1984年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 19

あにこれの全ユーザーが1984年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の1984年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

79.6 1 1984年夏(7月~9月)アニメランキング1位
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(アニメ映画)

1984年7月21日
★★★★☆ 4.0 (456)
2089人が棚に入れました
50万周期にわたり大宇宙で抗争を続ける巨人族の二大勢力、男のゼントラーディ軍と女のメルトランディ軍。西暦2009年、その戦火は地球にも及び、ゼントラーディ軍の奇襲をうけた地球統合軍の巨大宇宙戦艦SDF-1マクロスは、脱出時の動力不調から太陽系外周部へ飛び出すこととなる。追撃をうけながら地球への自力帰還をめざす航海の5か月目、土星の衛星タイタン宙域から物語は始まる。地球を離れる際避難した5万8千人の民間人は、広大な艦内に市街地を建設し生活を営んでいた。バルキリー隊パイロット一条輝はアイドル歌手リン・ミンメイや、上官早瀬未沙と近しい関係になっていく。そんなありふれた日常風景が、接触した巨人族たちの規律に思わぬ混乱を招くことになる。

声優・キャラクター
飯島真理、長谷有洋、土井美加、羽佐間道夫、小原乃梨子、神谷明

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「歌で戦争を終わらせることができる」この主張が素晴らしい

このアニメは劇場版として映画放映されました。

私は個人的に、ガンダムよりもマクロスが好きです。
なんてったってマクロスシリーズでは「歌で戦争を終わらせることができる」この主張が一貫しています。
それが素晴らしい。
「そんなことできるわけがない」と笑いとばす人もいるでしょうし、馬鹿にする人もいるでしょう。
でも、歌で戦争を終わらせることができたら、素晴らしいと思いませんか?

この劇場版はリン・ミンメイの歌が何曲もBGMとして流れてきます。
心が弾む歌や悲しい歌、美しい歌が、物語のシーンとすごくマッチしています。

マクロスを全く見たことがない人は、是非これを最初に見るとよいですよ(^_^)

ちなみに、この劇場版では一人の登場人物であるはずのリン・ミンメイが、本来主役であるはずの一条輝を押しのけて、物語の中心として活躍しています。
それがまたすごいですよ。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 47

harass さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

80年代を代表する劇場版アニメの一つ

ロボットもののメインストリームの一つであるマクロスシリーズだが、TVシリーズのマクロスを今さら見るのはツライところがある。長いし作画も今から見るとそれなりであるし脚本も粗が目立つ。

そこでこの劇場版をおすすめする。
設定などはTVシリーズと異なり、エッセンスは同じでも全く別物で凝縮昇華した傑作に生まれ変わっている。

アクションシーンなどは現在のアニメレベルでも遜色ないだろう。現在のCG全盛のアニメでもだ。

アイドル・ロボットというオタの大好物がてんこ盛りの記念碑的作品はレンタルでも良いから一見の価値あり。
しかし、ラブコメとロボット物を合体させるってアイデアはホントに基地外じみている。今じゃ当然なんだが。

個人的に見所としては、
柿崎の最後、酎ハイミサイル、ケントギルバート、デカルチャー、羽田健太郎の音楽

投稿 : 2024/03/16
♥ : 7

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絵はきれいだけど

<2020/5/29 初投稿>
マクロスシリーズの原点となるテレビシリーズアニメ「超時空要塞マクロス」の映画版。
1983年公開

映像は美麗で、当時同時期に公開された宮崎駿監督作品「風の谷のナウシカ」とその品質を競い合っていたという話を聞いたような気も。
テレビシリーズは、数話に1話は作画が崩れ壊れるので
「美麗な映像で観たかった!」
というファンの方にはさぞかし堪らない作品だったしょう。
私も映画館で夢中になった記憶があります。

まず「宇宙空間の暗闇から要塞マクロスがせせり出てくる」オープニングの映像に震撼しました。
キャラクターは全てきれいで、
板野サーカスと呼ばれる戦闘シーンは手書きの極致のようなスピード感とダイナミックさ!

そしてヒロイン、リン・ミンメイの歌う主題歌「愛、覚えていますか」はアニソンとしては当時異例の大ヒット。

ちょっとしたムーブメントを巻き起こしました。


ただ、今思い起こすと物語はどうなんだろう。
テレビシリーズ知らないで映画版だけ見た人は「何が何やら?」となってしまいそう。

初代マクロスはその重厚な世界観や背景の歴史が丁寧に作り込まれている作品。
2時間でそれをわかりやすく伝えることは難しかったようです。
で、結局、テレビシリーズでハマったコアなファン向けになりました。

・・・そうなっちゃうのは仕方ないのかな。
でもライバル?のナウシカは原作を上手く端折って初見でも没入できる作りになってたしなぁ

本作は骨太な部分も多く、
世間の認知度もそこそこ獲得したのですが、
実際に受け入れたのはコアなファン層で、
そのコアな人たちを「オタク」として「そうでない人」と隔離するきっかけの一つになってしまったような印象があります。
その是非はよくわかんないですけどね。

というわけで本作は
・テレビ版「超時空要塞マクロス」観た人が最も楽しめ
・後のマクロスシリーズ観た人もそれなりに楽しめ
・どちらも観てない人にはちょっとお勧めしづらい
という感じになるんでしょうか。

あ、でもハイレベルな手書き映像を楽しみたいという人には強くお勧めできます。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 34

64.7 2 1984年夏(7月~9月)アニメランキング2位
魔法の妖精 ペルシャ(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (16)
112人が棚に入れました
主人公の速水ペルシャは、アフリカで生まれ育った野性児である。11歳の夏に、両親の待つ日本にやってきた。日本に向かう飛行機のなかで、異世界ラブリードリームに引き込まれ、 その妖精から「ラブリードリームを救うために愛のエネルギーを集めてほしい」と言われ、愛のエネルギーを集めるための魔法を授けられる。ペルシャを助けるお助け役として、アフリカからきたライオンのシンバ(後に猫に変身)やラブリードリームのカッパたち(ゲラゲラ、プリプリ、メソメソ)、妖精のボンボンなどがいる。小学生らしく無邪気なペルシャが、魔法ではどうにもならない現実の重みを知り、精神的に成長していく物語。

声優・キャラクター
冨永みーな、水島裕、難波圭一、野島昭生、高島雅羅、郷里大輔、三田ゆう子、千葉繁、亀山助清
ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ロリコンブームにのった萌えアニメの古典

 AT-Xでデジタルリマスター版を放送していましたので、2015年にCS再放送いらい、再視聴しました。デジタルリマスターのせいではないと思いますが、今回の再視聴で、この作品の魅力が理解できたように思います。

 主人公のペルシャですが、この子はかなり性格がよい子でした。困っている人はほっておけないからどんどん首を突っ込むし、常に自分より相手の気持ちを優先します。自分は多分ペルシャに惚れていたと思いますが、ただ可愛いだけのテンプレうっすらパーじゃなかったことが確認されました。ってか、今の今までそれに気が付かなかった自分の不明が恥ずかしいです。

 今回、ツイッターで1話1話レビューを書き続けたことで、この作品の成り行きが見えました。序盤はモトクロスとかプロレスとか、アフリカから日本へ来たことで、常識はずれのペルシャの日常を愛でるような展開でしたが、19話から21話の3話で、そもそもの妖精からの依頼を受けて愛のエネルギーを集めることについて再確認。ここで魔法を使っていることがバレたら学と力が女の子になってしまうというリスクを思い知ったはずのペルシャが、何を思ったか魔法を使って愛のエネルギーを集めることを決意してしまう。何のメリットもないことを引き受けてしまうペルシャの行動原理は、「困っている妖精さん」の願いを捨て置けないというペルシャの性格故としか理解しようがない。22話では、学と力が女の子になってしまう悪夢にうなされ泣き叫ぶくらいのトラウマになっているのに。
 しかし、ここからシナリオは、人助けとか、縁結びとかそういう脚本が多くなり、ドタバタコメディからハートフルな話が多くなっていき、ペルシャの優しさが際立っていきます。
 そういうエピソードを積み上げていったところで、45話「涙は春風に乗って」間違いなく神回でしょう。学から「アフリカへ行く」と告げられ、最初は「そんなの分かりませんの!」と叫び走り去った後、一人スタジアムで気持ちの整理をつけ、学を送り出す決心をする。ここからのペルシャの健気さはもう涙なしでは見られません。そこから最終回まで3話あるわけですが、特に大きな展開もなく、最後は爽やかに自然異別れを迎えます。

 洞沢由美子の作監のペルシャが自分のペルシャです。しっかりしたデッサンで表情が実によい。実にほっこりしました。

以後、一話から一言ずつレビュー


1話「迷い込んだ夢の国」
AT-Xで
#魔法の妖精ペルシャ
集中放送やってますの。
やっぱわしペルシャ好きだわ。
愛の力を集めるため魔法をもらう、魔法を使っているのを人に見られたら大切な人が性転換されるという意味不明な設定、やっぱ笑っちゃう。
しかし、1話から健康的な脚線美とパンチらのサービスカットはあざといわ

2話 「猫になったライオン」
力のガールフレンド小夜さん登場。暴力的な性格設定、CV島津冴子、スタジオピエロ作品は当時放送していたうる星やつらのしのぶをもろ意識していますね。しかし、アフリカから連れてこられて周りの人からかまってもらえないペルシャが不憫な回でした。

3話 「ようこそ脱走犯」
 凶悪犯に銃口を向けられたり、縛りあげられたり。後半には脱走犯の逃走を全力で手助けし、追走するパトカーをことごとくクラッシュさせるペルシャ。いやまあ昔のアニメらしくリアリティゼロのハチャメチャな展開でした。

4話 「キスは恋のABC」
学に気のある同級生のヨヨコちゃん。いかにもモブキャラな適当キャラデザが残念。この回でペルシャはショートパンツをはいて奔放なペルシャが学と力に無理やりキスをするというとんでもないセクハラ。顔いや~~、昭和のアニメですね~~。

5話 「必殺!チャンピオン」
女子プロレスラーの自立を助けるまともなかなり脚本。ところどころにアタックナンバーワンなどの昔のアニメのオマージュが入っていた。当時プロレスは地上波放送されていて、かなり人気があったから、プロレスの描写にかなり力が入っていました。

6話 「真珠貝のロマンス」
 水族館のイルカが、病死した仲良しの女の子を思い続けているって話。ペルシャがイルカに「悪魔の牙」と呼ばれる危険な海域に女の子がいるとか教えたせいで、イルカはそこで死にかけます。ほんと脚本がいい加減なろころが当時のアニメらしいですね。

7話 「逃げてきたアイドル」
前半のクルーザーやヨットのある海辺の町の描写がよかった。ペルシャはアフリカで育ってきたせいで常識がないけど、基本世話焼きで優しい子なんだよね。
久しぶりに見ててほんとに落ち着くわ~~

8話 「大変!学が女の子に」
魔法をただの便利な道具として使い始めるペルシャ。魔法を使っているのがばれたら学と力が女の子になるというリスクをすっかり忘れているところが実に子供らしい。それでいて、女装をした学を本気で心配して奔走するところもまた可愛い。よい回でした。

9話 「初恋猫ニャンニャン」
恋わずらいで体調を崩すシンバのために奔走する話。なるほど、ペルシャのキャラクターが分かってきた。とにかく身近な人のことを気にかけ、その人のために何かしたいというのが行動原理の子なんだ。そういう話だったのね。この年になって理解できてきた。

10話 「恋のパソコン占い」
校長が学と力のモテっぷりに嫉妬して、女の子を紹介しろ、出来なければ生徒会を解散するとか言い出す。変身してプログラムを組んだのに、それをあっさり否定するペルシャ。結局、校長は学と力はグラウンド100周を言い渡す。脚本が無茶苦茶。

11話  「夢の扉をあけて…」
キャラデザの残念な真鍋 よよ子ちゃんの話。小学生くらいで将来のビジョンをもっている子なんでそうそういない。結局よよ子ちゃんの夢は、「赤い屋根の白い家で、結婚生活を送る」って実に子供らしいぼんやりしたものでした。中身の無い話でした。

12話 「六ッ子ちゃん大行進」
結構ぞんざいな扱いを受けるペルシャがちょっとかわいそう。勝手に六っ子を外に連れ出し、乳母車が暴走、崖から落ちて行方不明。警察沙汰にまで発展して、工事現場の鉄筋から落ちそうになったり、車に轢かれそうになったり、笑うに笑えない展開。

13話 「炎の町内ランナー」
 運動会のかけっこで目立つと魔法がバレるって謎理論。それでも鉛入りの靴を履いて短距離走でビリになるペルシャ。昭和ブルマに色気無し。やっぱりチラリズムが重要だと再認識。最後はよよ子ちゃんと同時に止め絵でゴールしてめでたしめでたしと謎演出。

14話 「想い出はセピア色に」
学と力のおじいちゃんの剛健の若い頃のロマンスに変身したペルシャがかかわっていたというタイムリープもの。直前に公開されたうる星やつらビューティフルドリーマーの押井監督の演出を色濃く受け継いでいる印象。ペルシャの浴衣とうなじが結構色っぽい。

15話 「対決!モトクロス」
野球をやったり大口開けて弁当食ったり鼻の穴を開いてうっすらパーと叫んだり・・・ペルシャの子供らしい描写が続きます。それでも力を心配する小夜を気遣ったり、優しい性格もしっかり描けています。しかし、小学生がバイクに乗って大ジャンプとかどうなの?

16話 「オモチャじかけの館」
作画が大変よい。あざといサービスカットもほどよくちりばめられていた。子供とガチで遊びたい会社社長の遊び心が大企業の社長との契約に一役買うって脚本も自然。いい回でした。

17話 「危険なおるすばん」
お約束のドジっ子ぶりを発揮するペルシャ。まあ誰も怪我するようなものじゃなくてよかった。
ラストシーンで学の心臓の鼓動が「ペルシャペルシャ」と聞こえるとか、最終話に向けての伏線なのかと思わないでもないけど、多分偶然。

18話 [ケンカはやめて!]
文化祭準備期間中に兄弟喧嘩を続けている学と力が仲直りするまでの話。二人を心配するペルシャは仲直りしてほしいと頑張るけど、すべて空回り。結局二人は勝手に仲直りしちゃいます。懺悔とか、ひょうきん族のネタが入っていたり、時代を感じました。

19話 「ペルシャが2人!」
変身後のペルシャとプリンセスフェアリがそっくりだって話。何かしら謎めいたことを匂わしてるけど、結局話の展開に大して影響してなかった気が

20話 「魔法が使えない!」
鏡に映る自分の姿が変身前と変身後で一致しなくなったって話。これは正体がバレてしまうので一大事。ファンから評判のすこぶる悪い紀信がカメラもってペルシャを追い掛け回すんだから今となっては既に犯罪です。冬服がキュートでした・

21話 「凍りついた学と力」
19話から21話まで一本の脚本。学と力を危険な目に合わせたくないというペルシャの気持ちはごもっとも。なのに引き続き愛のエネルギーを集めることを約束しちゃうところがペルシャ。こういう慈愛に満ちた子が選ばれたってことでとりあえず納得。

22話 「港祭りのハプニング」
前回学と力が女の子になりかけたショックでうなされるペルシャ。鏡に変身後の姿が写るようになったせいで魔法がバレたんだから、元々、ペルシャの過失じゃないんだよね。
で、よよ子ちゃんと学がキスをしたと思い込んでヤキモチを焼くペルシャ。可愛い。

23話 「ぬけだした雪の精」
おじいちゃんのいたずらのはずが、本当に雪の精が出てきたって話。ほとんど見どころはなかったけど、何で昔は妖精とかお化けとか、ガタガタ震えあがるのがテンプレだったのかとふと疑問に思ってしまった。

24 話 「あみかけのセーター」
力とデートだとめかしこんできたのに、小夜がいてガッカリ?この辺よく分からない。さづりになったペルシャの脚を掴んでいるのは学で、学の足を掴んでいるのが力。スカート抑えても意味が無い。最後は喧嘩していた力と小夜が仲直りしてハッピーエンド。

25 話 「夜八時のサンタさん」
サンタがいると信じているのは、知識が無いからであって、うっすらパーだからってわけではない。それでも、サンタはいないと理解して、家族や学、力の温かさに触れる展開。愛のエネルギーを集めるというテーマに沿ったいい脚本でした。

26 話 「真冬のライオン祭」
洞沢由美子さんの作監のペルシャは実に安定している。ワシの中のペルシャはこれだな。シンバがホームシックになったと勘違いしたペルシャと、ペルシャがホームシックにかかったと勘違いした家族らがライオン祭りをガチでやる。思いやりに満ちたいい話・

27話 「変身また変身」
一人の小学生が、真実追求という大義名分で取材を続けていくうちに、ストーカーに変容していく様を描いたサイコスリラー。最初はタンスの扉の後ろにこっそりペルシャの写真を貼っていたが、ラストシーンでは堂々と部屋に貼ってにやける始末。こりゃあかんわ。

28話 「吸血鬼はバラの香り」
前回はストーカー、今回は吸血鬼にも情けをかけるペルシャ。ホントにやさしい子だね。しかし、吸血鬼に襲われて逃げ出した後も、律儀にかくれんぼの続きをしているとか、脚本が相変わらずテキトーですね。まあそれも昔のアニメの愛すべきあるある。

29話 「参観日はキライ!」
参観日に行くと約束していた父親が、急用で行けなくなった父親に怒るペルシャ。で娘を心配する母親、父親のこれなくなった理由をほのめかすおじいちゃん、間に合わないと知っても駆けつける父親。愛のエネルギーがたくさん集まったことでしょう。

30話 「ふしぎの森の白雪姫」
やけに作画に気合が入っていた回。いきなり学と力と並走するシーンから入ったり、絵本の中に入るときに井戸にへばりついたりと、ところどころに視聴者を引き付けようとする演出が冴えていました。いい回でした。

31話 「こわれたバトン」
風邪をひいて、スキーにも行けず、ケツに注射を射たれるペルシャ。プリプリの怪しい常備薬を飲み、目が逝っちゃったペルシャは、自分の代わりにスキーに行くことになったよよ子ちゃんに嫉妬し、魔法で遭難させるという暴挙に出る。そりゃバトンも壊れるね・

32話 「冷たいバレンタイン」
笑うことを禁止すると、嫉妬から暴走する相変わらずのダメ校長。笑いを搾取して集めようとするボンボンもアホ。楽しい思い出が沢山出来る世の中にしなくてはならないと真っ当な結論を再確認。それはそうと、チョコを作る恋する女の子はカワイイね。

33話 「スクープ!結婚宣言」
丸写しとはいえ、子供が形にした壁新聞を無慈悲に破り捨てる先生。嫉妬深い校長といい、昭和の先生の権威は相当なものだったよね。それでも、先生モモ子さんの結婚へと導いたのはやっぱりペルシャ。愛のエネルギーを集めるというテーマはまだ生きているね。

34話 「天使のように美しく」
ファッションショーでカーズ様発見!結縁びみたいな脚本が2回続いた。ちょっと安易じゃないかな。暴走する学と力の乗る自転車を受け止めるラストシーンは、やけに印象深い。

35話 「激突!フォーカス合戦」
カメラ小僧の紀信ちゃんはそんなに悪い奴じゃないって話なんだけど、ラストのペルシャの写真を見てにやけるのはやっぱNGだよね。この回もペルシャはよく走りました。

36話 「きらめく氷の上で」
気に入らないことがあるとすぐにグーパンを出していた小夜が、こらえてやっと放ったのが平手打ち。力がスケートの練習をしている間、ペルシャは見守るだけ。この辺これまでと様子が違う。2人の成長を意図的に描いていたのか。ただの考えすぎか。

37話 「ざんげ!マリア様」
教会にピストルを持った強盗が入ることを知ったペルシャ。まず警察に行きましょう。ピストル突きつけられて脅されるは、強盗は力に馬乗りになって往復ビンタするは、なかなかバイオレンスな回でした。

38話 「疑惑のおじいさん」
ペルシャに取り入って10日間も居候を決め込む手癖の悪いおじいさんでした。結局ジャンバルジャンのオチで大団円。名作の力は強い。洞沢由美子さんの作監はやっぱりいいね。髪の毛の表現なんかすごくいい。

39話 「科学博カッパ騒動」
メソメソの身勝手さにキレる他のカッパ。正直カッパどうでもいい。しかし、娘のケツを何回もひっぱたく父親ってのも、いかにも昭和ですねえ。こんな女の子向けアニメでもそんな描写があるんだから。

40話 「沈黙刑はウッスラパー」
冬太の予知能力でテストで100点をとった事を正直に話したら、お父さんに「バカモン!」と叱責されるペルシャ。それでも今度は実力で100点をとればいいと前向きに立ち直る。沈黙刑に晒される冬太を心配したり,やっぱペルシャはやさしい娘だね。

41話 「時をかけるペルシャ」
学力にサイクリングをすっぽかされて不憫なペルシャ。突然現れた未来人が、何でペルシャと一緒に逃避行をしているのか謎。キーボードをたたいて治らなかったメインコンピュータを、配線いじって直してしまうとか、ツッコミどころ満載でした。昭和とは言え、今じゃ立派な児童虐待だよなあ。

42話 「星明りの映画館」
時代を感じますね。落ち込むよよ子ちゃんを心配して、一緒に家出してひたすら寄り添うペルシャ。相変わらずやさしい。最後に、6年生の女の子にお父さんは尻たたきの折檻。

43話 「チューリップの求婚」
この男、パソコンいじって3色チューリップ作れると思ってるのかね。魔法の力で3色チューリップ作って、プロポーズって流れ、どうなの?ちょっと調べたけど、同じ球根から分球した場合、クローンができるので、違う色の花は咲くことはないみたいです。

44話 「小さな恋人たち」
とにかく走る走る。キャラがよく動いた回でした。番長グループとか、親分とか、これもまた昭和の世界観。この回かぎりのハナタレ子分役に野沢雅子を起用するとか、この頃の作品はすごいよね。さあ、次回から最終回に向けてクライマックスへ向かいます!

45話 「涙は春風に乗って」
 いや、あかんわ。まさに神回。これまでいろいろ聞き分けてきたペルシャも、学に別れを告げられたときはさすがに「分かりませんの!」だったね。その後の後楽園球場でのから元気も涙を誘う。電車のつり革のカットとか、映画的な演出が冴え、最終回まで行きますよ!

46話 「行かないで!学と力」
ガリ版にプッシュホン。昭和だねぇ。ペルシャの中にはもう力はいない。学だけですね。学も、終える斜のけなげな姿にすっかりやられちゃいましたね。お別れの前に記念品をを買いに街を徘徊したり、告られて顔を赤らめるペルシャもけなげでカワイイね。

47話 「よみがえった妖精」
いやいやひどい作画。誰だよコイツ。プリンセスフェアリがよみがえったからって、彼と結ばれないんじゃ何のためによみがえったのかね。妖精と人間は住む世界が違うってのは道理だけど、学とペルシャはれっきとした人間界の住人だから、関係ないよね。

48話 「ペルシャが好き」
もう泣き疲れたのか、お別れパーティー、空港への見送りと、あっさり別れを迎えました。今でこそ別れをがっつり演出するアニメは多かったけど、当時のペルシャは秀逸でしたね。6年生になって、ちょっぴり女の子らしくなったペルシャの成長が感じられました。

2015/01/06に投稿したレビュー
 アフリカから日本に連れてこられた少女が、魔法を授かり愛のエネルギーを集めるために奔走するという、摩訶不思議でデタラメな設定。これも、ミンキーモモが作った女子小学生ロりアニメブームにのっかった作品の宿命と言えるでしょう。

 そんなブームの中、当時ガンダムファンの硬派を気取っていた自分も、やはりそこは健康な男子でありました。ペルシャの美しい脚線美と野放図であからさまなサービス精神に満ちたパンチラに心躍らせたものです。

 {netabare} そんなデタラメアニメも、後半は作り手が意地を見せました。天真爛漫というよりもバカすぎといったほうがピッタリだったペルシャも、学と力がアフリカに引っ越すことになり、高学年女子の落ち着きを見せ始めます。学への恋心を意識しだすペルシャ。最終回に向かって別れのペーソスは最高潮に達しつつも、大きなハプニングがあるわけでもなく、自然に別れを迎えます。アフリカに引っ越した力が、地平線から走ってくるペルシャの幻を見る演出はとても印象深かったです。

 結局、最終回までの数話は、魔法なんかまるで関係なくなってしまいます。{/netabare}
作り手が根性を出していい作品にしようと頑張ったのでしょうか、そこは彼らなりの気概を感じます。そして、終わり良ければすべてよし。いい作品になりました。実写映画的な演出を意識し、心象風景を描写することに成功したさきがけのアニメだったのではないでしょうか。

 最近、CSでやっていたので、あらためて視聴し直しました。{netabare} 昔はただの頭の足らないうっすらパ~だと思っていたペルシャも、実はそれほどアホというわけでもなく、自分のやりたいことはやりたいと主張したり、駄々をこねたりすることもありますが、ダメと言われれば引き下がるし、やりすぎだと自分で思えば素直に反省する娘だったのですね。{/netabare}
この辺も昔のアニメのテキトーさ加減が伝わってきます。まあ、そんなところも含めてこの作品好きです。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 8

63.5 3 1984年夏(7月~9月)アニメランキング3位
SF新世紀レンズマン(アニメ映画)

1984年7月7日
★★★★☆ 3.5 (10)
48人が棚に入れました
西暦25世紀。平和と繁栄を誇る大銀河連合に危機が迫っていた。はるか暗黒星雲の彼方から、凶悪な独裁帝国ボスコーンが侵略の手をのばしてきたからだ。銀河パトロール隊はヘインズ長官の指揮のもと、ボスコーンの最高機密データを奪取し、ブリタニア号に乗り込んで地球に向かう。執拗に後を追うボスコーンの宇宙船。一方、ムケニエ星では銀河パトロール隊をやめて農夫をしているゲリーが息子のキンボール(愛称キム)を友人のバスカークに託して地球に送り出そうとしていた。

62.7 4 1984年夏(7月~9月)アニメランキング4位
JUMPING(アニメ映画)

1984年8月12日
★★★★☆ 3.4 (16)
33人が棚に入れました
手塚治虫の実験アニメーション作品。手塚自身が脚本、監督、キャラクターデザインを手掛ける。1984年のザグレブ国際アニメーショングランプリを受賞。アニメーターの小林準二が一人で実際の作画を担当し、2年近くかけて4千枚(描き直しを含めて約7千枚)の動画を描きおこしている。主人公がスキップしながら通りを歩いているうちに、だんだんとジャンプに弾みがつき、町や森や海、そして戦争の真っ直中の国へと、ジャンプを果てしなく繰り返していく。ハンガリーのアニメーション作家フェレンク・ロフュシュの「蝿」にヒントを得た、全編をワンカットで描いた一人称アニメーション。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

奇抜ながら面白い実験的アニメーション

このアニメにははっきりとしたストーリーもキャラクターも出てきません。単純に映像のみで表現した風変わりな世界、とても面白かったです。

一人称視点、主人公の目線でひたすら『JUMPING』跳ね回るだけですが、
その跳躍力が段々と増し車を飛び越え森を飛び越えビルを飛び越え…という風にぐんぐんスケールが大きくなっていきます。


飛び続けている訳ではなくてジャンプなので、飛んだ後は当然着地が必要な訳ですが、その着地の度に周囲の人の反応があってそれが面白いです。

アニメの中のキャラクターは主人公が見えているけど視聴者には見えません。一体どんな風貌をしているのか、どんな表情をしているのか。

通行人はとても驚いた顔をするのでもしかしたら人間ではないのかもしれませんね。

具体的に主人公が描かれることはない代わり、その大胆不敵な行動の数々に魅力を感じました。よってそのキャラクター性を評価します。

カメラワークが本当に宙を浮いているような浮遊感を巧く表現していてよく出来ているなと思いました。


オチもまた面白く、見て得した気分になりました。
{netabare}
地獄に堕ちた主人公が鬼に捕まりながらもなんとか抜け出して再び最初のシーンの地上まで戻ってくる。
なんとなく輪廻を感じさせるラストでした。
{/netabare}

一度は見ても損はしないと思います。絵柄もカートゥーン的で特に古臭さは感じませんでした。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

ねこひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

衝撃かも!

世界観があってキャラがいる,それがアニメだと思ってました。動物が主人公であったり人の形をした何かであったりと必ず主人公というものが存在するはずなのにコレにはいない!!
だけどなぜかおもしろい、映像とカメラワークだけで私は魅せられました。
描いたのはあの「漫画の神」手塚さん!!
割と短い時間なのですが全部手書きの時代なのでそれは仕方ないですね・・・
主人公はいないと言いましたが多分作り手の手塚さんは
『主役は見ている人たちだ!!』と言いたかったんじゃないかなと思います
そういう作り方をされている作品です

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

虚言癖 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

発想はあるがやろうと思わないことをやった作品

”一つ”の視点から見た風景を描いた本作。

JUMPINGというタイトルの意味は、
この作品をみてもらえればわかるだろう。

ジャンプをしている人物の視界が動くように映像が変わっていく。

その視界に移る世界には様々なもの、
人が移りこみ奇抜な面白さはあった。

実験的なアニメーションであるという前提を知っていないと退屈だ。
知っていても割と退屈ではあるが、
映像表現の手法などは意外に、目を見張るものがある。

したたかにもメッセージ性を盛り込んでくる。

アニメとしてはつまらないとも思える。
アニメーションとしては意外に面白かった。

おすすめはできないが、
実験的なアニメーションに触れてみるのも面白いかもしれない。
そう思える方は、手に取ってみてもいいかもしれません。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

62.4 5 1984年夏(7月~9月)アニメランキング5位
よろしくメカドック(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (36)
139人が棚に入れました
横浜にあるチューニングショップ「メカドック」の風見潤は、さまざまなアイデアでお客の要望にこたえていく名チューナー。今日も、経理担当の中村一路(いっつぁん)、板金担当の野呂 清(ノロさん)と共に、仕事に励む。やがて、風見は、日本各地で行われるチューンドカー・レースに参戦。那智 渡、渡辺俊光(ナベさん)といった名チューナー兼レーサーとの対決を経て、その技術を切磋琢磨していく。 『週刊少年ジャンプ』連載の次原隆二 原作のマンガをアニメ化。製作は、老舗タツノコプロダクションが担当し、当時のタツノコの演出ではトップのうえだひでひとがチーフ・ディレクターを担当。実車から採取したエンジン音をSEとして使用するなど、レースシーンの臨場感の再現に力が入れられていた。

声優・キャラクター
橋本晃一、石丸博也、玄田哲章、井上和彦、石塚運昇、二又一成、堀内賢雄、一龍斎貞友、日髙のり子、佐々木るん

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

よろしくしたい、よろしくされたい

原作は飛ばし飛ばし、人の家に転がってたり、ラーメン屋にあるのを。あんまり覚えてない。CRXとかXXとか出てたよなぁ程度。
ただ思ってたのは専門卒業しただけとか免許もってるだけで、そんなにイジったことも、暴走ったこともないんじゃねえの?というめちゃくちゃ失礼な印象。
チューニングってのは『調律』ってことだぜよ・・。
やらかしてることが正確にはモディファイとかカスタムなんだけど、
時代が時代だしそもそもジャンプだし。
馬力だ加速だというそんな時代だったらしいと聞き及ぶ。
鳥山先生もターボごときで泣き喚く時代だしな。



本題のアニメはニコで配信はじまったので視聴。
OPは有名っすね。
すぐに気になったのが音・・実車から取ったと・・すごすぎる・・。なんだその気合は。
作画も当時の風潮でしょうがデフォルメ気味ですごくいい味だしてます。
こんな作風でむちゃくちゃやんwwwって改造やターボだ馬力だ小僧くさいこと言われてもあんまり嫌な感じがしない。
さすがタツノコ?なのかな。かっこかわいいんです。困ったときの片輪走行なんです。
視聴しててとにかく楽しそうな時代だよ・・たしかに横浜とか大黒とかつれてかれてこんなだった。
日本車でもいい車いっぱいあったころだし・・オレは生まれた時代を間違えたかもしれんな・・。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 11
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

よろしく俺にチューニング! B+

原作既読

主人公の風見潤は、中村一路、野呂清とともにメカドックというチューニングショップを営んでおり、常連客などの要望に応えて数々のチューンアップを施していく。

このアニメは、主として日本の国産車をベースにチューンアップ(エンジンに改造を加えて排気量を上げる、ターボを付けるなど、車をより早くするための改造行為)を施すことによって、エピソードが展開していくというものです。

海外のスーパーカーやレーシングカーの漫画、アニメはありましたが、庶民に手が届く国産車を描いたのはこれが初めてではないかと思います。

このため、当時の小学生、中学生が原作を含め結構熱中して見ていた様に思います。
今でもOP「よろしくチューニング」は人気があるとかないとか。

このアニメは基本1話完結方式ですが、大きな話として3つのレース(キャノンボール・トライアル編、ゼロヨン編、東日本サーキットグランプリ編)があり、これらについては複数話で構成されています。

1話ずつレビュー感想を述べるのはさすがに荷が重いので避けますが、3つのレースについてはネタバレレビューで述べてみたいと思います。

{netabare}
■キャノンボール・トライアル編

キャノンボールとは元はアメリカで行われた長距離レースで、首都高、一般道を交通規則無視で突っ走ります。

メカドックはドライバー風見潤、セリカXX(ツインターボ、ニトロ搭載)で出場。

序盤~中盤でパルサーEXA、ピアッツァ、スカイラインGT-R、セリカLBターボシルエットを追い抜きます。

終盤で、那智渡のサバンナRX-7、渡辺俊光(通称ナベさん)のフェアレディZ(240ZG)と三つ巴の争いを繰り広げます。
 注)ナベさんはチューニングの神様と言われ、メカドックの面々の憧れでもある。

XXはゴール直前にトップに躍り出ますが、最後にエンジンブローを起こし減速、2位に終わります。


■ゼロヨン編

ゼロヨンとは1/4マイル(約400m)直線区間のスタート~ゴールのタイムを競う競技の通称です。
1対1のトーナメント方式で対戦。

メカドックの選んだ車はバラードスポーツCR-X(ミッドシップに改造)。
何と大会前のテスト走行中にこのCR-Xが盗まれてしまいます。
窮地を知ったライバル那智渡はメカドックに新たなCR-Xを送ります。
メカドックは新たにチューンを施し、ギリギリで参戦。勿論ドライバーは風見潤です。

第1回戦 CR-X(盗まれたもの)
第2回戦 紫電改 ソアラ
第3回戦 那智渡 RX-7(トリプルロータリー、トリプルターボ)
準決勝  ナベさん フェアレディZ(240ZG)
決勝   夢幻  テストマシーン(本作オリジナル)

ナベさんはこのレースで敗れたことでレース引退を決意。

このレースの主催者は明かされていませんでしたが、決勝に進出したマシンのドライバー兵藤千里が主催者の「夢幻」だと名乗り出ます。
夢幻は日本のレースのレベルを上げるためのプロジェクトとして、国内の優秀なチューナーを集めているだと話します。
そして今回のレースマシンには夢のセラミックエンジンを搭載していることを披露。

その割にはやけにあっさりとメカドックのCR-Xに敗れ、ゼロヨン編は終わります。


■東日本サーキットグランプリ編

夢幻が、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、筑波サーキットと3サーキットを結ぶ高速道路を舞台とした大規模なレースを企画します(キャノンボールと異なり、高速道、一般道は完全閉鎖)。
何とゼロヨンで引退したナベさんが、このレースに夢幻からエントリーする事を発表。

このレースに招待されたメカドックは、風見潤がフェアレディZ(300ZX、4輪駆動に改造)、中村一路がシティーターボII(ブルドック)で参戦。
レース直前に那智渡のRX-7がメカドックに加わり(この辺りの細かい展開は原作から端折られており唐突)、3台のチームで臨むことになりました。

レースはほぼ夢幻の3台と風見のフェアレディZ、那智のRX-7の争いで描かれています。

夢幻チーム
兵藤千里:ペガサス(本作オリジナル)
ナベさん:ワタナベスーパースピリット(本作オリジナル)
五十嵐充:ボブキャット(本作オリジナル)

兵藤千里は、他のレーシングチームの強引なアタックから、風見、五十嵐を守るために自分のレーシングカーを犠牲にしてクラッシュしリタイア。
心配して駆け寄ってくる風見、五十嵐に兵藤はあることを継げます。
ナベさんが白内障を患っており失明は時間の問題であること、これが最後のレースとなるであろうこと。

このことはピット作業中の那智にも知らされ、風見、那智、五十嵐はナベさんを追うのでした。

レースの最終局面、富士スピードウェイでは4人のデッドヒートが繰り広げられます。
ナベさんの視力はもう既に限界にまで来ており、若い頃から幾度となく走ったこのコースを目をつぶって走行することを試みます。
そして、最終コーナーを抜けた4台が横一線に並ぶ。果たして勝者は誰か・・・って勿論主人公なんですけどね。
{/netabare}


とにかくこのアニメは懐かしい車が目白押しです。
30代後半以上の人は涙目になってしまうんじゃないかと思うくらいです。

ただ、1話完結の話では、車のチューンアップで話が収まるのか?っていう回もあります。
また、レースの回でも、後になるほど市販車ではなくオリジナル車が幅を利かせてくるなど、いま一つな点もあります。

評価がまあまあ高いのは思いっきり懐かし補正が入っているからです。はい。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 3

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コンプラ班が卒倒しそう

車を改造して速くする事を生業とするチューナーがライバルたちと競いながら夢に向かっていくおはなし。

こんな話だったっけ^^;
断片的な記憶で原作とゴッチャになってます。

ジャンプで「北斗の拳」とかと同じ時期ですね。
なんかヒャッハーな感じが影響受けてます。

今だったら「交通ルールを守って正しく」うんちゃらと冒頭にテロップ貼る所ですが、もちろんそんなのありません。

それから、
この手の商売は今はもうすっかり下火で希少種となりました。
この頃は洋々たる未来があると思っていて、アニメのストーリーもそうなってるんですけど実際にはそんな未来は来なかった訳ですね。

感慨深いです。

その感慨に浸りたい人向けです。
当時のアニメは小学生が観るものですし、今の目で見ると全く面白くないです。

あと、当時にしても画が酷すぎますよね。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 3

61.2 6 1984年夏(7月~9月)アニメランキング6位
BIRTH(OVA)

1984年8月21日
★★★★☆ 3.3 (10)
39人が棚に入れました
舞台は、かつて高度な文明が栄えていた惑星アクアロイド。アクアロイドが属する星系リドは、イノガニックと呼ばれる謎の無機知性体に支配されており、住民達は片隅で細々と生き延びていた。アクアロイドに住む少年シュルギ・ナムは、ある日、光り輝く剣を手に入れる。ナムと幼なじみのラサ、そしてモンガーは、その日からイノガニックに追われることになる。その剣こそイノガニックを滅ぼすことのできる唯一の武器「聖剣(シェード)」だったのである。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ナイン 完結編(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (9)
44人が棚に入れました
青春コミックの巨匠・あだち充の出世作を、TVスペシャルとしてアニメ化した三部作のラスト。 青秀高校野球部員・新見克也にとって三度目の夏がやってきた。相も変わらずマイペースな彼だったが、元々実力者揃いのチームなだけにいよいよ甲子園行きの切符を手にすることとなる。舞い上がる監督を尻目にチームは自然体で勝ち進んでいくが、流石にそれで優勝できるほど甘くはなかった。戦い済んで季節は巡り、卒業を目前に控えた克也とその想い人・百合の胸中は……。 繊細な男女間の心情描写を主体とした、野球アニメとしては異色な雰囲気は本作も健在。ヒロイン・百合役はこれまでも著名な女優が務めてきたが、本作では当時売り出し中だった安田成美が担当している。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト(アニメ映画)

1984年7月14日
★★★★☆ 3.5 (4)
36人が棚に入れました
「週刊少年ジャンプ」で連載された大人気漫画『キン肉マン』のアニメ化作品、その初劇場版が本作である。1984年夏の東映まんがまつりにて上映。 悪魔超人との激闘に勝利をおさめたキン肉マンは、キン肉マンランド建設のため、寄付金を募っていた。そんな中現れたメトロ星の宇宙地下プロレス連盟により、チャンピオンベルトと恋人であるマリをさらわれてしまう。 チャンピオンベルトとマリを奪還すべく、仲間とともに、メトロ星へと向かうキン肉マン。果たしてキン肉マンは宇宙地下プロレス連盟に打ち勝ち、チャンピオンベルトとマリをその手に取り戻すことができるのだろうか!?

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
バース(OVA)

1984年7月21日
★★★★☆ 3.9 (5)
32人が棚に入れました
惜しまれつつ2009年に他界した異才アニメーター・金田伊功がアニメーションディレクターとキャラクターデザインを担当した中編OVA作品。OVA刊行の1984年8月に先がけた、同年7月に劇場アニメとして先行公開された。 星系リドに属する惑星アクアロイド。そこはかつて高度な文明が栄えていたが、今は謎の無機生命体イノガニックに支配されていた。アクアロイドの辺境に暮らす住人たちの中で、冒険心に富む少年ナムはある日、光り輝く謎の剣を入手。幼なじみの少女ラサとともに、その剣を守ってイノガニックと戦う。実はその剣こそ、イノガニックを打倒可能な唯一のアイテム「聖剣(シェード)」なのだった。 ビクター音楽産業が発売したOVA第一弾で、本邦史上初めてのレコード会社が企画制作したOVAでもある。一応の物語はあるが、実際には金田アクションの疾走感と大胆な作画ワークを満喫するための作品で、OVAジャンルの一つの方向を打ち立てた。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
大自然の魔獣 バギ(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (6)
21人が棚に入れました
日本テレビ夏期の「24時間テレビスペシャルアニメ」の一本で、手塚治虫アニメの第6弾。手塚の原作『大地の顔役バギ』をもとに、手塚プロダクションが制作したSFアニメである。 南米の片田舎。日本人青年リョウは、静かにライフルを構えて標的の到来を待ち続ける。彼が狙う相手「バギ」とは、村人たちが魔獣と恐れる猛獣だが、その正体はアメリカライオンの遺伝子を組み替えて創造された、高い知能の新生物だった。バギが現れるまで、過去のバギとの出会い、愛憎の軌跡を噛み締めるリョウ。やがてそんな両者の対決の時がやって来た。 手塚は原作、脚本(構成)の他に、キャラクターデザインと作画監督まで担当。西部劇映画の名作『真昼の決闘』のように、劇中と現実との時間進行を合致させるなど凝った演出を見せた。なお本放送の時点で作画や演出の一部はまだ未完成であり、それゆえ番組放映開始後、どうしても後半の某カットの出来にこだわった手塚が改訂リテイクを推進。作画から撮影までを行なったのち、本放送中に本編フィルムの一部を差し替えた(!)という、およそ信じがたい現実の逸話が、関係者の証言で残っている。

声優・キャラクター
島津冴子、井上和彦、鈴木一輝、キートン山田、片岡富枝、富田耕生、池田勝、森功至、藤木譲

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
街角のメルヘン(OVA)

1984年7月21日
★★★★☆ 3.1 (7)
16人が棚に入れました
OVA黎明期に登場した、大都会を舞台にしたリアル・メルヘンアニメ。ある年の春。新宿駅西口の地下道で、浩(ひろし)青年は若い娘・裕子に出会う。ぶつかった際に、地下道の闇を舞う裕子のポスター。やがて心を通わした二人は、浩の持つ一冊のノート「街角のメルヘン」の導きで、現実とはまた違う春の世界に入っていく。イメージの中で複葉機に乗り、妖精の国へ向かう二人。そして現実の季節は、夏から秋へと移っていくが……。箱庭のような新宿副都心の空間、新宿中央公園を中心に綴られた、敢えてドラマ的な起伏を排したアニメ。だが浩と裕子の恋、別離、そして……を語るストーリーの流れがあり、同時に都会の中の四季を淡くも鮮やかな色調で描き切っている。若者二人の心情を表現するため、都会の街並の数々を心理描写のための装置に変えてしまった美術監督・小林七郎の仕事が印象的。
ネタバレ

刻様(こくさま) さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

街角のメルヘン✧見た感じ(koku✱15)

55分ちょっとの作品

都市を舞台にしたメルヘンなアニメ
青年と女性?女の子が出会う
やたらと青年は なにかにぶつかり
そして なんども青年にぶつかった女性が一冊のノートを拾って二人は出会い
そんな 青年と女性の ほんのり恋模様とメルヘンチックな物語

個人的に すんごく理解に苦しみ
なんも楽しめなかった
とても長い55分間
音楽もつらい 喋りもつらい 絵もよくわかんない
いいとこが見つからない作品でした 残念


{netabare}最初はやたら 走るなコイツ
って 最後の最後まで走るな!二人とも!
そして女性のほうは やたら靴をぬぐな
足を濡らすなぁ 周辺の風景もひどいと感じた

都市を箱庭をイメージして 空想?イメージ?青年がいう「春はつくられたものだが 本当に春はあるのだ」 みたいな発言から
春とメルヘンチックな世界をみせるミュージックビデオなのかな?といとこまでは なんとなく
ただ 目を閉じて 何か聞こえない?何か見えない?
無理矢理すぎませんか・・・無理矢理その妖精だったり人形だったりみたいな世界に話しがとぶ
ほんの少しのストーリーもあるけど 音楽が自重しない限りまったくはいってこない
自重しても ストーリーは全然おもしろくない
そのメルヘンチックな世界をみせるときに流れる音楽が 作品の見所っぽいんだけど
残念ながら その音楽があうとは思えない
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 8

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
パパママバイバイ(アニメ映画)

1984年7月23日
★★★★★ 5.0 (2)
13人が棚に入れました
1977年に横浜市で現実に起きた、米軍ジェット機墜落事件をもとにした劇場アニメ映画。お転婆で気の強い少女かおりは、隣家の兄弟でどちらも大人しい気立てのユー君とヤス君と、とても仲が良かった。ある日かおりは傷ついた鳩を拾い、ユー君とヤス君も一生懸命に面倒を見る。やがてかおりの学校が運動会だったその日、頭上を米軍厚木基地のファントム戦闘機が轟音を発しながら滑空。やがて機体は、兄弟の家の近くに墜落した。機体の燃料に引火し、火の海となる周辺の住宅地一帯。すぐに自衛隊の救援ヘリが飛来するが、しかしヘリが救助したのは現地の重傷者たちではなく、墜落前にパラシュートで脱出して無傷なままの、ファントムを操縦していた米軍兵士2名の方だった……。作家・早乙女勝元が取材した実話をもとに、絵本形式で刊行した原作をアニメ映画化。アニメ映像の実制作は、東映動画(現・東映アニメーション)。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ふしぎなコアラ  ブリンキー(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★★ 4.3 (2)
11人が棚に入れました
放映当時のオーストラリアブームを背景に制作されたメルヘンコメディー。おしゃまな女の子・サンディーが住む家に届けられた小包。それは38年前に行方不明になっていた祖父から祖母に宛てて送られたものだった。中身はコアラのぬいぐるみで、あまりの可愛さにサンディーは自分の鼻とコアラの鼻をコッツンコ。その途端、ぬいぐるみと思われていたそのコアラはまるで生きているかのように動き始め、人間の言葉すらも話すのだった。ブリンキーと名乗る彼は超能力を使い大好きなサンディーのため日々奮闘するのだが、水を被ると元のぬいぐるみに戻ってしまう。そんなブリンキーを連れ戻すため、異次元からコアラの女の子プリンティまでやってきて? オーストラリア繋がりということで、当時のCMにおけるユーモラスな疾走姿で一世を風靡していたエリマキトカゲも、劇中のところどころで姿を見せていた。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
黒い雨に打たれて(アニメ映画)

1984年8月12日
★★★★☆ 3.7 (3)
10人が棚に入れました
『はだしのゲン』の原作者・中沢啓治が企画・原作・制作した反核テーマの劇場アニメ。 1945年8月6日。広島に投下された原子爆弾は、爆発後も放射能を含んだ黒い雨を降らし続けた。その影響は、被爆した人の子供、そのまた子供へと、人々の体に浸透する。そして終戦から数十年、今なお原爆の後遺症に苦しむ人は無数にいた。梅毒を米兵にうつしてアメリカへの復讐を図る百合、ケロイドを見せてヒロシマの生き証人になろうとする友子、被爆者二世ゆえに出産に戸惑う英子。彼女たち一人一人がそれぞれ切実に戦後を生きていた。 私財をなげうってでもこのアニメで被爆体験を伝えたかった、という自らも被爆者である原作者・中沢の意志が全編にみなぎる劇場作品。主要登場人物の一人・滝村のCVを、西城秀樹が演じたことも話題になった。監督は、東映動画(現・東映アニメーション)作品などで活躍のアニメーター兼演出家・白土武。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
Theかぼちゃワイン ニタの愛情物語(アニメ映画)

1984年7月14日
★★★★☆ 4.0 (2)
8人が棚に入れました
三浦みつる原作の大人気青春学園ラブコメアニメ、その新作劇場版の第一弾。硬派を自認する小柄な青葉春助と、大柄だが母性的な美少女エルこと朝丘夏美。二人は同じサンシャイン学園の高等部に籍を置く恋人同士だ。そんな学園の寮で飼われている犬のニタに、ある日、子供ができた。ニタは子犬のミルクを求めて奔走。ついには信頼できる里親を自ら探すため、どこかに姿をくらました。春助とエルはニタを探し回るが、そこで心当たりがあるとエルに声を掛けたのは、暴走族の滝沢。だが実はそれは口実で、滝沢はエルに妙な下心を抱いていた……。脚本は雪室俊一、監督(演出)は矢吹公郎と、TV版のメインスタッフが担当。夏期の「東映まんがまつり」の中の一本として公開された。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
銀河パトロールPJ(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
仏日共同によるSFアニメ。1970年代に制作された『イルカと少年』と同様、フランス側が提案した物語をもとに、日本のアニメ会社エイケンで作画などの作業を行った。さまざまな生命体が共に棲息する23世紀の銀河系。その平和を守るのが、オメガ平和惑星連合に属する銀河パトロールの任務だ。オメガ星に本拠を置くジムやプティら銀河パトロール隊員は隊長ジャンボの指令のもと、宇宙船コスモポリタン号やコリブリ号を駆って日夜活躍。彼らには相手を傷つける武器の使用が許されていない。銀河パトロールは異種生命体との共存にともなう多くの事件を解決してゆく。

声優・キャラクター
速水奨、小野健一、稲葉実、富田耕生、原えりこ

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
地球物語 テレパス2500(アニメ映画)

1984年8月4日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
『科学忍者隊ガッチャマン』『タイムボカン』シリーズのタツノコプロが初めて企画制作した、完全オリジナル新作の劇場アニメ。 西暦2500年のトルファン星系第5惑星。そこに住む18歳の少年ウイルは、人間の将来まで決定する管理社会に反感を抱いていた。そんな中、ウイルは宇宙の山師チーフに遭遇。彼と一緒に、宇宙船スタージェス号で未知の宇宙に飛び出す。やがて彼が感じたテレパシー。それは羽根を持つ不思議な美少女フローラからのものだった。 総監督に、劇場実写映画『同棲時代』『愛と誠』あるいはTV『必殺シリーズ』で有名な演出家・山根成之を迎えて制作。アニメーション監督の九里一平、原征太郎との連携でファンタジックな宇宙SF世界を形成した。キャラクターデザインは21世紀現在、国際的クリエイターとなった天野嘉孝が担当している。

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
AWAKE(その他)

1984年8月16日
★★★★☆ 3.6 (4)
5人が棚に入れました
1984年8月16・17日の両日、杉並公会堂で開かれたファンの有志による第3回特撮大会のオープニング・セレモニー・アニメです。
1981年に行われた第20回SF大会で上映された自主制作アニメ「DAICON3」以来、OPアニメを作るのが流行となりましたが、この作品もしのひとつと言えるのかもしれません。
作画監督:森野うさぎ、あさりよしとお。演出:I.N.U。メカデザイン:来留間明

計測不能 7 1984年夏(7月~9月)アニメランキング7位
特装機兵ドルバック(ОVA)(OVA)

1984年8月21日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
放送終了後に発売されたビデオソフトに収録された短編。挿入歌のミュージッククリップや、葦プロの他作品のキャラも登場する番外編などバラエティに富んだ3編。
ある夏の休日。女たらしのピエールは女性陣の恨みを買うが、懲りない彼は、その夜、ルイのシャワーを覗こうと張り切る。だが、そこに敵が襲来。迎撃するのはコンバット・キャリバーに、何とゴーショーグンにミンキナーサ!スーパーロボが夢の共演を果たす!
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