ワドルディ隊員 さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態：観終わった
プチ男の娘資料館
この作品は佃煮のりお氏の4コマ漫画を
原作とした4分枠のショートアニメである。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公の有川ひめは、借金の取り立てに怯える高校2年生。
ある日、同校の生徒会役員3人に助けられたものの
なぜか生徒会へと連行されある条件を突きつけられる。
『高校生活を女装して過ごし、生徒会の犬になること』
これを守れば、借金の返済を肩代わりすると。
断ろうと試みたが、金の力に屈し、条件をのむことに。
このアニメにおける大きな特徴は、女装をしている
男の娘がなぜか4人もいるということだ。
しかも男装をしている女子までいる模様。
色んな意味で凄い高校である。
生徒会のメンバーも主人公をいじるのがやたら好きなようで
あの手この手を駆使し困らせようとする。
主人公も人がいいのも相まって、やたら振りまわされている印象。
言い換えれば、そういった光景を楽しめるかどうかに
かかっているのでこういった類のシーンが好きな人なら
ハマりやすいのではないかと思われる。
ただ、12話の生徒会のメンバー3人は流石に外道だと思った。
主人公は、生徒会としての使命を果たしているのにも関わらず
見殺しにする有様。しかも、主人公を助けるのは
風紀委員会の2人なのだ。風紀委員長の言葉がすべてを表している。
あの3人、言い訳だけは立派なようだ。そりゃあ、風紀委員会が
警戒するわけだ。実は、比較的面白いと感じたのが12話だけ
なのでここが特に印象に残っているという落ちなのだが。
良くも悪くも、男の娘が好きな人向けの作品であることに
変わりないため、そういった手のアニメが好きな人には
おすすめする。それ以外の人には非常に退屈だと感じる可能性が
高いため、見る必要はないだろう。ショートアニメで
あることが唯一の救いか。
