星を追う子ども - 新海誠インタビュー

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新海誠が語るアニメ作品秘話

星を追う子ども

5.新海誠から観た『星を追う子ども』

~死者が大事なのか、それとも隣にいる生きている人が大事なのか~
※Dancingkidさんよりいただいた、「映像を通して、それを見た人に何かメッセージを伝える際に心掛けていること」の回答を含みます。

新海誠

この作品は死者に会いに行く作品なんです。大切な人が死んでしまって、その人にどうしても会いたいから会いに行くというお話。
死者が大事なのか、それとも隣にいる生きている人が大事なのか。これってなんとなく道徳の授業的に考えると
「死んだ人の事をいつまでもウジウジ考えていないで、生きている人の方を大事にしよう。」
というのが一般的な考え方なんだと思います。
 けど、世の中には死んだ人の事がずっと大事で想い続けている人もいる。

だから、「こっちが大事なんだ!」、「こう生きなければいけない!」という、死んだ人じゃなく生きている人の方を向いて生きるべきだよっていう風には一概に言えないと僕は思う。

星を追う子ども:あらすじ

ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。
誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。
お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。
アガルタという遠い場所から、どうしても会いたい人と見たいものがあってやって来たと語るシュン。
2人は心を通わせていくものの、突然シュンはアスナの前から姿を消してしまう。
そして聞かされる哀しい知らせ。
それを信じられずにいたアスナは、学校の新任教師モリサキから地下世界の神話を教えられる。
そこはこの世の秘密が隠されたあらゆる願いが叶う場所で、アガルタとも呼ばれているという。
そんな中、アスナの前にシュンに瓜二つの少年と彼を追う謎の男たちが現れる。
男たちの狙いは、アガルタへの鍵であるクラヴィス。
追いつめられた少年とアスナの前で、ついにアガルタへの扉が開かれる。
そこでアスナは、男たちのリーダーが亡き妻との再会を切望しアガルタを探し続けていたモリサキだったということ、少年がシュンの弟シンだということを知る。
アガルタへの入り口を目前にして、アスナはある決意をする。
「もう一度、あの人に会いたい」。
アスナ、モリサキ、シンの3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

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