「Another(TVアニメ動画)」

総合得点
87.6
感想・評価
5085
棚に入れた
22531
ランキング
143
★★★★☆ 3.9 (5085)
物語
4.0
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメでのホラーは成功か失敗か。私としては成功だと考える

総じた評価

この作品のもっとも面白いところはアニメであるところです。
本来ホラー作品は現実味を作品内で漂わせるから怖い。私達の現実世界でも起こるかもしれない。そんなことを視聴者に思わせることができたら、その作品は成功しているとも捉えることが出来ます。
そして、そんな現実味のあるホラー作品を作ろうと思うと、実写で製作するのが一番効率的です。
逆に言えば、アニメで製作するというのは現実味以外に何かを伝えようとしている訳です。
そして、この作品を見ていて気付いた点がいくつか。
1、死ぬシーンなどは案外実写より迫力があって、しかも実写より恐怖感を与えていた
2、背景。実写より明らかに美化された背景や描写は作品内容とのギャップでより輝いて見えた
3、憎しみの表現技法。赤沢さんが代表的な例。後半の表情(顔の崩れ方など)は生身の人間を使うよりより鮮明に描き出していた

これらの点から判るように、アニメという現実より生生しく、また美しい世界観を作り出す表現技法を駆使することで得られる何かがあるのでしょう。
結局のところ今作品は出るべくして出たアニメでしょうね。今日の作画技術や声優のバリエーションなど、物語の内容はマンネリになりつつも、別のところで見せる近代アニメの利点を活かしたのがanotherと言えるでしょう。
その別のところ、というのがPAworkの作画技術であり、緊張感溢れる音楽でしょう。

さて、物語の内容に入りましょう。
最後のオチは視聴者をビックリさせるのには十分で、伏線も見事回収する素晴らしい幕オチだったと思います。
重要な情報はあえて公表しない。ミステリーの定番であり、もはやルールでもあります。しかし、効果は絶大。
まぁきっちり終わって貰って何よりですw

作品として評価されるべき点
私は原作は読んでいないのですが、この作品は一連の事件をあえて科学的または合理的に理由付け無かったところに評価を付けたいです。
どのホラーでもそうですが、非科学的現象が現実世界で起こるから恐怖する訳です。そして、その現象が認識不可能であればあるほど恐怖は募る。その無限の恐怖は人を絶望や混乱へと導く。これがホラーです。
そして、この作品は見事その道を踏み外さず突き進んだと思います。視聴率を上げるなどの現実的問題を考慮するなら話の後半まで科学的根拠があるかもしれない・・・っと匂わせておくのが得策の筈。
まぁ、その期待を見事に裏切ってくれた訳ですが、逆にそれが良かった。


最終話
聞いてねぇ~よ!三神先生が叔母だって・・・。いや、ワザと判らなくしてるんだろうけど・・・w
それにしても・・・・いやいやいや・・・・、なんかセコイw
面白かったけど、セコイ!
ああああああああああああああああああああああああ!!


冷静になりました・・・・w

今回一番気になるのは(というより、判らなかったのは)恒一が叔母を殺す時に放った「お母さん」というセリフです。

しかし、それ以外の伏線(記憶の齟齬など)は見事に回収し、デキの良い作品だったと言えると思います。

十一話編
物語が進んだというより、悲惨さが増したって感じですね。
しかし、どのシーンも非現実的内容にも関わらず現実実を帯びた描写で観客を圧倒させるものでした。迫力、というより、狂乱さで押してますねw
何度かビックリしたシーンもありました。
この十一話で注目すべきは物語が劇場化して来たことですね。いつかは、こうなるだろうと予測出来ていましたが、いざ起こると面白いですね。
次回はいよいよ死者が判るかな?

十話編
さすがラスト三話!結構進んでくれましたね~~w
鳴の目、夏合宿での出来事、そして死者について、それはもう色々。
一つ残念なのは15年前に呪いが解けた理由が私が書いた「七話編」とほぼ同じだったことです・・・。アニメの次回予想ほど当たって欲しくないものはないw

まぁ、そこは良しとしましょう。なぜなら、鳴と美咲が非常に可愛かったから!!
もう満腹です!w

ただ、目に関しては・・・ちょっと・・・ね・・・・。
なぁ~んか、また超自然能力が出てきましたね・・・。リアルなんだか、アンリアルなんだか・・・・。

まぁ今後も期待ってことで!

九話編
毎回良い所で幕オチしますな~(;^ω^)
ホント来週が気になる・・・

結構進んだような気がしますが、実際は全然進んでいませんw
いい加減、伏線の一個や二個回収してくれても良いんじゃないですかね~~。

さて、今回も鳴で萌えたところで(特に頭に紙の花を付けるシーン)後数話でどんな伏線を回収しなければいけないのかをリストアップしていきましょう。
・父が言っていた、恒一の小学生時代に夜見山に訪れていた発言
・電話で事件の話をすると電波が悪くなる原因(これはただの表現方法の可能性が高い)
・死者は誰か
・テープの内容
・鳴の家庭内事情
・七話で放った意味深なセリフ
・なぜ死者が出ると人が死ぬのか
・15年前の事件でなぜ皆記憶が無いのか
・26年前の集合写真
 
そして注目すべきはこの現象についてどう片を付けるかですね。まぁこの注目点は死者が誰であるかによって内容がかなり変わると思います。
例えば(可能性として限りなく少ないけど)もし赤沢泉美が死者であればどうなるか。これは、これでかなーり面白いオチになると思います。
では、鳴の場合は?まぁ彼女の可能性も皆無に近い。彼女自身もう恒一に自分は死者では無いと発言してますしね。

私としてはアニメ本編にまったく出てない、またはちょっとしか出ていないキャラが死者ってのはやめて欲しいところですが、どうなるんでしょうね。

八話編
いわゆるサービス回なんでしょうが、BGMがおどろおどろしくて、そんな雰囲気になれませんでしたw
確かに水着は可愛かった!が、なんか絵のタッチといい、音楽といい、素直に「ああ~この回は何も起こらないかもな~」とは思えず、案の定、最後は今までで一番グロイ死に方で幕オチでしたw
一つツッコミたいのは、なぜ鳴がスク水!!??
やはり貧乳はスク水と決まっているのか?!そうなのか?
私としては是非赤い水着を着て欲しかったのに・・・(・д・)チッ

そして今回一番可愛かったのは赤沢さん。彼女、ツンデレですねw
ツンデレ好みの私としてはたまらんかったです。

まぁしかし、今回一番目を向けるべきはなぜ町を出たのに人が死んだのか、ですね。単なる事故なのか、それとも一連の事故なのか。
それから、15年前おっさんは学校に何を残したのか。
ここら辺が今回のキーでしょうな。

七話編
六話辺りから可能性として出ていた「恒一が死者」はどうやら違うらしいですね・・・。
そして最後の鳴が放った意味深なセリフ。鳴は死者を知っているのでしょうか。それとも単に恒一が死者でないことをしっているのでしょうか。
まぁ多分後者でしょうね。じゃないと机の上に「死者は誰?」なんて書かないか。
で、今回の一番の進展はやはり15年前の夏合宿でしょうね。一種の対処法として出てましたが、どうなんでしょうか。
一番の可能性としては死んだ二人の内一人は死者だったみたいな展開ですかね~。まぁ超安直な考え方なんでなんとも断定は無理ですがw
それに皆の記憶が無い事と、結局死者が誰だったかが分からないのが引っ掛かりますね。

今後も期待。

六話編
ホント面白くなってきましたね~~、いや元々面白いんですけどw
PAはいい仕事してくれてます( ^ω^ )ニコニコ
最後が相変わらず気になる幕オチで、これも満足。
鳴はいつもより可愛く、妄想の中では輝きすぎて直視出来ないほどでしたw

一つ残念なことは多分一連の現象は科学的根拠なしでエンディングを迎えるのではないか?という以前から気になっていた疑問が現実になりそうな点ですね。
まぁ仕方が無いのかな。
この解決方法にこれからは着目していきたいと思います。

五話編
いい加減軽い気持ちでこのアニメを見るのやめようとしたいんですけど、いつも何も考えずに見始めてしまいます><
つまり、初めがめっちゃ怖いw
前回のおさらいなのは分かってるんですけど、いきなりやられたらビックリしますねw

さて、本題。
また一人死んでしまいました・・・あんまり出てなかったので名前さえも覚えていませんが。
そして、後半は隠されてたパートが一気に暴露されました。
私個人としては、最終的に呪いとかの類い以外、ようするに合理的な関連性を証明して欲しいところなんですが、どうでしょうね〜。今のところ無理っぽいですけどねw

やはり、この話が最終的に良作と称されるにはオチのデキによると思います。
つまり現在やってる伏線を張るという行為は合格ラインです。しかしホント面白いですな〜w 来週が待ちどうしい!

四話編
相変わらず素晴らしい展開ですね〜。まぁ今回は進みが遅かったですけど、十分楽しめました。
最近はこの作品の為に一週間を過ごしてる感があるぐらいでw
とは言いつつも、ミズノさんの死は結構急でしたね。
今はただただこれらの事件をどう関連付けるのかが楽しみですw

三話編
感動!なんとなく読める展開だけど、場の雰囲気が何が起こってもおかしくないって感じで常に緊張に包まれています。
話は結構進みましたね。少なくとも一、二話で張ってあった伏線は基本的に解消した、と考えて良いでしょう。まぁ鳴の話が真実とも限りませんが。
しかしこの三話で私の中の期待値が一気にグっと上がりました。まだ見てない人は是非見てもらいたいですね。

二話編
一話と同じく素晴らしい展開でした。
話はあんまり進まなかったけど、こういう作品は進む速度ではなく基盤をじっくり作って、視聴者にアニメ自体の雰囲気を馴染ませることが重要だと感じます。
怖い話は内容が良くてもあんまり評価が高くならない場合が多い。単純に怖いから、とか内容がグロイからとかの理由で

私はこういう作品だからこそ出せる味みたいなものがあると思うんですよ。
その部分を期待しながら、今後も視聴を続けることにします。
一話編
すごい初回でした・・・汗
ここまで怖かったのはひぐらし以来ですw

基本ホラーは見ないんですが、PAworkということで見る事にしたましたw
なんか悲壮感の漂う作画でしたね。それこそCANNANみたいな。

個人的には期待大です!
こういうの待ってましたw

投稿 : 2012/03/27
閲覧 : 447
サンキュー:

42

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