれがなかったら正直、取っ掛か

りとしては魅力の欠けるものだと感じます。

「艦これ」の影響で「太平洋戦争」や「自衛隊」に興味を持たれた方も少な

からずいらっしゃると思います。それに加え「安保法案」も問題に上がって

います。

そんな今だからこそ、すごく見やすい作品だと思います。

「自衛隊が戦場という場に置かれた時にどのように行動するべきか」、「自

衛隊だからこそ思うように行動できない歯がゆさ」そんなことを考え、感じ

させてくれます。

そして、「戦争」を知らない登場人物と視聴者の考え方、感じ方もリンクし

やすく、感情移入しやすいと思います。

SFなのでこの作品から歴史を学ぶことはできませんが、「戦争」と「自衛

隊」のことは何かしら胸に残してくれると思います。

残念なことに完結しないので歯切れの悪さがあります。続きの気になる終わ

り方です。

それでも、見る価値のある作品だと思います。

安保法案に「興味が無い」、「よくわからない」なんて人にぜひ観て欲しい

作品です。

投稿 : 2015/11/12
閲覧 : 255
サンキュー:

5

となぷ~ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第二次世界大戦中にタイムスリップした最新鋭イージス艦のお話

全26話。

男のアニメといった感じです。
軍事ものが好きな人は堪らないにではないでしょうか。

イージス艦が最強だったので、ある意味
主人公最強のカテゴリだと思っています。

楽しかったです。

投稿 : 2015/11/10
閲覧 : 254
サンキュー:

2

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

途中で終わったような

凄く昔に観たのでよく覚えてませんが、一応最後まで観たけど最後まで観ても途中で終わりましたよね。
原作コミックも途中まででやめちゃいました。

頭の悪い私には何が言いたいのかワカリマセン。

投稿 : 2015/11/09
閲覧 : 281
サンキュー:

4

ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正直さが感じられた

 日本の最新鋭のイージス艦が1942年の太平洋のど真ん中にタイムスリップしてしまうお話で、総じて、単なるミリタリーもの、タイムスリップものと簡単に片付けられない真面目さ、正直さを感じた作品です。
 まず、{netabare}40機のドントレス(という戦闘機)と戦闘するシーンでは、技術的にはシースパローや主砲を使ってイージス艦が圧勝するはずなのに、ちょっとした心の緩みからハットン中佐の操縦によるドントレスの船舶への体当たりを許してしまうところなど、戦闘シーンは、リアルで正直だと思いました。イージス艦を圧勝にさせないところが感心しました。{/netabare}自衛隊は普段から十分演習をしているようですけど、実戦に出ればこんなもんかもしれません(自衛隊の人読んでいたらごめんなさい)。
 太平洋戦争末期の日本の都市への空襲や広島長崎における原爆で死んだ人の数はとても多いので、1942年を生きる人なら誰でも、もし未来を知れば、空襲や原爆を避けたいと思うもの。さらに、大日本帝国と敗戦後の日本のどちらも見てしまったために、そのどちらでもない新しい日本(ジパング)を作っていきたいと思う草加拓海の心の動きと行動はとてもよくわかる。他方で、自衛隊の理念をこの時代に入っても困難を伴いながら貫きたいという「みらい」クルーの気持ち、帝国海軍将校のあるものは「みらい」を活かそうと考え、またあるものは「みらい」を沈めてしまおうと考えており、それぞれの思惑もとてもよく描けています。
 これらの登場人物の気持ちをしっかり描きつつ、みなさんの思惑が絡んで新しいタペストリーが作り出されて、事態が進んでいくところがとても上手いと思いました。おそらく、こういう設定を設けて、現代と戦前の違いを浮き彫りにし、現代のいい点と問題点を探るというのがこのアニメの意図の一つのように思えます。圧巻なのは、最後の方に出てくる{netabare}米内光政の日本批判でしょう。米内は、日本が帝国主義など100年早い。日本国100年の計にとってこの戦争は勝ってはならない。日本はいま蜃気楼を見ている。敗戦という現実でしかその夢は覚めない。と当時の日本を強く批判し、「みらい」に、この横須賀のドックで鉄くずになって欲しいと要求します。米内光政という人物をここまで踏み込んで描いたところに作者の強い歴史観を感じます{/netabare}。ここは見ものです。
 また、過去へのタイムスリップというのは、物理学者ホーキングの発言からもわかるように、まず不可能だと言われています。このお話では過去へのタイムスリップが可能だとすると起こりうる矛盾の問題「母殺しのパラドックス」に近いお話を取り入れておりここにも正直さを感じました。すなわち、{netabare}「みらい」が横須賀に入港したとき、角松二佐は父の子供のころの様子を見に行こうとします。父の生家のあたりを見に行くと、なんと父は、海軍の車のよそ見運転のために轢かれて死亡しており、そのよそ見運転は、「みらい」が60年後から来た船でありそれが信じられないと軍人同士が運転中も雑談したことが原因だったというものです。因果的に「みらい」が1942年世界に現れたため角松二佐の父が死亡してしまったということになります。{/netabare}
 このアニメ、テーマからややとっつきにくい方もいると思いますが、淡々と正直に事象を描いていくところをもっと評価されてもいいと思います。
 
 

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 603
サンキュー:

11

ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

続編は…?

原作を前に読んでいたけど、アニメも楽しく見れました。
ただ、終わり方からして、続編がなければ、とてつもなく、中途半端な終わり方です。
原作の漫画を読ませるためのエピローグ的な作品になってしまっています。

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 460
サンキュー:

2

ネタバレ

まーぼー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

毎回緊迫感がたまらない

自分は割とミリタリー系が好きです。

このアニメのディテールは非常に凝っており、(一部マニアックな部分では相違もあるようですが)見ていて毎回目をキラキラさせていたと思います。
作画も申し分なく、また、ヒューマンドラマとしても第一級品であります。

やたら続きが気になってしまい、全26話を仕事の合間を縫ったり、夜通しかけて1日半で見てしまいました。

ただ、やたらと男臭い内容ですので、その辺りで好き嫌いが分かれるかと。

物語が中途終了しておりますので、是非続編が見てみたいです。

投稿 : 2015/08/21
閲覧 : 313
サンキュー:

2

をぬ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

うおい!

おお、自衛隊かっけー

現代のイージス艦が第二次大戦中にタイムスリップて
ありがちだけど引き込まれるストーリーやでえ

どんな終わり方するんだ!

と思わせての投げっぱなしエンド・・・

続きは原作で!ってか
バカバカッ

投稿 : 2015/08/20
閲覧 : 235
サンキュー:

1

まろちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定が魅力的。

太平洋戦争について考えると
「もしあの時…」というのは1度は考えてしまいますが、そんなIFストーリーの1つです。
日本人と自衛隊員という2つの立場の間で翻弄される展開にはとても考えさせられるものがありました。

アニメの続きも面白いのでぜひ読んでみて下さい。

投稿 : 2015/08/17
閲覧 : 298
サンキュー:

3

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジパング…あなたにも見えたはずだ

イージス艦がもし太平洋戦争の真っ只中にタイムスリップしてしまったら? という話。
歴史の修正に関わろうとしないながらも、死ぬはずだった戦時中の軍人を一人救出した事で大日本帝国とかかわりを持たざるを得なくなってしまう。
歴史の修正に積極的に関わろうとしない角松と、未来を知ってしまった草加。
彼らがどういった選択を取るのか、そのせめぎあいがうまく描写されていてとても見ごたえがありました。
当時の兵器と現代兵器の描写力も鋭く、リアリティのある作品でミリタリー好きな人も満足できる出来だと思います。

{netabare}タイトルの台詞は草加の名言。ジパングの言葉が出てくる時のシーンは痺れました。
最終回はいわゆるおれたたエンドで、尻切れトンボで終わります。ここから先は原作をって事なんでしょう。
中途半端感は否めませんが、先を想像させる意味でこの辺で幕を閉じるのもいいんじゃないかと思います。
このまま何もせず敗戦を待ち、アメリカの犬になるか。それとも抗うか。
歴史を変えることなんて本来は許されない事なんでしょうが、史実の広島長崎や東京大空襲の件を知れば、歴史を捻じ曲げてでも変えたいと思うのは当然だと思います。
最終回あたりで、角松よりも草加に強く感情移入したのはやっぱり自分が日本人だからなんでしょうか。
可能性は低いんでしょうが、ジパングという新しい歴史。その続きをアニメで見てみたいとも思いました。{/netabare}

投稿 : 2015/08/12
閲覧 : 475
サンキュー:

8

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ジパングのストーリー・あらすじ

西暦200X年の6月。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊の自衛艦隊が海外派遣でエクアドルへ向かう途中、その中の最新鋭イージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。
その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降るなどの不可思議な現象に直面し、さらに戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇。ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事に気づく。
そこで帝国海軍通信参謀、草加拓海少佐を救助し、彼に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれてゆく…。(TVアニメ動画『ジパング』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2004年秋アニメ
制作会社
スタジオディーン
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B0_%28%E3%81%8B%E3%82...
主題歌
≪OP≫AUDIO RULEZ『羅針盤』≪ED≫BEGIN『君を見ている』

声優・キャラクター

稲田徹、東地宏樹、星野貴紀、うえだゆうじ、屋良有作

スタッフ

原作:かわぐちかいじ、 監督:古橋一浩、脚本:竹田裕一郎、メインキャラクターデザイン:馬越嘉彦、メカニックデザイン:小原渉平/西中康弘、美術監督:坂本信人、3Dディレクター:馬場就大、色彩設計:松本真司、撮影監督:川口正幸、編集:松村正宏、音響監督:平光琢也、音楽:佐橋俊彦

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