ace さんの感想・評価
4.6
最高のバカアニメ
・やばすぎる
今じゃ絶対放送できないね
まぁ原作はもっとやばいんだけど
だがKIDステーションという有料アニメチャンネルでは今でも再放送されてたりする
過激シーンや問題発言はカットされてるだろうけど
・バカボン家が平和だった時代の話
原作者の赤塚不二夫が書いた最終話では
バカボンははじめを刺し殺し
バカボンのパパは目ん玉つながりのお巡りさんと撃ち合いお互い死亡
バカボンのママは不倫し、離婚、家出
しかもはじめを置き去りにし、そのせいではじめはバカボンに殺される
・・・・というとんでもない最終話だった(これ、マジです)
原作者が書いた最終話なので、これが本当で本物で真実のエンド
なんつー作品だ・・・・
まだまだ平和だった時代のバカボン家のお話になりますw
この数年後か、早くて数カ月後にこれが起きる・・・わ~お・・・・
・前作から変わってしまったパパ
前作のバカボンのパパは「頭おかしいけどいいところもあるパパ」
って感じでした
ちゃんと働いてたし
今作は「頭おかしいだけのパパ」になった
そんで無職になってた
・アニメで有名になった系の最初のアニメ
らきすたやけいおんなど、原作よりもアニメで
知名度と人気を稼いだ系の最初の作品
「アニメで人気が出た系」の元祖といっても良いのでは
原作ではパパは人を殺しまくってますが、アニメでは当然そういうシーンは
改変され、大人しくされている
各話だいぶ「良い終わり方」に改変されており、原作のまま放送が
できたとしても、あのままじゃ絶対人気でない
らきすた、けいおんなどはアニメも原作もなにがおもしろいのかまったく意味不明だが・・・
・前作の4年後のバカボンだと予想する
バカボンの弟のはじめは前作では生まれたばかりだったが
今作では「4歳」と言っているし
前作では立てなかったし歩けなかったが、今作は立って普通に歩いている
だが外見はまったく変わらない
前作の最終話でアメリカ行きの船に乗り旅立ったバカボン一家だが
今作は普通に日本に住んでいる
4年間で帰ってきた様子
・やっぱりバカボン家は「バカ田」っていうのが本名でいいんでしょう
WIKIでは違うって書いてありますが
お巡りさんやあと忘れちまいましたけど、バカ大の後輩もそう呼んでて、
バカボンのパパはそれで通していたので
恐らく「バカ田」さんが本名ってことでいいかと・・・
そもそも誰一人まともな名前のキャラはいない
・前作の準レギュラーが全員消滅
前作ではそこそこの出番を誇っていた中村君や桜ちゃんや先生が
一切出てこなくなったのでとても寂しい
というか消滅した
ほぼバカボンのパパが主人公になった
前作ではバカボン主人公回もそこそこあったのに・・・
なぜ
・矛盾が少しある
レレレの親父がほうきで掃くようになったのは
自分の子供の世話をするため・・・のはずだが
普通に幼少期からほうきで掃きまくってた、
お巡りさんは敬愛するおふくろがいるはずなのに
回によって天涯孤独の身、とされている・・・
どっちやねん
◯よい
・バカボンのパパという「ブランド」がすごい
3頭身、どす黒い肌の色、特徴的な点目と顔、頭のおかしい言動
「パパという存在」だけですでにおもしろい
同じ「頭おかしい系アニメ」の中でもダントツで頂点のイカれっぷり
Q太郎も風大左衛門もあ太郎も怪物くんもバカボンパパのイカれっぷりにはまったく相手にならない
個人的にQ太郎とバカボンパパが日本アニメ史上2大イカれキャラだと
思っているが、2位のQ太郎との差は大きい
・バカボンパパは男の中の男
頭おかしいけど男らしい
人を助けても、見返りや報酬を一切受け取らない
相手が「お礼をします」と言っても拒否する
警察官から犯人逮捕に協力した金一封が出ても、
みんなにプレゼントを買う・・・などなど他にもパパが
損得勘定や私利私欲で動くことはない、と思わされるような出来事は度々ある
頭おかしいだけのパパ、と上の方に書いたけど
これはいいところか・・・
・ぶっとびすぎ
日本アニメ史上、もっとも頭のおかしいイカれたアニメ
バカボン一家、パパの後輩や先輩、お巡りさんから近所の人まで
全キャライカれている
様々な頭のおかしいアニメは多々あるが
その中でもバカボンシリーズはダントツの頂点である
・声優
神声優大集合
バカボンのパパの声優は雨森雅史、やっぱこの人しかいないでしょ~
あんなにぴったりな人はいない!!
スネ夫声優のお巡りさん、ジャイアンの声優もいましたねー
サーカスの団長とかすげー声優もいる
この作品の声優たちは本当にすごい!!
スネ夫声優、ジャイアンの声優の尋常ではない個性的な声はもう
語るまでもない
昔と比べ今の声優は退化してるのでは?
◯わるい
・たまに意味不明な回がある
これははっきりと良くない点ですね
昭和アニメ特有の現象、「意味不明な回」や「胸糞だけの回」
この元祖バカボンにもちょくちょくあります
・妙なことが起きている気がする
スネ夫声優の肝付兼太ね
赤塚作品、藤子作品には必ずどっかで出てくる
今作ではお巡りさん、前作では中村くんやその他mob
前作のお巡りさんの声優はぴったり合っていて、演技も一流
変える必要は一切ない
だが前作肝付が担当していた中村くん消滅に伴い、
わざわざお巡りさんの声優に入れ替えやがった
これは本当にいらない配役
ここまで肝付にこだわるのはなんか、事務所関連の大人の事情を疑う
赤塚はたしかおそ松くんで、イヤミの声優に肝付が採用されたときに
不快感を表明していた・・・
前作のお巡りさんの声優はぴったりあっていて最高だった
ちょっとこれにはがっかりです
この件のせいで肝付があまり好きではなくなった
まぁ彼は別に悪くないけど
◯THE VERDICT
10/10
・総括
早い話が、
バカボンパパの先輩や後輩、どろぼー、頭のおかしいお巡りさんなどが
バカボンパパに絡んでバカなことをするアニメ
感動回もちょくちょくある
今では放送不可能な頭のおかしいアニメ
というのがこの作品です
・胸糞回がちょくちょく入っている
もったいないですね
赤塚作品の特徴です
意味不明な回や胸糞だけの回がまぁまぁある
まぁあの伝説の胸糞クソアニメ「あ太郎」の作者ですし、お察しってとこですけど
・アメリカから砂漠、雲の上、地底、海の底、春夏秋冬を巡る大冒険!!
あっちこっちもう留まることを知りませんね
あらゆる場所、あらゆる季節を大暴れするパパ!
大好きです!
・個人的な話になりますが・・・
恥ずかしながら、このバカボン
個人的に視聴済み全アニメ中、「最高のアニメランキング」現在2位である
ちなみに1位は旧ドラえもん
1位と2位の差はけっこうあるけどね
前作バカボン+この元祖天才バカボン+次回作の平成天才バカボンのシリーズ全て含め2位です
ちとわかりにくいね