天地人 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

ネオＳＦスーパー英雄（？）列伝４９

ガンダル司令
「ブラッキー、今度こそ、グレンダイザーを倒すのだ」
ブラッキー隊長
「お任せください、今回は円盤獣ダメダメ、グダグダ、ヘロへロの３体を使って、必ずや倒してみせます。」
ガンダル司令
「（ダメだ、こりゃあ･･･）」
と言うように、敵の円盤獣の名前が同じ２文字を続けるだけの、簡単な名前だったのが印象に残ってます（って、そこか　汗）

まあ、冗談は置いといて（こらっ）マジンガーシリーズ第３作目にして、最後を飾るグレンダイザーの感想です。
正直、荒木さんや小松原さんの時と他の方の時の作画の差が酷かったですね（ただ、ホントに荒木さんの時は素晴らしかったです。）
敵のガンダル司令は顔が半分に割れてレディガンダルが出てくるなど、従来の異形なキャラでしたが、他の幹部はマジンガーシリーズとしては普通でした。
内容としては、主人公がいわゆる亡国の王子で、兜甲児や剣鉄也と違っておとなしいというか理性的で影のあるキャラで、熱血漢の甲児との対比が良かったです。
ただ･･･なんで、兜甲児をＴＦＯなんて、貧弱なメカに載せてるんだ（怒）
もう完全な当て馬状態で、当時観てた時には怒り新党もとい怒り心頭でした。
何度、マジンガーＺを操縦してグレンダイザーと共に戦う姿を妄想したことか（涙）
まあ、その点を除けば、宇宙刑事シリーズ等でお馴染みの上原正三さんの脚本と相まって、ばらつきはあるものの、全体としてみれば素晴らしい作品に仕上がったと思います。
と言っても、先に書いた作画の差や甲児の扱いがヒドイ点など不満もあります。
それと、ヒロインであるひかるの影が薄かったです。しかも後半はマリアにその座を奪われるという始末（う～ん）
というか、実はデュークフリードこと大介と甲児がひとつのベットでどう見ても朝を迎えるシーンまであるんですよね（おいおい）
どうりで甲児が弓さやかの事を言わないと思っていたら、こういう事だっ（おい、何をするんだ、やめ・・・バタッ）

え～っ、失礼しました。
前半も面白かったんですけど、後半マリアが登場した辺りから秀作が続き、ラストに向けて盛り上がりを見せた作品でした。
でも、未だに分からないんですけど、スペイザーからグレンダイザーが飛び出す前に、デュークフリードが座っている座席が、一回転するのは何故なんだろう（苦笑）