「緋弾のアリアAA(TVアニメ動画)」

総合得点
62.6
感想・評価
555
棚に入れた
3274
ランキング
4694
★★★★☆ 3.4 (555)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.5

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

穏健派の原作ファンとしての感想(15.12.31加筆)

(以下、放送開始前に「2期ではなくスピンオフ(無印アリア未視聴でも問題なし)」というタイトルで書いたレビュー)

{netabare}この作品は緋弾のアリア2期ではなく、スピンオフ作品です。

聞くところによると、1話に世界観説明をするらしいので、緋弾のアリア無印を未視聴でも問題ないと思われます。


放送直前の現在でもアリア2期と勘違いされている面が少なからずあるようで、アリア無印を見ていないことを理由に0話切りが増えてしまってはアリアシリーズのファンとして悲しいので、このレビューを書きました。

参考になれば幸いです。{/netabare}




(以下、15.12.31加筆分)

全話視聴終了。
残念ながら、「誰が見ても物凄く面白いアニメ」というレベルの作品にはならなかったようです(^^;)

とはいっても原作ファンとしては凄く楽しめたので、まずは良かった点から感想を。

アリアAAは7話が真骨頂でしたw

5話の評価が非常に悪かったようですが、6~8話が緋弾のアリアワールドのカオスっぷりが現れた本領発揮回なので、そこに至るまでに視聴断念をしてしまった人でも、この3話分だけは見てほしいです(笑)

あ、ちなみに8話は原作者・赤松中学先生脚本のアニオリ回だそうです。
うん、ヒドイ脚本だ(←褒め言葉w)



以下は少し気になった点。
とは言っても自分は穏健派だと思うので、そこまで酷評はしないですよ?(笑)

{netabare}まず、作画というか、演出というか。

聞くところによると、シャフト出身の監督さんだったとのことですね。
たしかに目や口元のアップを多用するカット割りには、シャフトっぽさを感じました。
…とは言っても、個人的にはそこはそんなに気になるポイントではなかったですね。

ただ、そういう止め絵のカット割りが多かったことと関係するのかは分かりませんが、アクションシーンの作画は決して良くはなかったです。

アリアシリーズは物理法則無視の謎理論によるアクションが売りの作品群ですから、スピンオフとはいえ、もっとアクション映画みたいな動きだと嬉しかったかな。

まぁとはいっても、もっともっと作画が悪い作品をここ1~2年で見てきたので、「それらに比べれば」作画が原因で視聴にストレスを感じるというほどではなかったですかね。



2つ目としてアニオリ展開。

これは強硬派の原作ファンがかなり失望していた部分であるようですが、私としては「こんなもんなんじゃないですか?」というのが感想です。

好きなシーンやセリフがカットされた人にとっては不満があったようですが、私は作品全体のバランスを優先して見てしまうタイプなので、脚本の作り方自体は決して良かったとは言いませんが、酷評するほど悪くなかったように思います。

※とはいっても、「全体バランス」的な視点で評価するなら、10話で何の説明もなくいきなり撃たれたアリアが運ばれてきた展開は不親切でしたかね。
これは本編アニメ(もしくは本編原作)を見ていないと何が起こったのか分からない展開。
アリアAAとして原作通りといえば原作通りなんですが、せっかくアニメ初見組にもわかるようにアニオリなども構成してきたんだから、ここはもう少しだけでも説明的な脚本にしても良かったのではないかと感じます。


以上の点は、個人的にはあまり気にしていない点です。
ワタシ、穏健派(笑)


しかし以下は、穏健派の私でも気になってしまった数少ない点です。

{netabare}・5話の「演出」

「脚本」でも「アニオリ」でも「作画」でもなく、「演出」です。

どうしてあんなにモッサリとした動きになった!?
確かに作画は決して良くない。脚本や舞台設定にも疑問はあった。しかし、それだけなら致命的ではなかった。

演出でバトルのスピード感を作ってさえくれれば!

作画が大変なら、止め絵多用でセリフパートを多くして、一瞬のバトルだけを動かすスタイルで別に良かったんですよ!?
それを実現するプロがいるもんなんじゃないんですか!?

この第5話はとにかく評判が悪かった話数だと思いますが、それについて要素を分解して考えるなら「脚本」「作画」はまだ許せたんですが、自分がどうしても許せなかったのは「演出」の部分でした。



・最終話アニオリの水蜜桃の「キャラクター設定」

まず、最終盤にアニオリのラスボス水蜜桃を登場させたことに対して私は好意的です。

原作準拠だとあかりとアリアは一度も共闘することなくアニメが終わってしまいますからね。
このアリアAAをアニメ化するにあたって、ラストバトルをアニオリにするのは必要不可欠だったのでしょう。

…が、なんで水蜜桃をあんなに小物臭プンプンのキャラ設定にしたのでしょう…、カワイソス。。。

たしかに構成的なことを言えば、それほど尺の取れない水蜜桃のキャラを大物設定にしてしまうと、大物なのに尺的にあっさり倒されてしまうという不都合が起きてしまうかもしれませんが…、
それを差し引いてもラスボスが小物というのは1クールアニメの締めとしては、そこはかとなく哀しいものがありましたね…。{/netabare}

まぁ、こんな感じでしょうか。

願わくばアクションが得意な制作会社さんと監督さんで本編2期が制作されることを諦めずに待ちたいと思いまする。。。
{/netabare}

投稿 : 2015/12/31
閲覧 : 303
サンキュー:

11

緋弾のアリアAAのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
緋弾のアリアAAのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

あしすとが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ