「昭和元禄落語心中 助六再び篇(TVアニメ動画)」

総合得点
81.1
感想・評価
485
棚に入れた
2187
ランキング
415
★★★★☆ 4.0 (485)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.3
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

落語家三代に渡る壮大な人情ストーリー。

八代目八雲に弟子入りして早十年、
ひよっこだった与太郎もいよいよ真打に昇進。
襲名するのは、八雲の兄弟子であり
小夏の父親でもある「助六」の名だった。
順風満帆のようにも見えるが、そうもいっていられない。
落語はいまや時代に取り残されつつある。
父親がいないまま母親となった小夏のことも心配だ。
三代目助六となった与太郎は自らがたぐり寄せた縁を
しょって立つことができるのか……?
(公式より)

というお話。

1期放送からちょうど1年。待望の2期です。

1期の終わりから10年が経過したところから
始まります。まあ、上のあらすじでだいたいのことは
わかりますが。
新たに登場して絡んできそうなのは、上方落語を
廃業した円屋萬月と助六に新作を書くと言う
作家の樋口栄助、そして小夏の子・信乃助でしょうか。

立ち上がりとしては文句のつけようがない出来。
ようやく今期の本命作品が登場した感じです。

=============最終話視聴後、感想です。

時は流れ、信乃助は菊比古を名乗り二つ目に。
そして与太は助六から九代目八雲を襲名。そのお披露目と
新しい寄席小屋のこけら落としで団圓というお話。
ある意味、時代を駆け抜けた名人たちを松田さんの
目から見ているような感じでした。

2期モノでしかも題材が落語という、おおよそアニメ
では受けないだろうと思われる作品でしたが、本当に
力の入った素晴らしい作品だったと思います。
まあ、無理をすれば信乃助編の3期を作れなくもない
でしょうが、これはここで終わるのがスッキリとして
いいでしょう。続編を望むのは野暮ってもんです。

忘れられない作品となりました。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 206
サンキュー:

14

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