移リ木うらら さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ある種の極論
究極の自暴自棄の話だなぁと思いました。
平和なのも嫌だし、戦争がある世も嫌だし、その間。今みたいな世界も嫌だ。
みたいな。
子供として描かれたミアハが本当に子供らしいというか、
世を憎む子供の思想を正しく描けていて、それを突き詰めるとこんな作品が出来上がるんだなぁと感激しました。
確かに、無力感の先は破壊ですもんね。無。
絶好調の時は忘れがちですけど、どうしようもないと思った時はこういう思考にもなるなぁということを作品として焼き付けてくれる作品。
なので、なんとなくで過ぎ去らせずに済むっていう点では良いのかも。
ただ、観ていて面白い!!スッキリ!!とかは無いですね。
最後の決断と同じように 無力感 で満たされます。
これをみた人が世界がこんなものだと思わないと良いなって思いました(笑
これはあくまで物語で世界が自分にとってどんなものかを決めるかはやはり本人ですからね。作中に登場するキャラクター達も自分がどうあるかを決めていますし。結果だけを見て落胆しないでと言っておきたくなりました。
それにしても、EDとっても良いですね!
こういう物語ですぅと出されてこの歌詞出てくるってすごくないですか?
なんかオペラみたいなので終わるの?怖い!!と思ったらEGOISTの歌流れたので良かったです。