ダレイオス さんの感想・評価

3.1
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

ほのぼのとした世界観は良い。

ゲームが原作で販促アニメぽいですね。
自分はこのゲームのシリーズやったことないのであんまりレビューは
当てにならないかもしれませんが書きます。

主人公だと思われるまずエスカとロジーですが
エスカは今で言うとバイト身分から地方の役人に就任した女の子で
駆け出しという感じで努力して成長が見られると面白そうなキャラですね。
ロジーは中央から来た役人で謎が多くて
物語で語られるのかという所は気になりますが
典型的な大人しいキャラでよくある女の子の主人公の引き立て役にしか
見えませんね。

女の子の主人公は個人的にはそこそこ好きだったので期待はしてみたんだけど
しょっぱなの錬金術でエスカがしていたのは錬金術というより単なる料理ぽいので
意外性はないですね。なぜ錬金術で料理が出来るのかという謎も残ります。

役人としての仕事もエスカの自分家の敷地の風車の修理と
おそらくは世界観の説明かなとは思いました。
この世界は砂漠に覆われていてエスカの家のリンゴ園でコルセイトの町が
潤ったなど世界観はわかったのでこれからどうなるのかが問題ですね。

風車の修理に必要な部品の修理も錬金術で調合となんでも調合で解決する世界で
錬金術世界なのもわかった。調合の材料もモンスターの縄張りにあったりするので
戦いながら探すのもわかるのでそういうアニメなんだないう説明は悪くないかな

その後も村の水源の水が汚れたのを救うために必要な素材を遺跡に探しに行ったり途中で
仲間が増えるんですけど仲間の加入方法は結構ギャグで適当で
錬金術で水質も直せるのかと
エスカは頑張って素材を探す姿は可愛いとは思いましたが
捻りは無くストーリーは単調に進むなと思いました。
仲間にしたウィルベルが魔法を使うとみんな不思議がるのですが
最近のアニメは魔法使っても誰も珍しがらないのでその点は丁寧だと思いました。

ゲーム原作なので中盤からは各キャラのルートぽい話になりますが
全体的にはギャグ、ドタバタ展開が多く軽い笑いに走っている感じがしました。
話には大きな破綻は無いのでわけがわからなくなることはなく楽しめました。
チョットしたいい話もあるので各キャラ回は良かったと思います。
火の王の話ではバトルで倒すのではなくて話し合いで解決して
後味も良くて落ちもちゃんとしていたのでいい話に思えました。

後半はロジーの過去の掘り下げや遺跡調査を中央に止められて
中央に対しての嫉妬やコンプレックスの見せ方は良かったし
石版の伏線を回収しながら進めてくれたのでわかりやすくて良かった。
ただ中央が遺跡調査を取りやめたり{netabare}遺跡破壊して事情を知らない中央は激怒確実なのに{/netabare}
なぜロジーが中央復帰出来たのかが不明でその点は気になりました。

作画についてはやはりゲーム販促アニメなのかあまり良くなかったと思います。
キャラの作画が微妙なことも多く枚数も少なめなので
その点は目に付きましたがそれでも見れないレベルまでは達していないと思います。

声優さんは複数のリンカの演技分けを小清水さんは良く出来ていて上手かったです。
エスカの声優さんは最初ぎこちなかったけど段々慣れていった感じでした。
ロジーの声優さんは無感情系主人公だけに上手いのか下手なのかはわかりませんでした。
無難にこなした感じです。他の声優さんも特別上手いとは思わなかったし
下手とも思わなかったです。

いきなり中央が遺跡調査を取りやめたりロジーが中央復帰出来たのとか
気になる所もありましたが
ほのぼのとした世界観やみんなで協力し合う展開は良かったし
ストーリーは最後は感動系で無難にまとめたと思います。