「ダーリン・イン・ザ・フランキス(TVアニメ動画)」

総合得点
84.8
感想・評価
1070
棚に入れた
4665
ランキング
264
★★★★☆ 3.7 (1070)
物語
3.5
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.7

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ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作を逃した佳作

ネタバレ感想

2018年冬作品として1月から放送開始され、1話観た感想としては
「これは面白そうだな!」って第一印象。
ストーリーや謎の多い設定、キャラにも惹かれるものがあり、回を重ねるごとに面白くなっていきました。
だけどねぇ・・・
第20話のVIRM(ビルム)の登場という超展開によって「ふぁーーー?」状態
「なんでこうなった!」感が半端なかったです。
終わってみれば僕の中でのピークは、15話の覚醒した赤ストレリチアの快進撃が頂点。
あそこでOP持ってくるのはJB!
しかし、それ以降(16話~19話)は少しずつ下降して行き、第20話で僕の熱はダダ下がりました。
なので、僕の中では冬作品が終わった1クール12話の作品たちの中では、断トツで1位だっただけに、なんか勿体なかったなぁ~ってのが正直な感想です。

『トップをねらえ!』や『グレンラガン』に携わったスタッフが多いだけあって、宇宙へ行く展開(しかも最後二人だけ遠い宇宙へ行く所も)や、最後の金色のストレリチアがガンバスターの「直立腕組み立ち」とかが、やっぱトリガーだなぁって思った。
他にも、皆思っただろうけど、「パパ」と呼ばれる七賢人なんか、まんまエヴァのゼーレだし
エヴァンゲリオンを動かすのに、操縦者とのシンクロ率が重要なとこは、フランクスに乗るペアのシンクロ率と似てるとか
終盤の02の巨大化は、白い綾波の巨大化を連想させるしで、エヴァもいっぱい入ってたよね。
まぁ、これだけいろんな作品が世に出てきた昨今、なんかの作品と被る設定ってのはよくあることだと思うので、別段 そこはそんなに気にしないけど・・・流石にここまで似てると、ま~ワザとで狙ってるとしか思えないw ^^;

しかし叫竜の姫の扱い雑だったなぁ。。。
あんだけ対叫竜戦をしてきておいて、終盤にやっとくぎゅうの叫竜の姫が登場したと思ったら、ビルムの罠によってあっさり退場させるとか・・・ね。
僕としては、ビルムは要らなかったと思う。
最後まで人類対叫竜で話を締めくくって欲しかった。
ビルム登場は、蛇足として劇場版で良かったよ!ってね。
(蛇足w)
もしかしてこの作品、最初ホントは1クール13話くらいで立ち上がったのかな?と。
OPは最後まで中島美嘉さんの「KISS OF DEATH」1曲だったし
ウソかホントか知らんけど、ツイッターかなんかでOPの曲を作ったHYDEさんが言ってたらしいし。(ハッカドール情報)
それがホントなら、2クール(長期)で観れたことは嬉しいけど・・・
超展開がなぁ・・・で、なんだかな~です。

でもまぁ、こんだけ愚痴書いて来たけど、15話までは沢山の謎や伏線に興味惹かれたし、キャラ達にも感情移入できたしで良かったんだよね。

02には、幼少の辛い過去を経て ヒロへの絶対の愛に。
ヒロには、記憶が戻ってからは、もう02しか見えていなかったとことか。
イチゴには、ヒロへの想いは届かなかった失恋の想い。
ゴロウにも、親友のヒロとの関係とイチゴへの想いとの葛藤。
ミツルには、セカンド主人公として観れ、ココロとのパラサイト初の出産にも感動。
いつも本音の会話を交わすゾロメ&ミクも好感度高かった。
何気にミク好きだったな ^^
フトシには、ココロにフラれるも、ミツルとココロの結婚を祝福できた漢気に。
イクノには、同性のイチゴへの叶わぬ想いに切なくさせられた。


最終的に、最後は転生したヒロと02が再開できたEDは良かった。
あそこまで壮絶な戦いになったのに、生きて帰って「おかえりなさい」EDは、流石に最後まで被るのはワザとだとしても どうかと思うので。
まぁ、20話からの超展開にはちょっと萎えたけど、今となっては 終わりよければなんとやらで、なんだかんだで6ヶ月間楽しめた作品でした。
僕的には、ビルムは出さず、対叫竜の話をもっと深く練って上手く〆てくれる話で良かったんじゃないかな?って。
上にも書いたけど、特に叫竜の姫の扱いが粗末で気薄になってたし、もっと掘り下げられたはず。
出て来て早々退場は勿体ない!
9sに関しても同じで、掘り下げが全然少ないし、これまた勿体ない扱いしてた印象しかないんだよねぇ・・・
この2つの件を掘り下げれば、全然ビルム出さなくてもイケるはずなんだけどなぁ。
まぁ、トップやグレンラガン、キルラキルみたいに最後は宇宙へ行くトリガーだからしゃーなしのかな^^;
なので、レビュータイトル通り、僕にとっては「名作を逃した佳作」って評価になりました。

今回、TRIGGERとA-1 Pictures初の共同制作オリジナル作品でしたが、
他にも『アルドノア・ゼロ』では、A-1 PicturesとTROYCAが共同制作されており、『アルドノア・ゼロ』も面白かったし、今後もこういった共同制作でオリジナルが生まれれば、きっと面白いアニメが観れそうなので、もっと増えてもいいですね。


主題歌
OPは、冬 春作品の中では1番好きでした。
勿論CD購入してますよん♡ 
カラオケで熱唱できていい!
EDも、女性キャラたちの曲もよかったです。「トリカゴ」がいいですね!










余談 
ていうか疑問
レイ>「お前の血の色は何色だーーー!」(エヴァじゃないよw南斗水鳥拳のレイね)
02>「青色だったハズ・・・」
正確には「てめえらの血はなに色だーっ!! 」ですがw
いやね、幼少の頃の02って、肌の色は赤く、血って青色してたじゃん!
だけど、ヒロ達と出会った成長した02って、肌の色は普通に人間の肌色で、しかも血の色が赤に変わってて、すぐに気がついて いつかこの伏線(理由)が回収される事を気にして観てたんだけど・・・
結局 最後まで詳しくそんな説明もなかったし、消化不良感が残りました。
まぁ、普通に想像すれば、02は子供の頃いろんな酷い人体実験を受けてるので、その過程で変わったんだろうと予想はつくけど・・・
それにしても、肌の色はまぁ解るとして、血の色ってそうそう変わるものなの?
生き物が血液の色変わるほどの実験して生きていられるのか?って疑問が湧くよね。
それと、叫竜の姫の肌の色は青色だったけど、02って叫竜の姫のクローンなのに肌が赤色なのって・・・
単に昔話の赤鬼青鬼出したかっただけ?ってことはないと思うけど、もしそうなら そりゃ安易じゃね?
こういうとこも、もっと掘り下げて、ビルム登場なしで話まとめてほしかったかなぁと 思いました。
あ、また愚痴になってしまった スマン ><
でも、そんだけ面白かっただけに惜しかったな・・・ってことでヨロ。



どうでもいい突っ込み余談①
ストレリチア真・アパス
巨大化した02?に、ヒロが02に吸収され一つになるとか・・・
それ、ちょうちんアンコウと同じですから!!
実は、よく見るちょうちんアンコウ(頭の先に光る突起物がある)のは全てメスで、オスはメスの1/10くらいしかありません。
広い新海でメスを見つけたオスは、メスと交尾することなく体に噛みついてくっつき、次第に精巣以外を残しメスの体と同化しはじめ、吸収されてその一生を終えます。
例えビルムに勝利して帰還したとしても、身体が融合しちゃったら戻れないじゃん!
そもそも02の肉体は巨大化しちゃってるしなぁ。


どうでもいい突っ込み余談②
白、赤、金色したストレリチアが出てたけど、青色の叫竜の姫も出てたし、あとは緑色とハニカム柄もしくはレインボーカラーが出てればもちがいなくパチに・・・
あ、レインボーとハニカム柄の代わりにアパス、真・アパスで代用すれば完璧パチに使えるじゃん!
エヴァのBisty(ビスティ)が出しそうだなぁ ^^

投稿 : 2018/07/12
閲覧 : 235
サンキュー:

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