天地人 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

ＳＦスーパー英雄（？）列伝４５

ペルシャ 「オレ、ペルシャ、ガク、トモダチタスケル」
・・・いや、それアマゾンライダー（汗）
まあ、同じような展開の作品が続くと、このように突然野生児が主人公のような変わった作品が生まれる事がありますが（ちょっと例えが違うような）魔法の天使クリィミーマミに続くスタジオぴえろ製作の魔法少女シリーズ第２弾です。
ミンキーモモも入れれば第３弾という事になりますが、クリィミーマミと次回作のマジカルエミの間に挟まれて、影が薄い（涙）作品となってます。
（結構好きなんですけど）
内容はアフリカ育ちの速水もこ・・・じゃなくて速水ペルシャが妖精の国であるラブリードリームを救うために愛の力を集めるという内容なんですけど、実はペルシャが変身した大人の姿が、ラブリードリームのお姫様であるプリンセス・フェアリなんですね。
そのプリンセス・フェアリですが、ラブリードリームのタブーを犯して人間と恋に落ちてしまい、ラブリードリームで凍り付いており、二人のためにも愛の力を集めてペルシャは氷を溶かそうと努力する訳です。
前半は、「ウッスラパー」と怒った相手に言ったり、語尾にですのとかや～のという付けてしゃべる点などが目に付いて、軽いギャグテイストの入った作品だと思って観ていたのですが、後半は精神的にも成長したペルシャが、幼馴染である双子の兄（兄より優れた弟など存在しない　byジャギ）との恋や先に述べたプリンセスを救う為に頑張るなど、奥行きのある作品になりましたね。
でも、このペルシャという作品、アフリカ育ちなのに名前がペルシャだし、原作付なのに原作とまったく違う内容だし（後で、原作のマンガを読んでビックリしました）ペルシャのお目付役がカッパで、しかも名前がゲラゲラ、プリプリ、メソメソって、お前等円盤獣か不思議獣なのか（おいおい）
変身する呪文も「パプリコ、ペルッコラブリン　クルクルリンクル！」だったのが、後半は「クルクルピカリン・クルピカリン！」と頭部に不安のある人をおちょくるような（ウソですよ）呪文に変わるし、なんか不思議な作品でしたね。
最後、愛の力を集めたペルシャですが、当然魔法の力が無くなる訳で、定番といえば定番ですがカッパ達との別れが待ってる事に・・・最終回は感動の展開となります。
面白さの割りに影の薄い作品ですが、良かったです。