「『たまゆら~卒業写真~』第3部 憧 - あこがれ -(アニメ映画)」

総合得点
68.7
感想・評価
105
棚に入れた
457
ランキング
1948
★★★★☆ 4.0 (105)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

想い出は消えないもの、なので。

アニメーション制作:TYOアニメーションズ
2015年11月に公開された劇場版作品。


2010年から始まった竹原少女物語も残り2回。
ぽって達の高校生活最後の年も遂に秋に。
衣替えが済んでるから10月ですねえ。

今回は前半、麻音たんこと桜田麻音のお話。

高三の秋といえば受験に就職に気を引き締めてる時期だと思いますが、
麻音はまだ、やりたいことが多すぎて決めかねてる模様。
三者面談でも堂郷先生困ってるじゃないw
麻音たんらしいと言えば、それでこそ麻音たん。
お父さんも相変わらずの親バカだし天然親子ですねえ。。

旅館を継ぎたい麻音たんと旅館を継がせないと断言する父。
三者面談での会話の流れで意見が対立しちゃいます。

その後、麻音父が倒れたという電話があって、
仲良し4人娘は大崎下島にある麻音の実家の旅館「のどか亭」に行って、
麻音母も交えてあれこれあって、結局は美談っぽく話が終わってしまったのですが、
最後の最後まで麻音たんが全くぶれなかったのに笑いましたw

なんとなくこの子は現実の厳しさに沢山ぶち当たっても、
二十歳を過ぎても三十歳四十歳になっても、
のんびりとした性格は殆ど変化しないだろうなと思いました。

後半は、ぽって部長こと主人公・沢渡楓のお話。

「いつか想い出になっていく だけど消えたりしないよ ずっとずっとね。」

劇場版完結編四部作には、それぞれキャッチコピーがついていて、後半はシリアス。

ぽっての不安や寂しさがクローズアップされています。

大切な友達。
今いる幸せな時間。
進みたい道がある。
時は流れていく。
終わりは新たな始まり。
でも、忘れない。
卒業しても、ずっと友達でいようね。

美しいピアノの音色に坂本真綾のED。

過ぎてしまえば二度とは戻っては来ない青春の中にいる。
同じ学校にいて、いつも一緒にいられる時間も終りが近い。
彼女らがそれを噛み締めている姿を観ていて感極まってしまいました。

今回、作画に怪しい部分もちょっとばっかしありましたが、
たまゆらは、あいかわらずたまゆらで、
良い作品だなと思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/01/21
閲覧 : 374
サンキュー:

31

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