北山アキ さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
主人公は悪くないけど、キュンがない
原作未読
最後まで観て
清々しいくらいセクシャリティの壁が取っ払われている。
そのへんの葛藤無しで誰とでも恋愛できる世界は良い世界だと思います。
それはそれとして、ラブストーリーとしてはキュンが足りな過ぎで、回を重ねるごとにつまらなくなった。
めいみたいなキャラは「めんどくさいなりに可愛い」じゃないと感情移入できないと思うが、「ただめんどくさいだけ」で、自己憐憫強そうなところも好みじゃない。
エピソードも、爺さんまでは良いけど、親父、JC、双子と投入されるキャラが、ゆずとめいの関係を語るうえでミスキャストというか、無理矢理な感じでギスギスするだけで、繊細さが皆無。
ドロドロのサスペンスやりたいにしては中途半端だし。
4話まで観て
こっち系なのね、と1話目の時の期待は軌道修正。
でも、ゆずちんのアップ・ダウンの激しい女の子のリアル感は変わらず良い。
3次元でされると、男には正直意味分かんなくて、好みが分かれるタイプ。
僕は好きサイダ―だから全然観れてしまう。
男に媚びるキャラより面白いし。
それと、OP曲が好き。
というか、これ以前からnano.RIPEが好き。
曲もそうだけど、詞も。
僕は外国語やヴォーカル無しのものを多く聴いてきたからか、日本人の歌であっても演奏を含めた音を聴く感覚で、歌を聴く。
だから、普通あまり詞は聴いていない。頭にも入らない。
でも、きみコの言葉は追ってしまう。
彼女のような直感的で繊細な描写力やキメの強さのある作詞家はそうはいない。
きみコは天才。
1話目観て
今期ぼんやりしたもの多過ぎない?
って中で、メリハリがあってよろしい。
私立学校理事長…
お嬢様…
禁じられた…
有り得ない都合の良い家族…
っていかにもな設定てんこ盛りだけど、
主人公(だけ)は血肉感がしっかり描かれていて好き。
各キャラに「良い子」とか「悪い子」とか「特殊性癖」とかの一面的な役割を割り振って、そのまま走らせる駄作が多い中、ちゃんと一人のキャラの中に陰影を刻み込んでいる点が優れていると思う。
これが生命線なので、ここがぐだってくるようだときつくなるかもね。