1975年度に放送されたおすすめアニメ一覧 30

あにこれの全ユーザーが1975年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2023年04月02日の時点で一番の1975年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

74.0 1 1975年度アニメランキング1位
ガンバの冒険(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (151)
771人が棚に入れました
港で開かれているネズミたちのパーティ。そこに傷だらけの小ネズミ、忠太が転がり込んでくる。残忍な暴力と恐怖で故郷の島を支配している巨大な白イタチ、ノロイを倒す力を貸して欲しい、という忠太の言葉に、ネズミたちは冷たかった。しかし、ガンバを始めとする勇敢な7匹の仲間が集まり、冒険の海へと船出する。

声優・キャラクター
野沢雅子、水城蘭子、内海賢二、富山敬、堀絢子、島田彰、大塚周夫
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

世界一小さくて壮大な冒険譚

その壮大さから1年(約50話)の話数かと思っていたら、見終わってみるとわずか2クール(全26話)の話数で収まっていたことに驚きでした。非常に厚みのある、それでいてよくまとまった物語であると思います。

あらすじ↓(けっこう長いです)
{netabare}
海に憧れてはるばる遠く離れた港までやってきた町ネズミの「ガンバ」と「ボーボ」。ガンバは冒険心が強く勇敢で、ボーボはぼーっとしていて食いしん坊。港で最初に二人は風来坊の不思議なネズミ「シジン」と出会う。

次に港の一角にある倉庫で開かれていた港ネズミの宴会に潜りこんだガンバたちは、港ネズミの長で腕っぷしの強い「ヨイショ」と非常に賢く知識に長けた「ガクシャ」と出会う。

そこで宴に飛び込んできた島ネズミ「忠太」から一同は衝撃的な話を聞かされる。
彼の故郷の島では残忍で強大なイタチ『ノロイ』によってネズミたちが次々と殺され、自分だけは助けを求めるため命からがら逃げ延びてきた。どうか島まで一緒に来て仲間を救ってくれというのだ。

港ネズミたちの間でもノロイの恐ろしい噂は有名で、忠太の前から一人また一人と去っていく。
港ネズミの中では最も強いヨイショでさえ、ノロイに対しては無力さを実感していた。

しかしそんなとき一人だけ忠太に力を貸すことを約束するガンバ。彼の底抜けな勇気と根性に心打たれ加勢を決心するヨイショたち。

島へ向かうための船の中で出会った「イカサマ」も途中で加わり、彼ら七匹の冒険が始まった。
{/netabare}


目的の地へ旅立ってから、彼らはいくつもの山を越え野を駆け島を巡っていきます。

何しろ彼らは小さな小さなネズミですから、その道のりは私たちには想像もできないほど果てしないものでしょう。

私たちの身近にある小物や日常品が、普段とは全く違った視点の異なる使われ方をしているのが面白いです。

行く先々で待ちうける困難。でも決してその現実から諦めたり逃げたりはしません。皆で力を合わせればどんな絶望的な状況でも勝機を掴めるという確固とした意志と絆が感じられます。

それに冒険の中で助けてくれる味方や信じあえる仲間にも出会い、意外にも賑やかな道中が続いていきワクワク感満載です。

人間ドラマならぬネズミドラマの、劇的で素晴らしい展開の数々は中弛みを感じません。


なによりこの物語においての『ノロイ』の存在が、単純な勧善懲悪でない構造を作り出していると思います。

真っ暗闇で月の光に照らされ眩くノロイはさながら神のごとき存在感を放ち、これが‘対立’でも‘戦争’でもなく神への‘反抗’であるかのような物言いでした。

後にも先にもこれほどトラウマになる敵も居ないだろうと思います。


作画は、ネズミの細かい仕草から人間のリアルな挙動にかけての描き分けが凄いっていうのもあると思うんですが、それよりも背景の緻密さが尋常じゃないです。
スタッフの中にレイアウト:芝山努 美術設定:男鹿和雄のお二人だったり、原画に川尻善昭・小林治の名前があったり、金沢比呂司さんに至っては一人原画だったり、今じゃ考えられないような豪華さ。

普通アニメで海を見ると壮大だな、とか綺麗だな、と思う事はあってもガンバのように見ていて酔いそうになる、飲み込まれそうになる怖さは味わえないです。

音楽は、山下毅雄さん。主題歌だけで凄いなーと思っちゃいます。特にED「冒険者たちのバラード」はアニメ史に残る名曲といっても過言ではないかと。
TVバージョンだけ聴くと鬱々とした気分になりますが、フルで聴くとちゃんと冒険者のための曲になっていて、出来ればTVでは二番を流してほしかったと思います(笑)

キャストはスタッフ同様勢ぞろいって感じで、その中でもガンバ役の野沢雅子さんやイカサマ役の堀絢子さん、シジン役の島田彰さん。ノロイ役の大塚周夫さん辺りが印象的です。(端役だとイエナ役の杉山佳寿子さん)
ただ、ボーボ役の水城蘭子さんに少し違和感を持ってしまった所があります。
七匹が中心になった冒険ですが、ガンバとイカサマが特に目立っていました。この二匹が主人公だと思います。



古い作品ですが、今なお通用する普遍的な冒険物語としてガンバの冒険は素晴らしい名作です。


その他思ったこと
{netabare}
EDの冒険者たちのバラードのように、まさにノロイが奏でる皆殺しのバラードになると思われた終盤。

瀕死の状態となってしまった長老ネズミの頼みでシオジ(忠太の姉)が代々島に伝わる‘早瀬川の唄’を聴かせ、長老は安らかに息を引き取る。
この唄をヒントに勝機を掴んだガンバ達が「これからいよいよ冒険者になるときが来た!」と決意を新たにするシーン。

そして最後シジンの語りで皆が冒険に出た真の理由が分かるシーン。

前者は、ついにこの長い冒険の序章に区切りを付ける流れとして申し分ないものでした。
後者は、ガンバたちにとってあくまでノロイを倒すのは冒険の過程に過ぎず、海に魅せられたから、海と旅をしたいから冒険を続ける・・・そういった想いが間接的に伝わり演出的に秀逸です。
{/netabare}

投稿 : 2023/04/01
♥ : 19
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

真っ向提示な昭和の快作

旧作紹介するとき、当時自分は喜んで観てたけど、
今の方たちにはどうだろう?資料的価値?と言われてもね、
面白いかどうかが大事なんだしね、
時代背景やセル等技術的背景等鑑み、
当時としては~とか言い訳じみた逃げ恒常無しに、
クオリティー含め堂々と、
今の方たちにも自信持ってお勧めできる作品は、
アニメがまだ子供向けと揶揄されてた時代、
所詮子供向けって感覚に真っ向から立ち向かい、
子供達限らず世間に真剣に何かを伝えよう、
そんな気概溢れた人たちがいた、作品があった、

ガンバの冒険。
1975年東京ムービー、監督出崎統氏、作画監督椛島義夫氏、設定レイアウト 芝山努氏

ガンバというのはネズミさん、
どんな困難にも立ち向かう熱い心持った、
正義感バイタリティー行動力抜群のガンバと仲間たちの冒険活劇、
{netabare}
とある島で残忍なイタチに苦しめられてるネズミ達を助けようと、
仲間のネズミ達と共に海に出る、
航海途中様々な困難を仲間と共に切り抜け、
ついに目的の島にたどり着く、、 {/netabare}

仲間のネズミも各々個性的で魅力的でね、
中でもイカサマって奴、皮肉屋だけどいい奴で、
主人公食っちまうんじゃないかってくらい抜群のキャラだった、
他にもヨイショ、情に厚く涙もろい親分肌の船長、
ガクシャ頭脳労働理論派、ガンバの親友のボーボーもいい味だしてたな、
視聴側も其々にファンいたりね、
中人もガンバの野沢雅子女史(最高だった)
イカサマ役堀絢子女史 ガクシャ役富山敬氏、ヨイショ役内海賢二氏等
今思えば層々たる皆様なんだけど、

特筆すべきはラスボス、大塚周夫氏演じる白イタチのノロイ、
当時アニメ史上最悪最凶ってくらい、
描かれ方も怪物じみてるけど凶悪さが半端ない、
惨忍な上狡猾だから始末に負えない、
徹底したネズミ目線ってのもあって、
その辺りの描写も卓越した作品で、
ネズミからすりゃ人間もえたいの知れない巨人だし、
犬やイタチも化物なんだけど、
ノロイだけは別物別格だったね、
トラウマ化した人もいたくらい(汗)、

航海途中様々な場所での色んな出会いや別れのエピソードが、
各話通して描かれてて、
中には仲間割れや裏切り、死別等酷な場面もあるけど、
ガンバがぶれないんだね、これぞ主人公、
苦難乗り越えた先に立ちふさがるノロイ、彼らの運命や如何に、

作品クオリティーも、
キャラの動き、表情、表現、カメラ、背景、色、
セル真骨頂的凄いものがある、
表情豊かって言い方あるけど顔だけじぁない、
身体の動き全部が表情で、
必要最低限枚数で最大限効果、見事という他ない、
現代アニメ観慣れた方々にもお勧めできる本作品、
機会あらば是非一見戴ければと願う所存。


冒険者たちのバラード
作詞 東京ムービー企画部
作曲 山下毅雄

逆巻く波と閃く空がガンバと仲間を打ちのめす、
度はもうこれまでだ、冒険を打ち切ろう、
けれどガンバは指差した!小さな島を、
カモメは歌う悪魔の詩を、帆柱に朝日は昇る
けれど夕日はお前と仲間のドクロを映す、

とどろく雲は怒涛の海にガンバと仲間を転がした、
これが、ほら始まりだ、何がある?何がある?
仲間の胸は高鳴った、光は其処に、
カモメは謳う歓喜の唄を、舵先に朝日は輝く、
そして夕日は、、お前と仲間の勝利を祝う。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 25

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

悪役ノロイのインパクトが凄まじい昭和の名作

このアニメは、1970年代生まれの方ならほとんどが
知っているであろう昭和の代表作である。
私自身は、インターネットで存在を知ったため
リアルタイムで視聴したことがない。
今回、見る機会がたまたまあったため
レビューを書くという意味も含め視聴した。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
港内で行われているパーティーに、ガンバとボーボが訪れた。
その後、しばらくすると傷だらけになった忠太がやってくる。
自分の故郷を支配する、白イタチ・ノロイを倒すために
協力して欲しいと懇願するためだ。ノロイの話を聞いて
逃げ出したものがほとんどであったが、ガンバ達6匹は
承諾し、7匹でノロイを倒すために出発する。

ノロイ島に到着するまでの流れが1~19話
ノロイとの決戦が20~26話である。
序盤は、7匹の個性や過去に焦点を当てているため
一部の回を除き、テンポはゆっくりしているが、
ノロイ編から雰囲気がガラッと変わる。

この作品の凄いところは、7匹の性格を上手く
活かしているところだ。原作では、15匹であったため
7匹に減らしたらしいが正解だと思う。
焦点がぶれてしまうからだ。
そのため、一部のキャラクターには原作にしか
登場しないキャラクターの性格が反映されている。

7匹の中では、ヨイショが一番好きだ。
最初の頃は、我の強い奴だと思っていたが
面倒見もよく、情に厚い。私が、仮に女だったら
惚れてしまいそうだ。
ガクシャとイカサマも好みだ。

作画も気合が入っている。当時のことを考えても
相当すごいと思う。丁寧に作りこまれていると感じた。
また、セル画の素晴らしさをあらためて感じた。

キャラクターに関しては、ノロイのインパクトがすごすぎる。
他にも、猫、犬、ザクリといった厄介なものは登場するのだが、
ノロイの前では霞んでしまう。
出だしから、こいつは明らかにやばいやつだと実感できる。
知能も非常に高く、言葉巧みに誘惑させることで
ネズミ達が疑心暗鬼になるシーンも多い。
部下にも容赦しない徹底された冷酷さ。
白に対する執着心からきているのだが、邪悪そのもの。
白い悪魔とはまさにこのこと。

ちなみに、うしおととらに登場する悪役
白面の者のモチーフになったと言われている。
モチーフにしたくなる気持ちがよくわかる。
アニメ史上最悪最強の存在として呼ばれているが
このキャラを越える悪は存在するのだろうか。
カリスマ性もある純粋な悪だと私は判断した。

個人的にはザクリ編が面白い。ノロイ程ではないが、
黒ぎつねであるがゆえにザクリの恐ろしさに
一層磨きがかかる。単独でありながらも主人公たちを
翻弄していく様は印象に残りやすい。
そこで出会ったリスたちと何回か接触するが、
その際中のやりとりも深い。
未熟ながらも考えらせられた。

10話はいらないと感じた。話も進んでいない故、
イルカがかわいいくらいの感想しかない。
25話構成でも問題ないと思う。

私の中では名作だと感じる。アドベンチャー物が好きな方
は一度視聴して見てほしい。また、悪役キャラが
好きな人もオススメする。こういったクオリティの高い
アニメを再度作って欲しいなと多々願うばかりである。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 16

68.0 2 1975年度アニメランキング2位
フランダースの犬(TVアニメ動画)

1975年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (119)
620人が棚に入れました
ベルギーのフランダース地方の小さな村。ネロ少年は、牛乳運びの仕事をする祖父ジェハンを手伝いながら、貧しいながらも幸せに暮らしていた。彼のささやかな夢は、絵を描くことと、いつかルーベンスの絵を見ること。ある日、ネロは主人に酷使され捨てられた犬、パトラッシュを介抱し、共に暮らすようになる。

声優・キャラクター
喜多道枝、一龍斎春水、桂玲子、及川ヒロオ、大木民夫、中西妙子、駒村クリ子、菅谷政子

kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

悲劇の代名詞っすね。
◎「忘れないよ この道を、~ 空に続く道を」
という事で「負け犬の物語」。 じゃなくて『フランダースの犬』です。 
「空」って、天国でしたか? それなら あのOPの不思議な首の動きも説明がつきますw

「『フランダースの犬』はベルギーでも出版されているがあまり有名ではなく、日本での評価とは対照的に地元での評価はさほど高くはない。これは作者がイギリス人であり、また「自分たちベルギー人はこの物語のように(子どもを一人で死なせるほど)非道ではない」との批判的な意見があるためと推測される。さらに、ストーリーが欧州の価値観からは「負け犬の死」としか映らないことも要因とされる。
1986年にホーボーケンにネロとパトラッシュの銅像が建てられた。また、2003年にはアントワープ・ノートルダム大聖堂前の広場に記念碑が設置された。ただし、この設置の背景には、日本人観光客からの問い合わせが多かったからという事実もある。
日本人観光客の多さに「フランダースの犬 (アニメ)」の放映権をオランダの国営放送が獲得し放送したところ、80%を超える視聴率の人気アニメとなった。日本の「フランダースの犬 (アニメ)」には原作にはないストーリーが多数加えられており、その部分がとくに日本において先に人気を集めたという解釈も可能である。
欧州全般に、教育的な見地からこの作品を読むことを勧めない風潮がある。これは原作でのネロの年齢が15歳で、「主人公が年齢相応の自立をしていない」との理由による。
アメリカで出版されている『フランダースの犬』はハッピーエンドを迎えるように改変が加えられている。これはハッピーエンドがアメリカ人好みであること、原作の内容には「救いがない」「可哀想だ」との意見から。具体的には「ネロとパトラッシュは聖堂で死なない」「ネロの父親が名乗り出る」などがある」

げに恐ろしきは日本アニメのパワーですね。

登場人物の多い話ですが、結構ネロの味方をしてくれる優しい人も多いんですよ。
ただ厳しい人が有力者に多かったのが悲劇です。

アロアは最初 麻上洋子さんが声を当ててたんだ。


『フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ』というリメイクも作られて、林原めぐみさんがネロ役をされていたのですが、知らないなあ。


●さて、「パトラッシュ」を同人誌にするなら どう描こうか?

実はネロのおじいさんジェハンさんは 近隣地域で「闇の仕事人」の元締めで、普段は 生まれてから一度も怒った事が無いような顔をして、
「闇の会」では鬼の形相で仕事人達を束ねる 凄腕の殺し屋です。
ネロも仕事人として働いていて、パトラッシュがターゲットの注意を惹いている隙に ミルクの空きドラムカンで後ろからガツンと!
 それをアロアに知られてしまい ・ ・ ・

他に アントワープに出現する妖魔を夜な夜な退治する話とか、
ルーベンスの絵に隠された聖杯を巡る 魔法使いとサーバントの話とか、
 やたら暗い話ばかり思いつきますw

いっそパトラッシュを主人公にしてみようか ・ ・ ・ 何か「動物のお医者さん」みたくなっちゃったよw しかもちょっちエ○?w

投稿 : 2023/04/01
♥ : 6

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とても2度は見れない・・・

 アニメランキングの番組などでもお馴染みのこの作品。
きまって最終回の場面が流れ、出演者は涙します。
(ちなみに最終話だと、パトラッシュがネロを追いかけるためにアロワの家を飛び出し、走っていくシーンのほうが私はぐっときました)
 しかし、はたして彼らの中にフランダースの犬を全話を見たことがある人はどれくらい居るのでしょうか。
ダイジェスト版やらで、あらすじを知っているにすぎないのではないでしょうか。違うんですよ!全話見ると

以下、ネタバレ…ですね。(この作品で今さらネタバレってのもなんか変ですけど)

 1話から順に見ていくと、いろんなことがありました。酷使されボロボロになったパトラッシュを見つけて一生懸命介抱したり、歴代アニメキャラの中でも1,2を争うクズ野郎の金物屋からパトラッシュを守ったり、森の小屋で絵を描いたり、ジョルジュやポールというすてきな友達ができたり…。 両親と死別し、おじいさんと二人で非常に貧しい暮らしをしているネロですが、彼はその境遇に負けず明るく元気で、牛乳配達の仕事も真面目にこなす本当に本当にいい子なのです!

 そんな中で、最も私の心に刺さり、涙が止まらなかったのはおじいさんが亡くなってしまうシーンです。
おじいさんの代わりに仕事をしていることもあってか、いつもは大人のように落ち着きのあるネロが、この時ばかりは取り乱して子供らしく泣き叫ぶのです。
「おじいさん、死んじゃ嫌だよ!僕を独りにしないでよ!」
いま思い出して書いているだけでも視界がぼやけてしまいます。
個人的には、ここが作品の中でもっとも悲しい話だと思います。最終話はむしろ救われるような気持ちでした。

 最後にどうしても見たかったルーベンスの絵を見ることができ、唯一残された家族でもあるパトラッシュ(あとはアロワに託すつもりだった)が、ご飯もある暖かいアロワの家から自分のもとにきてくれたのです。
彼らは満たされた気持ちで天へと昇っていきました。きっとそこでおじいさんや両親と再会することができたでしょう。
ああ、よかったと感じる反面、その後のアロワを思うと……。

 ちなみに実写ですが「星を守る犬」という映画があります。現代日本版フランダースの犬という感じですが、こちらも非常に泣けました。
飼い主と犬の美しい愛情が描かれている作品は、時代や場所を問わず心に響くものです。やはり2度は見れませんが。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 10

black iris さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

自分史上最も泣いた作品

 感動モノのアニメを片っ端から探してこのアニメに行き着いた。「フランダースの犬」といったら誰もが聞いたことのある作品であるが、なにせ古いアニメで、長そうなイメージがあったため、僕は今まで敬遠してきた。そして、なんといっても、僕は観る前からラストのシーンを知ってしまっていた。テレビとかでもよくやってるあのシーンである。しかし、世間でもこんなに話題になっているアニメだし、観ておきたいという思いがあり観ることにした。
 とりあえず、だらだらアニメを観始めてみると、少し興味がわいてきた。おそらく、その理由は、少年ネロの純粋な心に惹かれて行ったからだと思う。そして、物語が進むにつれて登場人物が増えていき、ネロの周りにも様々なことが起こり面白くなってきた。この物語は全部で52話もあるのだが、40話くらいになるまで特に物語としての大きな変化が無いように感じた。しかし、観終わって振り返ると、この前半40話があったからこそ、物語終盤でこんなにも心が揺さぶられたのだと確信している。僕は、40話超えたあたりから、もう涙が止まらなかった。さらに物語が進むと、僕は声にならない声を出しながら泣いていたのだった。
 この物語は、主人公に襲い掛かる理不尽な出来事や仕打ち、そして、その逆境に打ち勝つための、主人公の周りの人の温かさや友情が多く描かれ、こういうアニメの王道的な感じだったと思う。同じような作品として、世界名作劇場の「ロミオの青い空」という作品もあるが、そちらの作品は友情や団結感という要素が強いのに対して、「フランダースの犬」は主人公を襲う様々な出来事による悲しみや辛さの要素が強いような気がした。
 非常に長くなったが、結局僕が言いたかったことは、死ぬほど感動したということ、ただそれだけである。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 4

66.4 3 1975年度アニメランキング3位
まんが日本昔ばなし(TVアニメ動画)

1975年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (57)
363人が棚に入れました
毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターを多数起用するなど、映像にこだわりのある作品だった。番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用され、作品の質の高さに一役買った。

声優・キャラクター
市原悦子、常田富士男

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ローカル・ホラー

学校の道徳の時間にみせられる、という話がでていたので、まあ、わかる気もしつつ、
一方で、これが道徳の時間というのはどうなんだろう、と。

学校の「道徳の時間」なるものが、ただの教訓めいた話の紹介だとか、そういう誰もが文句がつけにくいだけの、どうしようもない状態のカリキュラムしか構築しにくいところに陥っているのだろう…という教育現場の厳しさの問題はおいといて、

*過剰な教訓話の価値

「昔ばなし」は、教訓めいた話が、実際、きわめて多いわけだが、その教訓の語られかたはかなり「こわい」ものになっている。
 たとえば、教訓を守らない子どもやや大人が妖怪や神によって殺されたり食われたりしてしまう話がどれほどあっただろうか。
 個別の教訓に、確たる根拠はなく、ただ教訓や言いつけを守れぬ者は、いっこうにわけがわからないままに、おろかだとされ、神隠しにあったり、不幸な目に陥る話でもある。
 「なぜ」その教訓が、妥当であるのか、ということを自省的に問い直す機会は、与えられない。その意味で、道徳をめぐるおはなしの価値としては、これは「幼い子供のための」教訓話以上のものではなく、それも、この話が流通する地域ごとの道徳を反映したものでしかない。

*不条理な<道徳>の神話

 教訓話としては、そういうわけでベタに評価はできない。
 しかしながら、「ベタ」に評価は難しくとも、一歩さがって評価するならば、これほど面白いものはない。
 なかば不条理な形で言いつけが与えられ、それが地域ごとの「わけのわからない」ホラー&教訓話として機能し、子供たちにトラウマを植えつける。その教訓やホラーの起源は、常に隠蔽されていく。
 実際には、それぞの教訓は、その地域ごとの固有の慣習や、生業の中身と結びつく形でかたちづくられていくことが多い。ものによっては、はるか昔に教訓として必要だったが、いまはすでに何の意味もないような教訓がいまだに維持されている、ということも少なくない。
 わたしは、民俗学系の興味はさっぱりうすいのだけれども、日本昔ばなしを、それぞれの話の起源となった土地とリンクさせながら、その土地の風俗/歴史と結びつけながらこれを愉しむようなことができれば、それは楽しかろう、と思う。
 たとえば、『ひぐらし』の鷹野三四さんが楽しんでいるような世界をこれを入り口に垣間見ることができればなぁ、と思う。

*まああとやっぱり

 まあ、あとやっぱり、これは子供の頃に見るので、トラウマ・パワーが半端ない。
 わたしの子供の頃のトラウマ・アニメNo1はAKIRAで鉄男がはじけるシーンだったけど、このアニメは、たぶん多くの人のトラウマ上位に食い込んでいるはずで、そのこと自体のパワーみたいのは、やっぱすげーな、と。しみじみするものはある。

 ちなみに、

 検索:まんが日本昔ばなし大辞典

 で、話のデータベースが見つかってけっこうwktk

投稿 : 2023/04/01
♥ : 7

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

夢を~ たぐれば ほろほろと♪ 花もほころぶかぐや姫~♪

ひ~と~の~ な~さ~け~が~ しあわせを~♪

そっと~ はこんだ~ か~さ~じぞ~お~お~お~↑


1975年から放送され全国ネット枠だけで全952回。
日本が誇る、子供に見せたいアニメ堂々のNo.1作品。
どの世代の人でも一度は見たことありますね~
・・なんて言ってたのが懐かしいです。
もう今の子供達にはあまりなじみが無いのでしょう。

・・と思ったら! abematvで2017年10月14日から
“家族アニメチャンネル”で放送しています!やったぜ!

この作品で日本の童話を知ることが殆どでした。
本で読んだのを覚えているのは“吉四六さん”くらい
市原悦子と常田富士男がたった2人で
すべての台詞とナレーションをやることにより
絵柄やタッチが全く違う1話完結型の構成でも
作品の空気感が保たれていて、今でも偉業だなと感じます。

トラウマ系の話もけっこうありますけど、
すべてが身になる素晴らしいアニメですよね。大好きです。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 8

kuroko85 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゴールデンタイムに放送されていました

現在【蟲師】を見ていて、この作品を思い出しました。
大きなイメージとして、語り部のおじいさんの声が
今でも記憶に残っています。
(あの粘つくような語り口調)

1話毎に話のイメージは大きく異なり、
楽しい話もあれば、怖い話もあり、不思議な話もあれば、悲しい話もあり、難しくて意味の分からない話と言うものもありました。
まあ、日本各地に根付く地方伝承の紹介なので
当然なのですが、当時は暫く怖くて眠れなかったり、
答えのない謎を必死に解こうとさえしました。
今では考えられない事かもしれませんが、
この作品はゴールデンタイムにかなり長く放送されていました。
そうゆう時代だったのでしょう。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 7

66.0 4 1975年度アニメランキング4位
ラ・セーヌの星(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (14)
89人が棚に入れました
18世紀、革命前夜からのフランスを舞台に、謎の美少女剣士を主人公にして描かれる史劇ロマン。セーヌ川周辺の花市場で花を売る少女シモーヌ。横暴な貴族に両親を殺された彼女は、謎の仮面の少女剣士「ラ・セーヌの星」として腐敗した貴族階級と闘う。そのシモーヌを陰ながら支援するのは、彼女を慕う青年ロベールこと「黒いチューリップ」だった。だがそんなシモーヌを待つ驚愕の真実。それは王妃マリー・アントワネットと彼女とを結ぶ数奇な血の絆だった。もともとは池田理代子の大人気少女漫画『ベルサイユのばら』のアニメ化企画が原点だが、企画が変遷していき、アニメ・オリジナル作品となった。活劇の迫力と史劇ロマン性にあふれた独特な少女アニメとして、根強い人気を保つ。

声優・キャラクター
二木てるみ、広川太一郎、武藤礼子、阪脩、水池通洋、寺島幹夫、小林清志、富山敬、野沢雅子

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フランス革命を題材に取ったオリジナル作品

オープニングが妙な日本語だったのを覚えています。あれはフランス人でしょうか。フランス革命を題材に取ったオリジナル作品ですね。主人公はマリー・アントワネットの異母妹と言う設定で、この世の悪を「黒いチューリップ」と共に戦うと言う物です。当時のフランスは貴族の利権に関わる陰謀や、しがらみがあり、物語が進んでいくごとに、(それらの陰謀の)深みに入り込んで行く事で義理の姉であり、王妃であるマリー・アントワネットと接し、(国民の敵でありながら)特別な感情を抱くようになる。当時としては奥の深い(難しい)作品でした。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 2

65.6 5 1975年度アニメランキング5位
勇者ライディーン(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (31)
183人が棚に入れました
富野由悠季&安彦良和が生んだロボットアニメの傑作。1万2千年の眠りから覚めた妖魔は、全世界の破壊と征服を企てる。神秘の声に導かれ、ムー帝国の血を引く“ひびき洸”は守り神ライディーンの操縦者となり地球を守る…!

声優・キャラクター
神谷明、高坂真琴、芝田清子、井上真樹夫、山下啓介、太地琴恵、西川幾雄、木原正二郎、日比野美佐子、市川治、相模太郎、仁内建之、肝付兼太、滝口順平、加藤精三、飯塚昭三

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

歴史的価値しかありませんが、富野監督の原型が確認できます。

 古の名作…なんでしょうね。今みれば水戸黄門やウルトラマン的なワンパターンの時間の構成でした。ただ、その中にはマジンガーZからの進化やその後のロボットアニメにつながる片鱗が見えます。

 ガッチャマンの火の鳥と本作のゴッドバード…どちらが先かわかりませんが、カッコイイですね。鳥になったから何なんだよ?そのままで良くね?というのも同じですが、この水戸黄門の印籠的なパターン演出は今になって見てもなかなか痺れます。

 シャキーン様が敵ながらキャラ付けがされており、さすが富野(降板らしいですけど)作品ですね。シャアの原型でしょう。超能力設定はガンダムのニュータイプにもつながりますし(直接の影響はスターウォーズのフォースだとは思いますが)、バイクからのフェードインもガンダムのコアファイターとそっくりですね。

 また、海のトリトンに富野監督は携わっていたので、ムー大陸の系譜ですね。その点ではラーゼフォンじゃん…という印象ですね。富野はラーゼフォン関係ないですが神秘主義的な系譜と言う意味ではラーゼフォンプロトタイプですね。ロボットの造形はもとよりムー大陸的な神秘設定もそっくりでした。

 冒頭申し上げた通り、この時代のアニメですからパターン化された完全に子供向けではあります。でも、その中にも富野的な次世代につながる発想がちりばめられていました。
 
 女子が可愛くなりかけですね。これがコンバトラーVになるとかなり可愛くなります。敵のキャラクター付けとか考えるとコンバトラーの前段がこのライディーンだったということでしょうか。


 すみません。レビューが支離滅裂です。スーパーロボット大戦で分かった気になってました。一応昔見た記憶はあるのですが、ほぼストーリーは分かっていませんでした。今回Dアニメになぜか新着で出てたので、チェックしました。全部ではないですが…というより一部ですが。

 オープニングはなぜかよーく知っています。カラオケで歌う人もいるし、ユーチューブで古めのロボットアニメの主題歌を見たら、お勧めででてきました。カッコイイ曲ですよね。昔のアニメ独特のザ・アニソンという感じです。


 総評すると、古典ですね。50話あります。アニメ史研究とか、スパロボのライディーンを確認するとかで数話みればいいと思います。一応前半は富野作品ですし、シャキーンの回はチェックですね。あと終盤ではゴッドボイスですね。
 アニメの出来は大幅に譲歩して30点。ただ、歴史的価値が90点という感じです。評価点はオール3のままにしてます。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 7

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

い~の~ち~さ~ず~け~よ~!(シャーキーン…!)

オリジナルTVアニメシリーズ。

とにかく、主役ロボであるライディーンのデザインが最高にカッコいいです。これとエルガイム(Mk-Ⅱじゃない方)が私の中でのカッコいい主人公ロボ二大巨頭。

現代でいうところのメカニカルなモーショントレースによる操縦と、ボイスコマンドによる武器選択。古代ムー帝国の超科学と正しいエンジニアリングによって生まれた、一対一決闘型の決戦兵器としては極めて洗練された巨大ロボットですよね。

そしておそらくアニメ作中の変形(ライディーン(人型)→ゴッドバード(飛行機))がほぼ再現された最初のDX(デラックス)超合金が発売されたのがこのライディーンだったと思います。

OP主題歌がまた傑作で、シンプルなコード進行から「フェードイ~ン」の歌詞のところでの転調がキャッチーで名曲だと思います。(そういえばゼロテスターのOP主題歌とコード進行が似ている気がする。こっちも「生~きる命の爆発だ」のところの転調がカッコ良くてかなり好きな曲ですが…。)

ストーリーの方も、特に第1部というかプリンス・シャーキンとの決戦のところまでがとても好きです。シャーキン様、洸(あきら)の通う学校に潜入してサッカーやったりしてますしね。ああ、分かり合えたかもしれないのに、悲劇のプリンス、シャーキン…。

大帝バラオ復活後の後半ストーリーは、蛇足とまでは言いませんけど前半ほどには面白くないですね。最終決戦まで、ほぼロボットアニメ的なルーチーン…。

作画はまあ、当時アニメ並ですけどそれでもわりと良かった方じゃないですか?

投稿 : 2023/04/01
♥ : 20

紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

なつかしいな

数年前にリメイクされた『Reideen』を見たことがきっかけで本作が気に
なってどこかの動画サイトで見返して見た。
内容的、時間的に全話は無理だったので数話だけ掻い摘んで見たのだが…

この頃のアニメは、作監と脚本で出来栄えがガラッと変わるので私が見返した
のはハズレだったのかな、サイドストーリーばっかで詰まらなかった。
そこで、いい加減な話だがガキの頃に見ていた記憶を頼りにレビューを
書いてみる。

本作のあらすじのキーワードは「ラ・ムー」そうオカルトの世界で
当時1,2を争うHOTな話題だった失われた文明『ムー大陸』
ファンタジーの素材としてはいくつか有るが、ロボット物の素材になったのは
本作と本作をオマージュした『ラーゼフォン』ぐらいかな。
さらに当時のヒーロー物では珍しく敵役がヒーローの本拠地にわざわざ
攻撃し出向いてに来てやられるパターンのパイオニア的な存在。
〔マジンガーZとか仮面ライダーは敵役が町で行う悪事に介入していくタイプ〕

あと後半で使用武器や技が増強されていくのも本作あたりからだったと思う。
製作はサンライズの前身、創映社でガンダムシリーズの富野喜幸や安彦良和が
関わっているのも興味深いところ。

Wikipediaを読むと当時は色々とシナリオが迷走したみたいだが
ガキだった私がゴットバード形態とロボット形態の超合金2体を持っていたの
だから相当好きだったろうとノスタルジックに語ってみる(笑)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 6

64.9 6 1975年度アニメランキング6位
元祖天才バカボン(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (43)
247人が棚に入れました
不思議な4人家族・バカボン一家の日常は、いつも珍騒動が・・・はたして今日もどこかで!? バカ田大学出身のバカボンのパパを中心に、素直だけど天然ボケの息子バカボン、美人のママ、天才のハジメちゃんといったバカボン一家と、近所の人々とが織り成す非常識な日常が繰り広げられる。

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高のバカアニメ

今じゃ絶対放送できないね
やばすぎる・・・
まぁ前作や原作はもっとやばいんだけど

・キャラ
前作のバカボンのパパは「頭おかしいけどいいところもあるパパ」
って感じでした
ちゃんと働いてたし
今作は「頭おかしいだけのパパ」になった
そんで無職になってた

・バカボンのパパという「ブランド」がすごい
3頭身、どす黒い肌の色、特徴的な点目と顔、頭のおかしい言動
「パパ」という存在だけですでにおもしろい
同じ「頭おかしい系アニメ」の中でもダントツで頂点のイカれっぷり
Q太郎も風大左衛門もあ太郎も初期浦安鉄筋家族も怪物くんも
バカボンパパのイカれっぷりにはまったく相手にならない
個人的にQ太郎とバカボンパパが日本アニメ史上2大イカれキャラだと
思っているが、2位のQ太郎との差は大きい

・やっぱりバカボン家は「バカ田」っていうのが本名でいいんでしょう
WIKIでは違うって書いてありますが
お巡りさんやあと忘れちまいましたけど、バカ大の後輩もそう呼んでて、
バカボンのパパはそれで通していたので
恐らく「バカ田」さんが本名ってことでいいかと・・・
そもそも誰一人まともな名前のキャラはいない

・ストーリー
たまに感動する話がある
前作ではそこそこの出番を誇っていた中村君や桜ちゃんや先生が
一切出てこなくなったのでとても寂しい
というか消滅した
ほぼバカボンのパパが主人公になった
前作ではバカボン主人公回もそこそこあったのに・・・
なぜ

・矛盾が少しある
レレレの親父がほうきで掃くようになったのは
自分の子供の世話をするため・・・のはずだが
普通に幼少期からほうきで掃きまくってた、
お巡りさんは敬愛するおふくろがいるはずなのに
回によって天涯孤独の身、とされている・・・
どっちやねん

・声優
バカボンのパパの声優はこの人しかいないでしょ
あんなにぴったりな人はいない!!
スネ夫声優のお巡りさん、ジャイアンの声優もいましたねー
サーカスの団長とかすげー声優もいる
この作品の声優たちは本当にすごい!!
スネ夫声優、ジャイアンの声優の尋常ではない個性的な声はもう
語るまでもない
昔と比べ今の声優は退化してるのでは?

・だが・・・妙なことが起きている気がする
スネ夫声優の肝付兼太ね
赤塚作品、藤子作品には必ずどっかで出てくる
今作ではお巡りさん、前作では中村くんやその他mob
前作のお巡りさんの声優はぴったり合っていて、演技も一流
変える必要は一切ない
だが前作肝付が担当していた中村くん消滅に伴い、
わざわざお巡りさんの声優に入れ替えやがった
これは本当にいらない配役
ここまで肝付にこだわるのはなんか、事務所関連の大人の事情を疑う
赤塚はたしかおそ松くんで、イヤミの声優に肝付が採用されたときに
不快感を表明していた・・・
前作のお巡りさんの声優はぴったりあっていて最高だった
ちょっとこれにはがっかりです

・アニメで有名になった系の最初のアニメ
らきすたやけいおんなど、原作よりもアニメで
知名度と人気を稼いだ系の最初の作品
「アニメで人気が出た系」の元祖といっても良いのでは
原作ではパパは人を殺しまくってますが、アニメでは当然そういうシーンは
改変され、大人しくされている
各話だいぶ「良い終わり方」に改変されており、原作のまま放送が
できたとしても、あのままじゃ絶対人気でない
らきすた、けいおんなどはアニメも原作もなにがおもしろいのか
まったく意味不明だが・・・

・残念だがこれ以降のバカボンは良くない
この元祖以降もバカボンは続く
まぁ苦情やら放送コードやらなんやらで
天才バカボン最大の魅力である「イカれっぷり」が大失速する
天才バカボンと、元祖天才バカボンを知らないならば普通だろうが・・・
なので、前作天才バカボンとこの元祖天才バカボンの2つが
「本物の天才バカボン」である

・総評
早い話が、
バカボンパパの先輩や後輩、どろぼー、頭のおかしいお巡りさんなどが
バカボンパパに絡んでバカなことをするアニメ
感動回もちょくちょくある
今では放送不可能な頭のおかしいアニメ
というのがこの作品です

投稿 : 2023/04/01
♥ : 3

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見ない奴は死刑なのだ!

それは天才バカボンの方なのだ! 次回予告で言ってたんです(確か


BPOなんて屁のかっぱのハイパーギャグ

“元祖”天才バカボンのパパだからパパなのだ!

元祖の方は2作目なんですよね、元祖ってついてるのにw
それこそ当時はレレレ~って顔で観ていたので違いは解ってなかったですけどw

私の大好きな出崎統さんが監督をやっています。やったぜ。

作中で好きなエピソードはパパの出身大学、バカ田大学がらみ。

バカ田大学は狂ってますよねw
もれなくヤベェヤツが卒業生で出てきますし、学科にスケベ学科があり
人間以外にもアホウドリがいるという・・なんじゃそら

パパがバカになるきっかけや、ママとのなれそめなんかもちょっと雰囲気変わって好きですね。

バカになるきっかけなんですが、原作とアニメ1作目2作目で違うんですよ。
混乱しますけど、この2作目では「馬に頭を蹴られて脳の歯車が壊れる」です。いや、バカだね~w 
1作目だと馬の脳と入れ替わり、原作だと くしゃみで頭のネジが外れます。

ちなみに。。バカボンが優しくてちょっとバカで、
パパが無職で、ママが美人主婦で、ハジメちゃんが天才。

・・・え~っと・・どうやって生活しt・・


・・これで~いいのだ~ これで~いいのだ~~~♪


主題歌で言うと、平成天才バカボンのタリラリラーンロックンロールや、
その日は朝から夜だった が好きです。嘉門達夫が歌っていました。

バカボンと合うわ~

投稿 : 2023/04/01
♥ : 14

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

小学生男子なる宇宙人が大喜びするギャグは偉大

 小学生男子の一部の生態というのは、もはや、わけのわからない存在であり、それはもはやキューベエ的な…もとい…宇宙人的な感覚すらおぼえるものです。
 比較的、最近でいえば「そんなの関係ねぇ!」とかね。

 「レレレのレー」とか「それでいいのだ!」とか「イヤミざんす」とか、このテの過剰なキャラのしゃべる決まり台詞に「笑う」という小学生の行動は、もはや、わたしにとってはミステリーですが、なにはさておき、そういうタイプのヒットを大きく生み出した、バカボンはやはりすごいのでしょう。
 わたしは、小学生のときから、それほどおもしろくなかったのだけれども、わたしにとっての赤塚さんの偉大さは、タモリを見出したことにつきるかもしれません。個人的には。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 4

63.8 7 1975年度アニメランキング7位
ゲッターロボG[ジー](TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (18)
97人が棚に入れました
大人気を博した『ゲッターロボ』の続編。活劇の中に印象的な人間ドラマを導入する前作の作風は、さらにここで完成度を高める。仲間の一人・巴武蔵の尊い犠牲を経て恐竜帝国を撃退したゲッターチームだが、新たな人類の敵=ミュータント新人類の軍事国家・百鬼帝国が台頭した。早乙女博士が用意していた新型ゲッターロボに搭乗した新生ゲッターチームは帝国の繰り出す戦闘ロボと戦う。時に悲しみと敵への憐れみの念さえ覚えながら。

声優・キャラクター
神谷明、キートン山田、八奈見乗児、富田耕生、吉田理保子、菊池紘子
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

戦闘描写に力を入れた続編

1975年放送のTVアニメ作品。全39話。
東映アニメーションによる1974年TVアニメ「ゲッターロボ」の続編です。

【物語】
恐竜帝国は滅んだものの、百鬼帝国が攻め込んできて人間を改造して仲間とし、版図を拡大し始めます。早乙女研究所は戦闘用として新しく開発したゲッターロボGで百鬼帝国と戦うことに。
武蔵を欠いたゲッターチームは、新しく野球部キャプテンの車弁慶を三号機パイロットとして迎えます。

百鬼帝国は恐竜帝国に輪をかけて残忍で卑怯な敵で、今作はなかなか苛烈な展開も多くなりました。
前作では日常や学校生活も結構あったのに、今作ではそれがあまり見られなくなり、半ば戦時下のようなシビアさ。
研究所の人間関係が好きなので良いんですけど、たまに彼らが高校生だと忘れそうになります…(苦笑)

【作画】
人気が出たためかすごく良くなりました。前の作画も素晴らしかったですけど。興味のある方は是非前作と今作のOPを見比べてみて下さい。
ロボット描写の方向性が特に変わっていて、今作は兵器感や機械感が強くなりました。精密さや書き込みも増し、生身のアクションも変わらず素晴らしいです。

【声優・キャラクター】
{netabare}声優さんの演技は変わらず安定しています。ヒドラー元帥の声が緒方賢一さんだと気づくのにかなり時間がかかりました。イメージが違い過ぎる…。

今作で注目は新キャラクター・車弁慶でしょうか。
子供好き動物好きで我が強いキャラ。しかも竜馬と隼人の親密さは出来上がっていて、最初はどう関係性を作るのかなと…。
最終的には皆仲良くなって、元気ちゃんの出番も増えて良かったと思います。
一言で言えば「普段は抜けているけどやる時はやる」キャラで武蔵と同じように聞こえるんですけど、実に個性的に武蔵とは全く違うキャラクターとして成立しています。武蔵がチームを和ませるキャラクターだったのに対して、弁慶はぶつかっていくキャラクター。トラブルメーカー的な所もあるにせよ、今作の半ば戦時下のようなシビアな状況でいざとなると頼りになる逞しい3号機パイロットでしたね。 {/netabare}


【全体感想】
{netabare}隼人と武蔵は脚本的には動かしやすいキャラだったんだろうなと思いました。エピソードの多様さが凄かった。
弁慶も時間はちょっとかかりましたがきちんと溶け込んでいて良かったです。
最終的には優等生的面もある竜馬は自然と敵とのドラマが多くなりましたね。

・メカバトルについて
初代は宇宙開発用のロボットを戦闘に転用しているので、地形適応力の高さを生かすのに対してGは戦闘用だから万能型必殺技持ちのドラゴンが目立った感じでした。
ライガーがあまり活躍しないって聞いてはいたけど確かに…。複数の敵相手に攪乱戦とかあればもっと生きたかも?ちょっと残念ですね。

・敵の性質の違いについて
恐竜帝国は生存をかけて戦いを挑んできたので悲壮感凄かったです。対して百鬼帝国は憎たらしいと言うか後味悪い展開が多くて、敵組織の差別化もしっかりしていて良かったです。
ヒドラー元帥の獅子身中の虫っぷりが酷く、組織全体には同情の余地が無い。角を移植されて百鬼衆になった者もいるのですり潰される百鬼衆が気の毒で…。

・ミチルさんのお相手について
ラストは隼人とミチルさんが少しいい雰囲気に。
たまにミチルさんは隼人より竜馬が好きだったんじゃ?みたいな意見を見かけますね。私は竜馬とミチルさんは全体を見ると良い仲間というか戦友と感じることが多かったです。かといって隼人と恋愛描写あったかというとあまり無いですけど。
最初にゲッターロボに乗ったいきさつが全員ミチルさんが動機になっています。個人的には一番軽々しく動きそうにないと感じたのは隼人だったんですよね。自分から壁を作っているように見える隼人が軽口叩きながら女性のために動くとなれば、実は結構本気なんじゃないかなって気はするんですよ。ミチルさんも脆い人には寄り添うタイプに見えますし。
なので、弱い所もあって無茶しがちな隼人としっかり者で気遣いのできるミチルさんがフラグ立てて終わるのは、ドラマとしては綺麗だなと思います。
とはいえ隼人を最終戦に参加させないとかそれは良いのかな…みたいなのはあるけども…

・父と子の物語
ゲッターロボには父と子の物語という側面も。
父との関係で一番不安定だったのは隼人で、和解したとはいえ幼少の頃からのわだかまりを自分の中でキレイに消化するにはまだかかるだろうと感じました。親子関係以外も苦労の多い青年ですし。
だからミチルさんや仲間が側にいる安心感が良いですね。

竜馬と弁慶は父を尊敬しているのが対比になっていて良かったです。特に竜馬は父親に認められる展開も本編内で済ませていて、とても綺麗に描かれたと思います。 {/netabare}


【ツイッター感想】
{netabare}
東映版G見てます。OPのゲットマシン発進シーンとかゲッターチームの搭乗シーンとか激しく見覚えが…川越監督ホント好きなんだな

東映版は武蔵に比べて弁慶のクセがだいぶ強い。元気ちゃんが出番が増えて可愛らしいのは良いけど。
子供好き動物好きって設定でよくここまで振り切ったキャラ作ったな…(困惑)

鬼と普通にタイマン張れる竜馬と隼人すげえ
漫画版の二人は身体能力凄いって言われまくってて実際そうだけど東映版もあんまり変わらないですね…

Gになってメカバトルの演出の印象がだいぶ変わった感じだ。初代はちょっとおもちゃっぽい感じがすごい楽しかったしそっちも凝ってたんだけど、Gは戦闘ガチ寄りというか。上手く言えないけど。

東映版G第6話、隼人めっちゃ普通の男の子だな…。次回予告でネタバレしすぎなので覚悟はしてるけどなんとも…
隼人、お父さんとは和解できそうだけど中学生くらいでお母さんも亡くしてるし今回もこんな話だし…薄幸キャラかな…?
隼人、どんなに辛くても自分から仲間に打ち明けないのは変わらないな。まあ竜馬は付き合い長いから察してる感じあるけど、弁慶はどうなんだろ。
Gは全部の形態が飛べるし戦闘中に変形あまりしないから、演出の方向性としては機体特性よりパイロットの長所を活かす感じなんだろうか…?

弁慶お父さんのことで突っ走るのは子供らしくてちょっと可愛いんだけどさすがにやりすぎ(笑)
好きな相手のことになると抑えがきかないんだなあ
いやでも身体能力も行動の早さ激しさもこの親にしてこの子ありだな…
うーんこの回はやっぱりポセイドン出してほしいよね

白骨鬼もしかして野沢雅子さん…?親子の話が多いの好きだなあ
ミチルさんの行動力がマジヒーロー。ヒロインは元気ちゃんだよねこれ?

母と娘とヒロインの話はなかなか珍しい。白骨鬼は仲間を殺しているし帝国には帰れないのもわかっていたんだろうな。王道かつちょっと捻った関係性が面白い回だった。

恐竜帝国は結構人間くさいキャラ多くて生存競争だから仕方ない所もあって敵とはいえ愛着もあったんだけど、百鬼帝国はギスギスしてるし同情の余地がないし攻撃の容赦の無さもあって、敵を倒しても胸が痛くならない敵組織ではあるよね。

東映版G10話
百鬼帝国の攻め方がガチ。戦争の感覚がスタッフの中に残っている感じは変わらないものの、百鬼の目的は版図拡大・侵略戦争という印象のせいで猶更シビア。
敵も味方も日常描写がほとんどなくなってるのも大きい。
それにしても八奈見さんの声好き。弁慶とブライ大帝両方やってるの凄いな…。


東映版G11話
めっちゃ面白かったけどなにこの後味の悪さ…自雷鬼ぃ…
ヒドラー元帥ホント酷い…
幾重にも張られた作戦も見事だったけどメカバトルも良かった


東映版G12話
君ら本当に日本の高校生ですか?アメリカに行って作戦行動するのもだけど身体能力もだしゲリラみたいな感じになってない?

コマンドマシンの歌あったっけ…?めっちゃ良い歌声ですね。
東映版ってミチルさんとコマンドマシンの活躍が無いとゲッターチームどっかで詰みそうなんだけど当時はヒロインって皆こんな強いのかな…


東映版G13話
早乙女研究所が襲われるのはすでに様式美の域
牛若丸が主役かな?って思うくらい鷹が格好良いな…

武蔵の時には特攻はアカンという話になったと聞いたけど、もしかしてそれで鷹でやったんだろうか。ゲストキャラだとちょくちょくあるからあまり信ぴょう性無い気もするんだけど


東映版14話
今回元気ちゃんかわいいな。ていうか子供がかわいい。そしてミチルさんがセクシー。最近和子さんの登場が多くて嬉しい。
にしてもこのラスト当時としてもショッキングだったんじゃないかなあ…
ラストで処刑のシーンと花火の演出が…きついです…
早乙女研究所が動く所とかも背景動画凝ってる。


東映版G15話
ミチルさん元々スイミングやってる設定だったのか
早乙女博士の普通のお父さん的な所久々に見たな…

胡蝶さんほんと美人に描いてる。そして嫌な女に描いてる…3人とも骨抜きにされてるし誘惑の能力でもある?

ゲストの女性キャラこれまでほとんど(全員?)死んでるけど色々パターン変えてて比較がはかどる。
最初はゲストヒロインが死ぬ話多すぎてあんまり好きじゃなかったんだけど、捻り方とか工夫が見えて面白いし恐竜帝国と百鬼帝国の差分もアプローチの違いになってて良い。


東映版G16話
鉄甲鬼見覚えあるなって思ったらスパロボだ…Zだったような気がする。
回が進むにつれヒドラーがえらく小物というか酷い上官になっていくような…。無能なだけならまだしも優秀な人材が無念のうちに失われていくの見てて辛いんですけど…

Gになってからだいたい初手がドラゴンなのはバランスタイプで様子見してから攻略しやすい形態に交代するってことなのかな?
今回作劇作画ともに重要回の貫禄でしたな


東映版G17話
コロが生き残ったのは嬉しいけど百鬼とはいえ地虫鬼は生き残らせたりしないのは子供とはいえ敵だからだろうなあ。今の感覚とは逆なんだなって思う。

東映版G18話
早乙女研究所どんだけ襲撃されるんだ…

なんかこういう所リアルだよね…本拠地わかってるんだから攻撃されないわけないじゃんっていう


東映版G20話
ポセイドンがカーンっぽい姿に!!
死んだ仲間のためにゲッターに挑んだ大輪鬼良い人だ…
そしてヒドラーの評価下がるわ…
百鬼って作戦自体は良い所行くのにヒドラーが獅子身中の虫すぎる。元ネタが元ネタだけに格好良く描くのに抵抗感があるのかもしれないけど。

今回めずらしくつづいた!


東映版G21話
危機的状況がめっちゃ続く。それでも早乙女研究所って危機管理能力が凄いというか「こんなこともあろうかと…!」みたいなのが面白い
隼人、身の安全を第一に考えろって言われても絶対言う事聞かなさそう…
バッティングするポセイドン器用
この回でヒドラーが死んでればな…って思うのとヒドラー居なきゃゲッターチーム勝てないかも…って思うのと半々なのが酷い…
それはともかく久々にハーモニカ吹く隼人、照れ隠しっぽい


東映版G22話
弁慶がアホの子だった…
いざというときは結構格好良いのに(笑)

東映版G23話
雷でキャラクターの顔を白く演出するシーンが何回もあって特徴的な回だな
戦闘もお話もすごい凝ってた。最後の通信越しの会話も好き。
シャインスパークが追加されてからドラゴンだけが活躍する感じだな…


東映版G24話
最初からクライマックスって言うかいきなり漁師の親子が受難してるのなんなのもーーー
3人で潜入工作とか…いっつも思うけどゲッターチーム3人とも精神肉体共にすごいタフ…
カツヤくん敵討ちできたのは良いけどお父さん亡くなったのやっぱり悲しい
最初は武蔵と弁慶の差別化で戸惑う所も多かったけど放送が長くなるとキャラクターも動くようになるんだろうなって感じる。


東映版G25話
東山博士えらい渋い美形だな…
この回作画が良いというか、毎回良いんだけど人物の線の感じとか凄く描き慣れてる人なのかなって気がする

早乙女博士といい東山博士といいこの世界の研究者は覚悟決まりすぎ…
まあそれを言ったら人間に近い見た目の百騎兵に迷わずマシンガンぶっ放せるミチルさんもか…

ゲッターライガーの活躍が少なくて中継ぎみたいな感じになってるのは確かなんだけど、隼人が根性見せるシーンになることが多くて嫌いじゃない。ただ玩具販促アニメとしてはちょっと勿体ない感はある


東映版G26話
百鬼衆って交通事故遭うんだ…(困惑)
敵の幹部が人間社会に深く食い込んでるっていうのをやりたいんだと思うけど、下っ端じゃなく幹部っていうのがちょっと笑いを誘うな…

新宿の目ってこの頃は出来て6年くらい?コンクリート・レボルティオでも見たけど確かに印象的なオブジェだよね。アニメで使いたくなるやつ

スタッフは隼人に恨みでもあるのか(泣)
漫画版の竜二のエピソードから発案されたものなのかな…?時期を調べないとわからないけど


東映版G29話
神一家本当に災難ばっかりだね!?

竜馬が輸血に協力するときに水臭いことは言うなよって言うの良いなあ。早乙女研究所のメンバーって単純に役割が決まってる訳じゃなくて、隼人が冷静さを欠けば他の誰かがフォローするし逆もあるって感じが良い。長期アニメだから出来ること。
あれ?口笛あった??サブタイトル口笛って入ってるけど…
ED見てて口笛みたいな音が入ってるので思い出した


東映版G30話
結構前からだけど隼人って直感が強いんだよな
気に入らないっていう台詞出るとたいてい当たってる

科学考証は置いておくけど、東映版はやっぱり科学のロボットだよね。
トマホーク対決あるとは思わなかった。
百鬼帝国仲悪い…。勢力争いとかあるから尚更良い感じはないなあ


東映版G31話
竜馬とお父さんの会話とか無いのが意外。
以前の回で竜馬が早乙女研究所に残るのを許して、今回は一人前になったことを認めた流れだけど、竜馬自身が父親に認められたのを知るか否かはそれほど重要じゃないっていうのは昭和の作品だなあと思う。


東映版G32話
真夜中の哨戒任務を高校生にやらせるんじゃないよ!!
あと小さな女の子のスカートの中を見せるような作画をするんじゃないよ!!
当時は6歳やそこらの子供の下着なんて気にしなかったんだろうな…


東映版G33話
じりじりした展開が面白い回だった。百鬼帝国の容赦のなさもだし、竜馬が命令違反するのも好き。義侠心に駆られて出てはいるけど冷静だったし、博士がそれをわかってるのも良かった。まあ労った後にお叱りはあるんだろうけど、それも気の置けない関係って感じだ。


東映版G34話
また浅間学園の運動部が被害に遭うのか…毎回可哀想だよ~。そういえば弁慶は野球部のキャプテンでしたね…学校生活シーン少なすぎて忘れてるよ(;´Д`)

今回作画好き。格闘戦にせよ野球シーンにせよアクションが上手だ。走る動きだけでも見てて楽しい。メカも良い。

元気ちゃん見抜いた!隼人、終盤はもうクール系で性格安定してて積み重ねだなって思う。潜入工作の作戦とかも3人いるのは作劇としてはシンプルなんだけどそこが良い。

チャンバラ始まった…ちょっと格好良すぎない??やっぱりゲッターだなあ(何?)
影とはいえ敵が3人だからタイマンになるかと思ったけど混戦魅せてくれたの面白かった。


東映版ゲッター見てると昭和の子供向けは子供向けじゃないですねって言いたくなるな…これが子供向けなの昭和って恐ろしい時代ですね(白目)

生身の格闘戦は昔から大好きだけど、敵と牽制しあう一瞬とか技の応酬とかレイアウトとかで燃える人間で、作画枚数とか打ち合いが激しいとかはまた別腹だなあ。ゲッターは全体的にその辺が好みらしくて、時代もあると思うけど演出の系譜が川越監督にまで引き継がれてる感凄い良い。好き。


東映版G35話
百鬼衆の何人が改造された人間なのか不明だけど、牛餓鬼と牛剣鬼が親子そろって改造されたならめっちゃ悲しいんですが…
あとヒドラーは黙ってて

早乙女博士に牛剣鬼が百鬼帝国にしては正々堂々としたヤツとか言われちゃうの大体ヒドラーのせいでは…と思ったけどまあ百鬼は7割方卑怯ですね…

竜馬は何話か前に父親との話があったので今回にも繋がってる感じがあるの良い。息子に戦う事しか教えてこなかったって牛剣鬼にはっきり言っちゃうのは竜馬の若さだけど、自分は父親に剣道以外に精神的にもいろんなものを受け継いでいると感じるセリフだ。
同時に戦時中のことを知っているスタッフや脚本家が視聴者の子供達に伝えたいことなんだろうな…


東映版G36話
子供と動物ダブルで持ってくるとか弁慶回ラストとしては適切な判断ですね!?
ウサギに偽装した爆弾を投げ捨てるミチルさん判断早い…カッコいい…
元気ちゃんに責められた隼人の顔情けなくてめっちゃ好き(笑)


東映版G37話
あと2話~
知力、戦力、組織力を束ねた総力戦って感じ。雷電鬼めっちゃ格好良いし今回も作画すごいなあ
会話シーン見てて隼人のしゃべりって江戸っ子っぽいなあと。一番都会っ子かなあやっぱり。竜馬は九州男児だし弁慶はきっと田舎でのびのび育った子。
多分合体百鬼ロボットが最後の敵だと思うけどここで相手も合体で来るのは熱い。最終決戦って感じだ


東映版G38,39話
昭和のアニメらしく詰め込み方がすごい。チームの人間関係とか隼人やミチルさんの行動とかヒドラーの執念深さとか…
バトルも息つく暇がないし。早乙女研究所容赦なく壊されるよね…
ライガー、隼人搭乗時活躍に恵まれなかった感じが…一撃離脱戦法が一番活かせるんだろうな。ミチルさん搭乗時の方が活躍してる感悲しい

隼人の仇討ちって意味ではライガーとミチルさんの怒りとか一体感が出ててこのシーン自体はかなり好き。ただここまでに隼人とライガーがもう少し活躍が多かったらもっと良いシーンになっただろうとは思うけど

百鬼帝国の拘束具力任せに壊す隼人すげえ
隼人あの状況でよく生きてたね!?良かったけど!!

ミチルさん最後まで戦う女性だったな…

東映版G見終わって
Gになって日常描写がだいぶ減ってしまったのは勿体なかった。研究所内の関係性が好きなので気になるほどではないんだけど、4人とも高校生らしい所がもう少し見たかったかな
全体的に和やかではあったけど常に描写が戦時下みたいだからなあ…

一言で言えばとても好きだし面白かった。

今更だけどネオゲッター3の足のエネルギー噴出で敵を迎撃するシーン思い出して、ポセイドンの形状を踏襲しているのを改めて実感した。
ネオゲッターロボって並べてみるとゲッターGの形状に近いんだよね。色で混乱させられるけど、実は3形態全て似てる所が多い。見比べてみると面白い。 {/netabare}
(2021.11.21)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヴァージョンアップ

現代では第2期として、好評を得た作品の続編が多数放映されている。好評を得たからこその続編で、2期製作チームにとって1期は超えねばならい壁として立ちはだかる。特にロボット物はそのビジュアルレベルで、既に勝負が始まっている。そんな中、ヴァージョンをアップがどんなものかを見せ付けられた「双璧」がゲッターロボGとグレートマジンガーだ。この2作のヴァージョンアップの良さは共に原型(1期)の姿を残しながら、しっかりとディテールがメジャーチェンジしている事だ。2本の角であった1期に比べ、Gでは5本に増え頭全体を覆うような感じで、獅子のたてがみを彷彿とさせた。また武器の斧はありきたりの斧から双頭へと進化を遂げた。そして私がGで一番強く感じたのがマントが風にたなびいていた事である。そもそも何故ロボットにマントが必要なのか?と言うところには着目せず、激しく揺れているマントに格好良さを感じた自分が愛おしい。(まさに若気の至り)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 4

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不滅のマシン ゲッターロボ

恐竜帝国よりも強大な敵、百鬼帝国の出現により、元々戦闘用じゃなかったゲッターロボを
戦闘用としてパワーアップさせたのがゲッターロボGです(゜ω゜)

ちょいと調べてみたんですが、百鬼帝国って地下組織とかじゃなくて、れっきとした
新興国家なんですね(゜Д゜)
 
早乙女研究所が行ってるのは、紛れも無い戦争行為になっちゃうんだけど・・いいのかな?(゜Д゜)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 8

63.7 8 1975年度アニメランキング8位
宇宙の騎士テッカマン(TVアニメ動画)

1975年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (33)
115人が棚に入れました
スペースオペラ版『ガッチャマン』を企画の源流に制作されたタツノコプロの秀作SFアニメ。時は未来。人類は公害で自然を疲弊させ、地球の寿命はあと数年となっていた。人類は外宇宙の移住惑星“第二の地球”探査の旅に向かうが、太陽系に宇宙の悪党集団ワルダスターが出現した。二重の危機を迎えた人類に残る希望は、宇宙開発センターの精鋭チーム・スペースナイツ。そしてその主力となる強化服の超人テッカマンだった!

声優・キャラクター
森功至、上田みゆき、山田康雄、小宮和枝、徳丸完、内海賢二、滝口順平、桑原たけし、中江真司

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

この中にル〇ンがいます。それは・・・・

南城二「ペガス!テックセッター!」
ペガス「ラーサー!」
ペガスの両足にあるセッタールームに入る城二。両サイドにある握りてを掴み、「パワーラップ!」と叫ぶと荊の弦の様に城二の全身に巻きつくプロテクトベース(?)に苦悶する城二。「んおぁぁぁぁっ・・」両側におもいっきりはねたオシャレな寝ぐせも頭にピッタリと。
マッチョ装甲が足元から順に装着。額に風車手裏剣のようなボルテッカが装着されると仕上げは高電圧が全身を駆け巡りさらに悶絶。「ふんんんんんんんんんん・・・・・・」
その間ぺガスは敵・ワルダスターの小型円盤戦闘機の群れの中へ突進。そしてぺガスの背中にある円形ハッチから舞台演劇の「せり上がり」の様に肩膝をついて登場する「テッカマン」。
「ンォォォォォォォォォ・・・」(目元のスリットのぞき穴から光る黄色い目。真空なのに大丈夫なのかと突っ込んではいけません)
そして宇宙空間で繰り広げる「肉弾戦」。宇宙空間で「肉・弾・戦!」。
扱う武器は諸刃の槍「テックランサー」と伸縮自在のムチ「テックリール」。当時コミカライズされてた漫画雑誌「冒険王」の見開き紹介では「テッカ槍(やり)」「テッカ鞭(むち)」というトホホな紹介されてました(お寿司じゃないんだから・・・)

という事で装着シーンが印象的なテッカマンです。
タツノコ4大レジェンドヒーローのひつとして割と知られてると思います。
「えたんだーる」さんや「天地人」さんのレビュー通り、地球の寿命が数年後に備え他天体への移住計画を進める人類と宇宙征服を企む悪党星団・ワルダスターの激闘の物語。

しかし冷静に考えてみると何でワルダスターは地球を侵略しようとしてたのか納得できません。
星としての寿命がわずかな地球に「価値」があるとは思えないのに・・・
そんな事を知らず侵略行為を邪魔されたことの意趣返しのために面子をつぶされたヤ〇ザみたくネチネチしつこく攻撃してくるのか?
それとも人類を隷属させるために攻撃してくるのか?
今となっては(自分の中で)謎のままです。

そしてサンノー星人のアンドロー梅田。中の人のせいでしょうか?ニヒルでキザな皮肉屋。冷たい奴と誤解されがちだが本当は優しく、いざという時には頼りになる男。もう額が少なくモミアゲの長い「あの男」が変装しているみたい見えます。

2017年秋からタツノコレジェンドによる夢のコラボ「インフィニティフォース」が始まるようですが「別モノ」として見た方がよさそうです。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 10
ネタバレ

Robbie さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

単細胞主人公、王道ヒロイン、有能過ぎる同性パートナー

1話1話で観れば普通に面白くストレスなく観ることが出来ると思う。
毎回、問題発生→解決方法模索→テッカマンで敵を一掃という流れでワンパターンなのだがキャラクター同士の掛け合いやワルダスターの色々な作戦が非常に観ていて面白い。
また1話あたりのテンポが良い。
ただ、全体を通して観ると粗が多いと思う。
まず、これは古い子供向けアニメだからしょうがないが後付け設定が物凄く多い。
もはや面白おかしくて許せてしまうレベル。
ただこの作品最大の欠点はやはり最終回だろう。
打ち切りだと思うがそれを考慮しても酷い。
{netabare}人類はどうなったのか?主人公は最終回で戦っていた敵を倒せたのか?本来ラスボスポジのキャラは何をしているのか?またどうなったのか?などといった基本的なことすら投げ出したため視聴者には分からない。{/netabare}
キャラクターについてはかなり魅力的だと思う。
タイトルの通りキャラ達だ。
主人公の城二は宇宙人に対して恨みがあるため物凄く好戦的ですぐ切れる。
変に急成長せず最後までキャラがブレていなかったのはこのタイプの主人公で結構珍しいと思う。
ヒロインのひろみはTHE昭和の王道アニメヒロインって感じでしっかり者だが女性らしさも兼ね備えていて強くて優しい。
そして主人公の同性パートナーであるアンドローは主人公と対照的でニヒル。
物凄く有能で頭脳明晰で口達者。
他のメインキャラも魅力的だがこの対照的な3人のキャラによって上手くバランスをとれていたと思う。
また、声優の演技もキャラ魅力を良く引き出せていたと思う。
全体的に豪華な顔ぶれであるためこの点は間違いない。
作画に関してはバンクもよく見られていた。
それに止まっているシーンですら結構乱れている。
古い作品なのでこれは仕方ないが当時でもクオリティーの高い方ではないと思う。
音楽に関しては主題歌はアニキなのでやはり燃える。
また、戦闘シーンに毎話主題歌のカラオケver(たまに歌入り)が流れるのだがこれによってクオリティーの高くない戦闘シーンでも楽しめる。
音楽の使い方や導入の仕方が上手いと思う。
光るところのある作品ではあるがどうしてもあの最終回のせいで残念な作品になってしまった印象。
それでもこの作品、後にテッカマンブレードやアカネマニアックス(pcゲーム)などでオマージュされていたりしているのでこれらが好きな人やタツノコプロのファンはは観て損はないだろう。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

世に出るにはまだ早すぎた異色作

たぶん後日テッカマンブレードが作られたおかげで作品タイトル自体の知名度があるわりに、放送当時に観ていた人は案外少なかったかもしれない異色作。

そこそこ深遠なストーリー展開を考えていたようですが、打ち切りにあってしまい果たせなかったようです。

とりあえずまず異色じゃない要素としては:

1. 宇宙からの侵略者(ワルダスター)と戦う。
2. 一応、主役メカっぽいロボット(ペガス)が出てくる。
3. 主人公は特殊体質による適合者としてテッカマンとなる。

異色要素としては:

1. ペガスにはいわゆるコクピットがなく、テッカマンは背中に乗る。
2. ペガスがテッカマンへの変身装置(テックセットシステム)を兼ねている。
3. テッカマンには必殺技であるボルテッカ以外のまともな飛び道具がない。

1と3あたりが「馬に騎乗して槍や鞭で戦う騎士」のイメージで、そこらへんから「宇宙の騎士」ということになっていると思われます。

テックセットシステムですが、ぺガスの脚と脚の間に扉があって、そこに主人公の南城二(みなみ じょうじ)が入ることで機能します。

この変身シーンですが、まず全身グルグル巻きにされて(これだけでかなり苦しそう)、テッカマンとしての鎧が装着されて、額に光るボルテッカが回転しながら激しくぶつかるように装着され、最後に高圧電流が全身を走るという見ているだけで痛そうなものでした。これ、適合がどうとかじゃなくて、普通に死ぬだろ…。

それと主人公陣営(スペースナイツ)にアンドロー梅田という宇宙人がいるのですが、こいつが使う自称「テレポート」という能力が「エスパー伊東」的なツッコミどころ満載です。あんた、それ「瞬間移動」じゃなくて明らかに「高速移動」ですやん…。

ちなみにぺガスの玩具ですが、サイズはポピーの「超合金」とほぼ同じサイズでしたが作っていたのはブルマァクでした。「超合金もどき」に相ふさわしく、作中にない「ロケットパンチ」が出せます。子供の頃、かなり気に入っていた玩具です。

ブルマァクの玩具というとウルトラ怪獣のソフビ人形かウルトラホークなどの飛行機とかが多くて、超合金もどきのロボットは希少じゃないでしょうか?

投稿 : 2023/04/01
♥ : 19

63.7 8 1975年度アニメランキング8位
グレートマジンガー対ゲッターロボ(アニメ映画)

1975年3月21日
★★★★☆ 3.5 (12)
34人が棚に入れました
永井豪原作のヒーローが競演するマジンガーシリーズ劇場オリジナル作品第3弾。東京上空におびただしい流星雨が降った夜、それに紛れて謎の円盤が現れた。円盤は鉄を食べて成長する宇宙怪獣ギルギルガンを放って、地球制覇の足がかりにしようとしていたのだ。円盤の怪電波をキャッチした早乙女研究所はゲッターチームを、科学要塞研究所はグレートマジンガーを出撃させるが、両者が互いに競争しあい、バラバラに攻撃したため、任務は失敗に終わってしまう。はたして強敵ギルギルガンを倒せるのか!?

声優・キャラクター
野田圭一、中谷ゆみ、柴田秀勝、大竹宏、沢田和子、神谷明、キートン山田、西尾徳、富田耕生、吉田理保子

63.5 10 1975年度アニメランキング10位
一休さん(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (58)
295人が棚に入れました
暖かいお母さんの懐が恋しくても、日々立派なお坊さんへの修行に励む一休さん
足利将軍が南北朝の争いを平定した頃、天皇の御子・千菊丸は、母・伊予の局の父が将軍家に敵対した為に、将軍の命により安国寺に預けられ、一休と名のる事になった。やがて一休は、安国寺の和尚や監視役の蜷川新右衛門ら、周囲の人々に暖かく見守られ、明るく元気に成長。いじわるな商人・桔梗屋とその娘・弥生や、足利義満将軍から次々と出される難題を、得意のトンチで鮮やかに解決していく。だが、母親と会う事はままならず、心はいつも寂しさでいっぱいだった。

声優・キャラクター
藤田淑子、桂玲子、宮内幸平、増山江威子、野田圭一、キートン山田、吉田理保子

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ドリフがパロった作品 B+

「端ではなく真ん中を渡れば良い」
「毒を食らって死のうとしたのですが幾ら食べても死ねません」
「どうか屏風の虎を追い出して下さい」

誰もが一度くらいは聞いたことがあるであろうとんち話が沢山出てきます。
さすがに殆ど忘れてしまっていますが、見ていた時にはなるほどと思わせるものも多かったと記憶しています。

とんちの相手となるのは大抵、将軍様(足利義満)か桔梗屋でしたが、将軍様は大器の片鱗を見せてくれたのに対して、桔梗屋はどう見ても強欲な割には小心者のオヤジさんにしか見えませんでした。
後年、山梨名物の信玄餅の販売元「桔梗屋」を知ったとき、真っ先にこの作品の桔梗屋を思い出してしまいました^^

「一休さ~ん!一大事でござる!」
新右衛門さんがそういって駆けつけるところから話が始まるというのが定番でした。
ちなみに、格闘家の武蔵の先祖が、新右衛門さんのモデルとなった人物なんだそうです。

ところで、冒頭に挙げたとんちのうち、最後のものはドリフ大爆笑でネタとして使われました。

将軍様(伊東四郎)「そなたはいくつじゃ?」
一休(いかりや長介)「数えで十になりました。」
将軍様「こいつめ、四十もさばを読みおって!」
 (中略)
将軍様「この屏風の中の虎を縄で縛ってみよ。」
一休「では、虎を追い出して下さい。」
将軍様「よし分かった。虎を追い出してやれ!」
・・・そして、本物の虎が出て来る。

一休さんが、知恵を絞っているシーン(両手の人差し指で側頭部に2回ほど円を描き眼を閉じて考え、木魚の音が流れる)は、侵略!イカ娘でも使われました。
他にも使っているアニメがありそうですね。

296話もあるので、最後の方は気力が続かずに見てなかったように思います。
なので、「途中で断念」です。
一話完結ものなので、主要な登場人物さえ押さえていれば、ばらばらに見ても大丈夫です。
今見てもそこそこ楽しめそうな気がします。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 1

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マジな部分が印象に残ってます

昔は今の1、2クールで終わるアニメとは違い、アニメ作品は短くて半年、一年が基本。アニメによっては何年も続いてました。

一休さんも何年も続いたアニメの一つです。
内容は基本的には微笑ましい子供向け頓智話しなのですが、初期の頃は結構、ハードな歴史劇の側面があり、
時代の重々しさから暗い終わり方をする話しもありました。
将軍足利義満は南朝派のご落胤の一休さんの命を狙い、その家臣の蜷川新左エ門は剣の達人で傲慢な性格でした。

師僧の外観和尚も優しいばかりではなく、時には一休や小坊主たちに厳しい制裁を与える場面もあり、
必ずしもほのぼのとした作品ではなかったのが印象に残ってます。

なお、ラストシーンも時々、今でも「懐かしのアニメベスト100」などで放送されてますが、
一休さんがお経が流れる中、仏の道を歩んでいく印象的な終わり方をしています。

追加 私は実は結構、歴史マニアなので、
この一休さんの初期の歴史劇を興味深く見てました。
ちょうど、足利三代将軍、義満による南北朝合体や明との勘合貿易が行われた時代で、明の使者がやってくる話しなどもありました。
仏教国のタイはともかく、中国でこの作品が人気なのもその辺が理由かもしれません。
この時代は日本と中国が非常に関係が良好な時代でした。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 11

keylove さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一応、レビューを書いておきます。なかなか観たのを全部書いていけないので

今さら観る人もいないかと思いますけど、これはこれでその時代には良かったアニメなんですね。
といってもそれほどの高評価ではありませんけど。

今のアニメが良く出来すぎているんですよね、下手なドラマやバラエティーを観るならアニメを観る時間に使っています。
それぐらい内容は濃いし、満足感が半端ないから。

この作品もありきたりではありますけど、欠かさず観ていたと言っても過言ではありません。
今の作品みたいに萌えだとか戦闘だとかそういうのは皆無なんですけど、その日常が面白かった。
いわゆる日常アニメの前身だったのではないでしょうか。

音楽は今でも覚えていますね。
この時代の当たり前の音楽でしたけど、心に染みるような感じがしました。

これを今の技術と世界観でやったらそれなりに面白いアニメになると思いますけどね。
ヒロインとか将軍様とかをやたら萌えにしたりイケメンにしたりで(笑)

思い出したので一応、レビューを書いておきます。

このサイトってどんだけアニメあるの?(笑)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 6

63.5 10 1975年度アニメランキング10位
鋼鉄ジーグ(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (16)
89人が棚に入れました
ダイナミック企画と東映動画(東映アニメーション)の連携による巨大メカロボアニメの人気作。磁石を応用した玩具も大ヒット商品になった。謎の異次元科学で古代日本を支配していた邪魔大王国が現代に復活した。恐怖の女王ヒミカの怪物ロボ・ハニワ幻人が街を破壊する。科学者の父・司馬遷次郎をヒミカ一派に殺された青年・宙(ひろし)は、巨大サイボーグ戦士・鋼鉄ジーグとなって人類を防衛する。だがさらに強大な悪魔の予兆が…。

声優・キャラクター
古谷徹、吉田理保子、村瀬正彦、高橋和枝

だんちょー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

初代ガンダム好きに送るレビュー(ほとんど本編の事書いてません)

1975年~1976年放映作品。

全46話。ちなみに途中断念の棚にありますが、飛ばしながら要所要所見ただけです。

私がこの作品を知ったのはゲームのスーパーロボット大戦に登場してたからであって、リアルタイムでは生まれてさえいません。

ストーリーとしてはハニワ幻人なる軍団に襲撃される事を察知していた考古学者が息子を勝手にサイボーグに改造し戦わせるムチャクチャな展開w

さて、なぜ今更この作品のレビューを書こうかと思ったのかと言うと、この作品の主人公の声優さんが『古谷徹さん』だからです。初代ガンダムのアムロ役で有名ですね。

アムロの声でかなり無茶苦茶なセリフ『死ねぇ!』とか言うので笑ってましたwww

そこで一つこの作品とガンダムのMAD動画を紹介したい。

ニコニコ動画を見れる観賞があるなら見れるはず。

ちなみに最低限『ガンダム逆襲のシャア』くらいは知らないとわからない動画になってるので・・・あと夏アニメの『アイマス』の予習としても使えるかも?

動画の中で鋼鉄ジーグの技を叫ぶシーンがあるので先に紹介して、これを踏まえた上で見ていただきたい。

・ナックルボンバー:手を飛ばす
・ダイナマイトキック:飛び蹴り
・ジーグブリーカー:抱きつき

ではこちらをどうぞ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5043333

投稿 : 2023/04/01
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

亜流と呼ぶには強烈すぎる

永井豪先生は私にとって
ロボットアニメの開祖であり
その象徴がマジンガーZから始まる
マジンガーシリーズなのですが、、、
この鋼鉄ジーグは亜流と呼ぶにはあまりにも
インパクトが強く、また売れましたね。
(玩具としてはマグネットシリーズの魁ですね)

なんせ、サイボーグ化した主人公が
そのまま巨大ロボットの頭のパーツになります。
子供心に「敵は鋼鉄ジーグの頭だけを狙えば」、、
と思ったものです。

後、途中から敵のボスが
竜魔帝王(竜を身体に巻きつけていました)に
代わるのですが、やはりそれよりは
ヒミカのハニワ幻人達が好きでした。
後、悪の三幹部は顔の半分は化石のままの者とかいました。
とにかく全ての発想がユニークでした。
(ついでにオープニングも、、、)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 2

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悪を限りの ヒミカの一族 全滅だ!

・・・・一応、日本の先住民族みたいだし、全滅はまずいだろ?(゜-゜)
 
主人公の宙(ひろし)が両手の拳を胸の前で合わせると、巨大ロボットの頭部に変身(?)します(゜-゜)
ビッグシューターと呼ばれる母艦(?)から、胴体や手足が発射され、磁石の力で巨大ロボット
「鋼鉄ジーグ」が完成します(゜∀゜)
 
ナックルボンバー、かっこいいなぁ(゜∀゜)ロケットパンチなんですが、両の拳を組んで発射します
両手だから威力ありそう(゜Д゜)

宙が変形途中に攻撃されるってことがありましたね(゜-゜)
そういうタブーを犯すことに楽しみを見出す永井豪作品はイイですね(´∀`)

 

投稿 : 2023/04/01
♥ : 9

62.6 12 1975年度アニメランキング12位
タイムボカン(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (32)
194人が棚に入れました
木江田博士はカブトムシ型タイムマシン「タイムボカン」の試運転に出かけたが、行方不明となってしまう。帰ってきたのはオウムのペラ助と世界最高級の宝石「ダイナモンド」だった。木江田博士の孫娘・淳子と博士の助手の丹平はコンビを組み、どこかの時代に消えてしまった博士をタイムトラベルしながら探すが、ダイナモンドを狙う悪玉トリオがその道中で邪魔をする。その後、木江田博士は現代に帰還し丹平たちと再会する(第27話)。それ以降は、悪玉トリオのダイナモンド入手の阻止や、ペラ助の故郷探しなどの旅をする。

声優・キャラクター
太田淑子、岡本茉利、滝口順平、桂玲子、槐柳二、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、富山敬

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪玉トリオ伝説の始まりだペッチャ B+

タイムボカンシリーズ最初の作品。

悪玉トリオ
 マージョ(美人ボス)
 グロッキー(メカ担当)
 ワルサー(怪力)
の方が主役よりメジャーになるという逆転現象を起こした作品。

この3人組は、シリーズ全てにおいて名前を変えて登場してきており、いつも主役を喰う活躍を見せてくれますww

今考えると良く飽きなかったなーと思うくらい、殆どが悪玉メカの爆発オチでした。

ところで、タイムボカン(タイムメカブトン)は巨大電池で動いているんですよ。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 1

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイムボカンシリーズはここからです!

メカブトン、クワガッタン、ドタバッタンという3つの形態のタイムマシンがありました。

マージョは覆面をかぶっていません。

私はこの最初のタイムボカンが一番好きです。
実際あとに続くヤッターマン以降はあまり観なかったです。

最初のタイムボカンはもちろんコミカルだけどちゃんと話があって
ヤッターマンから続くいい意味での悪乗りがなくて好きでした
悪乗りも長く続くと飽きちゃいますよね

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2023/04/01
♥ : 4

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とにかく ひとまず なにより すなわち

後に「タイムボカンシリーズ」として十数年続く、記念すべき一作目(゜∀゜)
 
タツノコプロのそれまでのシリアスなアクション物から一転、コミカルアクション
として、始まったシリーズ(゜∀゜)

男女ペアの主人公と、悪者の女ボスと、科学者、力持ちの凸凹コンビというキャラ構成は
このときから基本の形を崩さず、我々を楽しませてくれました(゜∀゜)
 

投稿 : 2023/04/01
♥ : 10

61.7 13 1975年度アニメランキング13位
UFOロボ グレンダイザー(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (24)
95人が棚に入れました
「マジンガーZ」より続く永井豪原作のロボットアニメ第三弾。前二作同様に人気ヒーロー兜甲児が出演し、副主人公として活躍する。ベガ星連合軍の侵略を受け滅んだ母星から、地球へと逃れてきた王子デュークフリード。牧場で働く宇門大介という青年として平穏に暮らしてきた彼だが、やがてこの第二の故郷までもが仇敵に狙われていると知り、ついに愛機グレンダイザーを駆って戦う決意を固めた。

声優・キャラクター
富山敬、石丸博也、富田耕生、八奈見乗児、沢田和子、川島千代子、緒方賢一

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

UFOロボ グレンダイザーの海外の反応

【UFOロボ グレンダイザー】は日本でも大ヒットしましたが、それは子供の間だけで、社会現象になるほどではなかったと思います。
しかし海外では、社会に影響を及ぼすほど大ヒットした国もありました。
特にマジンガーZシリーズの三作目なのに、前二作を放映する前にいきなりグレンダイザーを放映した国では、マジンガーZよりもグレンダイザーの人気と知名度の方が突出しています。
ヨーロッパでは元々、アニメーションというのは子供の見るものか、芸術志向の実験アニメーションのようなものしかありませんでした。
それが等身大の人間が、苦悩し、傷つけば死ぬという、大人の視聴にも耐えうるドラマ性を持つ初めてのアニメーションに出会い、衝撃を受けたそうです。

グレンダイザーが他国に与えた影響について、フランス語のウィキペディアと、イタリア語のウィキペディアから翻訳してみました。
あと私が注記的に付け加えたものは、【】で囲むようにしました。
どうでもいいんですが、『あにこれ』では英文は投稿できますが、フランス語とかイタリア語のアルファベットだとエラーが出て投稿できません。
なので原文はリンク先で見てください。
アルファベット中の特殊な文字がだめなのかな・・・


『フランス語のウィキペディアの翻訳』
http://fr.wikipedia.org/wiki/Goldorak

世間の評判と重要性
日本で放送された時、このTVシリーズはいくつかの成功を収めた(グレートマジンガーを引き継いだゴルドハッキ【Goldorak=グレンダイザー。フランス語はr音がh音にシフトする言語。】の評判は、前作と同じくらい良いか、僅かに優れていた)。
それはマジンガーZ(1972年、永井豪によって作られた内側から操作する最初のロボット)やゲッターロボと比較して、確かに成功した。
日本人は彼らのヒーローであるアルコー(マジンガーZの主人公。【Alcor=兜甲児】)を好きではなく、アクタフ(グレンダイザーの主役。【Actarus=デュークフリード】)の任期には主役から降格された(二人のヒーローの性急さと穏やかさがコントラストされる)が、これは永井豪の意志だった。
確かに彼は、初めは人気作であるマジンガーシリーズの三作目として、それを望んではいなかった。
しかし東映の固執で、彼は最終的にアルコー(彼のオリジナルネームは兜甲児)をそのような役割でゴルドハッキに出すことに合意した
グレンダイザーは輸出され、空前の成功を手に入れる。
イタリア、ケベック、アラブの国々、そしてフランスでアニメ世代のアイコンとなった。
そのフランスでの最初の放送は直ちに成功した。
"グレンダイザーだけの五年間【À cinq ans, seul avec Goldorak】"の中でリリアン・ルフサ【Liliane Lurçat】.が書いているところによると、いくらかのお金のため、映画館で上映するために、エピソードを再編集して作られた短いゴルドハッキのシリーズ(ほとんどが拡散)は、論争を含めてどこにでもあったという。
それでもゴルドハッキは良く保持され、最高品質のフランス語吹き替えのおかげで、当然の成功を得た。
これはまた、これまでの疑わしい番組と比較して、視聴率が確実に100%に達していたとみなされるフランスでの唯一の番組である。
1974年に先行して与えられた日本のアニメ、Prince Saphir【リボンの騎士】やRoi Léo【ジャングル大帝】に比べても、ゴルドハッキ【フランスでの放映は1978年】は非常に人気があった。
フランスとアメリカのアニメーションは、若者向けのものがたくさんある日本のアニメに比べ、はるかに安っぽかった。



『イタリア語のウィキペディアの翻訳』
http://it.wikipedia.org/wiki/UFO_Robot_Goldrake

UFO Robot Goldrake【ウーエフオー ロボット ゴルドラック=UFOロボグレンダイザー】

このシリーズはフランスやアラブ世界、とりわけエジプトとサウジアラビアで成功した。
それは今日でもなおそうである。
なぜなら、その放送後何十年も、数多くのファンによって記憶されたからだ。
特にヨーロッパで。

イタリア語版
このシリーズの最初のイタリアでの放送は、Rete 2 (現在の Rai 2)局で、1978年4月4日火曜日、夕方18:45からだった。
その時のタイトルは、 "Buonasera con... Superman - Atlas Ufo Robot"【スーパーマン-アトラスUFOロボと共に今晩は】だった。
TVで放送された最初のエピソードは、イタリア公営放送RAIのアナウンサー、マリア・ジョバンナ・エルミの簡単なプレゼンテーションと共に始まった。
それは日本とSFの一連の特徴を説明し、この外国の«特別なアニメーション»:の成功を語った。
それは日本製ロボットアニメシリーズとして、イタリアでの最初の放送だった。
Raiの提供する番組は、3つのブロックに分かれていた。
それは1978年4月4日~5月6日(24話)、1978年12月12日~1979年1月12日(25話)、1979年12月11日~1980年1月6日(22話)だった。
しかし彼らが吹き替えのTV放送で見せてくれたのは、全74話の内71話だけだった。
実際には全話を購入していたにもかかわらずである。
除外されたのは15話、59話、71話だった。
なぜならイタリアでは、マジンガーZ【Mazinga Z=マジンガ・ゼータ】、グレートマジンガー【Grande Mazinga=グランデ・マジンガ】と続く三部作の三作目であるにもかかわらず、前二作よりも最初に放送されたからだった。
イタリア語版では、その三作の連続性は完全に失われた。
さらにオリジナルの名前が変更されたため、例えばマジンガーZ、グレートマジンガーでの兜甲児はリョー【Ryo】と呼ばれ、ゴルドラック(グレンダイザー)ではアルコーと呼ばれたため、兜甲児のユニークなキャラクターを理解することを防ぐ結果になったが、実際にはイタリアの視聴者はおそらく、この3つのシリーズに何らかの関連があることに気づいていた。
少なくともゴルドラックの中で、ゲストスターのボスロボット【日本ではボスボロット】のエピソードが放映されたときに。
ボスは実際、両方のマジンガーZに登場し、ドクターヘルに対する兜甲児や、剣鉄也の横で失敗ばかりしている役割は変わらない。


ゴルドラックマニア【グレンダイザーマニア】

実際、ゴルドラックのマニアは国中を席巻した。
アトラスUFOロボ【グレンダイザー】の成功により、日本製アニメの成功のおかげで作られた状況は、アニメーションの最大の買い手となったRAI【グレンダイザーを放送した局】の画面にゴルドラックが現れると、彼らは集団精神錯乱のようになり、視聴率は星のように上昇した。
ゴルドラックのイメージは何百もの製品になった。
コミック、本、ミュージック、カーニバルの仮面、洗える刺青、ブーツのモデル等がイタリアのストアーに満ちた。
しかしながら、子供たちと少年たちはエキサイトしたが、公共的(大人)な、革新に敵対的でない多くの親は、彼ら自身が当惑するのを見た。
作品への失望にもかかわらず、彼らが一部の議員からの支持を見つけたとしてもである。
RAI(グレンダイザーを放送したTV局)の監視委員会(Commissione di Vigilanza RAI,)のメンバー、下院議員のコルビジアリ・シルベルリオ【Corvisieri Silverio】。
これは "ゴルドラックの布教(Un ministero per Goldrake)"と題されて、"ラ レプブリカ"【La Repubblica】誌に掲載された、極めて重要な介入の記事である。
1979年1月7日、シリーズは中断、しかし人気は成長を続けた。

日本製アニメは実は手書きではなかった、という偽のニュース(もちろんゴルドラックを含む)が、特にマスコミを通してゴルドラックのマニアの間に広がった。
コンピュータによるデータに基づき、白衣を着た技術者によってオートマチックに実現されるというものだった。
このクレームは90年代に起きた。
これに対し1990年5月、ルウカ・ラファエッリ【Luca Raffaelli=漫画アニメ関係のジャーナリスト】が東映アニメーションに関するファンジンにおいて調査結果を発表した。
その中で東映の責任者梅田さんは、インタビューで次のように語った。
"コンピュータですか? ここにはありませんよ。イタリアでは日本のアニメがコンピュータで作られているという神話を循環させることは知っていますが、ここには一つもありませんよ。"

またフェデリーコ・コルピ【Federico Colpi】の編集した第8号(1991年11月)でも、インタビュアーが指摘している。
東映の広報担当者は長い笑いの後でこう語った。
"すみません、しかし私たちの研究でそういうものを見たことがあるでしょうか?
それは掃除機のような単純なものではなく、とても高度なテクノロジーですので・・・
ゴルドラックは1975年です!
当時にはワープロもありませんでした。 "

と指摘している。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 0

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

更にあのレディガンダルの発想は、、、

御存知マジンガーシリーズの第3作ですね。
マジンガーZの主人公の兜 甲児が当て馬に追いやられた
だけでなく、主人公の妹にまでこけにされていたのが不憫だった。

ただ、当時斬新なアイディアが幾つも盛り込まれていた。
主人公は地球人ではなく、宇宙人で
ロボットが自然に速く飛べるようUFOの形態をした
サポート飛行艇などが用意されていたこと。
そして武器が鎌なのは結構衝撃的だった。
ただ、主人公の私服がカウボーイをイメージしていたのは何故か?
しかもテンガンロンハットのみならず、無用なひだの付いた
ジャケットを着用していた。
更にあのレディガンダルの発想は、、、

投稿 : 2023/04/01
♥ : 3

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

マジンガーシリーズの第三弾になった

グレートマジンガーが不振だったため、当初の予定を変更して、シリーズ三作目にねじ込まれた作品
ロボット自体もマジンガーのデザインと重なるところがあるが、異星のメカで主人公も異星人という設定。 当時のロボットアニメで主人公が最初から日本人で無い設定は本作が初めてだと思う。
外国では社会現象を起こすほどの人気となったらしいが、兜浩二を三枚目に落とした設定が気に入らなかった。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 2

61.3 14 1975年度アニメランキング14位
みつばちマーヤの冒険(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (16)
91人が棚に入れました
とある古城の下にみつばちの巣(お城)があった。そこで生まれ育ったマーヤはやがて、外の世界に出てみたいと思いが生まれてきたのだった。彼女は、毎日毎日同じ事の繰り返しのお城での生活が、馴染めないのだった。ある日マーヤは、隙をついて逃げ出し親友のウイリーと一緒に外の世界で生活していくことに。バッタのフィリップとの出会い、自然の中で繰り広げられる騒動などいろいろな事を通してマーヤとウイリーは、一歩ずつ成長してゆく…。

声優・キャラクター
野村道子、野沢雅子、永井一郎、麻生美代子、川路夏子、坪井章子、たてかべ和也、キートン山田
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

陽のマーヤ、陰のハッチw

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
「みなしごハッチ」のレビューを書いた勢いで、思い、、、出した! ので(笑)

こちらはドイツの児童文学(童話)が原作だけあって、冒険活劇といった色合いが強く、普通に楽しく観られます。

個人的には、ハッチより好きかもw でも、問題提起とか様々考えると、アニメ的にスゴいのは、圧倒的にハッチなんだよな、と(そして、トラウマという意味でも、ハッチの方が記憶に残ってますw)。

以下、ハッチとマーヤの違いです。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ハッチは基本的に、一人で困難に臨みます。冒険に出たのも、生き別れた母親に会うため。ハッチは硬派な?日本男児なんですw

マーヤは色々と手助けしてもらったりして困難を乗り越えることも多いです。そもそも、「ウイリー」という、仲良しの相方が一緒ですしね。旅に出たのも、「みつばち城の生活が退屈だったから」というもの。マーヤは明るいドイツ娘ですw

TV放送的にはハッチの方が早いけど、原作の発表はマーヤの方が圧倒的に先なので、その辺のゴニョゴニョはなんとも言えないですね。

まあ、ハッチとマーヤがどのくらい違うかと言うと、ZガンダムとZZガンダムくらいの作風の違いがあります(笑)
{/netabare}

投稿 : 2023/04/01
♥ : 18

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雨上がりの虹はとても綺麗ですね

主題歌はチータが歌ってたんだよね(゜-゜)
 
おてんばマーヤは退屈なお城暮らしから抜け出して外の世界に冒険に出かけます(゜ω゜)

ドイツの児童文学が原作だったんですね。
あの独特な絵柄も原作の挿絵か何かが元なんでしょうか?(´ω`)

投稿 : 2023/04/01
♥ : 5

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
ドン・チャック物語(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (8)
45人が棚に入れました
30年以上にわたり、東京・後楽園ゆうえんち(東京ドームシティ)のマスコットキャラクターとして親しまれる「ドン・チャック」を主人公にした冒険メルヘンアニメ。ザワザワ森の中心を流れるジャブジャブ川。そこには、ドン・アリストテレスとドン・チャックというビーバーの父子が暮らしていた。家族二人きりの父親は息子の健やかな成長が何よりの楽しみだが、チャックの方は遊び盛り。ビーバーの少女ララやウサギのミミ、小熊のダイゴたち森の仲間と、今日も元気いっぱいに跳ね回る。TVアニメ版もヒットし、1976年には続編シリーズも登場した。なお、もともとの後楽園ゆうえんち版ドン・チャックは微妙に顔が違っていたが、現在はこのアニメ版のキャラクターに合わせたビジュアルがスタンダードになっている。

声優・キャラクター
沢田和子、落合美穂、雷門ケン坊

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
アラビアンナイト シンドバットの冒険(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (7)
44人が棚に入れました
本放送時の75年に発足したばかりの日本アニメーションが制作。“千夜一夜物語”を冒険アニメ化した作品。時代は八~九世紀のバクダッド。少年シンドバットは曲芸を見たくて王宮に無断で忍び込む。結局は捕まったものの、名君として有名なハルンラシッド王はシンドバットを罰する代わりに、外の世界に出て見聞を広めるよう勧めた。旅に出たシンドバットは、魔法で九官鳥になったシェーラ姫、そしてアラジンやアリババと出会う。

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
ロビン・フッド(アニメ映画)

1975年7月1日
★★★★★ 4.5 (4)
39人が棚に入れました
有名なロビン・フッドの物語を擬人化した動物のキャラクターでディズニーがアニメーション化。ロビンとマリアンはキツネ、リトル・ジョンはクマ、敵役プリンス・ジョンはライオンである。十字軍遠征に出かけたリチャード王の留守をいいことに、やりたい放題のプリンス・ジョンの圧政に人々は苦しんでいた。シャーウッドの森のロビンとリトル・ジョンは彼らを救うため義賊となって奪い返した税金をばらまいていた。話、絵ともに平均点の仕上がり。決して「美女と野獣」等のクオリティを期待してはならないが、逆に子供には向いてるとも言える。それなりに楽しい。

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
アンデス少年ペペロの冒険(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (4)
33人が棚に入れました
南米の広大なアンデス山脈を舞台に、生き別れの父親を捜す少年ペペロを主人公に据えた冒険アニメ。伝説の黄金郷エルドラド。その手掛かりを追い求めて行方を絶った父親を捜すため、インディオの少年ペペロは旅を続ける。同道者は、エルドラドを捜す老人チチカカ、記憶喪失の少女ケーナ、そして男の子のアステコ。彼ら4人はエルドラドの案内と言われる黄金のコンドルに導かれながら、いくつもの山を超えていく。和光プロ製作の冒険ロマンで同社の代表作のひとつ。格調高い主題歌の作詞は楳図かず雄が担当。『猫目小僧』『まことちゃん』などで人気の漫画家・楳図かずおその人である。

声優・キャラクター
鈴木弘子、松尾佳子、東美江、上田敏也、三浦理江、池田和歌子

ボーア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

テレレレれ、れれれれれ~

最後のオチを知っているので、
多分、観たのでしょう。
最初から観ようと、気合を入れましたが、
再生する手がどうしても、動きませんw
動け、動け、動いてよ~
・・・古すぎるww
リアルで観たのか、
再放送だったのか、
そんなことどうでも良い。
凄く良かったのです。多分

時は流れ、
私も社会人となり、
理不尽な出張の命令です。
ロスへ三週間。
当時は治安が最悪w
ガクブルですよw
1人孤独で怯えながらの夕食の帰り、
街の片隅で多分、メキシカンだと思うんですが、
テーれれレれれれれれれれー♬というより合体した笛みたいので
ぷーぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ~
「あっペペロの冒険だwwwww」
どれだけ勇気付けられたことかww
4、5人のおっさんが素晴らしい演奏です。
バックは高層ビル群、窓は暖色系のオレンジ色、
泣きそうになりながら、
チップを何度もほん投げてww
何回も演奏させましたwww
あの景色って忘れられないなぁ~

いや~アニメって本当に素晴らしいですね。

投稿 : 2023/04/01
♥ : 2

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
わんぱく大昔クムクム(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (3)
25人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム』で知られる才人アニメーター・安彦良和が企画・原作を手がけた原始時代アニメ。まだ科学文明も開けない原始の時代。高い山脈のふもとの村では、わんぱくな少年クムクムが元気に毎日を過ごしていた。クムクムは女の子チルチルや、男子のアロン、同じくモチモチたちが友だち。さらには優しい性格の恐竜ザウルスも仲間で、今日も自然の中を駆け巡る。安彦良和は登場人物のキャラクターデザインも担当。さらに回によっては作画監督・演出・脚本まで自ら手がけ、後にアニメ監督職や小説家として活躍する幅広い才気の一端を覗かせた。番組全体の監督を務めたりんたろうとは、同じ虫プロ出身の仲間同士である。

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突(アニメ映画)

1975年7月26日
★★★★☆ 3.5 (7)
24人が棚に入れました
永井豪原作のヒーローが競演するマジンガーシリーズ劇場オリジナル作品第4弾。公開時期、すでにTVでは「ゲッターロボG」が始まっており、この作品ではヒーローロボの交替劇が中心に描かれた。突如現れた巨大宇宙船の攻撃に、大破する早乙女研究所。グレートマジンガーは改造中で使えず、リョウ、ハヤト、ムサシのゲッターチームも苦戦を強いられる。宇宙船から出撃した空魔獣はなんとか撃破したが、戦いの中でベアー号とムサシを失ってしまい…。

声優・キャラクター
野田圭一、中谷ゆみ、柴田秀勝、沢田和子、神谷明、キートン山田、西尾徳、八奈見乗児、富田耕生、吉田理保子

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
アルプスの少女ハイジ(アニメ映画)

1975年3月15日
★★★★☆ 4.0 (2)
23人が棚に入れました
ズイヨーが制作した大人気の、世界名作TVアニメ。それをもとにした劇場版作品の第二弾。 少女ハイジは、町で親友となった年上の少女クララ、そしてその家庭教師ロッテンマイヤーを連れてアルプスに帰って来ていた。ハイジの祖父アルムおんじやハイジの友人ペーターもクララを暖かく迎える。そんな中、ハイジはペーターに、足の悪いクララをおぶってもらい、お花畑がある山に連れていきたいと思う。快く応じたペーターだが、長い道程はそれなりに大変だった。だが花畑の美しさにクララは喜び、ハイジとペーターは報われる。無事におんじの山小屋に帰ってくる子供たち。だがそこでクララは、あることに気がついた。 TVシリーズ第45話「山の子供たち」のブローアップ版。「春休み 東宝チャンピオンまつり」の中で、『メカゴジラの逆襲』などの同時上映で公開。

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
少年徳川家康(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (5)
19人が棚に入れました
昭和期を代表する時代小説家の一人・山岡荘八の大河小説『徳川家康』の序盤部分をアニメ化した作品。時は戦国時代の天文11年。三河国松平家に城主・松平広忠の嫡男として生まれた竹千代。彼は6歳の時より、強国・今川家、同じく織田家の人質となる生活を送る。少年らしい日々も過ごせない竹千代だが、そんな彼の心を支えたのは、母・於大の方の深い愛だった。やがて14歳で元服。名を松平元信と変えた竹千代の前に、時代の流れは大きな激動の運命を用意していた。全26巻におよぶ長大な原作の内、家康(元信)が岡崎城に入城する場面までが映像化された。オープニングなどには、歴代の名作・東映時代劇映画から抜粋された実写映像が用いられている。

声優・キャラクター
小宮山清、増山江威子、井上真樹夫、花形恵子、柴田秀勝、内海賢二

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

OP曲だけは歌える(中身は・・・さて?)

一度も見たことはありません。
山岡荘八の小説「徳川家康」を元にした作品なので、結構しっかりした内容なのではないかと思います。

懐かしのアニメソングCDを聞いているうちに、OP曲のメロディーを覚えてしまい、カラオケで歌えるようになりました。
作曲は渡辺岳夫。巨人の星、天才バカボン、キューティーハニー、アルプスの少女ハイジ、機動戦士ガンダム、等々を作曲した重鎮です。
曲間に台詞が入るのですが、そこを情感込めて歌うのがポイントです。
この歌を歌っても、高校以来の友人(2人)しか喜んでくれないのが難点です・・・^^;

レビューがなかったので、こんなのでも、とりあえず書いてみました。
そもそも、これDVD出ているのかしら?

投稿 : 2023/04/01
♥ : 10

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
宇宙円盤大戦争(アニメ映画)

1975年7月26日
★★★★☆ 3.8 (5)
17人が棚に入れました
UFOブームを巨大ロボットアニメに取り入れた意欲作。「これがUFOだ! 空飛ぶ円盤」の好評を受けて、オリジナル劇場作品として制作された。TVアニメ「UFOロボ・グレンダイザー」の前身ともなった作品。宇宙科学研究所の所長、宇門源蔵の息子には秘密があった。彼はヤーバン大王によって故郷フリード星を滅ぼされ、5年前に地球に逃れてきた宇宙人デューク・フリードだったのだ。今は大介と名前を変え、平穏な生活をしていた彼の前に、ヤーバン星の円盤がふたたび姿を現した。

声優・キャラクター
ささきいさお、小原乃梨子、久松保夫、内海賢二

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
はじめ人間ギャートルズ(アニメ映画)

1975年3月15日
★★★★☆ 3.9 (3)
17人が棚に入れました
オリジナルは東京ムービー制作のTVギャグアニメ。ここで紹介するのは1975年の「春休み 東宝チャンピオンまつり」のプログラムの1本として放映されたもの。内容は、TV版『ギャートルズ』第1話のBパート、「マンモギャーの巻」のブローアップ版(TV用のフィルムを劇場映画用に焼き直すこと)で、上映時間は14分。併映は『メカゴジラの逆襲』『サザエさん』『アルプスの少女ハイジ』『新八犬伝』『アグネスからの贈りもの』。この時期の「東宝チャンピオンまつり」は、『ゴジラ』シリーズの新作+実写映画新作+TVアニメのブローアップ版という組み合わせで、アニメは割合に添え物的な扱いとなっていた。

計測不能 15 1975年度アニメランキング15位
これがUFOだ! 空飛ぶ円盤(アニメ映画)

1975年3月21日
★★★★☆ 3.7 (3)
15人が棚に入れました
実際のUFO目撃証言を映像化。UFOを追跡したまま消息を絶ったマンテル大尉、宇宙人に拉致されたヒル夫妻のエピソードなどを、実写も交えてドキュメンタリータッチで描く。わずか16分の小品だが、当時のオカルトブームを受けて人気を呼び、劇場アニメ「宇宙円盤大戦争」が制作される契機となった。アメリカの実業家ケネス・アーノルドは、ある日、人間が作ったものとは思えない、不思議な形と動きをする飛行物体を目撃する。それらは「空飛ぶ円盤」と呼ばれた…。
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