「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱ(TVアニメ動画)」

総合得点
69.1
感想・評価
478
棚に入れた
1828
ランキング
1889
★★★★☆ 3.6 (478)
物語
3.4
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ネタバレ

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

結末はともかく盛り上がりに欠ける終盤がネック。

オリジナル作品、分割4クール(2クールずつ)の後期分で全25話(トータル50話)。

続きの話なので1期視聴は必須です。


以下放送中の感想。
{netabare}7話までの感想。(というか7話の感想)
{netabare}2期開始7話、通しで32話目で地球支部編が終了したのでとりあえず感想を。

{netabare}1期の感想を読んでもらえるとわかると思いますが僕は大好きな作品です。
2期が始まり、毎週楽しみに観てます。
が…

アストン…
王道と言えば王道、なんの捻りも見所もない選択肢「タカキをかばって死ぬ」
放送前から予測出来る範囲というか、タカキを残すならそれしかないってオチ。
厳しい世界で優しすぎる少年タカキが成長する為の起爆剤。
アストンがタカキを助けて死ぬのは彼にとっては本望なんだろうけど、イマイチあっさり。
まあ、それでもどっぷり浸かった僕は目頭が熱くなるぐらいには持っていけましたが立派だったぞ、と言ってやるにはやや弱い。。
破片が胸を貫通している状態でグレイズリッターを押さえ込んだ気迫は認めるけど…

アストンは好きなキャラなのですがまあ覚悟は決めてました。
助かる方向じゃないだろう、と。
マッキーがオルガの命令かと話しかけた所は一瞬助かる道も見えたんですけどね…
長く続いた終わりの見えない戦闘…これが終われば帰れる…そんな思考がタカキの判断を狂わせ、アストンの制止を聞かずに特攻。
…ってけしかけてるのアストンじゃんか。。
思考を止めたヒューマンデブリだった彼がタカキと出会い、考える事をし始めた。タカキが何に違和感を感じているのか、アストンなりに答えを探してみたり。
でもタカキの焦りまで理解するにはまだ足りなかったんだろうね…
ここにいるのが地球支部の子たちだけでマクギリスと鉄華団はつながりがある事、そしてマクギリス自体をあまり知らなかったのが悔やまれます。
関わりを知る団員がいれば停戦からの共闘も有り得たのに。

最期は人間らしく「死にたくない」と感情を持って逝けたのはタカキやフウカとの出会いのお陰。
元ヒューマンデブリではなく人としての最期として悔いはないでしょうね。。

このシーンと対になってるのかどうかわからないけど、その後三日月がハッシュを助けるシーンはハッシュ機蹴飛ばされてましたね。
ちゃんと助けてはいるんだけど邪魔って・・・相変わらずだなあと思いつつもなんというか…今日のこの日に笑いを持ってこないで欲しい。。

アストンの死より熱かったシーン。
昭弘が「ガランは俺が殺る」と言うシーン。
元ブルワーズの少年兵たちは元々名前しかなく、2期から昭弘の姓でもある「アルトランド」姓を名乗っています。
元ヒューマンデブリの子供たちを他の鉄華団メンバー以上に家族と思っている昭弘だからこそ、アストンの死への怒りは計り知れない。
ガランとの決着も脳筋だけど比較的人道的な昭弘にしては非道に思える攻撃で彼の怒りの度合いが限界を超えているであろう事が観て取れる。
ガンダムグシオンリベイクフルシティ(なげーよw)の新装備もばっちり使いこなしての戦闘シーンは◎

三日月、チョコもらってる場合じゃねえぞ。
結果的にマクギリスを助けた三日月。
この悲惨な戦争を起こしたのはガランだとしても直接アストンやったのはそいつだぞ……
オルガに死なせるなって言われてもチョコもらってモグモグしてんじゃねえよ…

7話(32話)サブタイトル「友よ」
タカキとアストンの事だろうと放送前は思ってましたが、ラスタルとガランの関係もまた「友よ」…ダブルミー二ングだったのか。。

と、まあ書き殴ってみましたが。
グレイズリッターとの開戦直後のアストンのランドマンロディの後退シーン(阿頼耶識の動き=鉄華団かとマクギリスが覚るシーン)やデインがハッシュに言った「自分の置かれた状況を正しく判断出来るのはパイロットの素質のひとつだ」という言葉から考えても、アストンはグレイズリッターをひとりでは倒せないと判断して体制を立て直そうと言った辺り、生きていれば鉄華団内でもトップクラスのパイロットになっただろうに…
5話で出土したガンダムフレーム、乗るならシノかアストンで、シノは流星号にこだわりそうだからアストンかなと思ってたのに…
やっぱり覚醒した(するんでしょ?多分そのうち)ハッシュなのかなあ。。{/netabare}

後期2クール、先はまだ長いですが出土した新ガンダム登場やどこかで聞いた声のヴィダールさんがどう動きどこでマクギリスと接触するのか、まだまだ予想がつかない状態で、次回以降も楽しみにしたいと思います。


蛇足:(1期ネタバレ含む為、未視聴者は開けない事)
{netabare}今回気づいたんだけど鉄華団寄りの死はかばって死ぬパターンしかない…
昌弘→グシオンの攻撃に気づき昭弘を突き放す形で攻撃を回避させ自分は死亡。
フミタン→クーデリアを狙撃からかばって銃弾を受け死亡。
ビスケット→オルガとMWで出撃中にカルタの追撃からオルガを逃がし攻撃を受けて死亡。
アストン→攻撃を受けそうになったタカキのMSを突き飛ばし代わりに攻撃を受けて死亡。

ワンパターンだなあ。
大切な者を守って死ぬのは格好いいけど、そればっかりだとどうなんだろう。
クランク二尉の死に様は無様だったか?
ガランの最期は惨めだったか?
守って死ぬ以外にも記憶に残るような壮絶な死があると思うんだけど…{/netabare}{/netabare}


8話感想。(愚痴愚痴してます)
{netabare}今回の軸はタカキ退団、ですかね。
以下、偏った自論を展開しますのでご注意ください。

アストンの死を考える。
{netabare}前回も書きましたがアストンの死はタカキの成長の起爆剤だ、と思ってました。
確かに人を手にかける事など出来ないと思われていたタカキがラディーチェを粛清し、優しいだけじゃなくなった成長(なの?)はあったと思います。
更にはアストンの死を受けてフウカに「お兄ちゃんはいなくならないで」と言われた事(+地球支部撤退で妹と一緒にいられなくなる可能性も出た)で退団を決意したのかと思われますが…
大切な友を失う悲しみをかなり話数と手間をかけて貫いた結果がこれですか。。
現実に人の死に意味がある事なんてそんなにある事じゃないと思いますが、フィクションで名のあるキャラを死なせ、死に際に情に訴えるような言葉を喋らせて、その結果がタカキの離脱ってどうでしょう。
少年兵たちの経験の少なさからくる甘さや長引く戦争が思考力を奪っていく等、地球支部編単体としては良く出来ていたと思いますが、これからのオルフェンズを通して見るとタカキの退団でこの一連の話は終わってしまうんですよね。
僕がアストン推しなのもありますが、タカキにはアストンの分まで頑張って欲しかった。
ブルワーズ編で拾われて1期ではそれほど出番もなかった彼を急にタカキとセットで押し出した辺りで彼の末路は決まっていたのかもしれませんが、そこを足掛かりに優しすぎるタカキが精神的に強くなって憧れている三日月のように仲間を守れるようになっていくものかと思ってました。
タカキ自身にとっては三日月が「ほっとした」と言っていたように良い選択だと思います。
しかしストーリー上で意味を求めると彼の死は特に必須とは思えず、死なせなくても良かったんじゃないかとも思います。
誰か死んだら感動!なんて安易な考えでなければ良いのですが。。

尚、火星の権利がもらえるキャンペーンではビスケットがいたらまず止めたんじゃないか、と思いますので彼の死に関してはまあ脳筋しかいなくなっちゃった鉄華団が益々巻き込まれて行く展開には必要なのかなあと思います。

タカキが今後戻ってくる可能性も考えたんですが、地球に残る時点で戦域から離れてますし、特殊な状況下にならなければMSに乗る事もないでしょうね…。
彼が出たところでそれほどの力がある訳でもないので…何か事務的なもので支援するならありそうですが、戦闘には入って来ないかな。
しかし地球では阿頼耶識はどう認識されているんだろうか。
冬場はいいとしても夏場に首を隠すのは難しいし…
一般的にはガエリオのように「気持ち悪い」と認識されていそうですが。。{/netabare}

「バエル」について。
{netabare}今話で幼いマクギリスが欲しいと答えたバエル。
ガンプラの発売が決まっているガンダム・バエルですが、恐らくギャラルホルンの創始者だという「アグニカ・カイエル」が厄祭戦で搭乗した機体ではないか?
アグニカに何か思い入れのあるマクギリス少年がその搭乗機に憧れるのは納得出来るし。
見た目も結構バルバトスに似ているのでそこら辺の関係も気になりますね。

もう1機大砲を2筒搭載したお前、ガンキャノンかよ!という機体(フラウロス)もあるのでどっちが出土したのかな?
色々憶測からこちらの出土が有力かなと思ってますが、登場が待ち遠しいです。

とりあえず次回ついにガンダム・ヴィダール登場!
何がどうなってるのか謎の機体ではありますが敵機ながら期待してます。
{/netabare}{/netabare}


18話(43話)まで視聴。
{netabare}まず10~14話の対モビルアーマー戦。
ハシュマルもいいけどやっぱりロマン溢れるフラウロス。
{netabare}まさかの変形機能に「うお、自ら銃架になるのか!」と大興奮。
いや、もうこの辺はどうにもメカニック班の思う壺というか…「お前らこういうの好きだろ?」的な思惑を感じるとともに「俺たちも好きだぜ!」的な王道ロマンを理解した挙動にお手上げです。{/netabare}

お話的な事。
{netabare}このMA戦のポイントはMSの力を解放すると身体の一部に障害が出る(1期終盤のアイン戦の強調)かと思います。
まだ秘められた能力を有しながら阿頼耶識システムがリミッターをかける事でパイロットを守ろうとする訳ですが、悪魔の名を冠した機体に身体を生贄のように捧げる事で力を解放出来る…
既に右目の視覚と右腕を捧げた三日月のバルバトスルプスでさえハシュマルに対抗するには足りない事から、厄祭戦でのMSパイロットたちはもしかしてグレイズ・アインに近い状態だったのではないか?と推測されます。
バルバトスにはまだ未知の可能性がある、けれどその解放には三日月の力を欲する強い意思と生贄が必要になる…
今後、どのような敵と対峙し解放するに至るのか…不穏さ満載の結末でした。{/netabare}


15~17話は脱テイワズ編…なのかな。(後できっといいシリーズ名つけてくれるはず)
個人的には見返したくもないぐらい落ちるシリーズです。
《ネタバレ要注意》
{netabare}15話でいきなり名瀬兄貴たちの過去をやりだした辺りでああ、これはタービンズやばいと感じてはいたのですが…
怒りと悲しみとそれに混じったカッコよさと…色々な感情が交錯しながらもやっぱり何回も観たいとは思えない切なさでいっぱいでした。
イオクの身勝手さとジャスレイの狡猾さのどちらも腹立たしく、鉄華団をやりたいなら直接来ればいいものを…と苛立ち。。
最初から最期までいい兄貴であり続けた名瀬と最高の姐さんアミダ。
この2人の死もさる事ながらMSパイロットがMS戦で死ぬ事さえ許されなかったラフタの死は衝撃的で、そういえば極道物ってこんなあっさりした死に方するよなあとどこか今更な感想を持ってみたり。
でしゃばる事なくそっと鉄華団を支えてくれたタービンズの最期は虚しく…
非常に重い話でした。

アジーさん大丈夫かな…名瀬さんとアミダさんがいなくなった状況じゃ一番まとめなきゃいけない立場だったし目を離した時に起きた襲撃で守れなかったショックは大きいよな… {/netabare}

ルプスレクス。
ラテン語で「狼の王」だそうですが、いや、なんというか爪が素敵。
尻尾も素敵。
バルバトスは他のガンダムに比べてどんどん進化するのでプラモデルもどれにするか悩みますが、とりあえず爪が好きすぎてレクスは買い即決でした。


18話。
新章スタートです。
{netabare}終盤どうなるのかも気になりますがとりあえずギャラルホルン対クーデター軍の勢力争い、ですかね。

バエル、ヴィダール、レクスと3体まとめて出てくるともうイケメンに囲まれて失神しそうな勢いの女子のようにきゃーきゃー言っちゃいますけど(笑)
(でも本命はランドマン・ロディです。あれは可愛い…)

ヴィダールの以前のセリフからアインがいるであろう事は予測出来ていたんですが(ジュリエッタとの会話でアインの事を聞かれた時に「近くにいる」等)、やっぱりか!と思うと同時にワンクッション置けばパイロットの身体は守れる、という発想には驚きでした。
マクギリスがアグニカ、アグニカと呼び続けるバエルにもやっぱりいるんだろうか…
あと成人でも阿頼耶識つけられる技術が開発されたのかなあ?
マクギリスのあれは間違いなく阿頼耶識だし…以前から手術済みだったとは思えないし…研究成果がどうのとか言ってたし…{/netabare}


お話的にどうだろう。
{netabare}マクギリスの腐敗したギャラルホルン討伐の大義名分も、それを許さないヴィダールもどちらの正義も理解出来なくはないのですが、ちょっと待って?
この話の主人公って鉄華団だよね?
現在の鉄華団の立ち位置はマクギリスの支援。
マッキーのちらつかせた火星の王となる権利を得る為に頑張っていると思われますが、どうだろう?
僕は観ていて「さあ、開戦だ」「やっちまえー」的な高揚感もなく、鉄華団のパイロットたちが何を信じて命を張って戦うのかイマイチ大義が見つからずに困惑しています。
前回の戦闘でタービンズへの強い想いを糧にして(まあ圧勝すぎですけど)戦った時よりなんの目的で戦うのか、命を賭けるのか、はっきりしていないように感じます。
結局は世界に抗えない少年たちのお話にしてしまうんでしょうか。
足掻いても平穏は手にはいらない、そんなお話なんでしょうか。
あと7話あるのでどうなるのか楽しみです。{/netabare}

イオク様。
{netabare}謹慎させられているけどどう出るのかな。
色々やらかして(MAの起動とその後の無駄なMAへの攻撃での被害、タービンズへの非人道的な攻撃)視聴者側からはかなり倒すべき相手と見做されているけど、鉄華団的にはどうだろう。
MAの件ははっきりしていないだろうし(専用機で出てくれば周波数で判断出来るか?)、タービンズに関しても彼が指揮していたかどうか分かるのだろうか?(マッキー経由なら分かるだろうけど)
生かして置きたくはない感情はありながら、鉄華団的に見ると何が何でも倒すべき相手には思えない…{/netabare}{/netabare}


21話まで視聴。
{netabare}18~21話はクーデター編(仮)。
ラスタル率いるギャラルホルン軍とマクギリス率いる革命軍の戦闘をメインとしたシリーズになりますね。

メカ。
{netabare}ガンダム・キマリスヴィダール。
あー、うん…
別に悪い機体じゃないんだけど…
ヴィダールよりイケメン度下がってる。。
しかしドリル系武器が追加されているけど、それってアインの好みなの?(笑)
グレイズもキマリスもドリル系を持つ機体はないのにアイン機だけグレイズアインとキマリスヴィダールとドリル持ちって。

バエル。
思ったより活躍しないんで売り上げとか気になっちゃいますね…
元々改修を重ねたバルバトスなんかに比べると性能が劣ると言う事ですし、ギャラルホルンの象徴である事以外用途の薄い機体かもしれません。
翼のようなスラスターウイングが大物感出してるだけにもうちょっと何かあっても良かったかなと…{/netabare}

展開。
{netabare}すっきりしない展開が継続してます。
マクギリスに協力する形で戦闘に巻き込まれ、これが終わればみんなで幸せになれると信じて戦う鉄華団。
しかしガンダムを4機有するとは言え、艦隊数からも不利な状況。
しかもギャラルホルンお得意のマッチポンプ作戦でダインスレイヴ隊を配備され戦況は思わしくなく。。
とにかくマッチポンプは異様に腹立たしいのは勿論なんですが、マクギリスが何したいのか解らないのが辛いです。
今後の展開次第で布石であったと言われれば納得するかもしれませんが、現状では無策すぎる…
敵の将がラスタル・エリオンであるなら素直に戦いで決着する訳もないのに打たれそうな策を先読み出来ていない…
以前のマクギリスであればもっと根回ししてそうなのに。。
戦う事しか出来ない鉄華団に必要なのは頭脳。
彼らを使うならもっと道を作ってやらないとならない。
そんな事は解りそうなものなのに。
反撃の兆しも見えない戦闘はただただ苦痛で失ったものの大きさは計り知れず…あと4話…ラストに向けて胸熱な展開があればいいのですが。。{/netabare}

ノルバ・シノ。
{netabare}遺体回収が出来ていないので生死不明ではありますが…
まあ無理でしょうね……あれで生きていたら嬉しい反面、やっぱりご都合主義だと罵るでしょう。。
20話を観た段階では最前線で特攻を仕掛けて成功しても帰艦は困難と思われ、なんで単機で行かせたのかと思ったんですが、21話でチャフ撒く仕掛けがあったんですね。
でもはずした瞬間に一斉射撃を食らっているのでやっぱり無謀すぎる賭けだったと思います。
シノ自身が悲壮感を出さず、いつも通り明るく強気だったのが何故か行けるんじゃ…と思わせてしまう妙。
それと同時にヤマギの表情は硬く、嫌なフラグを立てまくり、やっぱり無理なんじゃ…とも思い。
結果、無理だった訳ですが…これしか打開策が見出せなかった戦況が歯痒く…{/netabare}

デルマ・アルトランド。
{netabare}21話で離脱。
撤退時に攻撃を食らい左腕を欠損。
元ブルワーズの子で名前のある子はこいつだけしか残ってなくて、アストンの死後ずっとデルマだけは残って欲しいと思っていました。
帰艦したデルマに同じランドマン・ロディに乗る元ヒューマンデブリの仲間と昭弘が声をかけるシーンはボロ泣きでした。。
多分、そんなに意識してなかったんですが僕はブルワーズが好きみたいです。
1期でもブルワーズ編のオルガの言葉が好きでしたし、アストンも好きでした。

腕を失くし戦えなくなったデルマは役に立てないなら死んでも良かったと言い、昭弘が生きていてくれてありがとうとデルマの頭を撫でる…
いや、もう号泣レベルです。。
昭弘だからこそ、このセリフ。
僕は内心、これ以上何もかも失くすなら昭弘も死んだ方が楽なんじゃないかと思ってました。
昌弘にアストンにラフタ、思いの強い家族を失くし続けた昭弘だから戦える戦えないじゃなく素直にただ生きて戻ってくれた事を喜んでくれる…
戦力としてではなく家族として認められている事を元ヒューマンデブリのデルマが実感してくれた事も良かったと思います。

…そう思うんですがこの程度の描写で感極まれる僕ってやっぱり単純なんだなあと思います(笑){/netabare}

アトラ。
{netabare}これ、どうなんですかね?
ハッシュとの会話から三日月と…なんて思う訳ですが…。
僕の想定では三日月はバルバトスに全部投げ出して生存エンドはないと思ってます。(勝手な予想です)
なのでラストにアトラが三日月の子と…なんてエンドも予想されているんですが…
どうなんでしょうねえ。。
何より三日月にそういった知識が備わっているのかずっと疑問に思ってたんですよね。
以前にもアトラとの会話でアトラは子供作らないの?とか俺ならいいの?とかわかってる風な事を言ってはいたんですが、彼の性格や育ってきた経緯から全く興味のない子だと思っていたので、意外な気もします。
名瀬の子供を見て命を繋いでいく等の流れから三日月が生きられない未来ならこの方向で希望を繋ぐしかないんでしょうかね。{/netabare}


今後。
{netabare}次回から火星に戻るようです。
火星に入る許可が出ない状況ですが…予告観ると入れるようです(笑)
今期はクーデリアが割と空気なので革命の乙女として何か動くんでしょうか。
現在ボロボロの鉄華団ですので、何かしら繋がりのある人の力添えが必要な気もします。
勝利の暁に貰う予定の地であんまり派手に戦争するのは問題ではありますが火星で始まり火星で終わるのも悪くないですね。
現状の展開はあまりにも酷く、マクギリスの無能さが際立っているのでどうにか打開して欲しいです。
悲しい結末であっても虚しいだけの終わりにはして欲しくない…
残り4話。ここまでフラストレーション溜めまくってますので、ここから楽しませて欲しいです。{/netabare}{/netabare}


24話まで視聴。
{netabare}ラスト1話を残しまして…
1期1話からずっと好きでどんなエンドになるのだろうと楽しみにしていたのですが…
正直、もう無理。。。
以下愚痴愚痴。

{netabare}MS。
{netabare}まず優秀なMSデザイン、メカニック監修がついていながらこのザマですか。
なんで後半戦でMSの活躍するシーンがほとんどないんですか。
ねえ、ホントにガンダムの冠要らなかったんじゃないの?
あれだけいい機体揃えてプラモもガンガン発売して、その見せ場らしい見せ場も用意してやれないの?
せっかくデザインした機体が大破、半壊するだけの用途しかないなんて可哀想じゃないですか。
まさにバエルが体現したただの象徴にすぎない状態。
ヒューマンドラマも大事だけどガンダムである以上、MSが活躍しないなんてがっかりです。
最終話も三日月次第でレクス大暴れもありえますが今更でしょ。
1期のグリムゲルデもそうだけど今期のヘルムヴィーゲ、ヴィダール、辟邪、ジュリア、バエル、どこに見せ場があったの?
もう少しMS戦を楽しませて欲しかった。
ここ数年で観たロボ物でもトップクラスに見た目も性能もいい機体が揃っていたのに……
唯一良かったのがルプス対MAハシュマル戦の5分間だけって…{/netabare}


演出。
{netabare}ラフタの死とオルガの死がヒットマンによる銃殺。
ラフタの時はビックリしたのもあってこれもアリかと思えましたが同じ手でくるとは…
しかも鉄華団は狙われているのにマーク入った上着着て歩いてるとか…防弾チョッキすら着てないとか…
せっかくのオルガという大物の死に際して全く感情が揺さぶられないというこの流れ。
なんかこう…キャラに愛情のない扱いですよね。
同じ結末でも見せ方次第でもっと映えるのに。
オルガはいずれ死ぬだろうと1期の頃から思ってはいましたが、それは三日月の成長を促す為のものだと思っていました。
もうあと2話まで来た今頃死んだって何も変わらない。(僕の中では三日月も死ぬ予定なので)
最終的に鉄華団の名のあるメンバーはほぼ死亡的な可哀想な未来の為に殺されたとしか思えません。
現在ギャラルホルンとの戦場に出ているのは三日月、昭弘、ユージン、ダンテ、ハッシュ。
うちハッシュは絶望的。
ハッシュの死に対して暴走しなかった三日月がバルバトスに全て投げ出して無双する事を想定するともう少し犠牲が出てから…
ラスタルがまだ部隊を向かわせるような事を言っていたからそれが来てからかな。。
どれだけ無駄に死なせれば気が済むんだか。{/netabare}


マッキーという存在。
{netabare}2期になってから彼の行動がめちゃくちゃ。
策もないのに鉄華団(三日月)に英雄を重ね、どうにかなると思ってる節が…
あれだけ信じてくれたガエリオを裏切ってまで成そうとした革命が力任せでどうにかなると思ってる辺りに苛立ちます。
彼なりに思いがあり、自分がダメでも同じように出自や立場に苦しむ者にそこに留まることなく立ち上がるよう旗を振る訳ですが、孤高の王として単独で成そうとした所に無理があったんですよね。
理解を示さない訳ではなさそうなガエリオ、火星生まれで蔑まれていたアイン、信じてついてきた石動、鉄華団のメンバー…上手く使えばもっと追い詰める所まで来れたんじゃないか?それだけの頭脳があったんじゃないのか?
力で屈服させるには相手に勝るだけの力がないと出来ないし、内部から工作しつつマッチポンプの隙をつけなかったのか。
力に固執したが為に何も残せず散ってしまった…
鉄華団を道連れに……
もう少し立ち回りの上手い理性派だったら良かったのに。{/netabare}


あと1話。
{netabare}この状況だと世界は変わらないし残った鉄華団が地球で生きて行くにしても犠牲が多すぎてハッピーにはなれないし、子供たちが我武者羅に生きようとしてもずるい権力者たちには勝てないんですよ、って話なんですかね?
何か少しでも親も帰る家もない子供たちにとって良くなる終わりに出来るんでしょうか。
頼みの綱はガエリオなんじゃないかと思えるんですが…そこまで動けるかどうか。。
残り1話でやるなら雑にまとめて終わるしか見えない状況が辛いです。{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}


最終話を観終えて。
1期から楽しんで観てました。
そう…2期中盤ぐらいまでは。
{netabare}上の中間感想でもなんとなく理解いただけると思いますが、後半は圧倒的にフラストレーションの溜まるだけの展開で最後も上手くまとめてあると言うより丸め込まれた感の強い終わり方になってます。
形として登場以降ラスタルの人となりをブレる事なく示し続け、本音と建前をしっかり大人らしく使い分ける有能な政治家として確立した事で終盤のまとめに利用する算段は結構上手く機能していた気もします。
僕が危惧した「子供たちの命を賭けた戦いで何も変わらない」結末は避けられ、火星からの撤退とクーデリアの働きなどで表向きは平和に暮らせるようになった、と。
まあ、お話としては綺麗にまとめたと思います。{/netabare}

しかし中身は、というと…
{netabare}中盤以降はタービンズや鉄華団内からは死人が多数出ているのに敵側には殆ど被害らしい被害が出ず、イオク・クジャンを倒した程度でカタルシスを得るには至らず。
且つ、禁止兵器を大義名分の元に使用してダインスレイヴさえあれば世界を手に入れられるぐらいの威力を誇示して片付ける安直な展開で、主人公側がそれを打開する手を考える事すらしないような見事なやられっぷりには辟易。
個人的にMSを扱った作品でMSが活躍出来ない兵器を多用して熱いバトルを展開しない流れはいかがなものかと。。{/netabare}

ライドという少年。
{netabare}最終話でライドはオルガの仇を取ります。
元鉄華団の子供たちが働く場所ではなく、仇を取る事だけを糧に生きているようでした。
ヤクザ物のオマージュ的な面もある作品ですが、やっぱりライドのような子には平和に生きて欲しかったです。
復讐は新たな復讐を生むだけですからね…

正直、これ必要だったのかな?と思う訳です。
ノブリス・ゴルドンがオルガ殺害を指示した訳でもなく、クーデリアの監視についていた部下が自己判断で撃っただけですし、ノブリスが悪で倒さなければ納得行かない相手でもない訳です。(視聴者的には、ね)
どちらかと言えばラスタル殺って欲しかったんですよ…
まああの人いなくなると政治的にまた面倒になるんで生かしておく方向しかないんですが。
自分をかばって撃たれたオルガに報いたい、落とし前はつけなければと頑張ったんでしょうけど…
三日月たちが命を賭けて守り、残った鉄華団の団員は幸せになれるエンドを期待していたので、負の連鎖を止めないラストはちょっと後味が悪く思いました。{/netabare}

ジュリエッタという少女。
最終回で株が上がった感アリ。
{netabare}大儀もなく何故戦うのか?戦闘中に三日月に問い続けて、三日月から回答はなかったけれど、しっかり理解したのは意外でした。
そうなると気になるのは初登場のシーン。
あの子蝶々食ってたよね?あれはなんの意図があったんだろうか。
あれ以外に奇行はなく、イオク様のお守りも毒吐きながらきっちりこなしていたし…
結局謎のままです。{/netabare}

生贄の謎。
{netabare}僕はずっと三日月は最後に全てをバルバトスに明け渡して無双するんだと思ってました。
しかし悪魔的な活躍はあったもののそういう描写はなく、単にダインスレイヴを受けても立ち上がるのも気迫のみのようで…
結局はアトラが三日月を失ってしまうのではないかと焦る感情を引っ張り出す為のシステムだったんですかね。
あとは身体機能を失っても仲間を守る為に戦う三日月の底知れぬ強さと無謀さを明確にする為のもの?
若干その辺に納得行かない面もありました。
こういう最後の手段で、視聴者が「ダメだ、三日月!それはやっちゃダメだ…」と思いながらもそれしか手がない緊迫した場面で「ああ…」と嘆きながらそれでも戦い続ける姿に感動したりするもんじゃないんですかね?
せっかく1期から引っ張って来た重く熱いシステムが発動しないのは勿体ない気がしました。{/netabare}


まとめ。
結構ぐだぐだ書いてますのでまとめ…ましょう。

孤児である子供たちの集団・鉄華団が戦う事で幸せを手にしようと犠牲を出しながらも諦めることなく奮闘して行くお話です。
爽快感は少なく、後半に進むにつれ悪い未来しか見えないような流れになってきます。
納得行かない部分も多くありましたが、とりあえず色々期待しないで観る分にはまずまず楽しめるんじゃないかなと思います。

MSのデザインだけならハイレベルな作品なんですけどね。。
もう少しだけ活躍するシーンがあれば良かったです。



どうでもいい話。
{netabare}三日月とアトラの子・暁は「暁・オーガス・ミクスタ・バーンスタイン」らしい。
オーガスは三日月の姓、ミクスタはアトラの姓、バーンスタインはクーデリアの姓。
この世界じゃ親の姓を全部くっつけるのか……
ちなみにバーンスタインが入っているのはアトラとクーデリアが同性婚をしたそうな。
一夫多妻制じゃなくてそっちに行くのか。。

そういえばアトラは設定ではファリド事件の頃16~17歳のはずなんだけど何故5~6年後の時点で成長したんだろうか。


ガンプラ:
ヴィダールとレクスの1/100購入。(ヴィダールは個人的にイケメンすぎて好き。レクスは爪と前傾した姿勢が好き)
フラウロス1/144購入。(可変型ってロマンだよね)
オプションセット9購入。(マン・ロディと組み合わせてランドマン・ロディ作るぞ)

原点を思い出した。
ランドマン・ロディのフォルムとレクスの爪が好きだった訳ですが、ふと考えたら僕の一番好きな機体はズゴックだった。
首がない感じ+爪……なるほど。。{/netabare}

投稿 : 2017/04/13
閲覧 : 335
サンキュー:

18

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